どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、世間で酷評されたけど、個人的には楽しめたよー!っていうゲームを紹介していきます。
ある程度のゲーム歴がある方でしたら
なんて経験が一度や二度はあるのではないでしょうか?
ぼくも何度も経験したので、今回はその辺りのタイトルを紹介しています。
流れとしては世間で酷評された主な理由をまず挙げていき、その後にぼく個人が楽しめた理由を語っていきます。
毛糸のカービィ
すべてが「ぬの」や「毛糸」でつくられた世界を冒険していく2Dアクションゲーム。
このゲーム、ぼくは好きなんですが、シリーズファンの間で酷評されました。
その証拠にレビューサイト、mk.2では平均59点となり、Dランクとなっています。
同じカービィのWiiソフトである「星のカービィ Wii」は同サイトにて平均81点となっているので、どれだけ低評価なのかよくわかると思います。
何故、こんなにも低評価となっているのでしょうか?
投稿された方のレビューを読んでみたところ、カービィのゲームらしくない点が足を引っ張っているように感じます。
「星のカービィ」と言えば敵キャラクターを吸い込み、吐き散らして周辺の敵にぶつけたり、飲み込んで敵キャラクターの能力をコピーするアクションが特徴的ですよね?
特にコピー能力は攻略の自由度を高めており、「星のカービィ」シリーズの人気を決定付けた要素に感じています。
しかし、「毛糸のカービィ」の場合、「吸う、吐く、飲み込む」のアクションを行えず、ホバリングによってフワフワ飛びこともできないんですね。
その代わり毛糸を使って敵やオブジェクトをひっかけ、ほどくことができるようになりましたが、カービィらしいアクションには感じません。
また、難易度が低めである点も低評価に繋がっているように感じます。
このゲーム、ミスの概念が存在せず、穴に落ちたりダメージを受けてもすぐに再開することが可能で、落ちたことによるペナルティもステージクリア時の評価対象になる「ビーズ」を落とすだけなんです!
元々、「星のカービィ」シリーズは難易度が低めに調整されているんですが、本作はさらに下がっているので、緊張感が薄く感じられた人が多くいるようですね。
あとはレビューには書かれていませんが、本作がシリーズファンに酷評された要因としては
当時は「星のカービィ」本編の発売が途絶えていた!
という背景も大きいんじゃないかな?と思っています。
当時の「星のカービィ」シリーズは「ウルトラスーパーデラックス」以来、新作の発売が途絶えていました。
期間で言うと2年ですが、「ウルトラスーパーデラックス」は名作と名高い「スーパーデラックス」のリメイク版で、完全新作ではありません。
完全新作になると2006年発売の「星のカービィ 参上! ドロッチェ団」まで遡ることになるので、実質、4年間も「星のカービィ」シリーズ本編が発売されなかったということになります。
4年と言えば中学1年生の子が高校2年生になるほどの長い期間ですから、熱狂的なファンであればあるほど当時は飢餓感を持っていんじゃないでしょうか?
そんな中で変化球の「毛糸のカービィ」が発売されたどう感じるのか?
ファンの中には「こんなの俺が求めていたカービィじゃない!」と思われる方が出てくるのも不思議ではありません。
と、ここまで「毛糸のカービィ」がシリーズファンの間で酷評された要因を挙げてみましたが、ぼくは本作を肯定的に受け止めています。
確かに「星のカービィ」シリーズの新作としてみるとコレジャナイ!
と言いたくなるのはわかるんですが、任天堂のデジタル玩具としてみたら素晴らしい作品だと思うんです。
今作の映像は毛糸や布で作られています。
敵キャラクターはもちろん、水や草木も毛糸や布を使って描いているので、ゲームを進めていくと、まるで、手芸を見ているかのように感じました。
加えて毛糸を使って敵、オブジェクトを引っ掛けることで背景がめくれるなど、様々な反応が返ってきます。
これがデジタル玩具で遊んでいるかのような手触り感があって、温かい雰囲気のBGMと相まってプレイしていると優しい気持ちになってくるのですよ。
ステージによってはカービィが変身して先に進むエリアもありますが、プレイしている時は毛糸で作られたアトラクションを楽しんでいるかのように感じられてワクワクしました。
正直、序盤のステージは簡単すぎて歯ごたえを感じられなかったので微妙かな?
