アスタブリード
2015年3月に配信されたPS4向けダウンロード専用タイトルです。
ゲームジャンルは2Dシューティングで、価格は約2,000円。
2018年11月にはSwitch版も配信されました。
本記事では本作のレビューをしていきます。
同人ゲームの常識を打ち破るほどの高いクオリティ!
個人や同人サークルによって制作されたゲームの事を同人ゲームと言います。
本作もそれに該当しているのですが、個人的に同人ゲームってクオリティが高くないイメージだったんですよ。
だって、作っている人はアマチュアですし、かけられる予算も大手ゲームメーカーほどは多くありませんから。
そういった先入観で本作をプレイすると、あまりにも高いクオリティにド肝を抜かされます。
下手をしたら日本の大手ゲームメーカーが負けてしまうんじゃないか?
そう言いたくなるくらい映像や演出のクオリティが凄いです。PS4で発売される事に恥のないくらい。
ゲームの方は昔からある古典的な2Dシューティングゲームなんですが、目まぐるしく変わっていくカメラの演出が素晴らしく、まるで自分が本当にロボットアニメの主人公になって操作しているような感じです。
横スクロールシューティングになったと思ったら縦スクロール、奥スクロールになったりしてプレイしていて中だるみを全く感じませんでした。
ガンダムゲームが目指しているところって、ここなんじゃないかな?
シューティングゲームとしては程良い難易度!
肝心の2Dシューティングゲームとしてはどうなんでしょうか?
個人的にはめちゃくちゃ良い!と言うほどではありませんが、満足できました。
基本的には弾幕を放って敵を撃ち倒していくのですが、それ以外にもロックオンして集中攻撃をしたり、近接攻撃をしたりとかなり忙しく、極めようと思ったらかなりテクニックが要求されると思います。
難易度に関してはPS4向けに調整されたモードでノーマルを選んだ場合、丁度良い感じでした。
敵の攻撃は黄色い弾に関しては近接攻撃でかき消せますし、敵に当たってもダメージを受けず、自動回復機能が搭載されていますからね。
見た目は派手なゲームですが、思ったほどは難しくありません。
リトライの形式はチェックポイント式。程良く前に戻される形式なので、適度に緊張感を保てて個人的には合っています。
アニメっぽいやり取りも注目!
それ以外にアスタブリードの見どころを挙げるとしたら、キャラクターの掛け合いでしょう!
最近のシューティングゲームらしくプレイ中はキャラクターの掛け合いを聴く事が可能でプレイを盛り上げてくれます。
ストーリーは全体的にシリアスですが、アニメらしくちょっとコメディ寄りのやり取りもあってよく聴いてみると面白いです。
序盤と終盤にはイベントシーンも存在。
さすがに絵が動いたりはしませんが、2Dシューティングゲームとしてはやや長く、ストーリーもしっかり作っているんだなーと思いました。
一度ゲームをクリアするとキャラクター図鑑や世界観設定をチェックできるので、気に入ったらそちらをじっくり閲覧するのも良いでしょうね。
ちょっと気になった事
個人的に勿体ないなーと思ったのが、全体的に効果音が小さめな事。
そのせいで爽快感が薄れてしまっていて、ややメリハリに欠けるところがあるんですよ。オプションで調整できると良かったんだけどなー。
ゲームプレイが1周1時間程度なのはゲームジャンル的にも低価格のダウンロード専用タイトル的にも納得です。
これがフルプライスだと厳しいですけどね。
全体のまとめ
同人ゲームの常識を打ち破ったハイクオリティなシューティングゲーム!
下手なアーケードの2Dシューティングゲームよりもレベルが高く、そちらの方にも展開しても良いかと思ったくらいです。
2Dシューティングゲームとしても手堅い作りで、そういったゲームに飢えている人にもおすすめ!
