どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年8月に配信されたPS4/Xbox One/Switch「Gleamlight(グリムライト)」のレビューをしていきます。
本作は闇に染まったガラスの世界を舞台にした2Dアクションゲームですが、めちゃくちゃ不親切なゲームですw
ゲームシステムの説明はもちろん、どんなストーリーなのかも教えてくれませんからw
頼りになるのは画面に映っている映像のみ。
今、どれだけ体力が残っているのか?ボスを倒すことでどんな技が使えるようになったのか?
それすらも教えてくれないので、プレイヤー自らがボタンを押すことで発生する変化に気が付かなければなりません。
発売前、「Hollow Knight (ホロウナイト)」と見た目やゲームジャンル、タイトルが似ていることから話題になりましたが、本質は似て非なる作品です。
ここからはそんなPS4/Xbox One/Switch「Gleamlight(グリムライト)」について詳しく語っていきます。
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- 闇に染まったガラスの世界を舞台にした2Dアクションゲーム。
- 敵を倒しながら奥へ進んでいく。
- 各フロアに設置されたスイッチを作動させるなどのギミックが存在する。
初リリース日 | 2020年8月20日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
価格 | 1,980円(税込) |
推定クリア時間 | 4~6時間 |
発売元 | D3パブリッシャー |
目次
良いところ
不親切だからこそ生まれるワクワク感
冒頭で本作について不親切と表記したので、ネガティブな印象を持ってしまった人も多いと思います。
ですが、不親切なのって一概に悪いことではないと思うんですよ。
何故なら試行錯誤するワクワク感を味わえるからです。
ゲームを進めていくとこんな感じで詰まってしまいましたが、試行錯誤をした結果、新しい発見がありました!
その時、ぼくは思ったんです。
「このゲームではこんなことができるのか!?」と。
もし、本作に親切なチュートリアルが存在した場合、こんな感動を味わえなかったことでしょう。
最近のゲームはどんどん親切になっているので、どんなシステムなのか?どんなストーリーなのか?
音声やメッセージを読んでいけば理解できるようになっています。
それはそれでユーザーフレンドリーだと思いますし、一般向けに出す場合はそれが正解でしょう。
でも、一方では観光ツアーみたいに縛られている感覚があると思うのですよ。
最近のゲームをプレイしていてそういった不満を持っている場合、本作を楽しめるかも知れません。
ホロウナイトに似ていることで生まれるワクワク感
偶然なのか、意識しているのかは謎ですが、本作は「Hollow Knight (ホロウナイト)」に良く似ています。
「ホロウナイト」は2018年にSwitchなどで配信された探索型2Dアクションゲームで、各地で絶賛されました。
尋常じゃないボリューム感、探究心をくすぐるマップデザイン、駆け引きが熱いボス戦、考察が楽しいストーリー etc…
魅力を挙げ出したらキリがなく、個人的にも大好きな作品です。
今回レビューする「グリムライト」を購入した動機も「ホロウナイト」に似ていることが大きかったりします。
実際には全然違うゲームだったんですが、表面的な部分は最後まで似ていると思いました。
抽象的なデザインの主人公、闇に覆われた世界観、近接攻撃中心の戦闘、ジャンプとエアダッシュを駆使して進んでいくフィールド erc…
この辺りは「ホロウナイト」と非常に近いので、同作品が好きな者としては、まるで、スピンオフ作品をプレイしているかのように感じます。
こうして書くと「ホロウナイト」が好きな人にもおすすめできそうに感じられるかも知れませんが、ぼくはおすすめしません。
ここからは本作をプレイして個人的に合わなかった点、気になった点を挙げていきます。
惜しいところ
いくらなんでも不親切過ぎる
良いところで不親切な部分を肯定的に書きました。
確かに良いなと思った部分も多くありますが、一方では「これはアカンやろ」と思った部分も多く感じます。
一番気になったのは、トゥルーエンディングを見るための条件がわかりにくいことです。
本作は一本道のゲームで、基本的には奥へ奥へと進んでいきます。
そして、数体のボス戦を終えるとエンディングが挿入されますが、そこで終わりではありません。
もう一度ゲームを進めると続きが始まり、新しい敵と戦えるようになります。
このように本作のエンディングは厳密にはクリアではなく、演出のようなもので、トゥルーエンディングが実質的なクリアなんですね。
しかし、トゥルーエンディングを見るには多くのゲーマーが嫌がることをしないといけないのです。
↑問題となるのが2つのエンディングを見た直後のシーン。
Switch版の場合、Yボタンを押すと光を放ちますが、何回ボタンを押しても動けません。
では、どうすれば良いのか?
