マリオゴルフGB/GB
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1999年8月に発売されたGB「マリオゴルフGB」のレビューをしていきます。
本作はキャラクターを育成していくゴルフゲームですが、ぼくにとってはポケモンと並ぶ思い出の作品です!
1990年代末期。
当時は「ポケットモンスター」を中心とした育成RPGがゲームボーイ市場で流行っていました。
マイキャラを育てて友達と対戦する。
それがもう、すっごい楽しくって、何周もプレイして色んなポケモンを育成したものです。
今回レビューするGB「マリオゴルフGB」にもそういったポケモンに通ずる楽しさがあったりします。
ぼくの場合、父と対戦する機会に恵まれていたので、何周もプレイして楽しみました。
ここからはそんなGB「マリオゴルフGB」の良いと思った点から書いていきます。
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- キャラクターを育成していくゴルフゲーム。
- フィールドを探索してストーリーを進めていくRPG風のゲームモードが収録されている。
- 各ゲームモードを攻略することでマイキャラのレベルが上っていく。
初リリース日 | 1999年8月10日 |
対応ハード | GB |
ジャンル | スポーツ |
売上 | 初週9.3万本 |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
キャラクターを育てていく楽しさ
本作で特徴的なのが、キャラクターの育成要素です。
従来のゴルフゲームには育成要素が存在しませんでした。
各プレイアブルキャラクターの能力値は完全に固定化されていて、どんなにやり込んでも変動することはありません。
一方、本作ではマイキャラを作成することが可能で、やり込んでいくことで経験値が加算。
一定まで貯めるとレベルが上っていき、特定の能力値を上昇させることができます。
飛距離、高さ、コントロールなどなど。
基本的にはレベルが上がれば上がるほど飛距離を伸ばせるようになるので、カップまでが長いロングホールの攻略も楽になります。
しかし、レベルが上がるとコントロールが悪くなっていき、ミスショットをしやすくなるので、飛距離だけに全振りすることはできません。
今は飛距離に割り振るか?それともコントロールに割り振るか?
そういった葛藤が生まれてくるので、よく考えられています。
RPG風のストーリーモードを収録
キャラクターの育成要素と並んで目玉となるのがRPG風のストーリーモードです。
ストーリーモードではフィールドを探索してストーリーを進めていきます。
ストーリー自体は各クラブハウスを制覇するというありがちなものですが、マリオのゲームとしてみたら面白く感じました。
というのも本作のストーリーモードではオリジナルの人間キャラが主人公だからです。
舞台も現実世界で、マリオたちはファンタジーのような立ち位置となっています。
当時はマリオのゲームではマリオが主人公であることが常識と化していたので、第三者の目から見たマリオたちが描かれているのは新鮮に感じました。
フィールド探索を探索する楽しさ
RPGと言えばフィールド探索です。
本作でもそういった側面があって、色んなマップを行き来して探索したり、聞き込みを行うことができます。
斬新だったのが、経験値を稼ぐ方法です。
本作はゴルフゲームになるので、RPGのような戦闘は存在しません。
その代替となるのがゴルフを通じた対戦で、いろんな形式が用意されています。
ストロークやマッチプレイ、ミニゲームなどなど。
色んな形で対戦を行っていき、経験値を稼ぐことになるので、飽きずに楽しめました。
美しい2Dグラフィック
本作はゲームボーイソフトになるので、全編2Dドットで描かれています。
これがですね、ゲームボーイ史上最高峰と言っても良いほどのクオリティなんですよ。
何よりも凄いのが、地形の質感です。
草むらの生い茂っている感じとか、傾斜の立体感とか。
過去に発売された関連作では描ききれなかったところもしっかりと表現されているので、職人芸の粋に達しています。
本作が発売されたのは1999年。
初代ゲームボーイが発売されてから10年も経っていたので、同ハードの機能をふんだんに活かした作りとなっています。
本作はゲームボーイカラー専用ソフトになるので、普通のゲームボーイではプレイできません。
N64版との連動要素
育てたキャラはN64「マリオゴルフ64」に連れていくことができます。
同作では3Dグラフィックを採用しているので、育てたキャラが立体化することに感激していました!
しかもですね、単に連れていけるだけではなく、同作でコースを回っていくと経験値が加算されるんですよ。
最大3キャラまで連れていくことができたので、当時はぼくと父、弟が「マリオゴルフGB」でキャラを育て、N64版で戦わせる遊びにハマっていました。
ポケモンに置き換えると、GB「ポケットモンスター赤・緑」でポケモンを育ててN64「ポケモンスタジアム」で戦わせるような感じでしょうか。
GB版同士での対戦とは違い、テレビの大画面を共有して対戦することになるので、当時は夢中で遊んでいました。
レベルがカンストしてもデータを消して最初から遊び、新しいマイキャラを作ったものです。
そして、次はどんな方向性のキャラを作るのか考えたりしたので、今、思うとポケモンのような感覚で楽しんでいたことに気が付きましたw
惜しいところ
CPUがおバカ
マッチプレイではCPUが操作するキャラクターと対戦することになります。
が、序盤の対戦相手はおバカ仕様となっているので萎えました。
例えばね、ボールがグリーンに入っても明後日の方向に飛ばすことがあるんですよw
あからさまにわざとやっているように見えることがあったので、父は怒っていましたw
マリオ要素が薄い
本作はマリオ要素が良くも悪くも薄いです。
使えるキャラクターの大半はオリジナルの人間で、マリオキャラはマリオ、ルイージ、ワリオのみ。
目玉のストーリーモードもマリオの要素は控えめで、彼らはほとんど登場しませんし、マリオならではのギミックも控えめとなっています。
大人向けのゴルフゲームとしてみたらアリですが、マリオファンからしたら物足りなく感じるかもしれません。
マリオゴルフGBのレビューまとめ
ゴルフゲームの常識を打ち破った作品。
ポケモンのようにキャラクターを育てる楽しさ。N64版との連動。RPG風のストーリーモードなど、マリオの派生作品で済ませたら勿体ないほどの挑戦をしています。
マリオ要素が控えめなのは気になりましたが、後のゴルフゲームではRPGの育成要素を盛り込むのが常識と化したので、先駆け的な作品です。
ぼくの場合、育成RPGとしてはポケモンと並んで好きな作品だったりします。
友達と対戦することはありませんでしたが、家族と対戦する機会には恵まれたので、親子のコミュニケーションツールとして活用していました。
ぼくが「マリオゴルフ64」について語る場合、本作は欠かせない存在です。
ポケモンと並ぶ思い出の育成RPG!
こんな人には特におススメ。
・ゴルフ好き。
・育成好き。
こんな人にはおススメできない。
・マリオ要素を求める人。
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