【コラム】レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)のメタスコア97点はインチキなのか?メディアとユーザー間で生まれた溝について考える

▼この記事で主に伝えたいこと

・レッド・デッド・リデンプション2のメタスコア97点はインチキじゃない。
・減点方式ではなく加点方式で見るべき。
・しかし、点数制&加点方式は強い主観が入るので公平性が重視されたメディアが行うのは不適切。

どうも!KENT(@kentworld2)です!

今回はPS4/Xbox One「レッド・デッド・リデンプション2」のメディアとユーザー間で生まれた溝について語っていきます。

本作は海外では大絶賛されており、メタスコア平均97点 という歴史的な高評価となりました。

このような流れが生まれると日本でも大絶賛の嵐が巻き起こるのが通例です。

が、今作は違いました。

ユーザー評価は本当にメタスコア平均97点を取ったのか疑問に思うほど割れていて、Amazonのカスタマーレビュー では平均3.4点となっています。

直近にメタスコアで高評価だった「ゴッド・オブ・ウォー」「Marvel’s Spider-Man」「アサシン クリード オデッセイ」とは明らかに異なる状況です。

中には実際にプレイして楽しめなかったからか「メタスコア平均97点はあり得ない」と訴える人も出てきました。

果たしてPS4/Xbox One「レッド・デッド・リデンプション2」のメタスコア平均97点はインチキなのでしょうか?

ここからはぼくの見解を語っていきます。

減点方式か?加点方式か?

まず最初に言いたいのが、PS4/Xbox One「レッド・デッド・リデンプション2」は手放して褒められる作品ではありません。

操作性は現代の洗練されたTPS/FPSに準じておらず、ゲームプレイもメインミッションはレールに乗っている感が半端なくて古臭く感じられます。

欠点を挙げたらキリがありません。

しかし、世界観の作り込みは郡を抜いていて、ストーリーも先に進めば進むほど味わい深くなりました!

客観的な考えですが、これは欧米の方にとっては物凄く突き刺さるんじゃないかなぁと思います。

なので、多少の欠点は吹き飛ばしてしまうんじゃないかなと。

バグが多くて粗削りなPS3/Xbox 360「The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)」が大絶賛された時も思いましたが、欧米の方は減点方式ではなく加点方式でレビューをしているのではないでしょうか?

実際、海外レビューを読んでみると欠点に感じる部分は以下のようにしっかり指摘しています。

・あまりに仕事めいた水増しコンテンツ
・相変わらずぎこちなさを感じるRockstarの操作体系
・旧世代に取り残されたままの動作
・煩雑なアイテム管理
・没入感を高めるより逆に冷めさせてしまうセミ・リアリズム要素
・残念なほどインタラクティブ性が低い多くのストーリーテリング

 
ソース (Choke Point)

こんなに辛辣な文章が含まれているのにどこも満点を付けているんですよ。

もし、これが減点方式のレビューだったらメタスコア平均97点はあり得ません。

点数制が話をややこしくする

加点方式でゲームをレビューするのは良いことだと思います。

しかし、それは個人の話です。

ゲームメディアになると話が変わってきます。

だって、ゲームメディアには公平性が求められていますから。

欠点は山のようにあるけど、俺はこのゲームが好きだ!100点!

こういったレビューは個人が行う分には問題ありませんが、これをメディアが行ってそれが客観的な事実としてまとめられるのは違和感があります。

「メタスコア平均97点はあり得ない」と訴える人はこの辺りに疑問を感じているのではないでしょうか?

すべてはゲームメディアという媒体が点数制を取り入れたことで起きた問題なんですね。

お気に入り度の方が適切なんじゃないか?

ぼくが思うに海外のゲームメディアは日本と比べてレビューが主観的に感じます。

自分たちが気に入らない物は容赦なく減点をして好きな物は思いっきり加点しますからね。

例えば無双系タイトルとベセスダ・ソフトワークス系タイトルのスコアを並べてみたら納得していただけるでしょう。

PS4/Xbox One「真・三國無双8」 65点
PS3/Xbox 360「真・三國無双7」 68点
PS3/Xbox 360「真・三國無双7 猛将伝」 69点
PS3/Xbox 360「真・三國無双6」 57点
PS4/Xbox One「ウルフェンシュタイン2 ニューコロッサス」 87点
PS3/Xbox 360「The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)」 96点
PS4/Xbox One「ディスオナード2」88点
PS4/Xbox One「フォールアウト4」87点

ソース (Metacritic)

こうしてみると無双系タイトルは全体的に低く、ベセスダ・ソフトワークス系タイトルは全体的に高いのが分かりますよね?

