【レビュー】いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス [評価・感想] Switchのコンセプトに良く合ったアナログ感が楽しいお手軽パズルアクション!


いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス/Switch

2017年11月に発売されたSwitch「いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス」を今回はレビューします。

Switch「いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス」はカラダをチョキチョキ切り合いながらさまざまなお題に挑戦するコミュニケーション・アクションパズルゲームです。

ベースとなっているのは2017年3月に配信されたSwitch「いっしょにチョキッと スニッパーズ」。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 2人で協力してパズルを解いていくゲーム。
  • お互いの体をチョキチョキ切り取ることができる。
  • 自身の体は360度回転させることができる。
初リリース日 2017年3月3日
対応ハード Switch
ジャンル パズル
推定クリア時間 6~10時間
売上 初週0.3万本/累計7.0万本
発売元 任天堂

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良いところ

チョキチョキして形を合わせていく楽しさ

本作の操作キャラは赤い体の「スニップ」と黄色い体の「クリップ」。

2体ともカラダを回転させたり、チョキチョキ切って変形することができるんです!

本作ではこの特性を活かして枠の形に合わせていくのが目的の一つとなっています。

ポイントなのが、アナログ操作でチョキチョキ切って変形できる事。

なので、極端に細長くて突き出た形にしたり、細かいトゲトゲが付いた形にも出来ます。

そのため攻略の自由度が高く、1つのステージに複数の解答があるので問題を説いていく過程が楽しいです!

また人(鳥)の姿で遊んでる!!!!!

様々なお題のステージ

本作に収録されているのは枠の形に合わせて行くお題のステージばかりではありません。

それ以外にも数多くのお題が用意されています。

例えばボールをゴールに入れる、風船を割る、タマゴを指定の場所まで運ぶ、鉛筆を鉛筆削りの穴まで持っていく等など。

これらのお題を前述の特性を活かしてこなしていくのがとにかく面白いんです!

スニッパーズの特性を活かせば予想以上に色んなことができます。

収録されているステージ数は109種類(※)。無印版から40種類追加されています。
※多人数プレイ専用のステージを含めての数です。

物理演算処理によって高まる面白さ

本作に登場するボール、液体などのオブジェクトはすべて物理の法則で処理されます。

ボールが坂道に落ちたらコロコロ転がりますし、その先が平面だったらやがてストップします。

なので、スニッパーズの形や干渉時の勢い次第ではオブジェクトが予想外の動きをして結果的にそれが思わぬ突破口になる事もあるんですね。

逆に物理の法則を理解しているとそれを予測して謎を解く楽しさもあって、ピタゴラスイッチ好きとしてはハマりました!

協力プレイが楽しい!

このゲームは1人でも楽しめますが、2人以上でプレイした方がずっと楽しめます!

1人だと2体のスニッパーズを交互に操作しなければならず、少々面倒なんですが、2人プレイだとそれぞれの操作を担当することができるのでスムーズですし、何よりも意思疎通が楽しい!

先っちょを切って!そうそう。あ!もっと右!右!
あぁ・・・そこじゃないのにぃぃぃ!!!
 
こんな感じでお題クリアまでに細かいやり取りをする必要があってコミュニケーションツールとしても活用できます。

ここで化けてくるのが、アナログ操作でチョキチョキできる点とオブジェクトが物理演算処理されている点です。

この2点によって不確定要素が生まれ、ある程度強引にお題をクリアする事もできるので、パーティゲームとしては上手いバランス調整に感じました。

なので、真面目な人同士でプレイするのも良いですが、僕のようにある程度頭のネジが抜けた人とプレイしたら奇想天外な現象が起きて面白いかも!?

ちなみに4体のスニッパーズで協力してクリアするお題のステージもいくつか収録されています。

こちらは2~4人プレイ専用となっていますが、さらに細かい意思疎通をする必要が生まれて面白いです!

多彩な対戦ゲームを収録

協力プレイも面白いですが、対戦プレイもね!

という訳で本作には6種類の対戦ゲームも収録されています。それぞれの感想を簡単に書かせて頂くと・・・

チョキっとバスケ
⇒スニッパーズの特性を活かしてのバスケ!

バスケットボールは本物そっくりにバウンドするのでヘディングしてゴールに入れましょう!

相手をチョキチョキして妨害できるのが最大のポイント。

チョキっとホッケー
⇒スニッパーズの形でホッケー!

ステージが狭いこともあって間違えてオウンゴールしてしまう事も多く、カオスな展開になりがちで面白い!

