【レビュー】Gorogoa(ゴロゴア) [評価・感想] パズルゲームの新たなストーリー表現を実現した芸術の塊!

2017年12月に配信されたSwitch「Gorogoa(ゴロゴア)」を今回はレビューします。

Switch「Gorogoa(ゴロゴア)」は複数のパネルを繋ぎ合わせてストーリーを進めていくパズルアドベンチャーゲームです。

ダウンロード専売で、価格は約1,500円(税込)。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 最大4枚の絵をズームやスクロールしてストーリーを進めていく。
  • それぞれの絵の位置を入れ替えることもできる。
  • それぞれの絵が繋がってストーリーが進むこともある。
初リリース日 2017年12月21日
対応ハード PS4/Xbox One/Switch
ジャンル パズル
推定クリア時間 3~4時間
価格 1,500円(税込)
発売元 Annapurna Interactive

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良いところ

異なる画面を繋げていく面白さ

こちらのスクリーンショットをご覧ください。

3枚の異なる絵が並んでいますよね?

これらの絵は状況に応じてズームやスクロールが可能で、絵の位置を入れ替えたり、場合によってはオブジェクトを調べる事も出来ます。

凄いのが、それぞれの絵が繋がる事!

一見するとそれぞれ異なる世界に見えますが、特定のアングルになると絵が繋がり、人間やオブジェクトを別の世界に移動させることができるんです!

さらにそれぞれの絵を重ねる事で新しい世界に繋がる事もあります。

このようにそれぞれの絵を繋げてストーリーの進行フラグを立てていくゲームデザインがあまりにも斬新で、初めてプレイした時は驚きました!

これは、タッチ操作メインだからこそ実現出来たゲームだと思います。

コンシューマーではSwitchが初になりますが、元々はスマホ向けのタイトルになるので、買い切り型のスマホゲームも捨てたもんじゃないなぁと思いました。

芸術性を感じるストーリー

ストーリーは最初から最後まで繋がっていて、通してプレイする事で芸術性を感じられます。

基本的にはパズルや探索メインなのでプレイしている最中はあまりストーリーを進めているようには感じませんでしたが、最後までプレイしたら伏線が繋がっていき、「こういう事だったのか!?」と納得しました。

ただでさえ異なる絵が繋がっていくゲームデザインに感心していたのに、ストーリーまでしっかりしているとは!?

芸術

本作ほどこの言葉が相応しいゲームはなかなか無いと思います。

ちなみにゲームプレイ中は一切セリフは挿入されず、イラストのみでストーリーが描かれるので言語の壁が存在しません。

ですので、全人類が楽しめるタイプの作品だと思います。

手書きのアニメーションイラスト

本作のグラフィックは手書きのアニメーションイラストを採用しています。

このタッチがまた芸術性を高めてくれてゲームデザインとマッチしているんですよね。

話によると作者のジェイソン・ロバーツ氏が数千点のイラストを作成して物語を構築したようで、プレイしていてかなりの手間が掛かったんじゃないかと思いました。

クリアまでのプレイタイムは3~4時間と短いですが、それまでに大量のイラストを目にすることができます。

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惜しいところ

アドベンチャーゲームにありがちな欠点

一周クリアしたら満足してしまう。

答えが分からず総当たりでプレイしてしまう。

探索型アドベンチャーゲームでありがちの欠点は本作も備えています。

総プレイタイムは長くならないので価格が高めに感じてしまうかも知れませんし、謎が解けずイライラして総当たりになってしまうかも知れない。

詰まってしまった時は休憩を挟み、別のことをしながら答えを頭の中で考える事をおすすめします。

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全体のまとめ

ゲームでこんなストーリー表現があったのか!?

初めて本作をプレイした時はそんな衝撃が走りました。

タッチ操作メインのSwitchやスマホ向けに展開したからこそ生まれた発想のゲームデザインで、もっと多くの人にプレイしてもらいたい作品です。

未だにゲームって悪く言われがちですが、本作をプレイしたらゲーム嫌いの人も見直すかも知れません。それだけ芸術性が強い作品です。

パズルゲームの新たなストーリー表現を実現した芸術の塊!

こんな人には特におススメ。
・斬新なゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。

Gorogoa(ゴロゴア)/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約4時間

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14件のコメント

このゲーム不思議な体験だったなぁ
大人向けのしかけ絵本ですね

大人向けのしかけ絵本。まさにそんな感じです。全体的に大人でも楽しめるような芸術性を感じます。

イラストを組み合わせる事によってストーリーが展開するのは斬新なパズルゲームですね。
北米のPSストアでも配信されているので言語の壁がないなら安心して購入出来そうです。

そう言えば最近、北米でPS4/XboxOne版が配信されたようですね。操作はどんな感じなのかな?スティックでカーソル移動型かな?

言語の壁がないので北米版でも問題なくプレイ出来ると思います。

おお〜shibaさんおすすめのゴロゴアですね!
アート性が高いゲームはゲーム性が薄味になりがちですが、このゲームはゲームシステムの斬新さで補った感じですねw
新しい表現方法で「ゲームならでは!」っていうのがポイント高いですよね〜

はい!先月の集まりがきっかけで購入してしまいましたw

確かにアート性が高いゲームは物足りなく感じる事が多いですが、本作は探索型アドベンチャーゲームの側面も強く、ゲームをプレイしている感は十分にあります。

ですので、個人的には好印象です♪

美大卒としては気になるゲームですね。
こういうアート性重視の非言語表現をインタラクティブに体験できるのってこういう作品のらではですからね。
一種のアハ体験が味わえそうです。

おお!美大卒でしたか!?

そうなると、本作は必見ですよ!

アハ体験はもちろん、映像を見て色々感心すると思います。

クリアされましたか!お薦めしてよかったです!
アートとゲームを見事に両立させた作品だと思います
コメントしようと考えていた内容がyyさんとダダかぶりでしたw

はい!shibaさんのプレゼンテーションが無かったら存在を知らなかったので感謝しています♪

また、面白いインディーズゲームを見つけましたら教えてください!

先ほどクリアしました。
クリアまでぶっ続けでプレイしたので凄い肩が凝りました(;´д`)
パズルもそうですが、ストーリーが印象的でした。ラストになって、「あ、そういう事!?」となるのは、してやられた感があって気持ちよかったですw

一気にプレイされましたか!それはお疲れ様ですw

ストーリーは綺麗に繋がりましたよね。そういう意味でも芸術性を感じる一作です。

このゲームスマホ版も出ているみたいですが、スマホ版だと600円で買えるみたいです。
スイッチ版とスマホ版の中身が同じならスマホ版の方が断然お得だけど、スイッチ版とスマホ版って何か違うんでしょうか?

Switch版は携帯ゲームとしてはもちろん、TVでコントローラを使用してプレイすることも出来ます。

基本的には一緒ですが、様々なプレイスタイルに対応している事が付加価値ですね。

スマホ版が安いのは、その価格じゃないと売れない市場だからだと思います。