どちらも長所と短所がハッキリして好みが分かれますが、ある程度の主観性がないとここまでハッキリとした差が生まれないと思います。

ぼくが思うにここまで主観的だと点数よりもお気に入り度の方が適切なんじゃないかと思うんですよね。

「○○点」って聞くと客観的な事実っぽく感じますが、「お気に入り度○○%」だと筆者の主観的な評価であることが強調されますからね。

実際、当ブログでも「評価」の表記を「お気に入り度」に差し替えてからコメント欄での反応が明らかに変わったんですよ!

実は当ブログでも付けた点数についてツッコミが入ることは何度かありました。

例えば欠点を大量に挙げながらも100点を付けたゲームのレビューに「こんなにも沢山の欠点があるのに満点はおかしい!」とツッコミが入ったことがあったんです。

しかし、お気に入り度という表現に差し替えてからはどうでしょうか?

以前のようにツッコミを入れる方が居なくなったんです。

おそらく、お気に入り度という表現によって主観的な数字であることが伝わったんでしょうね。

点数というものは客観的なデータになりやすく感じます。

ツッコミを入れる方は「その数字は客観的なデータとしては不適切だ!」と訴えたいのではないでしょうか?

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全体のまとめ

最後にまとめさせていただくと・・・

・レッド・デッド・リデンプション2のメタスコア97点はインチキじゃない。
・減点方式ではなく加点方式で見るべき。
・しかし、点数制&加点方式は強い主観が入るので公平性が重視されたメディアが行うのは不適切。

こんな感じになります。

PS4/Xbox One「レッド・デッド・リデンプション2」は光るものを感じるので、加点方式で超高評価を付ける人が出てくるのもおかしくはありません。

しかし、そのやり方は強い主観が入るので、客観性が重視されたゲームメディアが行うのは不適切にも感じます。

なので、「レッド・デッド・リデンプション2がメタスコア97点はありえない!」と訴えたくなる人の気持ちも分かるんですよ。

欧米のゲームメディアから大絶賛され、日本のユーザーからは賛否両論となった「レッド・デッド・リデンプション2」。

すべての溝は点数制という客観的で独り歩きしやすい表現が生み出したものだと思います。

こうして考えるとゲームメディアって表現の自由がないから大変ですね・・・。

個人的には点数制を採用するうえに加点方式を取り入れた海外のゲームメディアはどこかユーザーっぽくて好きです。

ゲームメディアに公平性を求めていたら不適切ではあるんですが、そういう危なげないところが刺激的で好きなんですよね(それが許せない人も沢山居るとは思いますが)。

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42件のコメント

雰囲気とか世界観とかメッセージ性のために遊びの部分をどこまで犠牲にするかてきな話って他のゲームでもちょくちょく出てきますよねむずかしい….それこそ、そういう部分って好みの別れがはげしいし

てか、このブログを初めて見させてもらった時、レビュー記事の点数のところをお気に入り度何パーセントと書いてあるのを見てうわあ上手いなあと思いました !!

そうですね、かなり人を選ぶ調整をしている作品だと思います。

お気に入り度は本当に上手い落とし所だったなぁ。変えてよかったなぁと今は思っています(^^)

たしかに、全メディアこぞって絶賛は不自然ですね。売り上げが多いから高得点にしとこう、みたいな結論ありきのレビューが、海外メディアには多いように思えます。

ぼくはそう思いたくないです。

まずはレビュアーを信じたいので、本当に加点方式を採用しているんだと思っています。

もし、結論ありきでやっているのでしたら信用出来なくなってしまいます。

まあ、確かに全メディアが絶賛するのは少々不自然なところはありますが、終盤まで進めてみると向こうの人には突き刺さるゲームだと思うんですよね~。

詳しい話はクリア後のレビュー記事でします。

”本当に加点方式を採用しているんだと思っています。”

100近いサイトが全部???

 殆ど全てのサイトが、一目瞭然の問題点を無視して
ほぼ満点を付けたのは、奇跡的を通り越して
まさに奇跡

モーゼもびっくり
これぞ本物の神ゲーだ

RDR2クリアしました!