ちなみに相手をチョキチョキして面積を狭くする事もできるので、積極的に突っかかりたくなりますw

チョキっと虫あつめ
⇒飛び回る虫を指定の場所まで5匹連れて行くゲーム。

飛び回る虫には当たり判定があり、押して行くことができるので、いかにジャンプして抑え込めるのかが鍵です。

ただ、チョキチョキされると面積が狭くなってしまい、虫を抑え込めなくなるので一気にピンチに!?

チョキっとドージョー
⇒とにかく相手をチョキチョキして倒すゲーム。

これは単純なゲームですが、3人以上でプレイすると混戦になって燃えるかも!?

チョキっとじんとり
⇒制限時間内にスニッパーズ型スタンプを画用紙にひたすら押していく陣取りゲーム。

これも単純なゲームですが、相手をチョキチョキしてスタンプの面積を小さくできるのが面白い!

チョキっと玉まも~れ
⇒降ってくる玉を落とさないように守っていくゲーム。

相手を妨害するのも良いですが、液体があちこちから降ってくるのでそんな余裕がありませんw


いずれもスニッパーズの特性を上手く対戦ゲームに落とし込んでいて考えて作られています。

楽しみ方が広がる新要素

「プラス」になってステージや対戦ゲームの数が増えたほかにもいくつかの新要素が追加されました。

例えばスタンプアートの作成。このモードでは色を選択し、スニッパーズをチョキチョキと切ってスタンプを作成できるので、それを利用してアートが作れるんです!

才能ある人はイラストを制作する事も可能なので、Switchのスクリーンショット機能を使って作品を残す楽しさもあります。

ある程度ゲームを進めるとユニークな形の状態で各ステージに挑戦できるようにもなりました。

普段とは違う形からスタートする事で攻略法が大きく変わるステージもあって遊びの幅が広がります。

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惜しいところ

アナログ感があるからこその面倒さ

本作に搭載されているアナログ感のある操作や処理は魅力ですが、同時に面倒さを生み出しています。

高難易度ステージでは物理演算処理を予測するのが難しく、思うように攻略できない時がありました。

特に1人プレイだと2体のキャラクターを交互に操作する煩雑さも感じられるので、余計にその印象が強く感じられます。

1人プレイだとやや物足りない

1人プレイでもある程度は楽しめますが、価格を考えるとやや物足りなく感じます。

「プラス」になって1人プレイのステージも追加されていますが、それでもクリアまでのプレイタイムは5時間未満になり、価格を考えると物足りないです。

価格以上の満足感を味わうには多人数プレイ専用のステージやモードに触れる必要があるので、その辺は購入する前に注意された方が良いかなと思いました。

逆に多人数プレイを楽しめる環境に恵まれていたら定価を優に超える満足感を味わえて大化けします!

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全体のまとめ


アナログ感のあるアクションパズルが楽しい作品。

物理演算処理を使ったピタゴラスイッチ的な謎解きが好きな僕としてはストライクな作品で、シンプルながらも楽しめました。

特に多人数プレイが非常に面白く、おすそ分けプレイで身近な人と気軽に楽しめるSwitchのコンセプトに良く合った作品です。

スニッパーズの特性は汎用性が高くて様々なお題を作れそうなので、「ピクロス」のように定番化してくれると嬉しいなぁ。

Switchのコンセプトに良く合ったアナログ感が楽しいお手軽パズルアクション!

こんな人には特におススメ。
・ピタゴラスイッチ好き。
・協力プレイ好き。

こんな人にはおススメできない。
・ストーリー性を求める人。
・めんどくさがりな人。

いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
※Special Thanks:すこーるさん

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12件のコメント

marioでレースとか神ゲーみっけ

Super Mario Bros. Deluxe – VS. Game!
https://youtu.be/n5OHRN-2CSE

こんな面白そうなマリオゲー初めて見たわ
これにあたり判定自機にもあったらもっとよかった
これスイッチでリメイクして純粋な2-4p対戦(画面分割)のレゲーだしたらいいのに
オンラインなら1000人対戦とかカオスw
こんな神要素が埋もれてるなんて信じられないというか驚き
あまりにもったいないと思うんだが
横スクロールで障害物競争ってくにおくんくらいしか知らなかったけど
ベルトスクロールじゃないからいいね

これはスーパーマリオブラザーズDXでしょうか?
そう言えばレースゲーム的な要素があって、当時楽しんでいましたねー

丁寧なレビューありがとうございますー!(^_^)/

ゲーム内容については概ね予想していた通りな感じで、多人数で遊ぶと超盛り上がる内容みたいですねー。
1人プレイだと物足りなさを感じるのも思った通りですが、ちょっとした気分転換に軽く遊ぶのにはちょうどいい感じなのかな?
2人~4人プレイの方も、パーティーゲームとして家族や友人達と遊んでも盛り上がりそうだし、いくつかゲームを遊ぶ中の定番の1本として遊ぶのもよさそうですね。

Switchには1人でも多人数でも遊べるゲームがたくさんありますが、名脇役的な存在としてこれからも売れ続けてほしい作品ですね!
ピクロスのような定番化も出来そうですし、1人プレイの強化などまだ進化の余地もあるだろうし、続編にも期待したい!

