【レビュー】ギアーズ オブ ウォー 2 [評価・感想] ぼくがXbox 360贔屓になるきっかけを生み出した傑作!


ギアーズ オブ ウォー 2/Xbox 360 (通常版) / (限定版)  

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2009年7月に発売されたXbox 360「Gears of War 2(ギアーズ オブ ウォー 2)」のレビューをしていきます。

本作は人間と地底生物が戦いを繰り広げるTPSの2作目になりますが、ぼくがXbox 360贔屓になるきっかけを生み出した傑作でした!

異論があることを覚悟して書きますが、個人的に「ギアーズ オブ ウォー」シリーズで最も好きなのが本作になります。

どのくらい好きなのかと言うと、Xbox 360ソフトの中ではもちろん、三人称シューティングゲーム(以下、TPS)というジャンルの中でもNo1に挙げたいくらいw

新たに分かりやすい欠点も生まれてしまいましたが、お気に入り度で表すと100%になります。

ぼくがお気に入り度100%にするタイトルは年に1本出るか出ないかのレベルなので、これは凄いことなんですよ。

あまりにもハマったので、本作を機にぼくのゲームライフはXbox 360を中心に回っていきました。

そんなXbox 360「ギアーズ オブ ウォー 2」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 三人称視点のアクションシューティングゲーム。
  • 銃で敵を倒しながら仲間と共に目的地まで進んでいく。
  • 前作から様々な武器、乗り物、マルチプレイの新ルールが追加された。
初リリース日 2009年7月30日
対応ハード Xbox 360
ジャンル TPS
推定クリア時間 10~12時間
売上 初週4.9万本
発売元 マイクロソフト

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良いところ

改善されたゲームボリューム

日本国内では2007年1月に発売されたXbox 360「Gears of War(ギアーズ オブ ウォー)」。

遮蔽物にピタッと貼り付けるカバーポジション、Aボタンに集約されたアクションなど、後のTPSでスタンダードとなる多数の要素を兼ね揃えたエポックメイキングな作品でした。

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しかし、ハード初期に発売されるタイトルの宿命なのでしょうか?

キャンペーンモードのボリュームは控えめで、腹6分目でした。

つまらないゲームだったらそれでも良かったんですが、困ったことに「ギアーズ オブ ウォー」は極上の逸品だったんです。

「美味しいからこそもっと食べたい」

そんな作品でしたが、今回レビューする「ギアーズ オブ ウォー 2」はボリューム面でも改善されていました!

例えで表すと腹6分目から腹8分目に増したような感じ。

腹10分目ではないので人によってはこれでもボリューム不足に感じるかも知れませんが、個人的には満足しました。

国内版は追加チャプターが最初から収録されているのも嬉しい

大幅に増したアトラクション要素

「ボリュームが増してもドンパチの繰り返しをするだけじゃ中だるみするんじゃ…」

ここまで読んでそんな懸念を持たれる方も居そうですが、心配は要りません。

前作とは比べ物にならないくらいゲームプレイのアクセントが増したので、最後まで退屈せずに楽しめました。

大きな要因となっているのが、前作でも見られたミニゲーム要素。

ゲームを進めていくと巨大マシンに乗って戦うミニゲーム的なシチュエーションに出くわします。

そのバリエーションが非常に多く、いずれも通常のドンパチでは味わえないほど迫力ある体験を味わえました。

特に印象的だったのが、巨大なブルマックに乗って邪魔する敵を蹴散らすミニゲーム。

このミニゲームでは普段ドンパチで戦っているローカスト兵を蹴散らしていくことになるんですが、その数が無双ゲー並みに凄いんですよ!

あまりにも多いので、

「前作では数体しか同時に出現しなかったのに一体どうやって同時に動かしているんだ!?」

なんて驚いてしまいましたw

何故、同じXbox 360ソフトなのにこんなにも多くの敵を表示できるようになったのでしょうか?

