2015年3月に発売された
3DS/Wii U「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」を今回はレビューします。
3DS/Wii U「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」は、
パズルアクションゲーム「マリオvsドンキーコング」シリーズの通算4作目です。
ミニマリオをゴールまで導く楽しさ
本作の目的は、自動で動くミニマリオたちを指定のゴールまで導くこと!
ミニマリオたちは起動させると自動で動くので、敵に当たったり、トゲトゲ床を踏まないよう、
プレイヤーはタッチペンで道を作ったり、床や土管を設置することになります。
道や床、土管はポイントを使って設置する関係上、無限に設置することはできないので、
どのタイミングで設置するのか?を考える必要がありました。
また、各ステージには制限時間が用意されており、指定のタイムでクリアしないといけない他、
一体でもゴール扉に導いたら一定の感覚でミニマリオたちをゴールに連れていかないとミスになるため、
素早く、かつテンポよくゴールしないといけないのが頭を悩ませて面白いです。
![26](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/d/5/d5b24add.png)
多彩なギミック
全部で80以上のステージが用意されている「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」。
各ワールドによって様々なギミックが用意されており、飽きさせない工夫がなされていました。
ミニマリオを遠くまで吹っ飛ばす大砲が出てきたかと思ったら自分で設置できる床、土管が出てきたり、
ピタッと貼り付ける床が出てきたり、さらにはミニマリオたちを連れさらう敵が出現したりと、
先のステージに行くほど新鮮なゲームプレイが楽しめるようになっています。
![24](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/6/8/68bff2cb.png)
ハイスコアを狙う楽しさ
各ステージにはコインなどのアイテムが設置されていますが、すべてを入手しなくてもクリアは出来ます。
しかし、すべてを入手して素早くゴールすることでゴールドランクのトロフィーが貰えるので、
ハイスコアを狙う楽しさがありました。ゴールドトロフィーを入手した数によって、
高難易度のエクストラステージがアンロックされるようになっていますしね。
![27](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/1/3/13031ffb.png)
懐かしさを感じるBGM
本作のBGMは「スーパーマリオUSA」を始めとする、
ちょっとマニアックなレトロマリオ系をアレンジしたものが使用されています。
そのアレンジもなかなか良いセンスをしているので、
懐かしさと同時に新しさを感じられて、結構気に入っています。
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クリエイト機能が充実
本作にはステージをクリエイトできる機能が用意されています。
タッチペンを使ってオブジェクトを設置するタイプのクリエイトなので、
直感的に作成できるのが良いですね!
さらに今作はMiiverse(ミーバース)を使ったコミュニティ機能が用意されており、
作成したステージをアップロードしたり、逆に他のユーザーのステージをダウンロードして、
評価できるのが良いと思いました。コミュニティに積極的に参加する事でポイントが貰え、
新たなオブジェクトをクリエイトモードで使用出来たり、
Miiverse(ミーバース)を使えるハンコが貰えたりとよく考えられて作られています。
本作は3DS/Wii Uのマルチタイトルですが、パッケージ版では両方遊ぶことが出来ます!
3DS版を買ったらWii U版が。Wii U版を買ったら3DS版のダウンロードコードが貰え、
外でも家でも「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」が遊べるんです!
前作からほとんど変化を感じられない
本作は2010年に発売されたDS「マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド」と
ゲームシステム・内容がかなり似ています。もはやリメイクなのかと疑ってしまうほど。
とりあえず新しいハードで出して、Miiverse(ミーバース)に対応させました!
