どうも!KENT(@kentworld2 )です!
「ゼルダの伝説」のリンクには意外な歴史があります。
なんと!「ソウルキャリバーII」という本格的な格闘ゲームにゲスト参戦を果たしたんです!
同作は2003年3月にPS2/Xbox/GCで発売され、機種ごとに異なるゲストキャラクターが参戦しました。
リンクはその枠で参戦することになり、ゲームキューブ版オリジナルのコンテンツとしてアピールされます。
ゼルダファンであるぼくはそんな戦略にまんまとハマってしまい、シリーズデビューを果たしました。
今回はそんな「ソウルキャリバーII」のレビューをしていきます。
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- 武器を使って戦える3D格闘ゲーム。
- 単発の技を繋げて戦うのがメイン。
- GC版は「ゼルダの伝説」のリンクがゲスト参戦している。
初リリース日 | 2003年3月27日 |
対応ハード | PS2/Xbox/GC/PS3 |
ジャンル | 対戦アクション |
推定クリア時間 | 15~20時間 |
売上 | 初週14.5万本 |
発売元 | ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント) |
目次
良いところ
「ゼルダの伝説」のリンクが使える!

冒頭でも触れたように、本作のゲームキューブ版には「ゼルダの伝説」のリンクが登場します。
ファンとして嬉しかったのが、「ゼルダの伝説」ネタを「ソウルキャリバー」にしっかり落とし込んでいることです。
例えば格闘パートでは以下のような技が使えます。
- 爆弾
- ブーメラン
- 弓矢
- 宙返り
- 回転斬り
- 上突き
- 下突き
どうでしょう?ゼルダ本編に出てきた技が満載ですよね?
「爆弾」「ブーメラン」「弓矢」はアイテムとして登場しましたし、「宙返り」「回転斬り」は「時のオカリナ」などに。
上突きや下突きは「リンクの冒険」をオマージュしているので、「ソウルキャリバーのスタッフわかっているなぁ」と口に出してしまいましたw
まあリンクは「大乱闘スマッシュブラザーズ」という似たようなジャンルの作品にも参戦していたので、被っているところはあるんですけどね。
それでもリアル調の格闘ゲームに落とし込むのは並大抵のことではないでしょうから、インパクトは相当なものでした。
ゼルダファンには嬉しい付加価値

「ゼルダの伝説」のリンクが参戦することに付随して、以下のような要素も存在します。
- 専用のBGM
- キャラクター紹介
- 11種類の武器
- アイテム図鑑
- 専用のエンディング
これらの要素は全キャラクター共通ですが、リンクの枠も用意してくれたのは嬉しかったです!
キャラクター紹介やアイテム図鑑はテキストがズラーッと表示されるので、熟読してしまいましたw
ちなみに「ソウルキャリバーII」はPS2/Xbox/GCの3機種で発売されましたが、リンクが登場するのはGC(ゲームキューブ)版のみになります。
PS2版では「鉄拳」シリーズの平八が。Xbox版ではアメリカンコミックのスポーンがリンクの代わりにゲスト参戦します。
さらに全機種共通で「スポーン」の原作者がデザインしたオリジナルキャラクターのネクリッドもゲスト参戦を果たしているので、本作はコラボ尽くしのタイトルだったりするんですね。
今でこそ格闘ゲームのゲストキャラって珍しくなくなりましたけど、本作が発売された当時は滅多になかったので、垣根を超えたコラボレーションに驚かされました。
誰でも爽快に遊べるシステム

肝心の格闘ゲームとしてはどうなのでしょうか?
恐る恐る触ってみたところ・・・
意外と簡単じゃないですか!?
ぼくがそう感じた大きな要因が、ボタンを連続して押すだけで技がどんどん決まるからです。
本作をプレイするまで格闘ゲームは難しいコマンド技を繰り出すものだと思っていたので驚きました!
凄いと思ったのが、母や祖母も楽しめたことです。
祖母の家へ行った時、母と祖母に無理やり触らせたんですが、2人ともそれらしく戦っていたんですよ!
しかも画面上のキャラクターが生き生きと動いていたことを楽しんでいたので、「ソウルキャリバーII」スゲェって思いました。
このような楽しさは簡単操作×3Dグラフィックの掛け算が成立したからこそ生み出せたものだと思います。
武器を使って戦う楽しさ