ぼくも気になる点は多数ありますが、加点式によってある程度の高評価になりそうです。

最後までプレイしたらメディアの評価も納得ですよー

そう言えば世界中で大絶賛の嵐だったゼルダBOWでも減点方式だったら80点くらいですね
ダメなとこ山盛りありますから
でも加点方式なら100点満点中で250点くらいなので、差引いて100点くらいでまけといてやるわ、という感じ
個人的にはダメなとこ全然ないお利口さんなゲームよりも、ダメなとこ多くてもそれを補ってあまりある素晴らしいゲームの方が好きです
何処か男女の関係に似てますねw

RDR2とゼルダBotWの共通点って「欠点も山のようにあるけど一部分が飛び抜けているところ」だと思います。

点数制だと100点が限界ですからね。そこは加点方式の辛いところですw

個人的に突き刺さるゲームもダメなとこ多くてもそれを補ってあまりある素晴らしい作品の方が多いですね。

だから尖った作品が多いインディーズゲームにハマるのかなぁ。

確かに男女もお利口さんな優等生よりも好みをピンポイントで突いた劣等生に惹かれますw

メタスコアも言ってしまえば人がつけた点数で、その「人」というのもかなり「コア」よりのゲーマーでしょうからね。評価をつけるとしたらどうしてもこう言った不公平は生じてしまうと思います。

今回の例はやや極端ですが、それを世間に大きく知らしめた点では大きい意味を持ちそうです。

レッド・デッド・リデンプション2のようなゲームをまともにレビュー出来る人はコアゲーマーになってしまいますねw

逆にライトユーザー向けのゲームは低評価になりがちですし、やっぱりそういった不公平は生じていると思います。

まあ、今回の騒動は話題性を高めるうえでは効果的でしたね。

自分はプレイしてないので一般論で語ります
加点法でも減点法でもいいですけど操作系に不備がある場合は最後に減点した方がいいと思います

操作系のストレスは最初から最後どころか周回プレイにまでもつきまとう問題です
開発者はそこを良くすることを気を使って欲しい

操作系だけ独立して採点してもいいくらいです
ゲームは90点だが操作系は60点とか
キーコンフィグがないのは-30点位にして欲しいです

それはメディアのレビューに対してでしょうか?

操作性に関してもその人の感覚にも寄ると思うんですよねぇ・・・

もちろん、そこが減点対象になることも十分にあり得るんですが、すべてはレビュアーの感性に懸かっています。

お気に入り度、納得です
確かに自分も大好きなタイトルは好き故に欠点を多く挙げますが、それがゲームのおもしろさに直結はしてないんですよね
RDR2に対して日本人が欲したのは映画の西部劇のような世界だったけど、中身はあまりに地味な、日本のゲームで例えるなら侍道のようなゲームだったという事ですね

点数制にすると欠点を挙げる毎に減点しているように見えがちですからね。

でも、お気に入り度だったらそうは感じにくいです。

ある時からその事実を知りました。

この手のゲームの遊び方をよく知ってるから海外だと評価高いのでは?YouTubeとかでプレイしてる外人さん見ると楽しそうだし、目的を消化することばかり優先してプレイする人が日本にはおおいんじゃないかな。

向こうの人は母国語で楽しめますし、日本人とは受ける印象が変わってくると思います。

そういったお国柄も評価が割れた要因でしょうね。

kentさんの提案には賛成です。
ゲームの好き嫌いは、やはり主観によるところが大きいので、あらゆるメディアやサイトで「お気に入り度」に変えた方がいいような気がします。尖ってる作品は特に。
その方が見る側は納得できるし、付ける方も気楽なんじゃないかな〜

kentさんのレビューにしても、お気に入り度に変わってから、よりしっくりくるようやになりましたからね。なので、変えたのは良い判断だったと思います。

ありがとうございますm(_ _)m

レビューをしていて思うんですが、ゲームソフトの採点って非常に難しく感じます。

まず、作品毎にボリュームが全く異なるので、100点の中に収めるのが無理に感じるんですよね~。

最近はお気に入り度に変えたので以前よりも気軽に数字を付けられています(^^)

万人が100点満点のゲームとかアリエンティですからね
日本は他人の評価気にしすぎでしょ!っていつも思いますねぇ
そして、他人のレビューを指針にしすぎじゃなかろうかと参考程度にしとかないと!
有名人の○○さんが褒めたから!とか他人の評価を有り難がってないで、自分の脳で考えた方が良いなっていつも思いますデス。
点数はどうしても「好み」が入りますからね
レビューの点数だけ鵜呑みにしちゃう人が大杉かなと
日本でウケの良い点数の高い大作RPGとか草刈無双とかが本当に合わない自分からすると、レビューの点数とかアテにならんといつも思うのデス(笑)
編集者のお気に入り!とかくらいにしときゃいいですよね
昔のファミ通とかはレビュアーのゲームの好みとか反映されていて良かったかな、と

どんなに世間で絶賛されていても合わない人は出てきますからね。

みんなどのゲームを買えば良いのか迷っているんだと思います。

だから他人のレビューを指標にしてしまうんじゃないでしょうか?

