【レビュー】スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション [評価・感想] スプラ2の新たな遊び方を提案した上級者向けのヒーローモードおかわり！

スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション|オンラインコード版

本記事では本コンテンツのレビューをしていきます。

本編のレビューはこちら。

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地下鉄で繰り広げられる大ボリュームのチャレンジ！

「オクト・エキスパンション」の内容を平たく言ってしまうと、ヒーローモードおかわり！

つまり、本編の1人用モードとして楽しめたステージクリア型のアクションゲーム「ヒーローモード」をさらに楽しみたい人向けのコンテンツなんです！

個人的にヒーローモードは好きなので、このようなコンテンツが配信されて嬉しいです♪

驚いたのが、用意されているチャレンジ数。

なんと80種類以上も用意されているんです！

これはヒーローモードに収録されているチャレンジの3倍近い数字で、クリアまでのプレイタイムも倍近く掛かります。

約2,000円の大型ダウンロードコンテンツとは言えこれだけのボリューム感を出せるとは恐れ入りました！

てっきり本編のヒーローモードと同程度かと思ったのに。

超ユニークなチャレンジの数々！

え？スプラトゥーンでこんな遊び方があったの！？

思わずそう呟いてしまうほど各チャレンジは趣向を凝らしています。

例えばスペシャルウェポンのジェットパックを使ったミニゲーム風のチャレンジ。

本編でジェットパックは僅かな時間しか使用出来ませんでしたが、ここではずっと使用する事になるんです！

ジェットパックならではのホバリングアクションを使っての銃撃戦やアスレチックは面白く、新鮮に楽しめました。

それ以外にチャレンジで印象的だったのが、ピンボールやビリヤード風のゲーム！

ブキを使って球に衝撃を与えて転がし、穴に入れたりするんですね。

まるでSwitch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の祠を彷彿とするような仕掛けで、「よくスプラトゥーンのアクションでこんな遊びを思いつくなぁ」と感心させられます。

チャレンジは80種類以上も用意されているけど、決してワンパターンではありません。むしろバリエーション多すぎ！

あいつらがパワーアップして帰ってきた！

本編のヒーローモードでボスとして登場した豪速トースト、スゴイドスコイ、タコツボックス、タコツボビバノン。

本コンテンツでは奴らがパワーアップして帰ってきました！

特定のチャレンジで戦う事になるんですが、めちゃくちゃ強いです！

単に攻撃が激しくなっただけではなく、特定のスペシャルウェポンを常に使用して戦わないといけない場合があるので難易度が劇的に上がっています。

歯ごたえのあるボス戦を楽しみたい方は注目ですぞ！

随所で感じられる純正任天堂ゲーム臭

元々ヒーローモードは「スーパーマリオギャラクシー」を始めとする純正任天堂製タイトルの色を強く感じていました。

グラインドレールを乗り継いで進んでいくアスレチック要素。宙に浮いたブロック。

あらゆるギミックが純正任天堂ゲームっぽく、それもあってヒーローモードは大好きなんですよね♪

本コンテンツではそんな純正任天堂ゲーム臭がさらにパワーアップしていました！

ボールを落とさないようゴールまで転がして行くチャレンジはWii「スーパーマリオギャラクシー2」っぽいですし、沢山のブロックを組み合わせてキャラクターアートを生み出しているところは3DS「スーパーマリオ3Dランド」やWii U「スーパーマリオ3Dワールド」を彷彿します。

