ピンチ50連発!!
2014年9月に配信された3DS向けダウンロード専用タイトルです。
ジャンルはシネマティックピンチ切り抜けアクション。言ってしまえば2Dアクションw
本記事では本作のレビューをしていきます。
タイトルからも想像できるように、本作はピンチを切り抜けていく2Dアクションです。
危険な島から脱出を図るのが目的なんですが、
タイトル通り50ものピンチを切り抜けていかなければなりません。
ピンチは言ってしまえばステージのようなもので、全部で50面用意されています。
特徴的なのが、50面がシームレスに繋がっている事。
つまり、画面を切り替える事なく次のステージに行けるという事ですね。
1ステージの長さは短め。特に序盤はノーミスなら数十秒で可能となっています。
ギミックは色々用意されていて、猿のようにロープで飛び移ったり、
ワニやクマ(?)、サメ、ゾンビ(!?)など危険な生物から逃げたり、
転がる岩を避けたり、トロッコに乗って先に進んだり、
水中を泳いだりと、次から次へと新しいピンチに遭遇しました。
以前登場したギミックが再登場する事も何度かありますが、
新しいアプローチでプレイヤーを殺しに来るので、覚悟しておきましょう(笑)
アスレチックが中心のゲームなので、戦闘要素はありません。
最初から最後までプレイヤーを殺しにくるギミックを避けていくのがメインとなっています。
キャラクターの挙動はリアル寄りで、人間らしい癖のある挙動でした。
例えば走っている最中は急には止まれませんし、
ある程度高いところからジャンプすると着地する時にしゃがんで少しの間動けません。
また、一定時間走り続けるとスタミナが切れたりもします。
島から脱出するサバイバルゲームなので、リアル寄りの挙動は説得力があって良いですね。
ゲームとしては慣れが必要でイライラするかもしれませんが、そこがこのゲームの味に感じました。
リアルといえば、環境音は島に生息している虫の鳴き声を取り入れていて臨場感がありますね。
見た目はフリーゲームのような安っぽさですが、実は意外とリアルなゲームです。
ジャンルにシネマティックと表記されているだけあって、ゲーム的な表現がない事も特徴ですね。
本来ならあった方が良いスタミナゲージも表示されませんし、画面はスッキリしています。
アクションは基本的には移動とジャンプになりますが、
実は、それ以外にも数多くのアクションが用意されていたりします。
説明書を見たところ意図的に使用できるアクションを隠しているようで、
プレイヤー自らがそれを探し出すように作っていると感じられました。
ある程度進めると「こんなの無理だろ!?」と言いたくなるようなピンチに遭遇すると思いますが、
それは謎解きのようなもので、今まで気が付かなかったアクションを見つける必要があります。
ゲームの難易度はかなり高く感じられました。
1ステージが短いのでリトライのリスクは低めなんですが、
とにかく初見殺しで大抵のステージでは一回はミスをしてしまいます。
僕はクリアまでに400回以上もミスをしてしまいました。
アクションゲームのプレイヤースキルを求められる事も終盤のステージではありましたが、
それよりも解決策が分からず、そうこうしているうちにトラップに巻き込まれて死亡!
というパターンの方が圧倒的に多く、いわゆる、覚えゲーに近いバランスです。
解法さえ分かれば意外とアッサリクリア出来ますので、
何度も挑戦しているのにクリアできない場合、それは解法が正しくない可能性が高いでしょうね。
スライドパットには対応しておらず、十字キーしか使えないもんだから、
癖のある挙動と相まって難易度が高い後半はムキになって十字キーを押していました。
何気にこのゲーム、十字キーブレイカーだと思います(笑)
3DSの十字キーって安っぽいから、本気で消耗していないか不安になりましたよ。
なんとこのゲーム、500円の3DSダウンロードソフトなのに録画機能がついているんです!
最大4~5時間まで自動録画されるようで、リプレイでクリアまでの様子をチェックできるんですよ。
「一体、何回死んでいるんだ!?」と自分のヘタレなリプレイに飽きれること間違いなし!
そして、この機能を使った演出が良い味を出しています。
ネタバレになるので具体的には言えませんが、
本作はマゾゲーでサバイバルゲームであるからこそ感動が増す演出に感じました。
ゲームをクリアすると、オンラインランキングをチェックする事が可能。
クリアまでのクリアタイムと死亡回数を競う事が可能で、全国で何位なのかチェックできました。
ちなみに僕はクリアタイム2時間3分10秒で、死亡回数は439回でした。
ちょっと不満なのが、フレンドとの比較ができない事。
こういう時こそのフレンド機能の出番なんじゃないですかね?
プレイヤーを殺しに来るギミックを回避していく2Dアクションは珍しくありませんが、
設定が面白い作品でした。死んで覚えるゲームでイライラする事はあるものの、
個人的に好みのタイプで500円分の価値は十分にあると思います。
プレイヤー自らが新アクションを覚えていくマゾゲー。
こんな人には特におススメ。
・マゾゲー好き。
こんな人にはおススメできない。
・難しいゲームが苦手な人。
ピンチ50連発!!/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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クリア時間だいたい同じようなものです。終盤で死にまくりました。サメから逃げるところとかいろいろと。
いやこれ地味にすごいゲームだと思いますよ。覚えゲーとして面白いし、敵を倒すステージを作らないことで避けるという一点だけで完成させてたり。
ちなみにランキング見たら全国一位ノーミスで15分切りってどういうことなの…
あと、死ぬときのアーッ!ってメインプログラマーの声なのか(笑)スタッフロールで笑っちゃいました。
>街毛さん
海外ではこういう仕掛けを避けて困難を乗り越えていくゲームは多いんですが、
言われてみると日本ではほとんどないタイプのゲームですね。
開発者の声を取り入れる事って昔はよくあったんですよー。
星のカービィ64でデデデ大王がハンマー振る効果音は
桜井さんの声というのは有名な話です。