どうやらUnreal Engine3.5を採用したことで表示できる敵の数が増したようです。

凄いのが、自然な形でミニゲームパートに移行すること。

例えミニゲームが始まったとしても「これからミニゲームを開始します」なんて合図は一切出ません。

短いイベントシーンが挿入された後に自然な形でスッと挿入されます。

おかげで常に高い没入感を味わえるので、感覚的にはハリウッド映画の主人公を体感しているかのよう。

それ以外にも仲間と協力して解いていく仕掛けやトラップも満載なので、アクションシューティング以外にも見どころが多く感じます。

ドムにスポットを当てたストーリー

魅力的なストーリーが展開される「ギアーズ オブ ウォー」シリーズ。

今作の場合、さらに魅力的なストーリーが展開されました!

特に印象的だったのが、主人公マーカスの相棒であるドムの描写。

今作では彼の妻マリアの捜索が目標の1つとなっているんですが、そこに至るまでの流れが感動的なんですよ。

「果たしてドムの妻は無事なのか!?」

プレイ中は気になって仕方がありませんでした。

そんなストーリーを彩ってくれるのが良質なローカライズ。

今作も丁寧な日本語吹き替えなので、登場人物の大半がガチムチのおっさんなのに感情移入をしましたw

プレイする前はあれほど拒否反応を示していたのに今では声優の力によってマーカスもドムも好きになってしまいましたからw

前作に続いて敵のベタすぎる台詞も日本語吹き替えがなされているので、前作が好きな人はそのままの流れで入っていけます。

パワーアップした銃撃戦

TPSの新たなスタンダードを生み出した「ギアーズ オブ ウォー」。

2作目となる今作はさらなるブラッシュアップがなされていました。

武器の種類は順当に増えていますし、新アクションも追加されています。

新武器で特に印象的だったのが、迫撃砲。

離れた敵に火砲の嵐をお見舞いすることができるので、上手く命中出来た時は爽快感を味わえました。

飛距離の調整が難しくて最初は苦戦しましたが、慣れてくると他の武器にはない駆け引きを楽しめます。

一方、新アクションで印象的だったのがミートシールドになります。

なんと、今作では瀕死状態の敵を盾にすることができるようになったんです!

周囲に遮蔽物がない場合、瀕死状態の敵を盾にすると良いかも!?

それ以外にも近接武器の相打ちが楽しめるチェーンソーデュエル等のアクションが追加されているので、前作よりも高度な駆け引きを楽しめるようになりました。

前作以上に充実しているオンラインプレイ

「『ギアーズ オブ ウォー 2』はオンラインプレイあってこそ」

そう言い切っても良いくらい本作はオンライン要素が充実しています。

特筆したいのが、新たにHORDEモードが追加されたこと。

どんなモードなのかというと、箱庭マップ内で迫りくる敵を最大4人で協力して倒していくウェーブ形式のPvE戦になります。

ウェーブ数が増すにつれて敵が強化されるので、フレンドと一緒にプレイした時は超盛り上がりました!

一方、箱庭マップでプレイヤー同士で対戦・協力プレイを行うマルチプレイモードも超パワーアップしています。

なんと、今作は全部で29種類ものマップが収録されているんです!

これだけ多くのマップが最初から収録するとは凄い!

どうやら海外版で有料配信されていた追加マップを最初から収録している影響でこんなにも多いようですが、それにしても太っ腹だw

マップの中には前作からの続投もあるので、前作プレイヤーは懐かしさを感じるかも!?

もちろん、キャンペーンモードを2人同時プレイすることも出来ますよ。

今作も様々なフレンドと一緒にプレイ出来たので思い出に残っています。

前作にあった細かい不満点の改善

今作で改善された点はボリューム面だけではありません。

それ以外にも細かい部分が改善されていました。

箇条書きで挙げていくとこんな感じ。

  • セーブファイルを1アカウントにつき3つまで作成可能になった。
  • 銃弾が見やすくなった。
  • カウント式の実績はキリの良い数字になったらお知らせする新機能を搭載。
  • マルチプレイ用のトレーニングモードを新たに搭載。
  • ムービー中は字幕を表示。

いずれも指摘するほどでもないと思ったので前作のレビュー記事では触れませんでしたが、改善してくれたのは嬉しく感じます。

特にカウント機能はモチベーションを上げる役割を果たしている印象です。

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惜しいところ

ラストのあっけなさ

ここまで読んで頂けたら分かるように本作は2008~2009年に発売されたTPSの中では最高峰に位置します。

しかし、1つだけ分かりやすい欠点が生まれてしまいました。

それは、ラスボスがゲーム史に名を残すほどあっけないことです。

今までの盛り上がりは一体何だったんだ!?
 