と思っていたんですが、ステージ3や4辺りから難易度が程よく上昇し、ギミックが派手になってきたので、その頃にはもう本作の虜になってしまいました。
任天堂って元々はおもちゃ屋さんで、TVゲームをおもちゃの延長線上で売っていたゲームメーカーなんですが、本作ではそんな任天堂イズムを随所で感じられたので、任天堂ファンとしては最高のゲームなんですよ。
もうね、プレイしていて
と思いました。
「星のカービィ」本編と比較したら爽快感が低く、攻略の自由度も感じられませんが、いち任天堂ファンとしては素晴らしい作品に感じています。
ですので、これから手を出される場合は変に「星のカービィ」の先入観を持たず、任天堂が贈る新規の2Dアクションゲームとして手に取ることをおすすめします。
実際、本作は「毛糸のフラッフ」という新規の2Dアクションゲームとして当初は開発が進められていたようですが、ある時に「カービィ」のゲームとして売り出すという判断を任天堂がくだします。
おかげでより多くの販売本数が見込めるようになったと思いますが、当時は「星のカービィ」本編の発売が途絶えていました。
なので、まずは本編を発売し、その後に「毛糸のカービィ」を発売した方がファンの心情を思うと良かったのかもしれませんね。
ちなみに「毛糸のカービィ」は2019年にニンテンドー3DSソフトとして移植されました。
3DS版は新たに
- 高難易度の「デビルモード」
- コピー能力の代替とも言える「さいほうのもと」
が追加されていますので、「星のカービィ」本編が好きな人でもある程度は満足できる内容になっているんじゃないかなと思います。
ただ、3DSという携帯ゲーム機ソフトなので、大画面でプレイすることはできません。
その辺りが気にならなければ3DS版を今ならおすすめします。
黄金の太陽 ~漆黒なる夜明け~
錬金術が存在する世界・ウェイアードを舞台にしたファンタジーRPG。
本作も個人的には楽しめたんですが、世間では酷評されてしまいました。
レビューサイト、mk.2では平均41点。
ランクはEとなっていて、かなりの低評価となっています。
何故、こんなにも低評価となっているのでしょうか?
投稿された方のレビューを読んでみたところ、テキストが今ひとつであるという意見が目立っています。
これに関しては個人的にも同意です。
「黄金の太陽」シリーズ全般に言えることなんですが、全体的にテキストが回りくどく、固有名詞が目立っていて、すんなり頭に入ってこないようになっているんですね。
加えてリアクションアイコンが必要以上に挿入されるので、テンポが悪いのは否めません。
ストーリーも未消化に終わってしまい、スッキリした終わり方はしないので、ストーリーに期待して手を出されるとガッカリするゲームなのかなーと思います。
あとは戦闘難易度が低い点も低評価に繋がっている印象です。
本作はRPGとしては王道のターン制コマンド式を採用していますが、通常攻撃が非常に高く、ザコ敵でしたら適当に繰り出していれば1ターンか2ターンで勝ててしまうんですね。
ですので、弱点となる属性攻撃を発動するなど、状況に応じて技を使う分けるような戦略性を求めている場合、本作の戦闘難易度は物足りなく感じてしまうんじゃないかなーと思います。
それ以外にも
- ユーザーインターフェースが古臭い点
- 終盤になると全体の半数近くが進入不可になる点
などが不評を買っている印象で、まーボロクソに言われていますね。
でも、ぼくは本作も気に入っていて、発売から10年が経った今でもたまに起動して遊ぶことがあります。
いや、問題点が多いのは確かですよ?
