スターウォーズ エピソード1 レーサー/N64
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1999年7月に発売されたN64「スター・ウォーズ エピソード1 レーサー」のレビューをしていきます。
本作は1999年に公開された映画「スター・ウォーズ エピソード1」のレーシングシーンを体験できるゲームですが、当時としてはありえないくらいのスピード感を実現していました!
「3D空間をこんなにもハイスピードで走行できるゲームが存在するとは!?」
当時はこんな感じで興奮していたものです。
しかし、印象が良かったのは最初だけ。
プレイすればするほど凶悪なゲームバランスが気になってしまい、大雑把な洋ゲーという印象を持ってしまいました。
ちょっとプレイする分には良いけど、クリアまで楽しくプレイしたい場合はおすすめしません。
ここからはそんなN64「スター・ウォーズ エピソード1 レーサー」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- レースで上位入賞を果たして賞金をゲットしていく。
- 集めた賞金を使ってパーツを購入してマシンを強化できる。
- 収録されているコースは20種類以上。
初リリース日 | 1999年7月21日 |
対応ハード | N64 |
ジャンル | レース |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
売上 | 初週3.2万本/累計8.7万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
圧倒的なスピード感
映画版では圧倒的なスピード感があったポッド・レースシーン。
本作はそんなレースシーンを見事にゲームとして落とし込んでいます!
特に印象的だったのが、圧倒的なスピード感。
時速で表すと500kmを超えるほど圧倒的なスピードで荒野を始めとするコースを爆走出来ます。
表面的な時速的こそは同ハードで発売された「F-ZERO X」を下回っていますが、体感的には本作の方が上回っている気がしました。
大きな要因となっているのがオブジェクトの量。
「F-ZERO X」は背景が殺風景でしたが、本作の場合、脇道には大量のオブジェクトが設置されています。
おかげで1周毎に得られる情報量が多くなり、短時間により濃厚な体験を味わえるようになっているんです。
嬉しいのが、映画版のように主観視点にも切り替えられること。
主観視点でプレイするとさらにスピード感が増すので、慣れてきたら切り替えてみることをおすすめします。
しかも別売りの「メモリー拡張パック(ハイレゾパック)」をN64本体に装着することで解像度がローレゾ(320×240)からハイレゾ(640×480)に切り替わるんですよ。
すると、画面上のギザギザした線が真っ直ぐになり、より高い没入感でプレイ出来ます。
ボリューム満点
本作には20種類以上のコースが収録されています。
それだけでも当時としては多い方だったんですが、1コース辺りのボリュームが凄いんですよ。
なんと、1周するだけでも2分前後も掛かってしまうんです!
前述の通り本作は高速で走行できるゲームになります。
そのうえで1周2分も掛かるということは全長が相当長いということじゃないですか!?
レースを完走するには3周する必要があるので、終えた頃には圧倒的な充実感が生まれることでしょう。
操縦できるマシンやレーサーもかなり多く、N64のレースゲームではトップクラスのボリュームと言っても過言ではありません。
ファンには嬉しい眺める要素
メニュー画面では3Dポリゴンで作られた「スター・ウォーズ」のキャラクターが生活しています。
当時はまだ3Dポリゴン黎明期だったので観察する楽しさを感じられました。
自分のマシンは360度自由に眺めることもできるので、たまにはじっくり眺めてみると楽しいかも!?
惜しいところ
似たようなコースが多い
収録されているコースの数は多いですが、中盤以降は似たようなコースが目立ちます。
何故、似たようなコースが目立ってしまうのでしょうか?
どうやら本作、1つの箱庭マップを作り、その中に複数の走行ルートを作ってコースを増やす方式を取っているみたい。
そのため以前走行したコースと重複するエリアが出てくるんですよ。
このような形式でコースの種類を増やしているレースゲームは今でこそ珍しくありませんが、仕組みが分かってからはガッカリしました。
急カーブが多過ぎる
中盤以降のコースは凶悪なヘアピンカーブが続出します。
ただでさえハイスピードでコーナリングが大変だと言うのにw
問題なのが、本作には体力の概念が存在すること。
壁にぶつかってばかりだと爆発して少し前に戻されるので、綺麗にカーブを曲がれないのはつらいです。
バランスがおかしい
本作にはカスタマイズ要素が存在します。
そのためにレースで優勝して賞金を稼ぎ、集めたお金を使ってパーツを購入することになるんですが・・・
なんと、各レースで賞金を得られるのは1回キリなんです!
