

デビル メイ クライ2/PS2 (通常版) / (スペシャルエディション)
デビル メイ クライ HDコレクション/PS4 / PS3 / Xbox 360
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2005年1月に発売されたPS2「Devil May Cry 3(デビル メイ クライ3)」のレビューをしていきます。
本作は半人半魔のダンテが主人公のスタイリッシュアクションゲームですが、3作目にして作風を確立させることに成功していました!
前2作と比べてあらゆる部分がスタイリッシュになり、これをPS2時代に生み出せたことに驚きを隠せません。
個人的にはPS2 3部作の中では一番気に入りました♪
そんなPS2「Devil May Cry 3(デビル メイ クライ3)」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2006年2月にはバージョンアップ版のPS2「デビル メイ クライ3 スペシャルエディション」が発売。
※2012年3月には本作を収録したPS3/Xbox 360「デビル メイ クライ HDコレクション」が発売。
※2018年3月には本作を収録したPS4/Xbox One「デビル メイ クライ HDコレクション」が発売。
※本記事ではPS4版のレビューをしていきます。
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- 戦闘重視の3Dアクションゲーム。
- 塔の中を探索してストーリーを進めていく。
- 新たに複数の戦闘スタイルを切り替えられるようになった。
初リリース日 | 2005年2月17日 |
対応ハード | PS2/PS3/Xbox 360/PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 10~15時間 |
売上 | 累計35.0万本 |
発売元 | カプコン |
目次
良いところ
大幅に進化したスタイリッシュアクション
「デビル メイ クライ」シリーズの代名詞となっているスタイリッシュアクション。
今作は前2作と比べてスタイリッシュさが大幅にアップしていました!
特に印象的だったのがイベントシーン。
主人公のダンテが冒頭から前2作ではほとんど見られなかったアクロバティックなアクションを披露してくれるんです!
倒れている椅子を蹴り上げて起こし、机を足で叩き付けて吹っ飛んだ電話の受話器をキャッチするのは序の口。
ダンスしながら敵を蹴り上げ、倒れた敵をスケボー代わりにして滑り周り、銃を乱発するパフォーマンスを見せてくれました!
か・・・カッコいい。
思わず口をポカーンと開けながらそう言いたくなるほど魅了されてしまいます。
このように本作は前2作と比べてアクロバティックなアクションを収めたイベントシーンが満載で、思わず見入ってしまいました!
それと、今作のダンテは見た目も前2作と比べてカッコ良いですね。
前2作のダンテは髪を分けていたんですが、今作では分けずに前髪を下ろしてラフなスタイルとなっています。
個人的にはこちらの方がダンテのキャラクター性に合っていると思いました。
パワーアップした戦闘システム
スタイリッシュになったのはムービーだけではありません!
肝心のゲーム部分も前2作よりもスタイリッシュになっています!
特筆したいのが、近接武器と遠距離武器をそれぞれ2種類装備できるようになったこと。
ボタンを押せば切り替えられるようになったので、ポーズボタンを介さずに様々なアクションを繰り出せるようになりました。
加えて爽快感やエフェクトも前作よりもパワーアップしており、一気に派手さが増した印象です。
好みに分けて選択できるスタイルチェンジ
今作ではユーザーの好みに合わせて操作スタイルを選べるようになりました!
例えば「2」で快適だった回避アクションはトリックスタースタイルで使用できるようになっています。
それ以外にも近接攻撃特化型や遠距離武器特化型、防御&カウンター特化型のスタイルが用意されており、様々な戦い方ができるようになりました!
「デビル メイ クライ」シリーズは周回プレイが楽しいシリーズなので、スタイルチェンジシステムはリプレイ性をより向上させているように感じます。
兄弟の戦いを描いたストーリー
今作で大きなテーマとなっているのが兄弟との戦いです。
今作で初登場したバージルはダンテの双子の兄になりますが、見解の違いから決闘をすることになります。
果たして決闘の行方はどうなるのでしょうか?