あとは忙しすぎて上っ面の面ばかりを見てしまうんだと思います。

かくいうぼくも心当たりがありますのでw

昔のファミ通レビューは主観的でユーザーレビューっぽく感じます。

面白いけどメディアのレビューとしては不適切なんですよねw

そこがぼくは好きですが。

このRDR2の評価はまさに英語圏の評価と日本の評価が乖離したゲームだと思いました。ある意味、今年とても物議を醸したゲームといっても過言じゃないでしょうか。

減点方式でゲームを評価すると結局は自分が好きな作品が減って、「やりたいゲームがない、つまらない」といった悪循環でせっかくのいろいろなゲームを楽しむ姿勢が失われてしまうのでこれは僕含め、様々なユーザーが気をつけてほしい部分がありますね。
僕も結局、それでゲーム離れして留学時にゲームに飢えてしまったことがあるので減点方式の悪循環は身を持って知ってますよ。
人間関係においても相手のいいところを探す方が充分、自分自身の人生が楽しくなると思います。

お気に入り度といえば、僕も今加筆修正してるポケモンの記事ではそこを気をつけて手直ししてます。
去年の記事は主観が強すぎて、その次の思い出のゲームではケントさんに迷惑をかけていたほどなので、今のポケモンの記事はポケモンはピカチュウしか知らないよって人にもわかりやすくポケモンに興味を持てる記事を意識してます。

歴代ポケモンランキングやオススメ度も廃止しました。ポケモンシリーズはシリーズごとにおもしろさの度合いが違いますけど、どの作品も根本的なおもしろさは継承されてますからね!

どんなゲームにも欠点はあると思いますが、果たしてその欠点は自分にとって面白さを大きく阻害するものなのか考えた方が良いですよね。

一度利点と天秤をかけてみたら良いと思います。

例えばぼくの場合、ブラッドボーンはお気に入り度100%にしましたが、発売当初はリトライ時に40秒ものロード時間が発生しました。

ロード時間って分かりやすい欠点ですが、それでも面白さが勝っていたので減点せずお気に入り度100%にしたんですよね。

もし、減点方式にしていたら70点くらいになっていそうですw

おお!ポケモンの記事、順調ですね!

どんな仕上がりになるのか楽しみにしています(^^)

また、当ブログでも来週からポケモン記事を色々公開する予定です。

トモフミさんの記事と相乗効果が期待出来そうですね♪

こういう事があるたびに点数ばかりが話題になる事の弊害を実感しますね。ゼルダにしろ RDR2にしろ自分が楽しめないからこの点数はおかしい!とか、欠点があるのにこの点数はおかしい!とかそんなのばかりですよ。点数制だと採点しているみたいに見えるので、マイナス要素がある度に評価を下げないのに違和感がある人の気持ちもわからないではないですが。そういう意味でもkentさんのお気に入り度は良い落とし所でしたねー。

