【レビュー】マリオ&ルイージRPG3!!! [評価・感想] DSの機能を活かしまくったシリーズ最高傑作!


マリオ&ルイージRPG3!!!/DS
マリオ&ルイージRPG3 DX/3DS

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2009年2月に発売されたDS「マリオ&ルイージRPG3!!!」のレビューをしていきます。

本作はマリオブラザーズが活躍するアクションRPGシリーズの3作目ですが、ぼくがプレイしたDSのマリオゲーでは一番”らしさ”を感じられました!

ストーリーからゲームデザインまで何もかもがDSの仕様と噛み合っていて本体を持っていたら是非手を出してほしい作品です。

そんなDS「マリオ&ルイージRPG3!!!」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※2018年12月にはリメイク作の3DS「マリオ&ルイージRPG3 DX」が発売。

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このゲームを3行で説明すると?
  • マリオブラザーズが主人公のアクションRPG。
  • 主な舞台はクッパの体内で、クッパ自体を操作することもできる。
  • 戦闘システムはコマンドバトルにアクション要素を加えたような感じ。
初リリース日 2009年2月11日
対応ハード DS/3DS
ジャンル アクションRPG
推定クリア時間 20~30時間
売上 初週21.0万本/累計72.0万本
発売元 任天堂

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良いところ

クッパの体内を大冒険するゲームデザイン

マリオの宿敵として知られるクッパ。

なんと、今作の主な舞台は彼の体内なんです!

マリオとルイージはひょんなことからクッパの体内へ入ることになり、冒険を繰り広げていくことになります。

ポイントなのが、マリオブラザーズパートとクッパパートを交互に切り替えられること。

クッパのような化け物の体内を探索するゲームはそこまで珍しくありませんが、ボタン1つで操作対象を化け物に切り替えられる作品は初めて見たので驚きました。

このようなゲームデザインは2画面を搭載したDSとの親和性が非常に高く感じられます。

というのも各パートは上画面と下画面に分けられているからです!

そのため両パートを同時に眺めることが可能で、並行して進めている感覚を味わえました。

クッパとマリオブラザーズのコンボが面白い戦闘

今作ではクッパパートも用意されているので、彼を操作して敵と戦うことも出来ます。

面白いのが、バキュームという技で敵を吸い込んだ時。

前述の通り今作のマリオブラザーズはクッパの体内を冒険しています。

ということはクッパが敵を吸い込んだらマリオブラザーズが体内の中で敵と戦うことになるじゃないですか!?

言ってしまえばバトンタッチのようなものですが、シチュエーションがユニークだと思いました。

気になる戦闘システムはこれまでのシリーズ作品と同じくコマンドバトルにアクション要素を加えたような感じ。

タイミング良くボタンを押すことでより多くのダメージを与えたり敵の攻撃を防ぐことが出来ます。

個人的にアクション要素があるとコマンドバトルでも退屈しなくなるので気に入っています♪

ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)

テンポ良く挿入されるミニゲーム

ゲームを進めていくとミニゲームが挿入されますが、いずれも素晴らしいアクセントでした!

全体的に難易度が高めなのは好みが分かれるところですが、いずれも良く出来ています。

しかもタッチペンや2画面、マイクなどDS独自の機能を活かしたミニゲームばかりなので、DSならではの遊びを存分に堪能出来ました。

個人的にゲーム機の機能を活かした遊びは(快適性を損なわない限り)好みなので、ストーリーの合間に挿入されるとワクワクしましたね。

ただでさえクッパとマリオブラザーズを交互に切り替えていくゲームデザインによってワクワクしていたのに数多くのミニゲームを挿入してくるとは!?

ゲームクリアまでのプレイタイムは約20時間程度でしたが、その割には濃密な時間に感じられました。

マリオとルイージの兄弟愛

「マリオ&ルイージRPG」シリーズは他の派生タイトルよりもキャラクターの描写が細かい傾向にあります。

今作ではその特徴が良い方向に作用しており、マリオとルイージの兄弟愛を丁寧に描いていました!

