2015年3月に発売された
3DS/Wii U「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」を今回はレビューします。
3DS/Wii U「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」は、
パズルアクションゲーム「マリオvsドンキーコング」シリーズの通算4作目です。
ミニマリオをゴールまで導く楽しさ
本作の目的は、自動で動くミニマリオたちを指定のゴールまで導くこと!
ミニマリオたちは起動させると自動で動くので、敵に当たったり、トゲトゲ床を踏まないよう、
プレイヤーはタッチペンで道を作ったり、床や土管を設置することになります。
道や床、土管はポイントを使って設置する関係上、無限に設置することはできないので、
どのタイミングで設置するのか?を考える必要がありました。
また、各ステージには制限時間が用意されており、指定のタイムでクリアしないといけない他、
一体でもゴール扉に導いたら一定の感覚でミニマリオたちをゴールに連れていかないとミスになるため、
素早く、かつテンポよくゴールしないといけないのが頭を悩ませて面白いです。

多彩なギミック
全部で80以上のステージが用意されている「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」。
各ワールドによって様々なギミックが用意されており、飽きさせない工夫がなされていました。
ミニマリオを遠くまで吹っ飛ばす大砲が出てきたかと思ったら自分で設置できる床、土管が出てきたり、
ピタッと貼り付ける床が出てきたり、さらにはミニマリオたちを連れさらう敵が出現したりと、
先のステージに行くほど新鮮なゲームプレイが楽しめるようになっています。

ハイスコアを狙う楽しさ
各ステージにはコインなどのアイテムが設置されていますが、すべてを入手しなくてもクリアは出来ます。
しかし、すべてを入手して素早くゴールすることでゴールドランクのトロフィーが貰えるので、
ハイスコアを狙う楽しさがありました。ゴールドトロフィーを入手した数によって、
高難易度のエクストラステージがアンロックされるようになっていますしね。

懐かしさを感じるBGM
本作のBGMは「スーパーマリオUSA」を始めとする、
ちょっとマニアックなレトロマリオ系をアレンジしたものが使用されています。
そのアレンジもなかなか良いセンスをしているので、
懐かしさと同時に新しさを感じられて、結構気に入っています。

クリエイト機能が充実
本作にはステージをクリエイトできる機能が用意されています。
タッチペンを使ってオブジェクトを設置するタイプのクリエイトなので、
直感的に作成できるのが良いですね!
さらに今作はMiiverse(ミーバース)を使ったコミュニティ機能が用意されており、
作成したステージをアップロードしたり、逆に他のユーザーのステージをダウンロードして、
評価できるのが良いと思いました。コミュニティに積極的に参加する事でポイントが貰え、
新たなオブジェクトをクリエイトモードで使用出来たり、
Miiverse(ミーバース)を使えるハンコが貰えたりとよく考えられて作られています。
本作は3DS/Wii Uのマルチタイトルですが、パッケージ版では両方遊ぶことが出来ます!
3DS版を買ったらWii U版が。Wii U版を買ったら3DS版のダウンロードコードが貰え、
外でも家でも「マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド」が遊べるんです!
前作からほとんど変化を感じられない
本作は2010年に発売されたDS「マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド」と
ゲームシステム・内容がかなり似ています。もはやリメイクなのかと疑ってしまうほど。
とりあえず新しいハードで出して、Miiverse(ミーバース)に対応させました!
みたいな安易さを感じてしまうんですよね。
ここまでクリエイティビティを感じられないゲームは久しぶりです。
ちなみに3DS版は裸眼立体視に対応していませんし、
Wii U版もゲームパッドを活かしているとは言えません。

全体的に簡素な作り
ダウンロードタイトル基準で作られているのか、
パッケージ販売のタイトルとしてはかなり簡素な作りでした。
淡々とステージをクリアしていくだけでストーリー要素はほとんどないですし、
メニュー画面や結果発表画面も地味。まるで低価格のダウンロードタイトルみたい。

作成やコミュニティ参加のモチベーションが上がらない
確かにクリエイトやコミュニティ機能は色々ありますが、モチベーションは上がりませんでした。
積極的に参加する事でポイントが貰えて新しい仕掛けをアンロックできるようになるのは良いのですが、
その数は決して多くありませんし、ゴールド系は無駄に必要ポイントが高く、
集める気にもなれませんでした。入手したところで単にキラキラ光っているだけですしね。
ゲームソフト単品としてみたらそこそこ楽しめますが、
既に同じようなゲームが過去に出ている事を考えると少し評価が落ちます。
それなりに面白いが、あまりのマンネリにクリエイティビティを感じられない作品。
こんな人には特におススメ。
・パズルアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・前作で満足した人。
・パズルアクションが苦手な人。
マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約6時間
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まあ、予想通りって感じですね。そもそも進化させようが無いシリーズではありますが、WiiUに関しては3D化とか出来なかったのかなとも。
マリオメーカーが発表された以上、マリオのステージクリエイトはそっちに興味とられちゃってますよねもはや。
このシリーズはスマホ行き候補ですねこのままじゃ。