2009年12月に配信されたWiiウェア「ロストウィンズ ウィンター オブ メロディアス」を今回はレビューします。
Wiiウェア「ロストウィンズ ウィンター オブ メロディアス」は主人公の少年”トク”と風の精霊”エンリル”を操作して、世界に散らばる謎を解きながら探索するアクションアドベンチャーゲームです。ダウンロードに必要な料金は1,000Wiiポイント(1,000円)。
良いところ
風を使った謎解き
世界を探索していく「ロストウィンズ ウィンター オブ メロディアス」。
前作に続いて少し入り組んだ2Dのフィールドを探索していくメトロイドヴァニアチックなゲームデザインで、セールスポイントとなっているWiiリモコンを活かした謎解きも健在でした!
Wiiリモコンのポインター操作を上手く活用すると風を操ることができるので、それを利用して謎解きができるんですね。例えば燭台から燭台へ火を移したり、トルネードで池の水を空にして別の場所に池を作ったり。
ポインター操作だからこそ実現した新しい謎解きを楽しむことができます。続編なのである意味当然だと思いますが、Wiiリモコンを活かした謎解きは前作以上に洗練されていると思いました。
季節の変更
今作から加わった最大の新要素が季節の変更!季節を変える事によって今まで行けなかった場所に行けたりするので、前作以上に「ゼルダの伝説」を彷彿とさせる内容になっています。GB「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実」では何度も季節を変更させて謎を解いたもんです。
民族風のBGM
前作同様ゲーム中に流れるBGMは決して賑やかではなく、どこか寂しい民族風のBGMになっています。
敵に近づいたり、洞窟に入るとまた違った雰囲気の曲になりますが、とても自然な切り替わりで全く違和感がありません。見た目のかわいらしさといい、ゲームデザイン以外にも評価するべき点は沢山あります。
国産ゲーム並の触り心地良さ
このゲームは海外産のゲーム。ですが、国産ゲームと比べても全く遜色の無い触り心地の良さで、いわゆる洋ゲーっぽさは全くありませんでした。海外産だからと敬遠している人はとりあえずやってみましょう!
ちなみに前作ではマップ表示がありませんでしたが、今作ではできるようになっており、さらにどこに行けば良いのかマップに表示されるので、前作以上に親切な作りになっています。
この手のマップ機能ってワクワク感が削がれるのであまり好きじゃないんだけど、隠された収集アイテムの表示まではされないので問題ありませんでした。
惜しいところ
テキストの変な区切り
キャラクターと会話する時はメッセージウインドウが表示されますが、テキストの区切りがおかしいです!
例えば彼女というワードが出ているメッセージでは「彼」で途切れて「女」から始まるんですよ。めちゃくちゃ違和感がある区切り方ですね。ローカライズはちょっといい加減に感じてしまいました。
地味な演出
演出は全体的に地味です。住人からアイテムを貰っても単に所持数が増えるだけで受け渡しの描写が入らないなど、Wiiウェアソフトだからなのか演出が地味な部分が多く感じました。容量の問題があるとはいえ、もう少し頑張ってほしかった。
全体のまとめ
前作同様、プレイ後にはWiiリモコンの素晴らしさを再認識する事が出来ました。前作とセットにして低価格のパッケージで出してもっと多くの人にこのゲームの良さを知ってもらいたい!と思ったくらいです。
ちなみにボリュームの方は前作よりもちょっと多いくらい。個人的には1,000円だったらアリだと思うボリュームに感じましたが、中には物足りないと感じる人がいるかもしれません。
こんな人には特におススメ。
・Wiiらしいゲームをやりたい人。
・謎解きアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを求める人。
ロストウィンズ ウィンター オブ メロディアス/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
確かにパッと見で海外産には見えませんね。
優しい世界観が癒されそうですね。
こういうのでBGMって重要ですよね。
BGMの感じでイメージって変わりますから。
そこは作曲者と開発側の意思疎通とセンスですかね?
テキストの変な区切りって海外産のタイトルを日本語ローカライズにするとき、結構見ますね。まともに区切ってたり誤訳が少ない作品ってやっぱりすごいんですね。ローカライズ担当が本気を出してるとでもいうんですかね?
おそらく、日本のゲームのリスペクトを受けているんだと思います。
BGMは日本らしくはありませんが、ゲームの雰囲気に良く合っています。
テキストの変な区切りで洋ゲーと気がついてしましたw
レビュー見た感じ海外のゲームとは思えませんでした。
演出が地味みたいですが季節の変化によっていける場所にも変化があるのは探索のしがいがありますね。
ポップ系の中には実は海外ゲームでした。
みたいなタイトルが多かったりするんですよね。
季節の変化は謎解きとの相性が良いと実感しましたね。
これは結構面白そうですね!全然知りませんでしたが、wiiウェアですか。今となっては手に入れるのが難しいですね。大ボリュームもいいですが、クリアするという達成感を得るにはこじんまりとしたものも良いです(値段にもよりますけどね)。
みんながNewマリオWiiで盛り上がっている中、ひっそり配信されたんですよ~。
コンパクトな内容で気軽に楽しめました!
確かに、うちもマリオを探して買ってきて家族でやってました。やはりゲームもタイミングが重要ですね。
年末のど真ん中にこんなゲームが出ても普通はやる余裕ないですよねw
できればすべてのゲームレビューはパッケージの絵を!と思ったらDLタイトルですか
キャラはちょっとパーッとしないのが惜しいかもしれないです
無印はそんなに悪くないけど、わざと萌え絵に変わる『王様物語』もインパクトを図りましたね
ギミックはあるテーマで作られるのはいつでも面白いけど、演出が地味すぎるじゃないかのも懸念していますね
そう言えば、VRは『ラストラビリンス』というゲームがあって、かなり気になります
そうなんです、ダウンロードタイトルだとサムネはこうするしかないんです。
キャラデザは媚びすぎるとその国の特色が出るから難しいところですな。
王様物語の変貌ぶりには当時驚きましたw
ラストラビリンスですか?知らないので、調べてみます!
前作が好感触だったので本作も購入したものの積んでしまいそのうちにWiiUが発売されたのですが、何故かこいつだけ引っ越し対象外だった事を覚えています。
今はWiiと一緒に押入れの中で眠ってますねえ……
良い作品なのはわかりきっているのでいつかプレイしないとなあ。
それは勿体ない!前作よりも多少ボリュームアップしていて、個人的には好印象でした。
今ではスマホ版もあるようですね。