2018年8月に配信されたPS4/Switch「汐 -SHIO-(シオ)」を今回はレビューします。
PS4/Switch「汐 -SHIO-(シオ)」はからくり屋敷の中でアスレチックを繰り広げていく2Dアクションゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,000円。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
目次
良いところ
特ホウ王国にスクープされそうなとんでもアクション
さて、ダウンロードした「汐 -SHIO-」をプレイするぞ~♪
なんだこれは!?
本作はよく見かける2Dのジャンプアクションゲームになります。
この手のゲームは30年以上の歴史があり、今までに数え切れないほどのタイトルが発売されました。
そのため目立つには独自性が必要になってくるんですが、本作の場合、とんでもアクションで突っ込まずにはいられないんですw
なんと、ランタンをキック攻撃することで飛び上がり、その衝撃を活かしてからくり屋敷をどんどん登っていくことがメインとなります!
キック攻撃は無制限に可能なので、その気になれば延々とランタンを蹴り続けてずーっと地面に足を付けずにいられるんですw
その様子は「投稿!特ホウ王国」にスクープされそうなレベルで、自由な発想で世界を描ける2Dアクションゲームとは言えぶっ飛んでいますw
触っていて気持ち良い
ジャンプアクションで重要なのが、手触り感。
この辺が上手く出来ていないと面白さが半減すると思います。
そういう意味で本作はジャンプやダッシュする時に程良い慣性が働くので、触っているだけで気持ち良かった!
ジャンプ時はフワッとした浮遊感が存在し、ダッシュしてから急転換すると少し滑るので、感覚的にはFCD「スーパーマリオブラザーズ2」でルイージを操作しているような感じ。
個人的にはこの操作感覚が面白さを強めていると感じられ、ランタンを蹴り続けて高いところに登っていくアクション性と相まって無意識にプレイしたくなりました。
リトライ前提のバランス調整
例によって本作は難易度が高いです。
ステージによってはミスの回数が数十回に達するほどで、リトライ前提のバランス調整となっています。
何が難しいかって、空中でランタンを蹴りながら回転ノコギリなどの障害物を避けないといけないことです。
しかもステージを進めていくとランタンの位置が変則的になり、見えない回転ノコギリ、どこからか飛んでくる火の玉など意地悪なギミックが次から次へと現れ、しかも1回攻撃を食らったら即アウトなので針の穴に糸を通すかのようなプレイが求められます。
あまりにも鬼畜なので、まるでお”しお”きをされているかのよう。
しかし、例によってチェックポイントが非常に多く、リトライも一瞬なので多少ミスした程度では苦にならず、マゾゲー好きとしてはついプレイを続けてしまいます。
「スーパーミートボーイ」や「Celeste(セレステ)」が好きな人はハマるかも!?
品格のある世界観
ステージの舞台となるのはアジアを彷彿とさせるからくり屋敷。
背景には多数の看板や紅葉、竹林、山などが描かれており、切なくて美しいBGMによって品格のある世界観を構築しています。
ゲーム自体が「動」なので真逆のような気もしますが、逆にそれが独特の雰囲気を醸し出しており、ランタンを使ったとんでもアクションと相まってかなりのインパクトを感じました。
惜しいところ
おかしな翻訳
本作は日本語テキストも用意されていますが、翻訳がおかしいんですw
明らかに日本語の文法が間違っていたり、文字が途切れています。
しかし、本作はアジアのテイストが強いので、おかしな日本語はこれはこれで味になっている気がしました。
ちなみにストーリーは夢が強く絡んでいるため支離滅裂で理解するのは困難ですが、ゲームクリアの動機にはなっていると思います。
全体のまとめ
2Dアクションゲームらしく自由な発想で作られた作品。
一流の高難易度2Dアクションゲームなのかと言われると僅かに及ばない印象ですが、それでも中毒性は高く、この手のジャンルが好きな人はプレイして損はありません。
個人的には慣性が利いた操作感覚やランタンを使ったとんでもアクション、そして世界観がツボです♪
お”しお”きされるのが好きなマゾゲーマーにはたまらない静と動が合わさったとんでも2Dアクション!
こんな人には特におススメ。
・マゾゲー好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームが苦手な人。
汐 -SHIO-/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約5時間
特ホウ王国とは、懐かしいですね(笑)
不思議な雰囲気のゲームだと思っていましたが、操作方法も独特ですね。
翻訳はむしろ面白いレベルですね。浅い夢なのかディープなのか‥。ある意味雰囲気的に許されちゃいますね!