人がやっている以上メディアのレビューだからって完全に公平な点数になるわけがないので、それよりもレビューの内容を参考にしていきたいです。

点数制ってキャッチーなんですが、様々な弊害がありますよね。

レビュアーとして一番イヤなのが、数字ばかりが独り歩きすることだと思います。

お気に入り度だとあまり独り歩きしないですし、採点しているようにも見えないので以前よりも気楽に付けられるようになりました♪

みなさん忙しくて大変だと思いますが、数字ばかりではなくレビュー内容を参考にしていきたいですね。

そういう意味でレビュアーとしてはスッと頭に入る文章を書くよう心がけたいです。

お気に入り度は個人サイトはとても良い言葉ですが商業になると弱いんですよね。

趣味だから使える言葉、ビジネスだから使わない言葉があるので仕方ないです。

商業サイトはアクセス数が重要ですからね。

そうなると多少論理的に間違っていても強引に入れたくなる気持ちも分かります。

点数を邪推して利用する人がレビューされる側見る側どちらにもいるからな。
日本人にとってはファミ通クロスレビューがわかりやすいが
ダークソウルが評価されてからデモンズソウルのレビューが点数低いって
自分と合わない意見をまるでレビューが悪かったのように騒いだり
某社がクロスレビューボイコットをしてから
復帰後あからさまに点数が甘くなったし。
今回の件も欠点が無いのに前作以下の点を付けられるかの故の点だと思うんです。
下手に付けたら何かしらの欠陥があると見てユーザーと小売の購買意欲に水を指す、
メタスコアの形式上他のレビューと大幅に平均値に差が出るレビューだと
スコアを気にしすぎるメーカーがサンプル貸さない、イベントに招待しないなどの
情報を売る側としては致命的な事になりかねないですから。

結局ユーザーとしては面白いは自分自身で感じるしかない訳です。
点数自体より自分と合うレビュー書きを見つけてそれを参考にするのが一番です。

コアな層の中には点数を邪推して見てしまう人はいますね。

確かにファミ通のクロスレビューでも一時期は40点ではなく39点だったことで騒ぎになっていました。

最近は影響力が薄れたのかそういった話も聞かなくなってしまいましたが・・・

あとは下手な点数を付けてトラブルになった話もよく聞きましたね。

メディアの点数制はキャッチーだけど様々なしがらみを感じます。

僕はメディアの点数とユーザースコアには乖離があるモノだと思ってます。
色んなゲームの知識に深く精通している、様々なジャンルをプレーしている人が付ける点数と、趣味や遊びでゲームをしている人の意見が違うのは当然です。
それにゲームレビューには少なからず根拠が書いてあるので、点数だけを見てどーこー言ってる人達の方がナンセンスに感じます。
そういう人が多くなったのはまとめサイトが乱立してる影響なのかなと感じます。

話が大きくなってしまいましたが、僕は出来るならメディアのレビューには高得点付けて欲しいですね。
じゃないと購入意欲が削がれて出会いが少なくなってしまいますから笑。

あぁ・・・メディアのレビュアーさんはツウな方が多いですからね。

そんな方とライトユーザーのレビューは乖離するのが当然だと思います。

例えば今回の記事で話題にしたRDR2なんかは典型的な例でしょうね。

メディアのレビューは発売前に判明することが多いので、低評価だと水をさされた気分になってしまいますもんね。

返信ありがとうございます。

ちなみにここのブログの読者の皆さんってどのくらいレビューを信用してるんですかね?
どのレビューを1番信用してるとか、やらない予定だったゲームでもレビューが高評価だったから買った。
やる予定だってゲームでも低評価だったからヤメたとか。
こういう様々な情報が錯綜する時代にどうやって情報と向き合っているのか気になります。

確かに気になりますね。よし!近いうちにアンケートを取ってみましょう!

当ブログでは毎週日曜日にテーマを決めてアンケートを取っています。

メタスコアの得点よりも中身の高評価レビューと実際の内容が
乖離しているのも問題かなって思いますね
後半までプレイして、総合的に高評価っていうよりも
え?レビュー内容と違くない?って思うことが多すぎました。
正直メタスコア97以上はどの作品も不満点はあるものの
突出した面白さが感じられたのですがそれがなかったのが残念です・・・

RDR2はゲーム的な面白さだけを見ると97点は高く感じます。

でも、雰囲気やストーリーは突き刺さる人には刺さると思うので、そこが大きな加点になっているのかなぁと納得しています。

今更ですが、少し思ったことがあったのでコメントを。
まず最初に、自分はRDR2をプレイしたことがありませんのでその前提で。

結論から申し上げると、レビューに点数評価はイマイチであると言えます。
それの説明の前に、まず数字についての話をするべきなのでそれについての話を。
まず、数字というのは相対化の絶対的指標(つまり、1と2であれば誰が見ても2の方が大きいと判断する)と言えます。それが逆転する、ということは数学ではあり得ません。
また、誰が見てもそれについての評価は覆りません。1と2であれば、算数の教育を受けているならば必ず2の方が大きいと判断します。
この二つは絶対に成り立つ、と考えてください。

さて、ここまで数字に関して言及しましたが、ゲーム(もう少し話を広げると芸術分野)を点数評価しているメディアが多いですが、これは数字のことを考えるとほぼ誤りと言えます。何故なら、相対評価と芸術は相性が非常に悪いと言えます。

