【レビュー】キャプテン・スピリット [評価・感想] 短編ながらも作り込みの細かさに圧倒!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年2月に配信されたPS4/Xbox One「オーサム・アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・スピリット(The Awesome Adventures of Captain Spirit)」のレビューをしていきます。

本作は少年のクリスが主人公のインタラクティブアドベンチャーゲームですが、短編ながらも作り込みの細かさに圧倒されました!

タイトルだけを見ると謎の新規タイトルに見える「キャプテン・スピリット」。

実は本作、2020年3月26日に発売されるPS4/Xbox One「ライフ イズ ストレンジ 2」の体験版に位置付けられる作品だったりします。

ゲームシステムは同作品と共通していますが、ストーリーは序章に位置付けられているんです。

そのため作り込みの細かさに圧倒され、本編への期待が高まってきました!

ここからはそんなPS4/Xbox One「キャプテン・スピリット」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ヒーローに憧れる少年が主人公のインタラクティブアドベンチャーゲーム。
  • 「ライフ イズ ストレンジ 1」から「ライフ イズ ストレンジ 2」の間を描いている。
  • 本作で選んだ選択肢は「ライフ イズ ストレンジ 2」に引き継がれる。
初リリース日 2020年2月6日
対応ハード PS4/Xbox One
ジャンル アドベンチャー
価格 無料
推定クリア時間 1~2時間
発売元 スクウェア・エニックス

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異常なくらい作り込まれたフィールドにビックリ!

本作の舞台となるのは主人公の家と庭。

ゲームを進めるにはこの中を探索することになりますが、あまりの作り込みに驚きました!

まず驚いたのが、肩越し視点の3Dアドベンチャーゲームでありながらも1つ1つの小物に干渉できること。

しかもメッセージが挿入されるだけではなく、カメラアングルが切り替わったり、専用の画像が挿入されるのだから凄い。

前作も細かい所まで作り込まれていたけど、今作はそれを上回っているのではないでしょうか?

↑こちらはリビングのテレビ。

コマ送りですが、バスケットの中継番組がアニメーションします。

↑こちらはクローゼットに隠されていたゲーム機。

名前は「PLAYBOX(プレイボックス)」とのことで、PSとXboxが合体しているじゃないですか!?

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サブミッションが満載!

本作は短編なので、メインのストーリーだけを追いかけたらあっという間に終わってしまいます。

しかし、数多くのサブミッションが盛り込まれているので、そちらを含めたら無料とは思えないほどのボリュームを感じられました。

サブミッションと言いますが、1つ1つの作り込みが凄いんですよ。

とあるサブミッションでは迷路の中を探索することになりましたから。

ゲームクリア必須ではないところにここまでのリソースを割くとは凄い!w

全てのサブミッションをクリアするにはフィールド内をくまなく探索しないといけないので、まるで探索型のクリックアドベンチャーをプレイしているかのよう。

メインのストーリーをクリアした後も自由にサブミッションを進めることができるので、夢中で探索してしまいました。

父と子の日常を描いたストーリー

肝心のストーリーは父と子の日常を描いています。

父が一生懸命作った朝食を子供のクリスが食べたり、リビングで一緒にバスケの中継番組を見たり・・・。

一見すると家族団らんの日常に見えますが、ゲームを進めていくと少しずつ複雑な家庭の事情が明らかになっていきます。

母親の姿が見えなかったり、父の不祥事が発覚したり・・・。

フィールド内をくまなく探索していると複雑な家庭の事情が徐々に分かってくるので、

あぁ・・・この感じ、まさに「ライフイズストレンジ」だ!

と思いました。

ぼくは「ライフ イズ ストレンジ」シリーズって複雑な家庭の事情を描いているところに”らしさ”を感じています。

メインストーリーは展開が大きく変わりそうなところで終わってしまうので、本編がどんな感じなのか気になってきましたよw

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ヒーローに憧れる少年

本作の大きなテーマとなっているのが、ヒーローに憧れる少年です。

主人公のクリスはまだ幼く、色んなものを遊びに置き換えようとします。

ぼくも子供の頃は色んなものを遊びに置き換えようとしていたので共感してしまいました。

やはり、主人公の性別が自分と一緒だと感情移入の度合いが高まります。

良質なローカライズ

実は本作、海外では2018年6月に配信されました。

それから1年8ヶ月が経過して日本国内でもようやく配信された訳なので、人によっては今更感があることでしょう。

が、国内版は吹き替えに対応しているほか、細かいところまで翻訳されているので日本人としてはそこに価値を感じます。

「ライフ イズ ストレンジ」シリーズはストーリー重視なので、出来ればまっさらな状態のまま母国語でプレイしたかったんですよ。

今作も良質な吹き替えによって感情移入が出来そうなので、本編が楽しみ♪

テンポの悪さは相変わらず

一方、気になった点が全く無いわけではありません。

ぼくが気になったのは、テンポの悪さです。

「ライフ イズ ストレンジ」シリーズ全般に言えることなんですが、全体的にゆったりとしているのでせっかちにはキツイw

例えばメッセージはスキップ出来ませんし、オブジェクト干渉時のカットシーンは初回時にはスキップ出来ませんから。

キャラクターや世界観に愛着を持てるようになったら愛でカバー出来ますが、それまでは厳しく感じます。

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キャプテン・スピリットのレビューまとめ

全体的には本編への期待が高まる作品に感じます。

本編は兄弟愛を描いているようですが、一体、どんなストーリーが展開されるのでしょうか?

今作は主人公の性別が自分と同じ男なので、前作以上に感情移入できないか期待しています。

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