ソウルキャリバーの大きな特徴。それは、武器を使って戦うことです。
本作の場合、プレイアブルキャラクターは全20体ですが、それぞれに11種類もの武器が用意されています。
例えばリンクの場合、以下の武器が使えます。
- フェザーソード
- アモスシリーズ
- メガトンハンマー
- バイラの杖
- ミラーシールド
- マジカルソード
- 特製片手用ダイゴロン刀
- ソウルエッジ(完全体)
- 大妖精の剣
- ???
大半が原作に登場するアイテムなので、思わずニヤリとしてしまいましたw
最後の武器は「???」にしましたが、これはネタ武器です!w
「ゼルダの伝説」シリーズファンであれば絶対に反応する武器なので、気になる方は実際にゲットして使ってみましょう!
話がゼルダネタに逸れてしまいましたが、11種類の武器はそれぞれ能力値が異なるので、使い分ける楽しさがあります。
格闘ゲームにカスタマイズの要素を持ってくる作品はあまりなかったので、当時としては新鮮に楽しめました。
グラフィックが綺麗

なんだこのグラフィックは!?
本作の映像を見た時、あまりにも高いクオリティに驚きました。
各キャラクターの等身は非常に高く、顔立ちもリアル。髪の毛も細かく描かれており、風によってなびきます。
背景も作り込まれていますし、PS2/Xbox/GCソフトでこの水準を実現するとは凄いです!
個人的に本作のグラフィックはPS2/GC/Xbox世代の作品ではトップクラスに感じています。
1人用モードが充実

「格闘ゲームって1人では楽しめないんだよねぇ」
そんなイメージをもっている方もいると思いますが、本作の場合はそんなことありません!1人でも十分過ぎるほどのコンテンツが用意されています!
以下、収録されているモードです。
- 次々と敵を倒して行く「アーケードモード」
- どれだけ早くクリアできるのかを競う「タイムアタックモード」
- 限られた体力でどこまで勝ち進められるのかを競う「サバイバルモード」
- 複数のキャラクターでチームを編成して勝ち抜き戦を行う「チームバトル」
- 技コマンドなどを自由に行える「プラクティスモード」
- 様々なミッションをクリアしていく「ウェポンマスターモード」
どうでしょう?かなり多いですよね?
特筆したいのが、「ウェポンマスターモード」です。
このモードではFC「スーパーマリオブラザーズ3」のようなワールドマップを移動しながらミッションに挑戦していきます。
バリエーションも豊富で、以下のようなミッションが用意されています。
- 敵が空中に浮かんでいる最中のみ攻撃できる
- 体力が少ない状態で勝ち抜いて行く
- 制限時間以内に特定の回数攻撃を加える
さらに驚いたのが、お金の概念や裏ミッションといった要素も存在することです。ここまで来るとRPGみたいですよねw
アンロック要素が充実

本作はやり込むことで色んな要素が解禁されます。
以下は解禁されるアンロック要素です。
- 各キャラクターのプロフィール
- イメージイラスト
- ムービー
- アイテム図鑑
- 追加キャラ
- 追加ステージ
- 追加コスチューム
用意されているアンロック要素は全85種類!
すべてを解禁するにはかなりの時間がかかるので、やり込みのモチベーションになりました。
格闘ゲームってどうしても1人だと物足りないところがありますけど、本作は1人用モードやアンロック要素の充実によって大作RPG並みに長く遊べます。
惜しいところ
初心者と中級者との差を感じにくい

「あれ・・・?負けたぞ!?」
ぼくが中級者と言える水準に達していた頃、レバガチャで強引に押し進めてきた初心者に負けましたw
ぼくが下手なのもあると思いますが、強力な技が少ないのも大きいと思います。
本作には沢山の技が用意されていますが、それぞれの差が小さいため、覚えたとしても”強くなる”というよりは”カッコ良く戦える”という表現が適切に感じるんですよね。
上級者にならない限りは初心者との差を感じにくいので、上達することでの達成感を味わいにくく感じました。
もっと体力を増やしてほしい

初心者と中級者との差を感じにくい理由の1つに体力の最大値が低いことも挙げられます。
本作はコンボを繋げていくタイプの格闘ゲームでありながらも1ラウンドごとの体力はあまり高くありません。
せいぜい10回ほど攻撃を当てたらリングアウトできるので、やや大味に感じました。
一応、オプションで体力の最大値を少しだけ変えられますが、もう少し高く設定できるようにしてほしかった。
ソウルキャリバーIIのレビューまとめ

