あわたま/DS
2009年7月に発売されたDS「あわたま」を今回はレビューします。DS「あわたま」は見習いシャーマン「ミーク」を操作し、魂の入ったシャボン玉を吹いてゴールまで導くアクションゲームです。
目次
良いところ
DSの機能を活かした操作性
魂の入ったシャボン玉を吹いてゴールまで導く「あわたま」。注目したいのが、操作することになるのは”あわ”ではなく見習いシャーマンの「ミーク」である点。画面を軽くタッチすると彼がそこまでワープして、タッチスライドするとその方向に彼が息を吹きかけてくれます。この息を上手く使って”あわ”をゴールまで連れて行くのが基本的な操作です。
独特な操作なので最初はちょっと慣れが必要だけど、慣れてくるととても快適に操作することが可能で操作性の面でも良く出来ています。好きなところに画面をスクロールできるなどかゆい所にも手が届いており、タッチ操作メインのゲームでありがちな不満はほとんどありません。
タッチペンとボタンを併用した操作も無理やりさはなく、2画面の使い方も良く出来ており、DSの特性を良く理解して作られたゲームに感じます。
“あわ”である事を活かした多彩なギミック
全部で40以上のステージが用意されている「あわたま」。それぞれのステージに”あわ”の特性を活かしたギミックが沢山用意されているので、最後まで飽きずに楽しむことが出来ました。
・軽いので風に飛ばされやすい。
・柔らかいので多少狭いところも形を変えて入れる。
・尖った物や熱い物には弱い。
・絡みやすいものや粘々した物にはくっ付きやすい。
↑あわの特性は、具体的にはこんな感じ。各ステージにはこれらの特性を活かしたギミックが満載で、開発者の発想力には驚かされました!
先に進むごとに「え?まだこんなアイデアがあったのか!?」と思うでしょうね。ギミックによって各ステージのテイストはどれも異なるものになっているので、先の仕掛け見たさにプレイすると面白さがアップするかも!?
探索するのが楽しい
ゴールまでの道のりは基本一本道ですが、探索する楽しさもありました!各ステージには3つの「ひょうたん」が隠されており、これを探す楽しみもあったりします。
主に隠されているのは細い隙間だったりするんですが、普通にプレイしているとうっかり見逃してしまうような場所ばかりに隠されていて、探索の歯ごたえはそれなりにあると思いました。ゲームをクリアするにはある程度集めておかないといけないので、探索する癖はつけておきましょう!
高レベルなグラフィック・世界観
グラフィックはDSソフトとしては高いレベルにまとまっており、自然物がCGで上手く描かれています。また、BGMも派手さはないものの民謡風で世界観と良くマッチしており、雰囲気も感じられました。あわの物理判定も上手く再限されています。DSでここまでのリアリティを表現できるのは凄い!
良く出来た難易度調整
難易度調整は良く出来ているように感じました。最初の方は誰でもクリアできる難易度調整なんですが、最後のステージではミスして最初からやり直しになることもしばしば出てくるなど歯ごたえが増します。このように本作は難易度の上昇調節が良く出来ており、難易度の面でストレスを感じることはありません。
惜しいところ
全体的に地味
“あわ”をゴールまで連れて行くゲームのため、アクションゲームとしてはどうしても地味に感じてしまいます。一応敵も存在して戦闘と言える要素はあるのですが、爽快感を味わえるようなものではなく、BGMも地味なので、ゲームに派手さを求める人には微妙に感じるかもしれない。おまけに最初は難易度が低いのでだらけがちですし。
やっつけ感のあるストーリー
ストーリーは10ページくらいで完結してしまうほど薄いものなんですが、内容自体も酷い。最後までプレイして「なんだそりゃ!?」と言いたくなるほど子供騙しの内容に感じました。ゲーム性重視で、ストーリーは取って付けたようなものと思った方が良いですね。
あと、海外ゲームのためキャラクターが少し濃いところも好みが分かれそう。前述の通りストーリー性は低いので、キャラクターイラストが表示される頻度は低いけど。
全体のまとめ
ニンテンドーDS、あわの特性を上手く活かしており、世界観、難易度バランスの完成度も高く、高水準にまとまった作品に感じます。日本では全く売れなかったけど、実は良く出来た隠れた良作。
こんな人には特におススメ。
・DSらしいゲームを求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・爽快感を求める人。
あわたま/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約6時間
※当ブログのゲームレビューの採点についての方針はこちら をご覧下さい。
海外製にしては可愛らしいデザインですね。
主人公は日本人にも受けそうな見た目ですよ。
DSらしい作品って多いようで案外少ない気がします。
ちょっと気になってきました。
中古であれば買おうかな?
