バイオハザード0/GC / Wii / PS3
バイオハザード オリジンズコレクション/PS4 / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2002年11月に発売されたGC「biohazard(バイオハザード) 0」のレビューをしていきます。
本作はシリーズの過去を描いた前日譚になりますが、様々な挑戦を果たした人を選ぶ意欲作でした!
シリーズの中では最も過去を描いているので、一見するとシリーズ初心者も入りやすく感じます。
ですが、システム面でシリーズの常識を覆した故に玄人向けのゲームバランスになってしまい、本作の8ヵ月前に発売されたGC「biohazard(バイオハザード)」よりも人を選ぶ作品になってしまったんです。
個人的にも今作のシステムには四苦八苦してしまい、プレイした当時は苦汁を飲まされてしまいましたw
そんなGC「biohazard 0」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2008年7月にはWii版が発売。
※2016年1月にはPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360向けにリマスター版が発売。
※2019年5月にはSwitch向けにリマスター版が発売。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- ゾンビが徘徊する列車などを探索するサバイバルホラーゲーム。
- レベッカとビリーを使い分けて仕掛けを解いていく。
- アイテムボックスが廃止された代わりにアイテムを床に置くことができるようになった。
初リリース日 | 2002年11月21日 |
対応ハード | GC/Wii/PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー/ホラー |
推定クリア時間 | 12~18時間 |
売上 | 初週19.0万本/累計40.0万本 |
発売元 | カプコン |
目次
良いところ
シリーズ史上最も過去を描いたストーリー
タイトルを見て分かる通り、今作はシリーズの過去を描いた前日譚になります。
つまり、初代「バイオハザード」の洋館事件以前に起きた物語を体験することができるんです!
一体、あの事件よりも前に何が起きたのでしょうか?
嬉しいのが、文章(レポート)だけでしか登場しなかったキャラクターが生きた状態で登場すること。
「バイオハザード」シリーズはゾンビもので、脇役は次から次へと命を失っていきます。
その中には文章だけでしか登場しなかったキャラクターも存在するんですが、本作は時系列が最も過去である関係上、生きた状態で登場するんです!
さらに後の作品で訪れるエリアも形を変えて登場します。
このエリア、どこかで見たことあるような?
シリーズ経験者はそんなデジャブ感を味わえるかも知れません。
グリグリ動くハイクオリティな背景
圧倒的な映像美だったGC「biohazard」。
本作は同作品のゲームエンジンがベースになっているのでグラフィックの美しさは相変わらずでした!
それどころかさらにパワーアップしていて、なんと今作では背景がグリグリ動くんです!
従来のシリーズ作品は背景が2DのCGで描かれていた関係上、ほとんど動きませんでした。
ところが本作の場合、動画形式になっているのでグリグリ動くんです!
おかげでヒルなどが生々しく描かれており、より空気感が増しました。
ここまで来ると背景が一枚絵には感じられませんw
パートナーザッピングシステムが面白い
今作も主人公が2人存在します。
凄いのが、2人のキャラクターを交互に切り替えて先へ進む方式を採用していること。
しかも単にキャラクターを切り替えられるだけではなく、それぞれの特技を使い分けなければ先に進めないこともあるんです。
以下、各キャラクターの特技になります。
- レベッカ → ハーブを調合できる。
- ビリー → 重いものを動かすことができる。
このようにそれぞれの主人公に個性があるので、キャラクターを使い分けて謎を解く楽しさがありました。
この点に関しては「ゼルダの伝説」のような謎解きゲームが好きな者としては気に入っています。
ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)。
レベッカが主人公!
魅力的なキャラクターが多数登場する「バイオハザード」シリーズ。
一番好きなキャラクターを挙げるとなったら甲乙つけ難いのですが、個人的にはレベッカを挙げたいと思います。
何が良いかって、爽やかな見た目です!w
まるで全盛期の浜崎あゆみさんのようにボーイッシュなビジュアルで、明るいキャラクター性と相まって気に入りました。
今作ではそんな彼女が主人公として大活躍するのが嬉しかった。
後の作品ではあまり目立っていませんからね・・・。
惜しいところ
アイテムボックス廃止による快適性の低下
今作は過去作と比べて快適性が低く感じられました。
その大きな要因となっているのがアイテムボックスの廃止。
アイテムボックスとはその名の通りアイテムを収納する箱で各地に設置されています。
不思議なことに各アイテムボックスは空間が繋がっていて、好きな場所で好きなアイテムを取り出すことが出来ました。
そんな便利アイテムが今作では廃止されてしまったので快適性が下がってしまったんです。
代替えとして床にアイテムを置くことができるようになりましたが、さらに面倒さを強調させる形となっていました。
確かにアイテムを床に置けるのは便利ですよ?