「ゼルダの伝説」のリンク目当てで購入しましたが、予想以上に楽しめました!
本格的な格闘ゲームを購入したのは「ストリートファイターII」以来ですが、こんなにも進化していたとは!?
10年以上経っているとは言えグラフィックのクオリティ、技数、モード数。何から何まで桁違いです。
家庭用向けの追加要素も盛り沢山で、さすがワールドワイドで展開しているシリーズだけのことはあります。
任天堂&ゼルダファンの入門用としておすすめしたい3D武器格闘ゲーム!
こんな人には特におススメ。
・爽快感を求める人。
・格闘ゲームが苦手な人。
・ゼルダの伝説ファン。
こんな人にはおススメできない。
・上達して強くなる快感を味わいたい人。
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パッケージにリンクが写ってるのでゼル伝系列かと思って当時買いそうになった私が通りますよ笑
私は基本的に食わず嫌いせずどんなジャンルのゲームにも手を出すんですが、2D格ゲーだけはどうしても苦手なんですよね(^_^;)
今までストリートファイターや鉄拳、ブレイブルー、ギルティギア、リボーンバトルアリーナあたりをやったのですが、やはりどうも…
理由はありきたりですがあの独特の動きの遅さやコマンド入力の難しさや覚えにくさです(・・;)
って考えてみると、とっつきやすく初心者から上級者まで楽しめるスマブラってやはり偉大なゲームですね。
>伯爵さん
格闘ゲームは苦手だったんですか!?意外です。
ソウルキャリバーはテイルズシリーズの
戦闘に近い感覚でプレイ出来るんですけどねー。
流石に格闘ゲームなので、
テイルズに比べたらちょっとモッサリしているんですが。
格闘ゲーム初心者は、ソウルキャリバーやデッドオアアライブが良いと思います。
リンクが使えてゼルダの名曲がある。
これだけでもお腹一杯なのに、シリーズの中でも二番目にボリュームがありまして、
格闘ゲームとしての面白さもさすがと思いました。
当時としてはソウルキャリバー2のグラフィックはかなり綺麗でしたね。
そういえば、メインにリンクとネクリッドしか使って無かったなぁ(笑)
確かリンクの爆弾で浮かしたあとに弓で追加攻撃して落ちてきたところにある程度の攻撃のコンボが好きでしたね。
当時からリンクとスポーン(スポーンにも遠距離攻撃があるので)で対戦したかったので、WiiUにも配信して欲しかったなぁと思いました。
ちなみにファミ通でモードで機種別のゲストキャラクターで「どれだけ倒せて進めるか」を募集してまして、投稿しようとしたら締め切っていた、と言う事がありました(笑)
結構いきましたが、一位の人は100人(リンクで)以上倒してみしたので、投稿しても無理でしたね(汗)
>二本のしっぽきゅうだんさん
当時からボリューム感はアピールされていましたが、
予想通りしっかりとありましたね。
最近はオンライン重視でオフライン要素に
あまり力を入れない格闘ゲームが増えて来ただけに、
今思うとこのゲームは素晴らしかったんだなぁと思いました。
ゲストキャラをメインに使っていたんですかw
そうなると続編では使えなくなって寂しいですね・・・。
100人抜きとは凄い。
普通は10人でも大変ですからねw
GCの頃はまだメーカー間コラボとか珍しくて、リンク参戦にはかなり驚きましたね
ソウルシリーズは初代がPS、次がDC、3作目はGC他多数と毎回バラバラで統一性がなく、どれを買えば良いのやら悩みます
そんな訳でキャリバー3、4とスルーしましたが、次辺りまたSwitchでゼルダコラボしてくれないかとひそかに期待しています
そうそう、N64時代の任天堂は全くと言って良いほどコラボしていませんでしたから・・・
ゲームキューブ時代になってから色々とするようになったので驚きましたね。
ソウルキャリバーとゼルダの伝説がまたコラボする日を夢見ています!
懐かしいな。
これも機種間グラフィック比較の論争タイトルだった。
元がPS2互換の基盤からの移植で遊びをクリエイトする技術力によって各機種素晴らしい物だったが、トータルで見るとGC版の完成度が一番高い。
XBOXはD4規格サラウンド対応やらで環境さえあれば別格だったがね。
まあリンクと言うキャラクターは大きい。
スポーンや平八ではファン層コアすぎる。
PS3版でもリンクを呼ぶことが出来れば、新たなコラボレーションにもなっていただろうに。
キャリバー4はダースベイダーとヨーダだったかね?
もう少し若者向けなキャラクターは無かったのかとも。
この頃はインターネットを利用していなかったので知りませんでした。
でも、言われてみるとグラフィック論争をする際は格好のネタですねw
