【レビュー】レゴシティ アンダーカバー [評価・感想] 万人向け箱庭3Dアクション!

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レゴ シティ アンダーカバー/Wii U

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2013年7月に発売されたWii U「レゴシティ アンダーカバー」のレビューをしていきます。

Wii U「レゴシティ アンダーカバー」はレゴで出来た世界を舞台にしたオープンワールドアクションゲームです。

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このゲームを3行で説明すると?
  • オープンワールドマップが舞台のアクションゲーム。
  • ストーリーに沿ってミッションをクリアしていく。
  • 各地には「ゴールドレゴブロック」が隠されている。
初リリース日 2013年7月25日
対応ハード Wii U/PS4/Switch
ジャンル 3Dアクション
推定クリア時間 20~30時間
売上 初週1.8万本/累計12.9万本(Wii U)
発売元 任天堂/ワーナー・ブラザース

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良いところ

レゴによるユニークな表現

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このゲームのキャラクターや多くのオブジェクトは、プラスチックのレゴで出来ています。

そのためキャラクターはみんなコミカルでおっさんでも可愛く、レゴで出来たオブジェクトはすべて破壊することができるんです!

ストーリーは悪党を捕まえる事が目的の一つなので怖そうな表現もありそうですが、キャラクターが可愛く、グロい表現や暴力表現は無いので、子供も安心して楽しむことが出来ます。

全体的にレゴブロックの世界が表現をマイルドにしている印象で、反社会的な行為をしても罪悪感がありません。

レゴブロックを組み立てる面白さ

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レゴブロックと言えば組み立てるのが楽しい積み木のようなおもちゃです。

その楽しさは本作でも味わう事が可能で、特定のポイントではオブジェクトを組み立てることができます。

中には辺りのオブジェクトを破壊して残った破片を使ってその場所に合ったオブジェクトを作るなんて謎解きもあり、世界観がレゴなのは表現面だけではなく、ゲーム性の面でも上手く活かしているなと思いました。

あまりにも多い収集アイテム

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このゲームには本当に沢山の収集アイテムがあります。

すべてを合わせたら1,000を超える勢いで、それだけ沢山の収集アイテムが各地に隠されているんです!

広大なオープンワールドマップとは言え建物1つ1つに様々なネタが盛り込まれており、屋根の上から建物の中、看板の裏までくまなく秘密が隠されているので、何も考えずに辺りを歩き回っているだけでも楽しく感じます。

すべてをコンプリートしようと思ったら100時間は超えることでしょう。

これだけ広大なマップを用意しつつ大量のアイテムも設置するとは恐れ入りました。

豊富なミニゲーム

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オブジェクトの中には触るとミニゲームをプレイできるものもあります。

どれも1ボタンだけで楽しめるシンプルな感じですが、反応があるのは嬉しいです!

やたらとリアクションを求める子供にとってはたまらないのではないでしょうか?

また、レース、カーチェイス、スタントアクション、鬼ごっこなどサブミッションも豊富で、収集アイテムの豊富さと相まって本編を進めるよりも寄り道をする方が遥かに楽しく感じます。

ゲームパッドを活かしたシステム

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Wii Uと言えば液晶画面付きのコントローラ。

本作ではこのコントローラを活かした作りとなっており、コントローラにマップを表示させるだけではなく、ジャイロセンサーを使って偵察が出来たり、カメラとして使用する事もできるんです!

その代わりコントローラの液晶画面だけでプレイすることは出来なくなっています。

Wii Uにはそう言うゲームが多いだけに、この点はマイナスポイントに捉えてしまうかも知れません。

アメリカンジョークが面白い

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メインミッションで随所に挿入されるイベントシーン。そこではキャラクターの寸劇が繰り広げられますが、アメリカンジョークが満載でユーモアがあります。

どのキャラクターも陽気で、危機が迫っているのにジョークを連発するんですよね。

しかも良い歳したおっさんが「アイスクリーム食べたい」とか殺伐とした状況なハズなのに平和な発言をしたりとかするしw

日本人の感性からしたら面白さを感じにくいところがあるかもしれませんが、少なくともアメリカンジョークによって全体の雰囲気がさらにマイルド化されていて安心感が増しています。

ちなみに音声は吹き替えなので、キャラクターは日本語をバリバリ喋りますよ~!

徐々に行動範囲が広がる面白さ

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主人公のチェイス・マケインは8つの職業に変身することが出来ます。

職業によってそれぞれ特技があり、その特技を使わないと先に進めないこともあるんですが、ゲーム開始時はすべての職業に変身することは出来ず、徐々に変身できるバリエーションが増えて行きます。

このレベルデザインによって徐々に行動範囲が広がる作りとなっており、今はよく分からない仕掛けもあとから訪れたら意味が分かったりしてワクワクできるようになっていました!

豊富な乗り物、スキン

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本作の登場する乗り物は100種類以上!

スキンの数は280種類以上で、見た目をカスタマイズする楽しさもあったりします!