ダンテと血が繋がっているのもありますが、悪役としては前2作のネロ アンジェロやアリウスよりも印象に残りました!
新たなヒロインとしてはレディが登場。
これまでの作品に登場したヒロインと同じく物語を盛り上げる役割を果たしていました。
黒髪なので前2作のヒロインよりも地味ですが、個人的には一番好みかも!?
改善されたゲームバランス
「デビル メイ クライ2」とは何だったのか?
思わずそう言いたくなるくらい本作は前作からゲームバランスが改善されています。
前作で気になったモッサリアクションはもちろん、強すぎた遠距離攻撃も弱体化してゲームバランスが改善されていました。
さらに難易度もノーマルの場合はやや難しいと言える水準まで上がり、歯ごたえのあるバトルが楽しめるようになっています。
それでいて前作のように体力が0になっても少し前のところから再開できるようになっているので、前々作のようにめちゃくちゃ前まで戻されることはなくなりました。
前述の通り前作で良かった簡単操作の回避アクションはトリックスタースタイルにすれば使えますし、全体的に過去2作の良いとこ取りをしている印象です。
惜しいところ
相変わらず気になるカメラワーク
今作も前2作と変わらず固定カメラとなっています。
そのため戦闘時はコロコロ視点が切り替わって戦いにくく感じました。
特に苦戦したのがアグニ&ルドラ戦。
こちらに猛スピードで近付いて近接攻撃をしてくるので、固定カメラだと戦いにくいのですよ。
難易度は前作よりもアップしているので固定カメラには再び悩まされるようになりましたw
一応、一部のエリアではカメラ操作ができるようになっていましたが、限定的なのでほとんど意味を成していません。
ユーザーインターフェースの劣化
ユーザーインターフェースは前作よりも劣化しているように感じます。
特に気になったのが、マップ確認時。
前作の場合、「ポーズボタンを押す」→「メニューからMAPを選択する」という手順でマップを確認出来ました。
ところが今作の場合、「ポーズボタンを押す」→「メニューからSTATUSを選択する」→「サブメニューからMAPを選択する」という手順を取らなければならないんです!
つまり、前作よりもマップを確認するための工程が1つ増えているんですね。
そのうえ前作よりも探索要素が強くなり、ダンジョンが複雑化しているので進行を足止めされやすく感じます。
探索や謎解き要素は緩急を持たせるためには良いんですが、戦闘やストーリー重視の「デビル メイ クライ」でこの調整は噛み合わせが悪く感じました。
チャプター制によって生まれるぶつ切り感、頻繁に発生するロード時間、小刻みに発生するカットシーンといい、せっかくのスピード感を妨げる要素が多すぎるような?
全体のまとめ
前2作の良いとこ取りをしたうえでスタイリッシュさをさらに強調した作品。
今作で「デビル メイ クライ」シリーズの作風が確立された印象で、ようやく「バイオハザード」からの完全なる独立に成功しました!
1作目はまだ「バイオハザード」の面影が残っていました(※)が、今作は完全に別物と言えるほど作風が確立しています。
最初から最後までスタイリッシュでドラマチックなゲーム体験を味わえるので、その手のゲームが好きな人は必見です!
一方、没入感という意味ではまだまだ課題が多く感じられました。
何度スピード感のあるゲームプレイを妨げられたことかw
PS2ソフトなので仕方がないところはありますが、その辺りを改善したらさらに面白くなりそうな気がします。
3作目にして作風を確立したPS2 3部作の決定版!
※PS2「デビル メイ クライ」は「バイオハザード4」のプロトタイプとして開発されていた。
こんな人には特におススメ。
・スタイリッシュアクションを楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・テンポを重視する人。
デビル メイ クライ3/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約12時間
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ユーザーインターフェイスについての言及は非常に的を射ていると感じました。Twitterからフォロワーさん経由でとんできましたが、素敵なレビューが多いですね(*´ω`*)