機種ごとのクオリティでGC版が一番とは意外です。
スポーンは海外ではリンク以上に話題性があったという話を聞いたことがあります。
このシリーズのゲストキャラは基本的に海外を意識していますね。
ソウルキャリバー2は昔店舗でGC版をプレイした事があります。
おそらく低難易度に設定されていたと思うけどリンクを使用してアーケードモードを初見でクリアしました。
体力の低さについてはkentさんの画像では2ラウンド制だけど、大抵の3D格闘ゲームは基本3ラウンド制なのでそれに設定したら丁度いい思います。
店頭でプレイされましたか~それは懐かしい話ですねぇ。
それにしても初見クリアとは凄い!
3D格闘ゲームでは3ラウンドが基本なのですね。2D格闘ゲームとはその辺りの常識も違うとは!?
ソウルキャリバーIIは、ソウルキャリバーシリーズで唯一遊んだ作品です。
他のソウルキャリバーも遊んでみようかなー。
リンクのモーションがスマブラより良く出来ていた気がします。
おお!奇遇ですね!リンク効果は偉大だ。
ぼくも他の作品をプレイしたいなーと思いつつもきっかけが見つからず未だにIIしかプレイしていません。
あ、でも。基本プレイ無料のソウルキャリバー ロストソーズはプレイしたかw
リンクのモーションはスマブラよりもリアルでしたね。
このシリーズって初代はソウルエッジですよね。
なんでキャリバーになったんかな?w
となんか気になりまして。
ドリキャスでキャリバーはめっちゃやったなぁ。
2のGC版リンクは日本でも海外にも訴求できるよいコラボでしたね。
360のスポーンってw 仮面ライダーでも入れてくれたほうが日本ではもりあがったかも?
キャリバー6はキャラクリエイトがすごそうですね。
ウルトラマンとか見かけましたよw
今となってはソウルエッジがシリーズ1作目なことがトリビアになっている気がしますw
ソウルキャリバー1はドリームキャストの話題作でしたもんね。
2はマルチなのでやや存在感が薄れてしまいましたが、ワールドワイドでは最大のヒット作になるようです。
そのためかゲストキャラの人選は世界を意識していますね。
キャラクリエイトは5でも話題になりましたが、6はさらに凄いようでw
そうなんです!このゲームは格ゲーなのに驚く程コマンドが入力しやすいんです!なので弟とかなりハマりましたよ、しかも最近のだとキャラクリがあるのでそれがまた面白いんですよね〜!
このゲームは意外なくらいハードルが低いですよね。
祖母と母が対戦出来たことからも感じられました。
最新作ではキャラクリが話題になっていますね。格闘ゲームでキャラクリって惹かれます。
GCは失敗、とも言われてましたがやはり、見てみるとサードソフトも多く、このようなコラボタイトルなんかもよく出てましたよね。このゲーム以外にも、明らかに漫画長のマリオ達がNBAやスノーボードゲームのキャラとして出ていたり、ダンスダンスレボリューションがマリオ仕様だったり。みんゴルみたいなゲームも有りましたね。マリオゴルフ以外にも。
Wii Uほど、こういう大胆さも、任天堂のゲームであってもストーリーが基本すぐ終わるか単調で、意外な感動場面も一つもなかったハードはホントに初めてでした。イカやステージ作りを除いては(笑)スマブラやレゴシティも一応良好でしたし。Switchの任天堂ゲームも意外な感動は今の所有りませんが印象的なゲームは出てますし、他社のゲームで結構感動したりはしました。リディー&スールや蒼かなとか。
来年以降も任天堂は、まだまだ頑張って、印象的なゲームや感動するシーンの挿入などしていって欲しいですね。
このゲームが発売された2003年は100タイトル近くものゲームキューブソフトが発売されました。
前ハードのN64がソフト不足だった反省を活かしてゲームキューブは開発しやすい設計にしたようで、一定の成果はありましたね。
このゲームってPSNとXBLAでHD版が出てるんですね。
そちらでは普通に平八とスポーンが使えるようです。
スポーンが好きなので気になってきました。
新作の6はキャラメイクの自由度が高くて面白そうですね。
Twitterで閃乱カグラとか色んな作品のキャラが流れてきましたよw
ゲラルトさんが出てるし興味が湧いてきました。
そうでした!Xbox360版もありましたね。ウィキペディアには記載されていなかったのでつい・・・追記しておきました。
PS3/Xbox360版はPS2/Xbox版のゲストキャラが使えて豪華なんですよね。しかもオンラインモードも収録されているから完全版と言っても良さそう。
6のキャラクリエイトは魅力的ですね。ぼくはこれでリンクを作ってしまいそうだw