ネタバレになるので袋とじにさせていただきます。
マップのバリエーションが少ない
全体的にマップのバリエーションが少なく感じました。
トゥルーエンディングまで4~6時間くらい掛かりますが、実は一度来た道を引き返す形式になっています。
そのうえ一部のボス戦も重複しているので、かなり水増しをしているんですね。
価格は1,980円(税込)と控えめとは言え、もう少しマップのバリエーションを増やせなかったのでしょうか?
単調なゲームプレイ
ゲームプレイは単調に感じます。
基本的には近接攻撃、ジャンプだけで進めてしまい、ギミックもスイッチくらい。
見た目が似ている「ホロウナイト」では手動での回復、隠し通路探しなど、ゲームプレイにバリエーションがあっただけに物足りなく感じます。
いくら1,980円(税込)と低価格とは言え、もう少し工夫が欲しかった。
Gleamlight(グリムライト)のレビューまとめ
不親切な点をどう捉えるのかで印象がガラッと変わる作品。
試行錯誤することに楽しさを見い出せば印象が良くなるかも知れませんし、何をすれば良いのかわからなくなることにストレスを感じてしまうようであればおすすめしません。
個人的にはワクワクした時もあれば「こんなのわかるか!」と激怒した時もあり、評価に困りましたw
このような挑戦をしたゲームをAAA級タイトルとして発売したら炎上してしまうでしょうから、ターゲット層が絞られたインディーズゲームとして発売するのは正解に感じます。
合う合わないはありますが、こういうゲームもあって良いなと思いました。
ホロウナイトとは似て非なる不親切なゲーム!
こんな人には特におススメ。
・試行錯誤するのが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・すぐに投げ出す人。
おまけ:ホロウナイトとグリムライトの違い
↑ホロウナイト
↑グリムライト
進行形式が違う
「ホロウナイト」は入り組んだマップを探索していくゲームで、ある程度は好きなように進めました(いわゆるメトロイドヴァニア)。
一方、「グリムライト」はほぼ一本道で、道なりに進んでいくことになります。
戦闘システムが違う
「ホロウナイト」は敵に攻撃を与えたりダメージを受けることでゲージが溜まっていきました。
そのゲージを使って回復をしたり、衝撃波を放てましたが、「グリムライト」にはその手の要素は存在しません。
その代わり敵にダメージを与えると体力を吸収することができるので、「ホロウナイト」よりも戦闘システムが簡略化されています。
カスタマイズ要素の有無
「ホロウナイト」ではチャームを装着して強化する要素が存在しました。
一方、「グリムライト」ではその手の要素は一切存在しません。
メッセージやHUDの有無
「ホロウナイト」では残り体力に変化があった時は画面上にHUDが表示されました。
また、キャラクターに話かけることでメッセージが挿入されましたが、「グリムライト」ではその手の要素は一切存在しません。
タイトル | グリムライト | ホロウナイト |
価格 | 1,980円(税込) | 1,480円(税込) |
クリア時間 | 4~6時間 | 20~30時間 |
マップデザイン | 一本道 | 迷路 |
カスタマイズ要素 | 無 | 有 |
メッセージ | 無 | 有 |
HUD | 無 | 有 |
メーカー | D3パブリッシャー | Team Cherry |
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やってみたい
やってみたいけどまずはホロウナイトほんけをやりたます
3周目に入るためにするまさかの例の行動、一応フラグ立つと文字の色が赤く変化するらしいですよ(わかるか!)