【レビュー】ガンマンストーリー2 [評価・感想] カオスな300円の2Dアクション!

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ガンマンストーリー2

2015年3月に配信された3DS用ダウンロードタイトルです。
価格は300円で、ジャンルは2Dアクション。2013年5月に発売された「ガンマンストーリー」の続編です。
本記事では本作のレビューをしていきます。

▼もはや世界観なんて関係ないカオスで多彩なステージ

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本作は西部劇を題材にした2Dアクションゲーム!だと思っていたんですが、
ある程度進めると西部劇とは全く関係のない世界観のステージが続出します。
パンダが出てくる竹林ステージ。恐竜が出てくるステージ。
雪山ステージ。空中ステージ。そして宇宙ステージなど、
もはや何を題材にしているのかサッパリ分からなくなってきます。

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その代わりギミックは前作以上に多彩で、
3DSの裸眼立体視の恩恵を味わえる奥スクロールステージ。
大型の生物に乗って奥へ進んでいくステージ。
前作に続いて「ロックマン」で見たことあるギミックが登場するステージなど、
本当にギミックの種類は多彩です。また、ボスのバリエーションも前作以上にあって、
今回も敵の行動パターンを読み取って戦う楽しさがありました。

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↑「スーパードンキーコング」シリーズのトロッコステージと
「ロックマン」シリーズの重力逆転ギミックがまさかのコラボ!w
この組み合わせは斬新だ。一体、この世界はどうなっているのですか!?

▼アクションゲームとしての手ごたえもアップ!

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今作のステージは、全部で25あります。
前作は20だったので、5ステージ増えた感じですね。
しかもギミックは多彩になっており、より難易度が上昇しているので、
アクションゲームとしての手応えは増していました。

前作はクリアまでに20回程度しかミスしませんでしたが、
今作では4倍の80回もミスをしてしまいました!
明らかに難易度は前作よりも高くなっていましたね。

2Dアクションゲームとしてのシステムは、前作とほぼ同じです。
つまり「ロックマン」をシンプルにしたような感じ。
銃をポンポン撃って敵を倒し、ジャンプアクションで溝を越えていくのがメインなんですが、
「ロックマン」でいうチャージやスライディング、壁キックといったアクションは出来ず、
ジャンプと攻撃しかできないシンプルな操作性で、この手のゲームにありがちな収集アイテム、
分岐エリアもなくて非常にオーソドックスな2Dアクションとなっています。

また、前作と同じく残機制を廃止してチェックポイント制を採用しており、
武器に種類はなく、順番にステージをクリアしていく進行方法になっているため、
「ロックマン」シリーズのように長いステージの最初からやり直す事による戻される恐怖はさほどなく、
好きなステージ、武器で攻略するような幅に広さはありません。

▼何気に素晴らしいBGM

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実はこのゲーム、BGMが意外と良かったりします。
各BGMはそれぞれの世界観に合っていますし、
何より、昔のゲームみたいにBGMがメロディアスで耳馴染みが良いんですよ。
300円のゲームと思って油断しているとビックリします。

▼ちょっと気になった事

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今作から奥スクロールのステージがあるんですが、
上下左右移動できる飛行系の乗り物を操縦するステージの場合、
リバース操作じゃないのが気になりました。
個人的に奥スクロール系はリバース操作じゃないとダメなんです。

あと、重力によって円形オブジェクトの周りを移動できるステージがあるんですが、
右に倒す事で右方面へ。左に倒す事で左方面に行けるのではなく、
ちゃんと円形オブジェクトの位置に合わせてスライドパットを傾けなければならず、
少々混乱してしまいました。このステージでは頻繁に重力が変わってややこしいというのに。


価格は前作から100円増しですが、その分だけ手ごたえが増しており、
今回もコストパフォーマンスは非常に高く感じられました。カオスな300円の2Dアクション!

こんな人には特におススメ。
・ニンテンドーポイントが中途半端に余っている人。
・2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索アクションを求める人。

ガンマンストーリー2/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約2時間
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9件のコメント

2も面白そうですね。
1はプレイして楽しめたのですが、最近は良質な2Dアクションゲームが増えているので、手が出せていないです。
ステージのバリエーションが豊富そうなので、余裕ができたらプレイしたいです。
3DSDLソフトといえば、今度配信されるプチコンマガジン創刊号が気になっています。
36+1のユーザー投稿作品を集めた意欲作で面白そうです。

ニンテンドーポイントが中途半端に余ってる人にも
オススメですかスマブラのDLCを買ったんで800
ぐらい余ってるんですけど、どうしようかな?

>たまによくくるさん
続編だけあって順当にパワーアップしていました。
ボリューム自体は手頃なので、1日でクリア出来ましたよ。
プチコンマガジン創刊号は情報を聞いて気になりました。
ユーザーが作った作品を集めて販売するとは考えましたね。

>シロマさん
300円なので、残高500円になるから丁度良いじゃないですか!w
500円で購入出来るタイトルは多いですからね。

このぐらい価格のゲームはVITAにも増えて欲しいですね。
無印版はちゃんと西部劇だったようですね。
ミニゲームではなく、元のステージが2つ以上違う操作方法があったら、なれるかどうか心配です。
『ニーア』も最後が音ゲーと言われましたあれ。
『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』の最後もそれっぽい。
『Cytus』と『Deemo』を手掛けた台湾ゲームメーカー「Rayark」さんの最新作『インプロージョン』にもVITA版を出ると思うけど、いつでしょうね。

>黒詩★紅月さん
PSVITAのダウンロードゲームはまだ高めのが多いですからね。
逆に3DSでは低価格が多くて興味深いです。
今は別ジャンルのゲームが強制ではいると嫌われやすいですねw
僕はアクセントとして捉える事が多いですが。

今日クリアしましたけど、いい意味でデタラメな
世界観ですね。
難易度も高くてステージにもバリエーションがあって
300円のゲームでここまで楽しめるとは思いませんでした。
ミスした回数は88回です、ステージのギミックで死にま
くりましたよ。
特に重力のギミックは初見殺しが多く混乱しやすいので
苦労しました。
続編がでたら買おうと思います。

>シロマさん
いい意味でデタラメ。まさにその通りですね!
世界観にとらわれず、のびのびと作ったのでしょう。
こういう柔軟性があるところは
ダウンロードタイトルならではですね!
重力のギミックはちょっと理不尽だったなぁ。続編は2年後かな?