頑張ってレビューしてみました!
この記事で魅力が伝わったら良いのですが・・・

内容の方は多人数プレイメインですが、1人でもある程度は楽しめると思います。
仰る通り気分転換には良い感じですね~。
ひらめきで解けるような感じで、あの快感が溜まりません!
つい、あと1問!あと1問!とプレイをし続けてしまいます。

プラスである程度内容が追加されましたが、
アイデア次第ではまだまだ色んなステージを作成する事が出来そうで、今後にも期待できそう。
サブポジション的なタイトルとして育ててほしいなぁ♪

素敵なゲームのプレゼントをありがとうございます!

我が家では弟がスイッチで初めて買ったゲームです。(その後にプラス版を買わされましたけどね~(・_・;))
我が家にスイッチのソフトがワンツースイッチしかないときにお世話になりました。
最初は1人じゃまったく楽しめなく、2人では簡素なお題をひたすらやらされる単純なゲームかなと思ってましたが、割と奥が深くプラス版ではより弱点が克服されたゲームだと思いました。彼女とは一度もやってないので機会があればやってみたいです。

無印→プラスと購入された感じですか。ダウンロードコンテンツで購入した感じかな?

1-2-Switchと本作のセットで多人数プレイは大満足ですよね!

このゲームはかなりの可能性を秘めていると思います。

お題のセンスや難易度が絶妙で、もっともっと新しいアイデアが出てきそうな感じがしますもん。

彼女とやったら盛り上がること間違いなしですよー!

正解が1つではないというのがいいですよね。
友達と体験版を遊んだ時も「変な風に切ってしまった!」→
「いや、でもこの部分を使えば…」→「出来た!」みたいな。
対戦モードがあるのは知りませんでした。接待ゲームとしても
息が長そうです。

スマブラでもサポートキャラとして出てきて、ステージの1部を
切り取ってしまったりしてw

正解が1つではない事で生まれてくる攻略の自由度。本作はそこに大きな魅力があると思います。

対戦モードはおまけ的な印象ですが、協力プレイ後の息抜きとしては良いかなーと思います。

次回のスマブラではサポートキャラ最有力候補ですねw

多人数プレイでは化けますよね〜。
昨日は普段ゲームをやらない人とチョキっとホッケーをプレイしたのですが、ルールはシンプルながらも大盛り上がりでした。
物理演算のパズルもアイディア満載で、ゼルダの祠を協力プレイで解くような楽しさがありますね。
先日はkentさんと一緒にプレイできてホント楽しかったです!

おお!ホッケーをプレイされましたか!オウンゴールしながらも盛り上がった感じですかね?

確かにあのルールだとキャラクターを動かすだけで済むので誰でも楽しめそうですね。

本当にゼルダの祠を協力プレイで楽しんでいるような感じだったので、このゲームはドストライクですよ!w

今後の展開にも期待していますし、また、コルチカムさんとも楽しみたいですね♪

スイッチのおすそ分けプレイのお手本的なゲームですね、一人でもそこそこ楽しめましたけどやっぱり二人以上でプレイ
しないと本来の楽しさを味わえない感じでした。二人〜四人用のステージもジョイコンを二つ持ち替えて一人で挑んでクリアはできましたけどあまり推奨はしたくありませんでした。

クリアしたステージでプレイ出来るランダムなカタチは結構リプレイ性が高くなりますね、特に通常だと地味だった型抜きとカタチ合わせ系のお題はスタート時のカタチで攻略法が随分変わって来ていい塩梅でした。

多人数プレイ前提なゲームデザインで一人プレイだと割高に感じるのが玉に傷かな、それでも結構気に入ったからヒクオスやハコボーイみたいにシリーズ化して欲しいアクションパズルゲーです。

ゼルダの伝説 トライフォース三銃士のように1人だと少し煩雑なところがありますもんね。

多人数プレイだとそんな煩雑さが薄れるうえ意思疎通する楽しさも生まれてきました!

ユニークなカタチからのスタートは型抜き系、カタチ合わせ系のお題で強さを発揮しましたね!

感想は僕と同じような感じですね。協力プレイメインなのが気になるけど、良いゲームだと思います。