海外から生まれた隠れたDSらしいゲームです。
僕は4年前に1,000円程度で買いました。
当時よりも入手は難しくなっていると思いますがおススメですよー。
あわたまキタアアアア!!!!
予告で「泡」の字を見かけてから心待ちにしてました!
本当に良作ですよねコレ。個人的な評価でも星8か9は付くと思います。
ワールド間でネタを一切使いまわさず、でも最後まで面白いというのが地味に驚異的で堪らなかったですねえ。
当時、私も本作のレビューを書いていたのでちょっと紹介させて下さい!
と言ってもkentworldさんが書かれている以上の事は何もないのですが……
ttp://blog.livedoor.jp/daidai_nouen/archives/1824591.html
予告で予想されていたとは!w
いやー、恐れ入りました。こういうマニアックな古いゲームのレビューも需要があるのですね。
DSらしいですし、活かしたギミックも満載で、購入してよかったと思います。
そして、ブログ紹介ありがとうございます!
2009年当時の記事を読めるなんて感動!!
最近も定期的に更新されていますし驚きました。立派なブロガーさんなんですね。
なかなかユニークな発想のゲームですね。ゲームとしても水準以上の面白さがあるとは、よくできていますね。
キャラデザインもかわいいですね。
派手さはないものの、こういう一風変わったゲームはもっと作ってほしいですね。
同系統のゲームとしてWiiでロストウインズというものがありました。
こちらも民族調の世界観でデバイスを活かしたステージクリア型だったんですよね。
確かにこういうゲームがもっと見たかった!
なんだこりゃ!!
全く見たこともないゲーム…。
DS初期って、本体の特性を生かしたゲームが、結構出ていましたよね。
何千タイトルも発売されましたからね。掘り起こしてみると色んなゲームを発見出来ます。
シャボン玉は何年やってないでしょうかw
ゲーム機のギミックを活用する作品に出会うのはうれしいですね!
PS3『FolksSoul −失われた伝承−』やPSV『グラビティデイズ』のような感動もなかなかでした
ステージ性のゲームは数ステージやったら、新鮮さが減るのが多いから、最後まで飽きずとはすごいです
敵を倒すばかりのゲームをやってて、たまにもこのジャンルのゲームをプレイしたくなります
シャボン玉、久しぶりにやりたいなぁ。ゲーム機のギミックを活用したゲーム。パッケージタイトルではめっきりなくなりました。ギミックを活用していると特にハード初期だと今まだにない体験が味わえたようでうれしくなってきますよね!
ハードを活かしたゲームですね。このゲームは初めて知りましたが、ほのぼのしてそうだし、宣伝の仕方ではもっと人気が出ても良さそうな作品ですね。DSはかなり多くのソフトが出ていたので、隠れた名作はまだまだありそうですね!
まだまだ多く眠っていると思います。これはドラクエIXの発売で完全に埋もれてしまった作品ですね。宣伝も全然していませんでした。
いかにも海外のソフトですね!
はじめてみましたw
これは中古屋でもみかけないな〜w
ちょっとやってみたいです
海外のソフトはたまにアキバで見に行ったりしますが面白そうと思って買うと英語ができず予想外にすすめないんです
タイトル忘れたけどdsでも無理やりオープンワールドにしてたゲームあって
あまりの画質の、悪さと英語がわからず挫折しましたね
生産数は少ないと思います。中古ではなかなか見かけないので、通販がおすすめです!
海外版を漁っているんですね!
オープンワールドで海外のみ発売のDSソフトですか?なんか気になってきましたよ。ちょっと調べてみようかな。そういう無茶したゲームを見るのも好きなので。
すいません探したらDSどころかGBAですw
ドライバー3ってゲームです
もしかしたら3dsでも、ででたかもですが
GBAでオープンワールドなのは驚きましたね!
画質は悪いですがw
ぜひ一度GBA版をやってみてください
あ!ドライバー3か!それなら見たことありますよ。無茶しすぎですよね!w
ゲームとしてはあれなのかもしれませんが、その男気に惹かれますw
おおーDSのコアゲーですねー。某所で紹介文見た時「なんじゃこりゃDSでこんなの出てたのかうけけけけ!キシャー!」と叫んで中古屋へ探しに行った過去があります。結局売ってなかったので未だ出来ず仕舞いだったりするのですが。DSのコアゲーとしてはスクリブルノーツと並ぶ感じです。こっちも噂しか知らずいずれやってみたいとは思ってはいるんですが……
ここの販売メーカー(現バーグサラ・ライトウェイト)の作品だと、年末出るアドベンチャータイムがちょっち気になりますねー。原作は全く知らないんですが、ウェイフォワード制作でゼルダ系なのが気になります。値段が強気なのがネックでまだ悩み中ではあるんですけどねー
すごいテンションで中古屋さんに行きましたね!w
ハイテンション過ぎて店員さんがゲーム隠したんじゃないかと疑うレベルだ。
おそらく、グレイさんがプレイしたら楽しめると思います。
今だったらインディーズ系のダウンロード専売で売り出しそうな良くできたステージクリア型アクションですから。
ゼルダ系ですか!?そちらも気になるなぁ。アドベンチャータイム。メモしておきます!