みたいな安易さを感じてしまうんですよね。
ここまでクリエイティビティを感じられないゲームは久しぶりです。
ちなみに3DS版は裸眼立体視に対応していませんし、
Wii U版もゲームパッドを活かしているとは言えません。
![25](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/8/7/87e229b0.png)
全体的に簡素な作り
ダウンロードタイトル基準で作られているのか、
パッケージ販売のタイトルとしてはかなり簡素な作りでした。
淡々とステージをクリアしていくだけでストーリー要素はほとんどないですし、
メニュー画面や結果発表画面も地味。まるで低価格のダウンロードタイトルみたい。
![21](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/9/0/90cc0922.png)
作成やコミュニティ参加のモチベーションが上がらない
確かにクリエイトやコミュニティ機能は色々ありますが、モチベーションは上がりませんでした。
積極的に参加する事でポイントが貰えて新しい仕掛けをアンロックできるようになるのは良いのですが、
その数は決して多くありませんし、ゴールド系は無駄に必要ポイントが高く、
集める気にもなれませんでした。入手したところで単にキラキラ光っているだけですしね。
ゲームソフト単品としてみたらそこそこ楽しめますが、
既に同じようなゲームが過去に出ている事を考えると少し評価が落ちます。
それなりに面白いが、あまりのマンネリにクリエイティビティを感じられない作品。
こんな人には特におススメ。
・パズルアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・前作で満足した人。
・パズルアクションが苦手な人。
マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約6時間
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まあ、予想通りって感じですね。そもそも進化させようが無いシリーズではありますが、WiiUに関しては3D化とか出来なかったのかなとも。
マリオメーカーが発表された以上、マリオのステージクリエイトはそっちに興味とられちゃってますよねもはや。
このシリーズはスマホ行き候補ですねこのままじゃ。
>街毛さん
Wii U/3DSのマルチタイトルである関係上、
それぞれのハードの特性すらも生かしていないんですよね。
実は3DSでは3D映像非対応だったりします。
何というか、本当にとりあえず出してみた感が凄かった。
やはり厳しめの評価になったか、多分そうなるだろうとは思ってたが。
これ多分、任天堂自身もDLにするかパケにするか実験的なゲームだったんじゃないかな。
ネット機能付きでDLにしてはちょい高めになるのと、特にWiiUにパケソフトが少ないからパケで出したけど、本来1500円前後のDLゲーにネットで1800円とかそんな感じのゲームだったのではと感じた。
これ、双方DL版使ってますけど、ぶっちゃけ3DS版だけで充分だったなw
前置きとして・・・マリドンシリーズというかパズルアクションの
ドンキーシリーズに関してはGB版しか認めないクチです。
発表時から思ってたけど、本来DL専用として出すタイトルを
パッケージの穴埋め的な役割として出したのかもね。
クリエイト要素もマリオメーカーで十分な空気だったし。
褒められる点はクロスバイだけど、3DS版はまさかの3D非対応なんですね。
海外ではハードとして2DSが既に展開されてますけど、
ソフトにおいても任天堂から出てきたとなると、
後継機(NX?)は立体視止める可能性あるんかな?
元はDL専用タイトルとして作ってたのをWiiU弾不足の目眩ましの為にパッケで発売したんじゃ…とすら思えるような。実質2ハード同時購入とは言えそれによる旨さは無いですし、パッケージ作品としても3000円級のタイトルとしても物足りなさはありますね。
私もGB版ドンキーコングは好きだったんですけど、ニンテンドーソフトウェアテクノロジー製作のマリドンシリーズはどうも「つまらなくはないけど、ちんまりしすぎて別に面白くも…」って物が多く好みに合わないです。
まぁ売れてるなら継続しててもまだ良いのかもしれませんが、海外込みでもそんなウケてる感じもしないのに延々と惰性で新作を出し続けてるのはある意味では謎です。言い方は悪いですけど、アーゼストのヨッシー同様にマリオ系の派生作品の評判を落としてる元凶の一つな気もしますねぇ。キャラが看板だと思うなら安易な下請けはやめてほしいもんです。
>ダベットさん
クロスセーブ出来るのならまだしも
それぞれ別々にプレイしないといけないので、
どちらかだけで良かったですね。
Wii Uはソフト不足を補うため、
定期的にダウンロード系をパッケージ販売していますね。
>Ryouさん
そんな・・・GB版だけですか(泣)
このゲーム、明らかに繋ぎで出しています。
当初から前作からどこが変わっているのか分からなかったんですが、
まさかこんな安易な続編になっているとはね。
3D非対応なのは、とりあえず3DSで出したかったからとか?
次世代機が3D非対応なのは十分にあり得ますけどね。
>KUMAさん
そうですね、弾不足を誤魔化すためのパッケージタイトルに感じました。
2013年に発売されたミニミニカーニバルの方が価格は安いのに、
あちらの方がボリューム感がありましたもん。
あちらが3,000円急で販売されたらまだ分かります。
このシリーズ、実は海外産タイトルなんですよね。
悪くはないんだけど、下請けが作っているなぁと感じる作品でした。
なんというか、最低限の仕事をこなしているだけという印象で、
それ以上でもそれ以下でもないと思うんですよね。