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【レビュー】RPGタイム!~ライトの伝説~ [評価・感想] 懐かしくも新しい手づくりノートアドベンチャー!

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RPGタイム!~ライトの伝説~/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

みなさんは小学生の頃、自由帳で遊んでいたことはありませんか?

ぼくはしょっちゅう遊んでいました。

特に休み時間中はもっぱら自由帳に落書きをしていたものです。

人気キャラクターのイラストを描いたり、複雑な迷路を描いたり、2Dアクションゲームのステージを描いたり。

その時の気分次第で色んなものを描いていました。

今回レビューする「RPGタイム!~ライトの伝説~」はそんなぼくの小学生時代を思い出させてくれる名作だったりします。

とにかく童心をくすぐる内容で、少年時代を過ごした人でしたら「やったやった!懐かしい!」と口に出さずにはいられないんですよ。

自由度や快適性の面では課題があると思いましたが、プレイしていてホッコリしました。

ここからはそんな「RPGタイム!~ライトの伝説~」の良いと思った点から詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 手作りノートの世界を舞台にしたアドベンチャーゲーム。
  • グラフィックは小学生が鉛筆で描いたような感じとなっている。
  • ストーリーを進めることで様々なジャンルのミニゲームを楽しめる。
初リリース日 2022年3月10日
対応ハード PS4/Xbox Series/Xbox One/Switch
ジャンル アドベンチャー
価格 3,650円(税込)
推定クリア時間 8~12時間
発売元 アニプレックス

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良いところ

手作り感あふれる作風

本作の舞台となるのは、ゲーム大好き少年ケンタくんが描いた手作りノート!

プレイヤーはケンタくんの案内に従って彼のノートに描かれたRPGを遊ぶことになります。

ノートが舞台ということもあってグラフィックは手書き調。

それもちょっと絵が上手い小学生が鉛筆で描いたような感じとなっていて、映像はコマ送りで動きます。

この映像表現が他にはない温かみを生み出していて、良い味を出していると思いました。

演出面で特徴的なのが、ケンタくんがノートに描いた手作りRPGという設定をフルに活かしていることです。

登場キャラクターのセリフをケンタくんが声に出して喋ったり、鉛筆や消しゴムを使って話を盛り上げてくれたり。

ノートの中で起こる全てのことが彼の手によって進行するので、手作り感あふれる内容となっています(ケンタくんはメッセージとアイコンのみで表現されていますが)。

ゲームバランスにしても小学生らしい荒削りな物となっていて、一般的なRPGのように少しずつ難しくなっていくわけではありません。

序盤なのに突然強いモンスターが出てきたり、少し理不尽な展開が巻き起こったりします。

普通のゲームだったらマイナス要素になりそうですが、小学生が作ったという設定がご愛嬌になっていますし、ストーリーを盛り上げる要素でもあるので、上手くまとめている印象です。

驚異的な作り込み

本作のストーリーは全編に渡って手作りノートで展開されます。

それも鉛筆で描かれたイラストがパラパラ漫画のように動くので、作り込みが半端ないですw

想像してみてください。

10時間以上も遊べるゲームのグラフィックがパラパラ漫画だったらどれだけのイラストを描かないといけないのか?