ラスボス戦はそんなツッコミが飛び交うほどあっけなく終わります。

演出は決して手抜きでは無いので、ラスボス戦はもう少し難易度を上げてほしかった。

また、本作はシリーズ3部作の中間に位置するので、次回作を示唆するような終わり方をします。

ストーリーを重視している場合、まとまりに欠ける作品という印象を持ってしまうかも知れません。

グレネードのややこしさ

前作では2種類しかなかったグレネード。

今作では3種類に増えていますが、どれも似たような形をしているので未だにハッキリと区別することが出来ません。

グレネード系は1種類しか持てないので困りました。

何度「フラグ」と「インク」を間違えたことかw

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全体のまとめ

ラストのあっけなさは残念ですが、それを考慮に入れても最高の作品。

あらゆる部分が前作から大幅に進化しているので、前作で満たされなかった部分も満たされました。

グロ表現もあるので万人にはおすすめできませんが、個人的には数あるXbox 360ソフト/TPSの中で最も好きな作品になります。

これ以降、ぼくはXbox 360というハードを本格的に愛用し、稼働率はPS3/Wiiを超えるようになりました。

周りにXbox 360のフレンドが多かったのもありますが、複数の機種で展開されるマルチタイトルはXbox 360版を優先して買うようになったんです。

PS3、Xbox 360、Wii。

どれが好きなのかと言われると圧倒的にXbox 360になります。

本作はそうなるきっかけを与えてくれました。

やはり、ゲーム機は神ゲーに出会えることで好きになっていくんですよ。

ぼくがXbox 360贔屓になるきっかけを生み出した傑作!

こんな人には特におススメ。
・TPS好き。
・ハリウッド映画好き。
・ネット環境がある人。

こんな人にはおススメできない。
・グロゲーが苦手な人。
・3D酔いし易い人。

ギアーズ オブ ウォー 2/お気に入り度【100/100%】
プレイした時間・・・約50時間

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12件のコメント

グレードが分かりにくいのは確かに。
今作は3種類あるのは良かったんですがねぇ。
あ、ちなみに前作は2種類じゃないかな?
スモークグレードもあったので。
カウント系実績で、切りよい所で教えてくれるのって良かったー。
全ゲームに搭載して欲しいよw

>おとうふさん
そう言えば前作は2種類でしたw
スモークの存在感が薄いので^^;
3種類とも、似たような形をしているので
ややこしいですねぇ・・・。
途中でフラググレネード必須なボスキャラがいたので
めちゃくちゃ困りました。
カウント実績はめちゃくちゃ助かりましたw
Xbox360独占タイトルだからこういう事が出来るのかな?

ゲームに誘う勇気がなくてすいません。
kentさんホードはやりましたか?
もし人が足りなかったら誘ってください。
一人のときは行けます。
パーティ組んでても、基本みんなギアーズ持っているので相談すればいけますよ~。
50レベルまでは自分はきついです。
このゲームのキャンペーンテンションはちょっと普通じゃないですよね。
1と全然違う。

キルゾーン2はどうでしょうか?FPSで操作性はCOD4には劣りますが海外レビューではギアーズを軽く上回ったと絶賛されていますよ

ギアーズ面白そう!
欲しいんだけどお金と時間がないのが現状なんですよねぇ・・・
前のフレンド募集記事で360買うかも!って言ったけどなかなか買えなささそうです
まあそのうち買うと思います。そのうち
ギアーズ2のグラはkentさんかなり評価してますよね!
アンチャ2のグラフィックはかなり凄かったけどギアーズ2もそれぐらいなんですかね
まあなんにせよ楽しみです

>ゆうすけさん
ホードモードはぼちぼちやっています。
流石に29マップ50ウェーブはやっていませんがw
せっかくゴールド会員になったのだから、
パーティはもっと有効に使わないといけませんよね!
ぜひ、今度やりましょう!
近々相談したいと思います。
今作はより迫力が増して相棒と一緒に映画の主人公になったかのようですね・・・。

>ナンさん
ふむ・・・キルゾーン2ですか。
ファミ通何かがオール8なんて付けちゃうから
爆発的に良いイメージは無いんですけど、
そうなんですか・・・まずは体験版をやってみようかな?

