1989年4月に発売されたGB「スーパーマリオランド」を今回はレビューします。
GB「スーパーマリオランド」は人気アクションゲーム、「スーパーマリオ」シリーズのゲームボーイでは1作目となる作品です。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- ヒゲオヤジを操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
- ファミリーコンピュータ版とは異なる世界が舞台。
- シューティング形式のステージも収録。
初リリース日 | 1989年4月21日 |
対応ハード | GB |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 1~2時間 |
売上 | 累計419万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
いつでもどこでも遊べるマリオ
今となってはマリオのゲームがいつでもどこでも遊べるのは珍しくありません。
しかし、本作が発売された1989年はまだ据え置き型ゲーム機が中心で、「スーパーマリオブラザーズ」が発売されてから4年しか経っていません。
そう考えると当時マリオがいつでもどこでも遊べるというのは非常に大きな利点だったと思います。
特にゲームのプレイ時間が制限されている子供たちにとってはこっそりとプレイ出来ますからね!
据え置き機の場合はテレビを使用しないとプレイできない関係上、親に遊んでいるところをすぐに見つかってしまいますが、ゲームボーイの場合はいくらでも誤魔化せます。
「友達と野球してくる!」
なんて言ってバットやグローブ、ボールを持って行きつつ、カバンの中にはちゃっかり「スーパーマリオランド」を差し込んだゲームボーイを入れて外で遊びまくった少年も当時は沢山いたのではないでしょうか?
ゲーム内容の方はまんまポケットで遊べる「スーパーマリオブラザーズ」。
つまり、ステージクリア型のジャンプアクションゲームで、ジャンプをして敵を踏みつぶしたり、穴を飛び越えていくのがメインとなっています。
GBになっても失われない良さ
ゲームボーイになっても、マリオの根本的な面白さは失われていませんでした。
キャラクターを動かす楽しさ。ゲームオーバーにならないよう先に進む緊張感。
耳に残るBGM。絶妙なジャンプアクション。
ファミコン版で良かった部分はちゃんと継承されています。
たった4年前まではテレビに接続しないと遊べなかったゲームが携帯機としていつでもどこでも楽しめたって考えると凄いですよね!
シューティング面を収録
一部のステージでは乗り物に乗って先に進むシューティング形式となっています。
ゲームジャンルが変わっていますが、良いアクセントになっており、これはこれで面白いです。当時は2Dシューティングが人気だったので、マリオも流行に乗ったのでしょうか?
シューティングステージを収録した2Dマリオは後にも先にも本作のみ(2017年時点)なので印象的です。
ゲームをクリアするまでのハードルが大幅にダウン!
記録的な大ヒットとなった「スーパーマリオブラザーズ」シリーズ。
しかし、クリアした人は意外にもかなり少ないと思います。
難易度が高いのはもちろん、セーブ機能が搭載されておらず、ワープを使用しなければ32ものステージをクリアしなければなりませんからね。
さらに当時は高橋名人の影響で「ゲームは一日一時間」という決まりが家庭内で定着しており、粘り強くプレイしても制限時間によって強制終了させられる事も多かったと思います。
本作の場合は収録されているステージが12と少なく、外でこっそりと楽しむ事が可能なので「スーパーマリオ」シリーズで初めてクリアした作品になった方も多いのではないでしょうか?
余談ですが、初代ゲームボーイの電池寿命はアルカリ乾電池の場合、なんと35時間も持ちました!
その代わり単3形が4個も必要ですが、これだけの持ち時間があれば「スーパーマリオランド」を100周はクリア出来ます。その代わりモノクロ映像になっていますけどね・・・
惜しいところ
再現度がイマイチ
ゲームの面白さを大きく損なうとまでは行きませんが、ファミコン版からの再現度はイマイチでした。
例えばスーパースターで無敵状態になった時のBGMが何故か「天国と地獄」だったり、落下速度が異様に速かったりと、ゲームボーイのハード性能を引き出せなかったのか他の作品に慣れた後だと違和感が強いです。
また、世界観もマリオらしさを感じられず、何故かUFOやスフィンクスが登場しました。
1UPキノコがハートになっていたり、パックンフラワーがただの食虫植物になっていたりとお馴染みのアイテム・敵もおかしいので、公式タイトルなのにパチモノ感が強いです。
ボリューム不足
用意されているステージは、12となっています。
前年に発売されたFC「スーパーマリオブラザーズ3」は約80ステージ。初代「スーパーマリオブラザーズ」は32ステージだったので、どれだけ少ないのかよく分かると思います。
FC「スーパーマリオUSA」のようにステージの密度が濃いわけでもないので、これだけ少ないと1周クリアは30分もかかりません。
ステージが少ない分ワープが一切出来ず、ゲームオーバーになったら1-1からやり直しなので初回ゲームクリアまではもう少し時間がかかると思いますが、何回も遊ぶ事を前提にしないと満足出来ません。
全体のまとめ
いつでもどこでも遊べるマリオである点が最大のウリとなる作品。
ボリュームも控えめで他のシリーズ作品と比較したらアッサリ感は否めませんが、「スーパーマリオ」の良さは失われておらず、入門用としてプレイするのも良いと思います。
電池交換までに100周は楽しめるコンパクトな2Dマリオ!
こんな人には特におススメ。
・マリオファン。
こんな人にはおススメできない。
・2Dマリオのイメージが固定化している人。
スーパーマリオランド/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約20時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
魔界塔士サガと共に、自分のために、一番最初に買ったゲームで、もう何回遊んだかわかりません!!
世界観はマリオと違いますが、そんなことは、全く気になりませんでした。
マリオが小さいのは気になってましたけど、6つの金貨で、ファミコンと同じ大きさになったことは、感動でしたね。
1周は、子供の頃は長く感じたけど、今やると、短くてビックリです。