2001年5月に発売されたPS2「レイマン レボリューション」を今回はレビューします。
PS2「レイマン レボリューション」はUBIソフトの看板キャラクター、
レイマンが活躍する3Dアクションゲームです。
元となっているのは2000年3月に発売されたDC「レイマン 海賊船からの脱出!」。
ジャンプアクションが苦手な人でも楽しめる!
本作はジャンプアクションがメインの3Dアクションゲームです。
でも、3Dアクションで足場を飛び移っていくのって距離感が分からないと難しいですよね?
本作の場合はレイマンのプロペラアクションによって足場を踏み外す確率は低く、
ジャンプアクションとしてのハードルは相当低いと思います。
全体的な難易度も一部を除いてあまり高くはなく、
アクションゲーム初心者でもある程度は楽しめると思いました!

多彩な仕掛け
各ステージには様々な仕掛けが用意されています。
足場を飛び移っていく基本的なものから様々な乗り物を使った
スピード感あるアクション、探索要素、謎解き要素、仲間との協力、ボス戦。
そしてシューティング要素と他ジャンルの要素が出てきて、
展開がパターン化しないように作られていると思いました。
色んなステージが用意されているけど、バラエティに富んでいます。

収集アイテムを探す楽しさ
このゲームはスタートからゴールまでの道のりは一本道となっています。
ですが、探索型3Dアクションゲームのようなアイテムを集める楽しさも味わえました。
収集アイテムは2種類存在して、片方は999個。もう片方は80個存在するんですが、
特に後者の方は少し難しいところに隠されているので、意識して探すと探索している感が味わえます。
集める事で新たなアクションを覚えたり、
ご褒美付きのミニゲームに挑戦できるので、集める価値はあると思いますよ~。
爽快感が全くない
アクションゲームと言えば爽快感も重要になってきますが、このゲームにはそれが全くありません。
レイマンの攻撃手段は何故か手から発射されるショボイ弾で、ヒットしても爽快感は全くなし。
それ以外の効果音も小さく、BGMが全くならないエリアも多いので、
無音でプレイしているのかとさえ思ってしまう時もありました。
アクションゲームの効果音は触って気持ち良いかに繋がりますので、これは致命的。
オプションでは効果音やBGMの音量調節が出来ますが、これを弄ってもほとんど代わり映えしません。

迷いやすいマップ構造
本作は複数のステージとエントランスで構成されています。
しかし、複数のステージが繋がったエントランスは迷いやすい構造で、
立て看板があるとはいえ最初はよく分かりませんでした。
このゲームがステージクリア型で複数のステージとエントランスで構成されていると理解したのは
ゲーム中盤になってからですよ。それまでは箱庭探索型なのか、
ステージクリア型なのかさえよく分からないままゲームを進めていました。

無駄に難しいジェットエリア
ゲーム中盤になると、誘導ミサイル(ウォーキングジェル)に乗って先へ進むエリアがあります。
このエリアでは足場が非常に細く、ぶつかったら爆発して最初からやり直しになるため、
他のエリアと比べて難易度が妙に高いです。
例えで言うなら高速で駆け抜けるイライラ棒を1.2分ミスなくやり続けるようなものですから。
困った事にゲーム中盤以降はこの手のエリアが増えるので、ストレスを感じます。
せめてもう少しチェックポイントを設置してくれたら良かったのですが。

集中力が削がれるセーブ&ロード
エリアが切り替わる時は、やや長いロード時間が挿入されます。
元のゲームがドリームキャストソフトなのもあると思いますが、もう少し頻度が少ないと良かったなぁ。
また、ロード時間が入るたびに「セーブしますか?」と表示されるのは邪魔に感じました。
3Dアクションゲームとして最低限遊べる出来ではあると思います。
しかし、大味なフランスゲームの皮は脱ぎ切れておらず、
一流のアクションゲームには感じられませんでした。
こんな人には特におススメ。
・3Dアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・爽快感を求める人。
レイマン レボリューション/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約12時間
レイマンって日本じゃ知名度低いですよね。
やっぱり見た目の問題か、あるいは宣伝不足か。
個人的には悪くないと思うデザインですけど、万人受けするかというと・・・。
ほかのゲームですけどロード時間が短いゲームってすごいですよね。
カセット式ならまだしも、光学ディスクだと読み込みにラグがあるのは当たり前で。
それでもロード時間を短くするっていうのは、開発者のこだわりでしょうね。