>youさん
PS3だけでも面白いゲームが沢山出ますから、
なかなか360にまで手を出せないですよね^^;
グラフィックに関して何ですが、
動きなど派手さはアンチャ2です!
でも、単純なキャラモデルとかはこっちも負けていないですかね。
あと、臨場感も。
アンチャ2の銃撃戦が物足りないと思ってしまうのも、
このゲームのせいなんです(笑)
ここは高く評価したいですね!

ギアーズ2は前作と違って練られてるストーリーが魅力ですよね~。
ドムの奥さんのマリアのシーンは・・・ねぇ・・・(泣)
って思いながらも実は「ドム・・・いいんだ・・・」って言ったマーカスの方に注目してたのは内緒www
前作の名言が「プランB」だとすれば、今作は「うるさいんです」かな・・・w

ぶっちゃけカーマインは2のが一番好きw
3の長男があまりにマッチョでカッコいいから弟たちもあこがれてCOGに入って死んでくんだろうなぁ・・・www

海外版をやってみたら、前作以上に細かい部分が違うなぁって思ったところがありました。
前作の規制内容が
・内蔵表現は全部真っ黒
・内蔵が出ている死体は差し替えか削除
くらいだったんですが、今作は
・内蔵はモノクロにして表現(形自体はそのまま)
・ヘッドショットしても頭が吹っ飛ばない
・ミートシールド中に攻撃を受けると海外版だとどんどん体が豆腐みたいに崩れる描写が無くなってる
があったんですよね。ヘッドショットのだけは流石に納得いかないですね個人的には。
なんでグロさを求めるときは海外版、吹き替えを聴きたいときは日本版ってやり方にしてますw
1は北米版ですけど、2は中国版(中身はリージョンがNTSC_Jになってるだけの北米版ですけどw)

あと、結局サイアってなんだったの?って感じしかしないんですよねあの展開は。
あくまで予想ですけど、イミュルシオンを浴びせられた人がどうなるかの実験じゃないかなぁって思うんですけどね。あまりに説明不足でさっぱり。
ローカストが行ってた処理がどうのこうのって展開もなんか釈然としない感が。

タイがショットガンで自殺したのは解釈が自分二つあって、一つめが「処理されまくって自我がもう無くわけも分からず、あるいはあまりに苦しすぎて死ぬ方がマシなレベルだった」って言うのと、もう一つは「自我がじつはわずかにあり、自我が無くなってマーカス達を襲う前にかすかな意識で自害した・・・所謂ゾンビ映画的な展開」かなぁって。個人的には後者の方を推したいですがw

きにくわない点って言ったら確かにラスボスはあまりにあっけないw ラーム将軍レベルとは言わないけどもうちょっとやりごたえが欲しかったw 演出はめっちゃすごいけど。

まあ、ストーリー云々よりドンパチ楽しいんでいいんですけどねw
ぶっちゃけシリーズの中で実は操作性が一番好きだったりw
3以降だと武器とかとるのに長押しなのが実は嫌いなんですよw
それで1の時は低難易度でも紋章が出来上がった瞬間に即死なんで、瀕死システムをオフラインで導入した2が一番やりやすいw
ランサーのチェーンソーでぶった切るときの画面に血が付く演出は1が至高ですけどwww

ストーリーは前作よりも趣向を凝らしているので気に入りました!あのシーンは泣きそうになりましたよw

カーマインは今作でジンクスが生まれてしまいましたねw

今作は規制で一時期は国内では発売を見送られていました。でも、なんでヘッドショットの部位欠損は駄目になったのかな?CEROは気まぐれですよねぇ。

ストーリーは今作だけだと説明不足な点が目立っているので、人によっては減点対象になるかなと思いました。タイの件といい、今作は鬱展開が目立っていたかな?ぼくもタイの考察は後者が有力かなと思っていますよ。

このようにストーリー部分は人を選びますが、ドンパチの完成度はもちろん、多彩なオンライン要素に惹かれました。DLCも大量に収録されていますし、サービス精神旺盛な内容です。

Hordeは今までのオンラインマルチでダントツはまったなぁ。
朝方までやってウェーブ50クリアしたとき雄叫びあげたわ(笑)
懐かしい。

おお!それは凄いですね!ウェーブ50クリアってなかなか出来ませんから。