塊魂アンコール/Switch / PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
塊魂。
2000年代中盤にヒットしたPS2ソフトで、様々なモノを巻き込んで塊を大きくしていくのが楽しいゲームでした。
その後、2011年までは新作が定期的に発売されましたが、それ以降は停滞。新作が途絶えてしまいます。
そんな中で発売されたのが今回レビューする「塊魂アンコール」。
シリーズ1作目をリマスター化した作品で、かつての名作を高解像度で楽しむことができます。
完全新作ではありませんが、「塊魂」は無性にプレイしたくなるゲームになるので、今回のリマスター版は大きな意義を感じました。
ただ、不満点も目立っているので、その辺りも含めて詳しく語っていきます。
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- ステージクリア型のアクションゲーム。
- 制限時間以内に様々なモノを巻き込んで塊を大きくしていく。
- 2004年に発売されたPS2「塊魂」のリマスター版。
初リリース日 | 2018年12月20日 |
対応ハード | Switch/PS4/Xbox One |
ジャンル | アクション |
売上 | 初週1.1万本/累計3.5万本 (Switch版) |
推定クリア時間 | 4~5時間 |
発売元 | バンダイナムコ |
目次
良いところ
懐かしの転がしアクション
「塊魂」は様々なモノを巻き込んで塊を大きくしていくゲームです。
舞台となるのは現実世界なので、巻き込むモノは
缶、くだもの、自転車、車、ビル
など身近なものばかり。
攻略のカギとなるのが、巻き込むモノの大きさです。
例えば塊の大きさが5cm程度の時は自転車を巻き込むことはできませんが、2M程度になると余裕で巻き込むことができます。
今はどんなモノを巻き込めるのか?
効率良く進めるうえでは考えなくてはいけません。
この辺りの話はシリーズ共通ではありますが、久しぶりにプレイしたことで改めて良さを感じました。
なんというか、様々なモノを巻き込んで塊を大きくしていく感覚が心地良いんですよ。
イメージ的にはコロコロクリーナーを転がしているような感じでしょうか。
あれ、転がしていると床に付いた髪の毛やホコリが大量に取れるから気持ち良いんですよね。
「塊魂」ではそんな快感を味わうことができるので、定期的にプレイしたくなります。
リマスター化されたことでの恩恵
本作のゲーム内容は基本的にはシリーズ1作目と大差ありませんが、リマスター化されたことで画質が美しくなっています。
その際に驚いたのが、オリジナル版の凄さです。
オリジナル版はPS2ソフトとして発売されました。
PS2と言えば2~3世代前のゲーム機です。
そんなゲーム機のソフトを今更リマスター化しても大したものにはならないんじゃないかと思っていたんですが、予想以上に遊べますw
画面に表示されるオブジェクトの量は昨今のゲームと比べても多すぎるくらい。
ステージのスケールも大きいので、「塊魂」はPS2のマシンパワーを限界まで引き出した作品であることを実感しました。
シュールな演出
「塊魂」らしいシュールな演出は今作でも健在です。
無駄に豪華なボーカル付きのBGM、意味不明な歌詞、下手くそなアフレコ、謎のキャラクター。
随所でクリエイターのセンスを感じる要素が散りばめられています。
こうして聞くとインディーズゲームのように見えますが、そこはメジャーゲーム。
ボーカル付きのBGMは豪華歌手陣が担当しているので、資金力のあるバンダイナムコだからこそ生み出せたように感じます。
本作の価格は約3,500円。
様々なモノを巻き込んで塊を大きくしていくステージクリア型のゲームとして見ると高く感じますが、豪華歌手陣のBGMなどを考慮に入れると妥当だと思うようになりました。
惜しいところ
微妙に漂う古臭さ
2004年のゲームが土台になっているので、やはり、古臭い部分があるのは否めません。
ぼくが最も古臭いと思ったのが、データセーブが手動であることです。
昨今のゲームはデータセーブが自動で行われるので、手動にしか対応していないのは面を喰らいました。
これ、ゲームを終了するにデータセーブを行う習慣を付けていない人がプレイしたら泣きを見るんじゃ?
癖のある操作感
古臭いという意味では、操作性も該当します。
塊を動かすには2本のアナログスティックを同時に傾けなければなりません。
最近のゲームは左スティックで移動。右スティックでカメラ操作が基本なので、この操作性は古臭く感じました。
一応、1本のスティックだけで移動できるモードも用意されていますが、カメラを自由に動かすことはできないので、もどかしく感じます。
(この辺りを下手にイジるとゲームバランスが崩壊してしまうので難しいところだとは思いますが・・・)
あくまでも1作目のリマスター
本作はシリーズ1作目のリマスターになるので、2作目以降に慣れていると物足りないところがあります。
「塊魂」は作品を重ねる毎にスケールが大きくなり、ステージの種類も増えてきました。
そちらと比べたら本作のスケールはこじんまりとしていますし、ステージの種類も少なく感じます。
かくいうぼくもPS3の「塊魂トリビュート」などをプレイ済なので、終盤のステージをプレイしている時は「もう少しスケールが大きくならないのかな?」と思いました。
塊魂アンコールのレビューまとめ
いくつかの不満点はありますが、「塊魂」の良さはしっかりと味わえる作品です。
オリジナル版をプレイ済の人が懐かしさ目的で買うのはもちろん、新規ユーザーが手を出すのにも適した作品です。
特にSwitch版はおすそ分けプレイやジャイロ操作にも対応しているので、パーティゲームとしても良いのではないでしょうか?
微妙に古臭いが、色褪せない良さがある!
こんな人には特におススメ。
・バカゲー好き。
・コロコロクリーナー好き。
こんな人にはおススメできない。
・コスパ重視の人。
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