ゲームをクリアしてしまうと賞金が手に入らず、金欠になってしまいます。
問題なのが、パーツに耐久力の概念が存在すること。
パーツはレースをする度に劣化するので、耐久値が減ったら新しいパーツを買わないといけません。
にも関わらず各レースで賞金を得られるのは1回キリとはどういうこっちゃw
お金やカスタマイズ周りのバランスは完全崩壊しています。
全体のまとめ
原作再現という意味では素晴らしい作品。
しかし、バランス調整はかなり粗悪な作りとなっています。
ちょっとプレイする分には問題ありませんが、プレイすればするほど雑な作りであることが分かってしまう作品。
映画版のファン以外にはおすすめ出来ません。
圧倒的なスピード感とぶっ壊れたゲームバランスを持った問題作。
こんな人には特におススメ。
・「スター・ウォーズ」シリーズファン。
・ハイスピードレースゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・レースゲームが苦手な人。
スター・ウォーズ エピソード1 レーサー/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
まさかkentworldさんがこのゲームをプレイしたことあるとは…
今見てもこのスピード感凄まじいですよね
ただ、確かに急カーブが多いのですマシンが大破しまくりです
まあ、ある意味原作再現なのかな?
>yyさん
意外でしたか!?
昔も色んなゲームをプレイしていたんですよ。
スピード感に関しては今でも感じられる作品だと思います。
なので、たまにプレイする分には良いですね。
これ凄まじく難易度が高いんですよね。
なのでクリアするまで大変でしたよ。
1レースが長いからそれはそれで好きですね。
急カーブはスピードとドリフトで調整ですねぇ(笑)
バランスは原作再現ですね(笑)
桜井さんのコラムでもあった事がありますが、原作再現するとダメになるゲームもあるとね。
じゃ逆に原作再現しなければ原作ファンからしたら不満なのでは?ともその辺のバランスは難しいですねぇ。
そういった意味ではこれは原作再現してるのでそんなバランスになっちゃた訳ですよ。
>二本のしっぽきゅうだんさん
原作を再現し過ぎてダメになったパターンですね(^_^;)
とりあえず原作に合わせてコース設計をしていたら
とんでもなく難しいゲームになってしまったという感じなのでしょうか。
そうだとしたらちょっと天然さんですね。
プレイヤーはフォースを使えませんから…
もし金欠のまま手持ちのパーツを使い潰してしまった場合は詰みなんですか?それなら”完全”崩壊かも知れませんね
そうですね、詰んでしまいます。
ゲームバランスは最高に悪かったw
ソフト不足の中に仕方なく放り込んでしまったのだろうか。
金欠仕様はまああれだ、セーブできないゲームと思って初めからを何度か繰り返して効率良くやっていくしかないな。
原作バランスはMMOの様な物だしな。
リアリティを楽しめるような人を選んでしまう。
映画公開に合わせているというのはあります。
このゲーム、クリアまで数十時間規模になるので、最初からやり直す苦痛さはファミコン時代の比じゃないですw
このレースシーンは原作でもかなりワクワクするシーンですよね!
でもこの3Dゲーム黎明期によくN64でゲーム化しようとしたもんだなぁ〜。
この当時にゲーム化しようとしたチャレンジ精神にただ感銘を受けますよ。
今のPS4レベルの技術でリメイクしたら、まだとっつきやすいものになるかも。
もしかしたら出てるのかな?
キャラゲー=クソゲーの先入観が残ってて、トモフミさんは海外のキャラゲーになると疎くなるんですよね?
海外スタジオの高い技術力を感じます。
ただ、ゲームバランスなど細かい作業が絡むところは大雑把なので洋ゲーらしいw
確かにPS4でリメイクされたらめちゃくちゃ楽しそう!今度出る新作より売れるかも!?
アビスの画像なんか既視感あるなぁ(僕の動画)と思いながら見てました笑
旋回性能を少し上げてキャラ差を無くして高画質にするだけでいいのでリメイクして欲しい感がありますが絶望的なんですよね;;
ただ64版の理不尽に慣れてしまっているのでリメイク版がしっくり来るか問題もあります…
動画投稿の方ですか!?こんなブログにコメントをありがとうございますm(_ _)m
ぼくは以下のキャプチャーボードで動画撮影をして記事に貼り付けています。
N64に対応したおすすめのキャプチャーボード「GV-USB2」を紹介!パソコンさえあれば4,000円以下で静止画/動画をバンバン撮影出来ます!
続編出たら面白そうですよね。せめてHDリマスター版が出てほしいです。
“圧倒的なスピード感”の1,2枚目の画像を見た時に、アビス1周目50秒台って結構早いな!僕以外にもまだTAやってる人がいたんだ!と思ったんですが、僕の動画を確認したらタイム・速度・位置等が一致してたので引用されたのかな?と思ってました。
(64版は処理落ちするのでローレゾでやってました)
偶然もあり得るので違ってたらごめんなさい。仮に引用されてても全く問題ないのでそのままで大丈夫です。
何気にSteamで配信されてたり、海外ファン製作のリメイクが出てたりしますが、据え置きでやりたい気もしますね。
発売当時はあまりゲームを買えなかったので、ある程度はやり込みましたw
そこまで注意深くご覧になってありがとうございますm(_ _)m
というか、今もこのゲームを熱心に追いかけている方が居ることを知って驚きましたよ。
本記事は「スター・ウォーズ」の新作ゲームがPS4/XboxOne向けに発売されたのに合わせて2015年に公開した記事を加筆修正したものです。