例えば、kentさんの例を使うと無双系とスカイリムでは面白さは全く違います。
数字を使うのであれば、この場合誰がどう見てもスカイリムの方が面白くなければなりません。(もっと厳格にいうと、スカイリムの方が1・5倍面白くなければなりません)
ですが、(自分はスカイリムやったことないですが)そんなことは現実ではあり得ません。その理由は一言で言うと点数の定義が曖昧だからです。
だからこそ、「なんとなく」と言う感覚で数字を使ってゲームに評価を下しているわけですが…

しかし、これはかなり失礼な話です。
例えば、モナリザと他の画家で「数字で」評価を下せるのでしょうか?
(絵の濃淡を数字で表して評価した、とかではなく感想を数字化した人はいるか?と言う意味です)
そんなことはできない、と言う人が多いと思います。仮にやるとしたら絶対的な指標(すなわち定義)を立ててやるべきですが、寡聞にして自分はそんなものを見たことがありません。

それと同じで、仮にゲームを数字で評価するならば絶対的な指標を立てて点数をつけるべきですが、そんなこと無理なのはkentさんの記事ですでに述べられているので省略します。
仮にそんなことをして評価していたら、自分はその人のことを尊敬はしますが、おそらくまともな評価にはなりません。

結論として、ゲーム(芸術)に数字を使うために論理的に進めると、返って非論理的な結論が出ます。その原因は数字を使うことにあります。
以上で、ゲームレビューで「評価」に数字を使うのは論理的に誤りです。
(ただし、ゲームのお気に入り度みたいな指標に数字を使うのは間違いだとは言い難いです。好き嫌いに論理的指標を持ってくるのは訳がわからない話になるので)

長文コメントありがとうございますm(_ _)m

何故、このような点数にしたのかの説明は芸術作品では非常に難しいですね。

レビュアーの気持ちを100%伝えるのは無理なので、実質不可能なんじゃないかと思います。

以前の記事でも書きましたが、作品は数え切れないほど様々な項目から成り立っているので点数というたった1つのステータスで表すなんて無理な話ですよね。

そこを突き詰めようとしたら途方もないくらいの論理的思考力が問われます。

まあ、論理的に間違っていたとしてもキャッチーなので半ば強引に採用しているというのが実情だと思いますが。

点数はアイキャッチ画像のような役割を果たすので、アクセスアップに最適ですからね。

当ブログでは変な先入観を持たせたくないので、記事の見出しに点数を持っていくことはしません。

レビューリストには利便性も兼ねて付けていますけどね。

仰る通りに、誤りといえど数字を使うメリットはわかりやすい、と言うところなんですよね。

例えばkentさんのお気に入りポイントも
「大好き」「好き」とか言われてもさっぱりですが、
「80点」「70点」と言われれば、80点の方が好きなんだな、と言うのがわかります。
自分の好きの度合いを数字化することについては寧ろ便利である、とさえ思えます。(それに関しては論理性もほぼ無視できるので、上のコメントの矛盾も解消できると)

実際は、他の方のコメント通りにお気に入りポイントだとパワーフレーズとして少し弱いため(個人のブログならともかく、公のメディア機関の場合)、評価と言わざるを得ないと言うのが現状と言われると納得せざるを得ないですね。

(あと、RDR2の話が本筋の記事なのに、あまり関係ない話の長文で申し訳ございません。この記事を見て、点数制への不満が爆発してしまったといいますか…ちょっと言いたいことが募ってました。次回以降はもう少し絞ります。形式もエセ論説文で読みづらいのなんのw)

数字は伝わりやすく感じます。

ぼくは点数の表記こそ避けていますが、記事タイトルでは頻繁に数字を入れています。

これも相手に伝わりやすいからなんですね。

商業が絡むと不本意でも従わないといけないのが辛いところです。

いえいえ、大変読み応えのあるコメントをありがとうございます!

このような論説文はぼくには書けないのでいつも感心していますよ(^^)

自分は加点減点両方ですね、最初に良い部分で加点して悪いところがあれば減点。
でも最終的に満足したかどうかなので点数はいつの間にか消えています。
何でこうなるんでしょう・・・。

結局のところ、多くのユーザーは自分にとって好きか嫌いかになってくるんだと思いますw

点数は気分によって全然変わってきますし、ぼくもお気に入り度はどうしようか常に迷っていますねw