乗り物はカテゴリー分けするとそんなに種類が多い訳ではないんですが、それでも恐竜、ロボット、UFOなどぶっ飛んだものも多く、バリエーションは多く感じられました。

乗り物好きのお子様は喜ぶのではないでしょうか?

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惜しいところ

ロード時間が長い

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本作最大の欠点。

それは、ロード時間の長さだと思います。

そんな頻繁にある訳ではないんですが、起動に2~3分待つのは回を重ねるごとに気になって来ます。

また、ミッションからオープンワールドマップへ。ゲームの様々な特典をアンロックできる警察署からオープンワールドマップへ移る時も1分近いロード時間があるのも困りました。

オープンワールド系でロード時間の長さは付きものですが、もう少し何とかならなかったのか?と思います。

特に狭い警察署から出入りするだけであれだけ待たされるとゲームの特典を楽しむのも億劫になって来ますから・・・。

難易度低下によってメリハリが無い

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このゲームの難易度はかなり低いです。

その低さは簡略化された操作性、体力がゼロになった時のペナルティの低さ、親切すぎるガイドが影響していると思うんですが、そのせいで全体的にややメリハリが無い気がします。

謎解きやパズル、戦闘、アスレチック、レゴの組み立て、探索、カーチェイスなど沢山の要素が詰め込まれているんですが、どれも簡単でアッサリとしているから、淡白な料理をまとめて食べているかのような印象です。

ただ、逆に言えばゲームが苦手な人でもストレスなく楽しめるので、人によってはメリットにもなる要素だと思います。

落下時のフォローが無い

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基本的にペナルティの緩い本作ですが、ここだけは鬼でした。

メインミッションでは後半になると高い建物に登ったり、建物から建物へ飛び移ったりとアスレチック色が強くなるんですが、もし地面に落下しても何のフォローもありません。

10分くらいかけて建物に登ったとしても、イチからやり直しです。

全体的なペナルティの緩さを考えると、ここは誤って落ちたとしてもすぐに落下したポイントまで強制ワープさせる仕様にするべきだったのではないでしょうか?

ただ、落下した時のリスクが大きいのはN64「スーパーマリオ64」の「バッタンキングのとりで」や「たかいたかいマウンテン」を彷彿とさせ、どこか懐かしい気持ちになったのも事実です。

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全体のまとめ

今の日本では珍しいコミカルな箱庭ゲームである点。

至る所に散らばっている収集アイテムが多い点。

高い建物から落下時のリスクが大きい点(笑)などN64の「スーパーマリオ64」や「バンジョーとカズーイの大冒険」を彷彿とさせる部分が多く、懐かしい気持ちになれました。

難易度は低めでゲームに慣れていない方も安心して楽しめるので、箱庭の3Dアクションゲームとしての新たな入門用タイトルとしておススメです!

ボリューム満点なので、子供にこのゲームを買い与えたら1年間は何も買わなくて良いかもしれません。

こんな人には特におススメ。
・箱庭3Dアクション初心者。
・N64の箱庭3Dアクションゲーム好き。
・寄り道をするのが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・難しいゲームを求めている人。
・ストーリー性で密度を感じる人。

レゴシティ アンダーカバー/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約22時間

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4件のコメント

PS4版クリアしたでー!
まさに全年齢向けGTA。
収集要素の量頭おかしいでしょw
コミカルな動きやレゴ活かしたギミックは触ってて面白かった。
要素揃った後半はマジでついつい寄り道したくなった。

一方でストーリーは微妙だったなぁ。
お使いに次ぐお使いかつ難易度低すぎて緊張感皆無(^_^;)
仕事帰ってきてからやるとアクションなのに何度も寝落ちしかけた笑
前半のミッションの場所に後半のスキル要素入れられると「また来なきゃいけないのか…」と思っちゃって
結局全スキル揃うまで寄り道する気にならなかったのも微妙だったかも。

トータルで見ると優等生的な出来だけど痒いところに手が届かん感じ。
ストーリー8割終わったくらいにようやく楽しみ出せたなぁ。
本編に乗り切れないと寄り道豊富でもやる気にならんのを改めて実感した。

収集要素は凄いですよね!
ゲームクリアしても達成率は20%程度だったような?
色々、集めないと勿体なく感じてしまいます。

ストーリーは微妙ですよね~。
全体的に緩い作りで、そんな所までお子様に合わせています。
なので、リニア式になったレゴムービーは微妙でした。

でも、明るくてポップな世界観のオープンワールドゲームは珍しいので、
当時は夢中で楽しんでいましたね~♪

 これは、ずっとWiiUで気になって、スイッチを気に買ったのですが、ストーリーも結構しっかりしてましたね。やりこみ要素も多かったので、クリア後も楽しめますし。                                     でも、記事にあるようにロードが長いですよね笑。途中でだんだんストレスにも繋がりますし。
 それでも、時間を忘れてやってました笑

おお!古い記事にコメントありがとうございます!

やりこみ要素。ゴールドレゴブロック集めはずーっと出来そうなほどの数ですよねw

ロード時間はキツイですが、PS4/Switch版はスタンバイモードで起動時間をカット出来るから羨ましい・・・