▼この記事で主に伝えたいこと
・あくまでもそのユーザーの期待に応えられていないだけなので駄作とは限らない。
・強いバイアスが掛かったレビューはすぐに価値がなくなる。
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
皆さんはネットでレビューサイトを巡っていると不当な評価を受けていると感じたことはないでしょうか?
例えばメディアなどで大絶賛されているのにAmazonのカスタマーレビューで星1を付けている人を見かけたりとか。
ゲームの場合、その多くはゲハが絡んだ物ですが、しっかりプレイしている人でも星1を付けてしまうケースをチラホラ見かけるんですよ。
何故、しっかりプレイしている人でも星1を付けてしまうのでしょうか?
本記事ではその辺りについて語っていきたいと思います。
目次
思った通りに行かないと評価をガクッと落とすユーザー
消費者(ユーザー)がお金を出して商品を購入する理由は色々ありますが、多くは欠乏感から来るものでしょう。
例えば新しいゲームソフトを購入する場合・・・
もっと感動的なストーリーを楽しみたい!
もっと爽快感を味わいたい!
もっと頭を使った対戦を楽しみたい!
といった気持ちを持って買うものだと思います。
しかし、今のゲームは多様化し過ぎていて購入したゲームが必ずしも自分が思った通りの内容であるとは限りません。
例えば「もっと感動的なストーリーを楽しみたい!」なんて思って手を出したゲームソフトが絶望的なストーリー展開になることだってあるでしょう。
その場合、いくらそのゲームが良く出来ていたとしてもAmazonでカスタマーレビューで星1にするユーザーは出てくると思います。
だって、そのユーザーにとっては「もっと感動的なストーリーを楽しみたい!」という欲望を満たせていませんから。
ぼくとしては100ある要素のうち1つだけがダメだったからと言って大きな減点はしたくありませんが、そういう採点方法をしている人は多く感じます。
売り手側の宣伝次第でユーザー評価はコントロールできる
そもそも、何故ユーザーは「もっと感動的なストーリーを楽しみたい!」なんて期待を持ってゲームを買うのでしょうか?
それは、売り手側がそう感じさせるようなプロモーションをしているからです。
プロモーションはゲームの場合、メディアなどで公開されているゲーム情報やTVCM、インタビューなど多岐に渡ります。
そこで「感動的なストーリーを楽しめます!」みたいな期待感を持たせているからこそユーザーはその部分に期待して新しいゲームを買うんですね。
逆に言えば「感動的なストーリーを楽しめません!」みたいなアピールをすればユーザーはそんな期待感を持たなくなるでしょう。
つまり何が言いたいのかと言うと売り手側の宣伝次第でユーザー評価はコントロールできるってことです。
適切な宣伝をすればユーザーは変な期待を持たなくなるでしょう。
まあ、その場合ユーザーはゲームそのものを買わなくなる恐れがあるので難しいところですが。
強いバイアスが掛かったレビューはすぐに価値がなくなる
俺が思っていた内容と違うじゃないか!
宣伝量が多い大作ゲームの発売直後はこのような悪い感情を吐き出したユーザーのレビュー記事がネット上で溢れかえることが多くあります。
しかし、このようなレビューは価値を維持し続けることは難しいでしょう。
何故なら強いバイアスが掛かっているからです。
発売直後にゲームを購入されるユーザーは情報ツウであることが多く、情報収集によって先入観が生まれてしまいます。
例えば「このゲームではきっとこんなことができるのだろう!」と思ったり。
ぼくも新作ゲームの情報を読んでこんな先入観を持ったことは何度もありますよ。
でも、実際にはできないことも多く、何度もガッカリしました。
この気持ちが強すぎると悪い意味で感情的なレビューを書きたくなりますが、そんなレビューはすぐに価値が無くなるので書きません。
何故、すぐに価値が無くなるのでしょうか?