ですが、アイテムを固めて置くとさあ大変!
拾おうと思った時に思った通りのアイテムを拾うことが出来ず、モタモタしてしまう可能性が高まってしまうんです!
せめて固定カメラ&ラジコン式ではなくTPS形式のカメラだったら良かったんですけどね。
※リマスター版の場合はスティックを倒した方向に移動するアレンジ操作が追加されたので快適に楽しめます。
持てるアイテムの数が少なすぎる
加えて一度に持てるアイテムが最大6個なのは少なく感じました。
というのも弾薬数に対して出現するゾンビが多いからです!
しかもアイテムによっては2個分のスペースを使用するのでさらに厳しい制限が加わる場合があります。
このように本作はパズルゲームとしての難易度が高めに設定されている印象です。
綺麗だけどハリボテ感がある背景
確かに背景は綺麗になったと思います。
ですが、綺麗な故に何かしら干渉できる要素が欲しいなと思ってしまいました。
例えばヌルヌル動く背景のヒルに銃を撃ったら飛び散ってアイテムが出現するとか。
所詮は2Dの背景なので飾りに過ぎないのは分かっています。
しかし、綺麗かつグリグリ動く背景を見させられるとアクションを取った時に何らかの反応が欲しくなってしまうのも人情だと思うんです。
これはグラフィックが綺麗になることで生まれる弊害ですね・・・。
全体のまとめ
単なる前日譚に留まらず、グラフィックやシステム面でも様々な挑戦をした意欲作。
しかし、固定カメラ式バイオとの噛み合わせが悪い部分も散見されました。
それ故に周回プレイをする気が起きず、今作は1周しかプレイしていません。
クリア後の隠し要素は前作となるGC「biohazard」よりも控えめですが、周回プレイの面倒さを考えたらこれで良かったのかも?
全体的には固定カメラ式バイオを極めた人向けの作品。
前日譚なのでストーリー的には新規ユーザーも入りやすく感じますが、ゲームバランス的には玄人向けで人を選びます。
前日譚ながらも様々な挑戦を果たした人を選ぶ意欲作!
こんな人には特におススメ。
・シリーズの過去を知りたい人。
こんな人にはおススメできない。
・快適性を重視する人。
・怖いのが苦手な人。
バイオハザード0/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約20時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
元々は64オリジナルのバイオとしてリリース予定されてたんですよね
それが64ハードの開発しづらさで難航しすぎて完全に時期を逸してしまい、お蔵入りになりかけていたものをre:biohazardのリリースに続いてGCバイオ独占供給という大英断?の流れで復活の糸目にあうという不思議なタイトルでした
64版とは時代設定以外まるで原型をとどめていないらしいですが、そちらも一度見てみたかったですね
N64版が発表された時は「おおっ!」って思いました。スクリーンショットまで公開されていましたもんね。
その後は開発が難航してゲームキューブ向けに展開されましたが、今思うと英断でしたね。
リマスター版を遊びましたねぇ?
敵のヒルのアイディアはお気に入りです?
毎回思うのですが、バイオハザードの主役達、初めからもうちょっとマシな装備で行けば良いのにね。ハンドガン一丁て……。
今後もリマスター版出ると思うんですが、コードベロニカが一番凄くなると思いますね。世界観や雰囲気は作品中、No.1って感じておりますので。
そうなると、比較的最近楽しまれたみたいですね。
主人公の初期状態が弱いのはゲームではお約束ですが、動機付けは重要だと思います。
そういう意味で今作は1に繋がるため弱体化してしまった動機付けを描くべきでしたね。
コードベロニカはバイオハザード リバイバルセレクションでリマスター化されていましたが、現行機ではまだ出ていませんでしたね。
バイオ0はリマスター版が出るまでは任天堂ハード独占で出てた作品ですよね!
対してコードベロニカは当時はドリキャス独占でしたっけ?
バイオは3部作の後はしばらくいろんなハードにシリーズを出す手探り期がありましたね〜。
そうですね、バイオ3以降は何故かセガハードや任天堂ハードで本編を出すようになったんですw
それ故に「4」の売上が大幅に落ちてしまったんですが、ゲーム内容の素晴らしさやその後の再発売によって持ち直しました。