特に印象的だったのは、再会してハグするシーンと瀕死状態の相方をかばうシーン。

このような描写は他のシリーズ作品では見られなかったのでグッと来ました。

クッパの良い部分も描かれていましたし、本作をプレイするとマリオブラザーズやクッパの好感度がアップするかも!?

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惜しいところ

コマンドバトルにしてはアクション性が高過ぎる

前述の通り今作の戦闘システムもアクション性を取り入れたコマンドバトルになっています。

が、終盤に差し掛かると敵の攻撃が非常に激しくなって頻繁に回避を求められるのが気になりました。

酷い時には1ターンに10回も攻撃を避けなければならない時があり、アクション面が出しゃばりすぎています。

コマンドバトル制を取り入れているからにはアクション性よりも戦略性を高めた方が良かったような?

このように今作はアクション性が高すぎるので、苦手な人はレベル上げをしないと厳しいでしょうね。

個人的には「ペーパーマリオRPG」シリーズくらいのアクション性が丁度良いと思いました。

飛ばせないイベント

本作のイベントシーンは飛ばすことが出来ません。

イベントシーン自体は長くないので普段は良いんですが、ボス戦前は気になりました。

というのも本作はゲームオーバーになるとセーブファイル画面に戻されてしまう仕様だからです。

そのためボス戦でゲームオーバーになってしまった場合はもう一度イベントシーンを見なければならず、少しイライラしてしまいました。

前述の通り本作はアクション性が高く、難易度がそこそこ高いので何度かゲームオーバーになってしまいます。

それだけにボス戦前のイベントシーンを見る機会が多くなるのでスキップ機能がほしかった。

やや低い自由度

RPGと言えば自由度の高さも重視されますが、今作の場合はやや低く感じられました。

というのもマリオブラザーズはゲーム中盤までずっとクッパの体内に閉じ込められているからです。

クッパパートにしてもそこまで自由にマップを移動できないので少し窮屈に感じます。

また、用意されたフィールドやサブイベントも少ないため、マリオブラザーズがクッパの体内から脱出した中盤以降もそこまで行動範囲は広くなりません。

寄り道要素として定番のミニゲームはメインルートで強制的にプレイさせられるので、今作はリニア式の側面が強く感じられました。

煩雑な操作性

このシリーズは毎回操作が煩雑ですが、残念ながら今作でも健在でした。

まず気になったのが、マリオブラザーズパートはAとBボタン。クッパパートはXとYボタンと操作するボタンが割り振られていること。

誤って違うボタンを押すとパートチェンジしてしまうので、久しぶりにプレイすると混乱してしまいます。

あと、ゲームの進行上、頻繁にタッチペンの出し入れを行う必要があるのもやや面倒に感じました(※)。

※普段はボタン操作中心ですが、ミニゲームやクッパのスペシャル技使用時はタッチペンを使った操作を行うことになります。

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全体のまとめ

シチュエーションやゲームデザインがユニークな作品。

マリオのゲームはDSでも色々発売されましたが、本作が一番機能を活かしていると思います。

ギミックのバリエーションも多く、作りも丁寧なので、DSソフトのお手本とも言えるような作品。

メインストーリーに力を入れ過ぎたのかRPGにしては自由度が低く、強すぎるアクション要素の主張が少々気になりますが、とても良く出来ています。

そのためか発売週以降も売れ続けてシリーズの中ではダントツに高い売上を記録しました。

ストーリー性が高いマリオのゲームを求めている方は是非どうぞ!

DSの機能を活かしまくったシリーズ最高傑作!

