【レビュー】I am Bread [評価・感想] クソゲー一歩手前だが、尖った良さもある!

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I am Bread(アイ アム ブレッド)

2015年12月に配信されたPS4向けダウンロードタイトルです。
ジャンルはアクションゲームで、価格は約1,500円。
本記事では本作のレビューをしていきます。

▼食パンが主人公のPSらしいバカゲー!

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PS1、PS2時代はとんでもないバカゲーが数多く発売されたものです。
例えば顔が矢印のキャラクターが主人公の作品があったり、
蚊と人間の戦いを題材にした作品があったりしてね。

食パンが主人公の本作を見ていると、かつて存在したPSならではのバカゲーを思い出します。
良いですよね、こういった変なゲームって。イケメンが世界を救ったり、
美少女とコミュニケーションを取ったり、ドンパチを繰り広げるだけがゲームじゃありませんから、
こういうぶっ飛んだ設定のゲームはどんどん出てきてほしいです!

▼実はガチなクライミングアクション!

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本作は食パンを操作してトーストになるゲームです。
でも、食パンって足がないですよね?どうやって操作するんだろう?
そう思っていましたが、L2、L1、R2、R1といった4つのボタンを使って少しずつ移動していくみたい。
これが凄く地道で、まるでクライミングをやっているかのよう(実際、壁にも登れますし)。

しかも、食パンである関係上ふにゃふにゃで安定せず、
一定時間内しか壁につかまったり、小物を持っていられないんですよ。
ちょっと勢い良く一歩前進しようとしたら予想以上の反動があって
変な方向に行ってしまったりとか普通にあります。

また、壁は一定時間内しか登ることが出来ず、
再び登るにはゲージが回復するまで待たないといけないので、
モタモタしていると高いところまで登れません。

このように操作は非常に難しく、慣れるまではかなり大変でした。
ですが、慣れてしまうと難しい乗り物を使いこなせた時に通ずる達成感があって
上達する楽しさがありますね。慣れるまではイライラしますが、
ゲームならではの達成感が味わえる作品ではあると思います。

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↑いきなりステージ1から始めると大変なので、初プレイ時はチュートリアルをやりましょう!
このモードではお手本の幻影を見ながら各アクションを練習できるので、
操作を覚えるには絶好のチャンスです。これがなかったらヤバかったですね。

▼どうやってトーストになるのか考える楽しさ

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食パンをサックリとしたトーストにするにはどうすれば良いのでしょうか?
一般的にはトースターを使って行うものだと思いますよね?
本作でもステージ1こそはトースターを使ってトーストになれますが、
それ以降のステージでは出現せず、別の機械を使ってトーストにならなくてはいけません。

最初は戸惑いましたが、ちょっとした謎解きになっていてそこは良いと思いました。
本作のステージはそれぞれ一般家庭の部屋が舞台になっていて、
トーストになれる機械はそれぞれの部屋にちなんだものなので、
何を使ったら良いのか考える必要があるんですね。中にはスイッチを押したり、
特定の道具を使わないと機能しないものもあるので、意外と謎解き要素が強い作品だったりします。

▼1粒で5度美味しい作品

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ここまで食パンを主人公にしたストーリーモードの話をしてきました。
なんと、本作にはそれ以外にも4種類の遊びが用意されているんです!
ここからはそれぞれの感想を書いていきます。

ベーグルレース
⇒ドーナツが主人公のモード。コロコロ転がって
 チェックポイントを通過してゴールするタイムトライアル形式のゲームです。
 本編では味わえないスピード感が良いですね。

暴走
⇒フランスパンが主人公のモード。フランスパンの長細さを利用して
 小物をぶっ飛ばしてひたすら破壊していくゲームです。
 コンボを繋げるとより多くのスコアを稼ぐ事が可能で、慣れてくるとストレス解消になります。
 本編でたまったフラストレーションをこのモードで吹き飛ばしましょう!