でも、それって「ドラゴンクエスト」などの王道RPGを基準に見ているからだと思うんですね。
確かに本作は表面的な部分だけを見たら王道RPGっぽいんですが、ぼくは「ゼルダの伝説」のような謎解きアドベンチャーだと思っています。
というのも本作はエナジーという魔法を使い、フィールドやダンジョン内の仕掛けを解いていく側面が強いからです。
「ドラゴンクエスト」ではルーラ、ホイミなど、一部の魔法をフィールド内でも使えるじゃないですか?
本作ではその点がさらに強化され、魔法を使ってフィールドのオブジェクトに干渉することができるんです。
例えば「ドラクエ」でいうヒャドに相当するアクアチルドを水たまりの近くで使用すると氷の柱ができ上がり、足場にして進むことができます。
他にも
- 物体を掴み引き寄せる「グリップ」
- 物体を叩き壊せる「クラッシュ」
などのエナジーをフィールドで使用することも可能で、上手く使えば今まで行けなかったエリアにも行けるようになります。
これ、「ゼルダの伝説」シリーズが大好きなぼくとしては最高の要素で、新しいダンジョンに入る度にワクワクしていました。
こちらはDS「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」の映像です。
このように「ゼルダの伝説」シリーズはダンジョンの仕掛けを解いて奥へ進んでいくという謎解きアドベンチャー的な側面が強かったりします。
「黄金の太陽」シリーズも似たような作りに感じられるので、ぼくとしては「ドラゴンクエスト」のような王道RPGというよりは「ゼルダの伝説」がRPGになったようなものだと思っています。
そういうマインドでプレイすると悪いゲームには感じられませんでした。
まあ、ストーリーやテキストは褒められたものじゃないんですが、ゲームってそこが全てではないと思うんですよ。
ゲーム性だったりBGMだったりグラフィックだったり、様々な要素が絡み合うからこそ作品として成立するわけですから・・・。
本作の場合、エナジーを使ってダンジョン内の仕掛けを解いたり、探索をしてレアアイテムを入手する楽しさを強く感じたので、ぼくとしては過去作と並んで好きな作品です。
そんな「黄金の太陽 ~漆黒なる夜明け~」も発売から10年が経過しました。
続編を匂わせるような描写があったので新展開を待ちわびているんですが、評判は散々でしたし、売上的にも良くなかったので難しいんでしょうかね?
いやぁ、続編、出てほしいんですけどねー。
The Last of Us Part II
感染者だらけの荒廃したアメリカが舞台となる三人称視点型のアクションアドベンチャーゲーム。
このゲームもユーザーの間では酷評されまくりました。
Amazonでは星3.1となっていて、星1を付けている人が全体の3割を占めています。
Googleのユーザー評価は54%。
メタクリティックのユーザー評価に至っては5.5と、厳しい結果となってしまいました。
しかも発売直後はもっと低かったので、相当な叩かれ具合です。
何故、こんなにも低評価となってしまったのでしょうか?