こんな人には特におススメ。
・クッパファン。
・アクションRPG好き。

こんな人にはおススメできない。
・反射神経が鈍い人。
・自由度を求める人。

マリオ&ルイージRPG3!!!/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約20時間

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10件のコメント

実質クッパが主役というくらいクッパが目立ってました、今まで仲間として共闘したこともありましたが主人公として描かれてませんでしたから。

DSの機能を使っていて二画面や縦持ち、マイクやタッチといったのを最大限に生かしてかつ快適さを損なわずに生かしていてDSならではの体験も堪能できました、これらの機能は主にクッパパートで使うことが多く特に巨大化バトルは最大限に使っていました、ただ巨大化バトル自体はあまり好きではありませんでしたが…

チャレンジモードも用意されていて強化されたボスと再戦や一部のスペシャルアタックのスコアアタックといったやり込みもあったのも良かったです。

3週くらいプレイを繰り返してスペシャルアタック無し縛りとかもやりましたので1程ではないけどマリルイの中では2番目に好きなタイトルです、順位付けすると1<=3<2=4<ペパミク です。3がリメイクされますからこちらもプレイしてみます。
無印とDXと並行してプレイして行きますのでこれで4週目になりそうです。

確かに今作ではクッパが目立っていましたね!

クッパRPGに改名しますか!w

まあ、タイトルの「!!!」はクッパも含めているからだとは思いますが。

DSの機能って使い方次第では蛇足になってしまいがちですが、本作は上手く活かしていたほうなんじゃないかと思います。

3周もプレイされていましたか!?

しかも縛りプレイもされていたようで、相当な思い入れがありそうですね。

RPG2〜4までプレイしたことあるのですが、一番満足感が高く中毒性を感じたのはこの作品ですねw
つい面白くて2周プレイして、さらにレベル上げ禁止でもう一周までしてしまいましたw
慣れればレベル上げ禁止しても(ボス以外の経験値無し)なんとかクリアできますが慣れてない人だと中盤以降、行動パターンが読みずらい敵がそれなりに出た気がするのでキツイと思います。
特にボスが難しいと感じると思いました。

後はミニゲームも初見ですと難易度が高いですね。これも慣れで簡単にクリアできるようになるので、ゲームを楽しくなるための起爆剤になるんですけどね。

RPG2は世界観があまり好みでなく、かつ3と比べると色々と簡素なところがあるのがイマイチ(あくまで3と比べてですが)で、4はボリュームはあるのでとても面白いのですがシステム(特に難しいモードの巨大化バトル)が甘い印象があってイマイチでした。
3の巨大化バトルは割と軽いため、縛りプレイでもあまり影響がなかったと思います。

3dxはどうなるのかとても楽しみですね。

シリーズの中では3が一番万人受けしそうな印象でした。

メトロキシドさんもかなりやり込みをされていたようですね。レベル上げ禁止はRPGのやり込みあるあるだと思いますw

確かにテクニック次第ではレベルを上げなくてもなんとかなることがありそうですもんね。

難易度は全体的にキツめでしたが、個人的にはこのくらい難しいほうがやり甲斐を感じます。

ぼくも同じような理由で3が一番好きですね~。

3 DXは順当に行けば今作の欠点を潰した良作になっていそう。

僕もあの当時は高いアクション性の影響でクリアーを諦めてしまいましたが、リメイク版では初心者の救済措置やイベントシーンの早送りが1DXの頃から実装されてますのでそのような問題点は緩和されてそう。

操作は煩雑でしたか?僕は前作のマリルイ2の操作が煩雑過ぎたので、あれよりは相当マシになったと思いましたね。

リメイク版は痒いところにも手が届いていそうですね!

グラフィックも美しくなり、新モードが追加されているのでシリーズ最高傑作になるか!?

このシリーズはいつもマリオブラザーズを同時に操作しますから操作性はいつも煩雑ですよねw

シリーズ共通で言えるけどコマンド式ではあるけど結構ボタン操作が多いw
3は特に完成度が高い気がしますね、いつか4もやってみたい。

なかなか忙しいシリーズですよねw

複数のキャラを同時に操作するというコンセプトからして無理もありませんが。

赤ちゃん版兄弟が一緒の2は何故に飛ばされた?(笑)四人も同時操作しなきゃならんのがムズイと感じる人が多かったからでしょうか?

そうですね、4人同時は多すぎますw

前作から倍増させてインパクトを生み出したかったんだと思いますがw