オクトダッド~タコと呼ばないで~
2015年8月に配信されたPS4/PSVITA向けダウンロード専用タイトルです。
価格は約1,600円で、ジャンルはアドベンチャー。
本記事では本作のレビューをしていきます。
タイトルを見て分かるように、本作の主人公はタコです!
それも人間に扮したタコで、ゲームを進めるには人間と同じような生活を送らないといけません!
でも、タコって人間とは体の構造が全く違うじゃないですか?
手足は人間の2倍もありますし、何よりもタコには骨がありません!
骨がないという事は体のバランスを整えることができないので、移動するだけでも大変なんですよ。
本作ではそんなタコの不自由さを上手く落とし込んでいて、とにかく操作が面倒すぎる!
移動時は体のバランスが取れないため思わぬところに行ってしまいますし、
足がドアに絡まってしまうなんて事もありました。
触手の操作は3軸になっていて、縦横だけではなく、前後にも動かせるのである程度自在に動かせます。
この奇抜過ぎる操作感覚。それに戸惑って
グダついてしまうところがこのゲーム最大の醍醐味なのかなと思いました。
バカゲーの側面が強いので、実況動画やプレイ日記との相性が良いゲームです。
ゲームはチャプターで細かく分かれていて、
基本的には画面に表示されている事をやって進めていきます。
○○のアイテムを取る。○○を作る。○○を渡す。こんな感じですね。
凄いのが、1つ1つのオブジェクトが物理演算処理で動く事。
フィールドにはチャプターを進めるのに必要のないオブジェクトも沢山転がっていますが、
それぞれ持ち上げたり、投げたりする事が可能なんです。
しかもモロいものは衝撃を受けると壊れたりと反応を示してくれますから、
ついつい目的をそっちのけて弄りたくなってきますね。
世界観は現代を舞台にしているため、とても親近感があります。
それもあって各チャプターのフィールドは好印象です。
主人公のオクトダッド(タコ親父)は、自身をタコであることを家族に隠しながら生活しています。
物語はそんなタコ親父を中心に繰り広げられるドタバタ劇となっていて、
ノリ的にはコメディアニメのようでした。
1チャプターをクリアするだけでコメディアニメの1話を楽しんだ気分になれますよ。
人間に扮してもどう見てもタコじゃん!みんなどんだけ節穴なんだよ!と突っ込まずにはいられませんが、
笑いあり、感動ありのユーモア溢れる物語でした。
最大の特徴となるタコ親父の操作ですが、やはり長い事やっているとストレスが溜まりますね。
個人的に苦手なのが触手を動かして物を受け取って特定の場所に持って行く操作。
判定範囲が広いためある程度アバウトな操作でも大丈夫になっていますが、
それでももどかしい!もどかし過ぎる!
進行形式が完全にお使いなのも気になりました。
次はあれして。次はこれしてと雑用感が半端なく、
しかもヒントが少ないせいで何をやって良いのか分からなくなる事もしばしば。
そのせいで各チャプターを初見でクリアすると20~30分くらいかかってしまいました。
ネタゲーとしては良い作品。まともにゲームとして楽しもうと思ったらやや退屈に感じるところがあって、
あまり面白いとは思えませんでした。とにかく好き嫌いがハッキリ分かれるゲーム。
個人的には好きな部分と嫌いな部分、どちらもあって評価に困ります。
こんな人には特におススメ。
・ネタゲー好き。
・リアクション厨。
こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
オクトダッド~タコと呼ばないで~/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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