チーズハント
⇒クラッカーが主人公のモード。各部屋に隠されたチーズを探していくゲームです。
 本編よりも探索要素を強めたような感じですね。
 チーズは複数あるので全部見つけるのはなかなか難しい。クラッカーなので衝撃を与えると壊れます。

無重力
⇒無重力となった部屋をジェットパックで移動してトースターになるモード。
 食パンにジェットパックを付けるところがバカゲーらしい。
 でも、操作は非常に難しく、それぞれのボタンの役割が状況に応じて全く変わって頭が追いつきません。
 フライトシミュレーターよりも難しいんじゃないでしょうか?

いずれも舞台となるフィールドは同じですが、
それぞれゲーム性が異なっているので1粒で5度美味しいです!
それぞれのモードは1.2時間程度でクリア可能と控えめなので、
1,500円分の満足感を味わいたかったら全部やりましょう!

▼クソゲー一歩手前のゲームバランス

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このように見所は多い作品ですが、ゲームバランスはかなり問題ありです。
ただでさえ操作がややこしくて数歩進むだけでも大変なのに、
物理演算で処理されるから家具に干渉したら不確定要素が多発して思わぬ事故を招くんですよ。

例えば小物に干渉したら転がって床に落ちてしまったりとか。
ストーリーモードで床に落ちるとパンが汚れて
一定時間経過するとゲームオーバーになるので、これは痛い!

一応、救済措置として同じステージを何回もやりなおしていると
床に落ちてもゲームオーバーにならず、いくらでも掴まっていられるアイテムが出現しますけどね。
これはバランス調整の放棄に捉えてしまいました。
確かにこれを使えば難易度はグッと下がりますが、
通常時のゲームバランスをもう少し調整してほしかった。

▼パフォーマンス周りにも問題アリ!

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パフォーマンス周りも問題だらけです。
物理演算処理をした小物が大量に配置されているからかロード時間は少し長いですし、
複数の小物に干渉した時は処理落ちが発生しました(時にはフリーズする事も)。

一番困ったのは、ゲーム内の音が流れなくなった事!
ゲームを再起動したら元に戻るかと思ったら一向に直らず、再インストールしても意味なし。
TVやHDMI、スピーカーの故障かと思ったら他のゲームではちゃんと鳴ったので、
ゲーム内での問題だと思います。結局、最後まで無音でプレイしましたが、こんなの初めてですよ。
一体、どんなお粗末な作りになっているのでしょうか?激おこぷんぷん丸です。


良くも悪くもPS1時代によく見かけたバカゲー。
発想は面白いですが、真面目にプレイしようと思ったら色々問題アリな作りです。
目的に縛られず、フリーモードで思うがままに操作した方が面白いかも。
クソゲー一歩手前だが、尖った良さもある!

こんな人には特におススメ。
・バカゲー好き。
・ふざけて遊ぶのが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
・操作性を重視する人。

I am Bread/お気に入り度【40/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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4件のコメント

>MGMの名無しさん
>ちびロボっぽいのかな?
舞台が一軒家なので、通じるものはあります。
ゲーム性はちょっと違いますがw

こうやってひとひねり加えると、「ねずみくす」もけっこう面白くなるって感じでしょうか。台所が舞台のアクションゲームとしては、パンサーソフトウェア(インターレックス)の「キッチンぱにっく」ってソフトがありました。日本はともかく海外では評価されたようで、パンサーでは代表作みたいに扱っていました。だからか初代XBOX向けにポリゴン版も開発されたのですが、画面を公開したところで初代XBOXとパンサーの命脈が尽きてしまった。前にも書きましたが、パンサーは初代XBOXのサードパーティとして本当にいい仕事をしていたので、返すがえすも残念です。

>ほにょさん
こういった一軒家を舞台にした作品って結構ありますよね。
ねずみくすは発売当時少し話題になっていて
ちょっとやってみたいと思っていました。
ゲームとしての面白さはどうだったのかな?
パンサーはもう、見る影もないですね・・・。
初代Xboxで頑張っていたのがウソのようです。