それは、後追いのユーザーほどフラットな視点でプレイできるからです。
後追いのユーザーは発売前の期待感をリアルタイムで味わっていないから変なバイアスが掛からずにプレイできるんですよ。
そんなユーザーが強いバイアスが掛かったユーザーのレビューを読んでも共感できる可能性は低いでしょう。
評判が悪いゲームを意外と楽しめた現象
世間では評判が悪いようだけど後追いでプレイしてみたら意外と楽しめた!
言われているほど悪くはないじゃん!
みなさんはこんな感情を持ったことはないでしょうか?
これもバイアスが掛かっているのかそうでないかで生まれてくる現象だと思います。
ゲームレビューは発売直後に一番出回りやすいんですが、そのレビューを執筆されているユーザーは情報収集によって強いバイアスが掛かっている可能性が高いんですよ。
それが悪い方向に転がってしまったら「俺が思っていたのと違うじゃん!」という感情が出過ぎて怒っているだけのレビュー記事が完成してしまう傾向にあります。
特に大作ゲームの場合、少しでも期待に応えられなかったらこのようなレビュー記事が大量に出回ってしまう印象です。
でも、そういったレビューって後追いのユーザーとは温度差が生まれるからせいぜい発売直後しか参考にならないと思うんですよ。
これはぼくの方針ですが、当ブログで公開しているレビュー記事は普遍的な物にして行きたいという気持ちがあります。
つまり、いつ読んでも参考になるレビューを書きたいんですね。
だからこそぼくは発売直後のゲームをレビューする時でも悪い感情を吐き出し過ぎないようにしていきたいんです(人間なので難しい時もありますが)。
どんなゲームでもある程度は客観性を持たせつつ、そのうえで思ったことを書いていきたいですね。
過去には変な期待を持ち過ぎた故に勝手に期待して勝手にガッカリしているだけのレビュー記事を公開してしまいました。
その多くは後追いでプレイされた方ほど共感できないでしょう。
あくまでも自分が思った通りの内容じゃなかったから不満を記事でぶつけているだけであって、ゲーム自体は良作でしたからね。
我ながら子供だったなぁと反省しております。
強いバイアスが掛かっているなぁと感じたレビュー記事は時間をかけてフラットな視点から改めて書き直していきたいです。
とは言え一番悪いのは変に期待させる売り手側
なんだか怒っているだけのレビュー記事を書くユーザーは悪みたいな流れになってきましたが、そうとは言い切れません。
一番悪いのはユーザーに変な期待感を持たせる売り手側だと思います。
売り手側が適切な宣伝をすれば怒りの感情で溢れかえったレビュー記事が出回ることもありませんからね。
適切な宣伝が行われないと
怒りの感情で溢れかえったユーザーのレビューが発売直後に出回る
↓
後追いでプレイするユーザーとのギャップが生まれる
なんて誰も得しない現象が生まれてしまいます。
ゲームの評価は絶対的ではなく相対的です。
特にユーザーレビューはその傾向が強く、例え良く出来ていたとしても相対的に見て劣っていたら叩かれる可能性があります。
販売本数との兼ね合いで難しいところですが、売り手側はできる限り適切な宣伝をしてほしいです。
Amazonのレビューは★2~4くらいを見るようにしてます。
★5は妄信的だし、★1は配送方法が悪かった!とかありますしね(笑)
基本的に『個人の感想』なんで、★のトータル件数だけ見てもしゃーないですよね
あと、宣伝の仕方は確かにありますなー『シナリオ重視!』とか言って、シナリオライターの○○○ーを見せられたらキレますねw
ドラクエ9はレビューが荒れてたから買ってみてたら『まぁ普通』という感じでしたし、ある意味悪いレビューも売り上げに繋がれば良いのかどうか(笑)
人気ゲームは古参ユーザーやアンチや宗教的な絡みもあって、レビューを見極めるユーザーの目も必要かなって思いますわね