同じところをグルグル回るゲームでしたらそこまでの物量は必要ないかもしれませんが、本作は次から次へと新しい場所へ訪れるので、使い回しはほとんどありません。

そのためか本作は構想15年、開発9年もの歳月が掛かったそうです。

開発者が2人(デバッグを含めると8人)だったのもあるようですが、これだけ長期間、よく挫折せず完成にこぎ着けたものだと思いますよ。

作り込みの面でぼくが特に感心した点は2つあって、1つめはゲーム内の解説モードを搭載していることです。

これはゲームを止めてマップ上のオブジェクトをケンタくんに解説してもらう機能なんですが、その物量が凄いんですよ。

背景に映っているちょっとした物でも解説してくれて、世界観を掘り下げることに成功しています。

また、各ページには「ミニニン」という小さな忍者が隠されていて、解説モード中に調べると見つけた数が加算。

一定数見つけると称号がもらえるという探索要素が存在します。

このような遊び心は小学生が作ったゲームらしく、ホッコリしました。

2つめに感心したのが、説明書がダンジョンになっていることです。

「言っている意味がわからない」と突っ込まれそうですが、本作の説明書はダンジョン感覚で遊べるようになっていて、4つの項目を遊びながら学ぶことができます。

キャラクターの解説ではパズルやウォーリーを探せなどを遊びながら閲覧できたり、パラパラ漫画のトレイラー映像を視聴できたりと、アイデアで溢れているんですよね。

説明書って本来なら読まなくても良い物なので(特にデジタルだと)スルーしてしまいがちですが、本作では触れておかないと勿体ないですw

本編の一部にしても良いくらい作り込まれていますからね。

変化に富んだゲーム体験

本編は全7章で構成されていて、勇者となって魔王にさらわれた姫を救うのが目的となっています。

RPGとしては王道の展開ではありますが、ゲーム体験は多様性で溢れているので全く飽きません。

フィールドを探索してストーリーを進めていくアドベンチャーパート、コマンド選択でモンスターを倒す戦闘パート。

さらにはサイコロを振って進んでいくスゴロクパート、ゲームの世界に入って冒険するレトロゲームパートなど、章によってジャンルが変化します。

その多様性は最近だと「it takes two」。

古くは「コナミワイワイワールド」シリーズを彷彿とするもので、アトラクションのような感覚で楽しめました。

童心に帰ることができる

本作は小学生が作った(という設定の)ゲームなので、子供向けに感じるかもしれません。

ですが、ぼくは大人がプレイしたほうが童心に帰れて楽しめるんじゃないかと思いました。

そのくらい、小学生の文化を盛り込んでいます。

マルバツゲーム、ウォーリーを探せ、鉛筆サイコロ、えんぴつ迷路。

本作に登場する小学生の文化を軽く挙げてみましたが、どうでしょう?

思わず「あったあった!」と口に出したくなったのではないでしょうか?

小学生にとっては珍しくもなんともない遊びかもしれませんが、大人にとっては懐かしさの塊なので、大きなプラスポイントになりました。

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惜しいところ

快適性に欠ける

とても意欲的な作りの「RPGタイム」ですが、快適性の面に目を移すと課題が多く感じます。

まず、アドベンチャーパートの操作感がイマイチに感じました。

鉛筆で作り込んだグラフィックを堪能してもらいたいのでしょうか?

キャラクターの移動速度が遅く、反応もイマイチなので、街の中を探索する2章はストレスを感じました。

5章で使えたダッシュ機能が最初から搭載されていたら良かったんですけどねぇ。

あと、舞台が手作りノートという特性上、以前のエリアに戻れないのも寂しく感じました。

「あのエリアをもう一度探索したい!」とか、「あの章の仕掛けをまた堪能したい!」とか思ってもクリアするまではできません。

チャプター機能も搭載されていませんし、快適性を求めているとストレスに感じてしまいます。

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注意点

タイトルに「RPG」と付いているので、RPGと思って手を出される方もいるかもしれません。

しかし、実際にはアドベンチャーゲームの側面が強く、ミニゲームを遊びながらストーリーを進めていく印象を強く持ちました。

レベルの概念は存在しますが、敵を倒して経験値を稼ぐみたいな楽しさは薄いですし、以前のエリアに戻ることもできませんからね。

また、少し進むごとにケンタくんの解説やセリフを読んだり、ミニゲームイベントが発生するので、自分の意志で進めている感覚も薄く感じました。

本作のゲームジャンルはアドベンチャーとなっていますが、実際にプレイして納得。

確かにこれはアドベンチャーゲームです。

能動的に遊ぶゲームが好きだと窮屈に感じる恐れがあるので、そこは注意した方が良いでしょうね。

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RPGタイム!~ライトの伝説~のレビューまとめ

小学生が作った手作りRPGを遊ぶという斬新すぎるゲーム。

設定こそは他のゲームでも見られますが、ゲームデザインの根本にまで組み込んだ例は見たことがありません。

とても意欲的な作りのゲームで、さすが発売前から色んな賞を受賞しただけのことはあると思いました。

個々のゲーム体験は特別目新しくありませんが、通して見ると唯一無二の魅力を味わうことができます。

大人がプレイすると懐かしく感じますし、少しでも興味があったら触れてみてほしいです。

懐かしくも新しい手づくりノートアドベンチャー!

こんな人には特におススメ。
・斬新なゲームを遊びたい人。
・童心に帰りたい人。

こんな人にはおススメできない。
・快適性を重視している人。
・自由度を重視している人。

お気に入り度【80/100%】

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