こんなギミック、他所の会社だったらアクションシューティングゲームに取り入れようとはしませんよｗ

好きな順番からチャレンジを攻略する楽しさ

次に挑戦できるチャレンジは先に進めていく毎に枝分かれしていきます。

あっちにもこっちにも枝分かれしていくので、まるで迷路みたい！

さすが地下鉄が舞台なだけの事はありますｗ

本コンテンツではこの迷路のような地下鉄を探索して4つのキーアイテムを集める事が目的となっています。

キーアイテムを集めるまでのルートは複数用意されているので、自分の好きなように進んでいけるんですね。

自由度が高く、それでいてNAMAKOという端末を使用すれば瞬時に目的の駅へ行けるので快適です♪

本編のヒーローモードでは各チャレンジの入り口を探すのが大変でしたからｗ

スプラトゥーン2をやり込んだ人向けの上級者ゲーム

なんだこの難しさは！？

本コンテンツは「スプラトゥーン2」をやり込んだ人向けに作られているのでしょうか？

難易度は舐めてかかると火傷するくらい高いです！

ごくごく序盤に挑戦できるチャレンジこそは2分程度でクリアできるコンパクトなものばかりだけど、ちょっと進んだら途端に難しくなります。

思わず「え？スプラトゥーン2ってこんなに難しかったの！？」と口に出すくらい。

難易度が高い要因はギミックが意地悪なのもありますし、ステージによっては1回しか挑戦出来なかったり、シビアな制限時間が用意されているのもあります。

あと、チェックポイントが全くないチャレンジもありました！

1回でクリア出来たら良いんだけど、10回くらいリトライしないとクリアできないくらい難しいチャレンジもあるからこれはキツイｗ

2～3分くらい神経を使ってステージの奥へ進んでいるのにちょっとしたミスで奈落の底に落ちて「最初からやり直し～！」なんて事はしょっちゅうです。

本編のヒーローモードは程良い難易度だったけど、こちらはめちゃくちゃ難しい！

が、そこは優しい任天堂。

ある程度ミスが続くと今、プレイしているチャレンジをクリア扱いにしてくれる選択肢を与えてくれます。

本コンテンツをやり込む事でマルチプレイで使用できる新しいアイテムを入手できるので、そちら目当てで購入された方に向けてこのような救済措置を入れたのかも知れませんね。

ゲーマー根性でストレスを溜めてでも自力でクリアするか、テンポ良く楽しみたいのでスキップ機能を使うのかはアナタ次第です。

前作と繋がりを持たせたストーリー

本コンテンツのストーリーは前作と明確な繋がりがあります。

果たしてどのような形で繋がっていくのか！？

ストーリーの主張は控えめなので理解しなくても楽しめますが、スプラトゥーンワールドをより楽しみたい方は必見です！

毎度のことながらもクライマックスの演出はお見事でした！

最後のチャレンジをクリアしたあとはまるで一本のゲームを終えたかのような達成感が待っています。

やや形骸化している通貨システム

本コンテンツには通貨システムが存在します。

箇条書きで簡単に説明するとこんな感じ。

つまり、リスクとリターンを備えていて、ゲームに緊張感をもたらしているんですね。

所持金が少ないと高難易度のチャレンジが出来なくなるので、まずは低難易度のチャレンジをクリアして溜めるなんていう寄り道みたいな楽しさも生み出しています。

が、そんなゲームバランスを崩壊させるような救済措置が存在するんです！

それは、借金ができる事！

所持金が少なすぎてすべてのチャレンジに挑戦出来なくなったら救済措置として借金することができるんです。

借金をしてもペナルティがありませんから、「通貨システムの意義って一体？」と思ってしまいましたｗ

まあ、ゲームクリア後にはコインを使って本編で使用できるアイテムを購入できるようになりますが。

いっその事リトライの回数を無制限した方がテンポ良く楽しめたような？

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全体のまとめ

全体的には「スプラトゥーン2」を1人用のアクションゲームとして上手く昇華させていると思いました！

難易度が高く、ヒーローモードをクリアした人向けの内容に感じますが、「慣れ親しんだスプラトゥーン2のゲームシステムを応用すればこんな遊びができるのか！？」と驚くほど新しい遊びが詰まっています。

間違いなく定価以上の価値がありますので、「スプラトゥーン2」が好きな人は購入して損はありません！

マルチプレイばかりが前面に出てくる「スプラトゥーン」だけど、システムを応用すれば1人用のアクションゲームとしても十分な良作を生み出せるんですね。

本編のヒーローモードでもその片鱗は感じられましたが、今回の「オクト・エクスパンション」でハッキリしました！

カラフルポップでギミック満載のステージクリア型3Dアクションゲームという事で「スプラトゥーン」に興味がなくてもWii「スーパーマリオギャラクシー2」が好きな人にもおすすめです！

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