隠れた名作レビュー「あわたま」いいですね♪
昔、隠れた名作ゲーム買い漁ってた時に
「あわたま」購入しました。
ただプレイはせずにて積んでますが・・・・
最近は昔ほど買い漁ってないですが
最近購入したソフトは
PS3「ザ ラストガイ」
PS「ドッチメチャ」
PS「ソビエトストライク」
DS「バンガイオー魂」4本です。
「ザ ラストガイ」は「ICO」や「サイレン」など制作した
SCEジャパンスタジオが作った大行列アクションゲーム。
「ドッチメチャ」は対戦シミュレーションゲーム。
「ソビエトストライク」は
「バンゲリングベイ」風のシューティングゲーム。
「バンガイオー魂」は「ガンスターヒーローズ」で有名な
トレジャー制作とのことで購入♪
この4本でkentさんが
気になるタイトルあれば
レビュー書いてみてくださいね。
あわたまに反応していただけるとはうれしいです!
こんなマニアックなゲームなのに反応する人が多くて驚き。
ザラストガイはレビューしましたよー!中毒性ありますよね。ついついプレイし続けてしまいます。
あとの作品は知らないのでチェックします!
『ザラストガイ』のレビューみました。
3480円で購入したなら高いかもしれませんね。
自分は中古品950円でGETしたので大満足です♪
kentさんはSCEジャパンスタジオ開発タイトルの
レビュー書いてるの多いですよね。
しかもマニアックな『ゴミ箱』や
『100万トンのバラバラ』などのゲームレビュー(笑)
マニアックなタイトルの場合で知ってる人がいると
「隠れた名作だよね~」ってな感じで
共感できるからうれしいよね♪
SCEのゲームも色々レビューしてますね!
確かに、ラインナップはマニアック寄りだと思いますw
こんなゲームもレビューしていたのか!?といったものが満載なので、良かったら読んであげてくださいね(^_^)
移転するに当たって改行がおかしくなっているところがあるけど、そのうち直します。
DSのソフトは片手で数える程しかプレイしていないのでこのような隠れた名作のレビューはありがたいですね。
Amazonでも1200円ぐらいで売られているから余裕があったら買おうかな。
それは良かったです!マイナーすぎてみんな知らないだろう。反応薄いだろうと思っていたので。公開してみるもんだなぁ。
あわたまって発売が確かDQIX旋風真っ只中の時期で埋もれてしまったんですよね。
隠れた名作枠としては割りと有名なタイトルに位置すると思う。
そういえば過去にレビュー記事挙げられてたような気がするのは自分の記憶違いかな?
そうなんですよ、思いっきり埋もれましたね。3年前にファーストインプレッションみたいな記事は公開しましたが、改めてのレビューは初になります。
マイナーですが「名作」と名高いんですよね、このゲーム。
中古屋行くたびにチェックはしてるのですが、見かけたことないです。
Amazonで安いみたいですね・・・
Amazonで買うしかない!出回っている数が多くないので一般店舗での入手難易度は高いと思います。
PS2の「スタントマン」にも通じる、妙にすっきりしたパッケージデザインが印象的なソフトです。「くまたんち」と共に、コジマ電機の閑散としたゲームソフトの棚で目立ってましたね。インターチャネルがNECグループを離れ、ドメスティックなギャルゲーからも撤退した末に出したソフトがこれだったというのも面白いところかも知れません。
さてこの流れで、ディズニーが作ったポケモンというかモンスターコンプリワールドな「化石モンスター」シリーズが取り上げられるようなことは……(すでにレビュー済みだったらごめんなさい)。
この流れはまだまだ続きます!マニアック路線は続けていきますが、化石モンスターは予定にありません。ごめんなさい!
でも、思わず懐かしい!と言いたくなるようなラインナップになっていますので、期待していてくださいね~。
DSらしいギミック満載で面白そうですね。探索も楽しそうだし僕好みのゲームかも。
タッチペンとボタンだけで操作できるのも良いですね。マイクに息を吹きかける操作が無くて良かったと思いました。
おそらく好みのゲームになっていると思います。
泡×DSだとマイクを連想するかもしれませんが、使用しなくても大丈夫でした!w