こんな人には特におススメ。
・2Dシューティングゲーム好き。
・ロボットアニメ好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dシューティングゲームが苦手な人。
・1周クリアで満足してしまう人。
アスタブリード/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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何かと思ったら花咲か妖精作ったとこか
初めてやったフリーゲームがここのだったなぁ。
しかしまあ、めっちゃ技術上がってますね。ちょいびっくり。
この様なインディーゲームがあるのは全く知らなかったですね。個人的には興味でてきましたよ。
クロノワールシグマもそうですが、最近のインディーもレベルが高いですね。
いつも気になるのが、インディーの方はどうやってCVにオファーしているんでしょうね。
ゲームとは関係ない話ですが
普段から「インディーズ=低レベルは偏見だ」と言っているkentさんが
「同人=低レベル」と思っていたのはガッカリでした
まぁ確かに海外のインディーズ作品と比べれば日本の同人作品は低レベルですけど
海外の大作と比べた国内の大作も低レベルですから
個人的な偏見イメージ込みですが、確かに同人ゲームは
・一般の方が作ったメーカー流通に満たないレベルのゲーム群
という側面もありますが
・納期、予算度外視に自分の納得するレベルまで世界観やクォリティを極めに極め続けた上、ようやく世に出るゲーム群
という面もあります
採算より自身の心の充足を目指している、後者の同人ゲームは時にとんでもないクォリティの物が生まれます
どちらも「自己満足」という身も蓋もない言い方できますが情熱は馬鹿に出来ない大事な「種」なんですよね
まぁ‥こだわりがあまりにも強すぎていつまでも完成されない、楽しみにしている人にとっては悩ましい作品も中にはありますけど
まるで某SF漫画や某伝奇小説みたいに‥‥はぁ
このゲーム作ってる人達は
バリバリのゲーム開発者あがりですんで、
純粋な意味でのアマチュアとは違うかも。
好きなゲーム作るために
同人やっている(会社辞めて)
という根性は良い意味で
アマチュア的ですが。
>MGMの名無しさん
>何かと思ったら花咲か妖精作ったとこか
>初めてやったフリーゲームがここのだったなぁ。
>しかしまあ、めっちゃ技術上がってますね。ちょいびっくり。
その作品は知りませんが、
PS4レベルじゃないとなかなか出来ないクオリティでした。
凄かった・・・
>Kiyoppyさん
インディーズゲームという表現は誤解を与えるので、
もう少し良い名称があったら良いんじゃないかと思いました。
本当にここまでレベルが上がっているとは。
声優は・・・スタッフがやっているというパターンも多いようです。
>tanuさん
まあまあ、それも過ぎた話ですから(^_^;)
今はそんな事思っていませんよ。
でも、意外とこれは一般論だと思うんですよ。
ガッカリされるという事は、tanuさんもその筋の人なのかな?
>ナギさん
そういう考え方もあるんですね。
締め切りに追われず作成出来るというのは考えていませんでした。
それはよーく考えたら思い付く発想ですね。
恥ずかしながらもこちらの業界はあまり詳しくないもので・・・
>ゆうさん
この記事を書いた後、開発者のインタビュー記事を読んで
元はプロの方だったのか!と思いました。
まあ、同人全体の話という事で。
このゲームはPC版からの付き合いですが、出た当初は見た目はいいが操作が厳しいゲームでした(オリジナルモードをやったと思うのでわかると思います)。
アレンジモードは、よく仕上げてきたなと思います。
このゲームはSTGとしてみると、やや異質なゲームなのですが自分が作りたいというイメージを前面に押して出してきていて、これこそ同人ゲーという感じではあります。
ただ、逆にこのゲームはかなりの工数を使って開発されており、2000円規模の工数ではすんでいないと思います。
これが、STGというジャンルがメーカーから消えて行き、同人ゲームとしてしか残れなかった縮図のようにも感じています。
>sparrowさん
パソコン版は操作に苦戦している人が続出していて
「そんなに難しいのか!?」と思っていましたが、
PS4版は良い感じにアレンジされていて
難易度は大幅に下がっていますよね。
難しいと聞いていたので少し拍子抜けでしたw
デバックの手間は・・・よくわかりませんが、
かなりかかるものなんですね。
弾幕数の多さとかが問題なのかな?
この前のセールで購入して
ラスボスっぽいやつ
倒せなくて詰んでますwww
>(ノ ・◡・)ノ❤❤さん
あぁ、あそこは難関でしたね。僕は何とか倒しました!