こと日本国内に限ると前作プレイヤーが期待していたストーリー展開ではなかったことが大きいものだと思われます。
2013年に発売された「ザ・ラスト オブ アス」は中年男性のジョエル、少女のエリーを中心とした人間ドラマが高く評価されました。
ですので、多くの方は続編ではジョエルとエリーを中心とした人間ドラマが展開されることを期待していたのだと思われますが、実際にはまさかの展開が待ち受けていたんです。
ネタバレになるので具体的には言いませんが、前作プレイヤーでしたら衝撃を受けるような展開でした。
さらに中盤以降はジョエルやエリーの敵となるアビーが主人公となり、彼女を操作することになります。
多くの方はこの展開を受け入れることができず、中途半端にも捉えられるラストシーンが影響し、低評価に繋がってしまったものだと思われます。
ただ、ぼくの場合はまた別の印象を持っていて、最後までプレイして凄い作品だなと思いました。
何が凄いのかって、フィクションであるハズなのにぼくの胸を苦しめてくれたからです。
よく考えてみてください。
ゲームですよ?現実で起きていることじゃないんです。
それなのに本作をプレイした時は辛い気持ちになってしまい、時には怒り、悲しみました。
ぼくとしてはこういう感情にさせてくれたことが素晴らしいと思うんです。
自慢に感じたら申し訳ないんですが、ぼくは今までに2,000本以上のゲームをプレイしてきました。
これだけ多くのゲームをプレイしていると既視感を持つことが多くあって、刺激を感じないことが増えてくるんですね。
本作の場合、大作ゲームの続編としては類のない展開のストーリーが繰り広げられます。
そのうえやり過ぎなくらい暴力の表現に力を入れているので、刺激がたっぷり詰まっているんです。
加えてストーリーも非常に複雑なロジックで作られていて、それを知った時はとんでもない作品だと思いました。
前作もそうだったんですが、ストーリーの真相はキャラクターの台詞を聞くだけでは100%理解できないようになっていて、細かな表情の変化とか、一瞬だけ表示される映像をよーく見ないとわからないようになっています。
特にエンディングのシーンは1回見ただけだとわかりにくく、当初は中途半端に感じてしまいました。
ですが、エピローグで流れる回想シーンを見たうえでもう一度ラストシーンを見てから印象が一変。
「愛」「復讐」「許し」といった本作のテーマをラストの流れで見事にまとめていることがわかり、感動しましたし、当初は憎んでいたアビーに関しても実は良いやつなんじゃないかな?と思うようになりました。
ジョエルとエリーに感情移入し過ぎるとコレジャナイ!
と感じてしまい、酷評してしまうのかもしれませんが、作品としてみると芸術の粋に達している印象で、おすすめはしませんが、ぼくは素晴らしい作品だと思っています。
ちなみに本作が酷評された要因としてはポリティカル・コレクトネスの配慮も大きいんですが、それは主に海外での話だと思っているので、今回は割愛させていただきました。
世間で酷評された俺的神ゲー3選のまとめ
ここまで世間で酷評されたけど、個人的には楽しめたゲームを挙げてみましたが、正直、勇気が要りました。
大多数の人がダメだと思っているゲームに対し、自分の声で「面白い!」叫ぶのはすっごいカロリーが要るんですよ・・・。
でも、ぼくは本当に楽しめたし、自分に嘘を付くのは嫌なので本当のことを話させていただきました。
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本記事の動画版
ペーパーマリオカラースプラッシュは個人的は良ゲーだと思ってますね。
ストーリーは薄くてもセリフ回しとか良い部分もたくさんあったのに、前作の不評やWiiU末期ということだけで売れなかったということで残念です。
ある程度のゲーム歴がある方でしたら、「自分はすっごく楽しめたのに、世間の評判を見てみると非常に低くてビックリした!」なんて経験が一度や二度はあるのではないでしょうか?
ありますね、僕は。「マリオパーティ8」と「スーパーペーパーマリオ」が気に入らない方が意外といてびっくりしたことがあります。あと、ゲームレビューと関係ないのかもしれませんが、「東方プロジェクトはスマブラSPに参戦して欲しくない」という方が結構多くいまして、東方が世間から嫌われている、というのがショックでした。東方は良いゲームですし、現在二次創作しか出てないとはいえ、スイッチに東方のゲームあるし、曲も良いし、個人的には何らかの形で、東方がスマブラに関わって欲しいんですけどね。本音を言うと、東方の曲100曲以上、スマブラに収録して欲しいです。それに対して、ゼノブレイド2の主人公レックス参戦を熱望している方が多くて、売上本数の割に意外と多いんだなと、そういうことにも驚いたことがあります。
一部のSFC以前のFE信者から、シリーズの中で一番クソゲーと言われてしまうこともある新暗黒竜と光の剣ですが、ぼくはシリーズでオンリーワンな魅力も確かに持っている作品だと思います。特に攻略条件が制圧のみでシリーズで明確な成長率が悪いキャラが多くいる最後の作品でなの、UIがかなり優秀な今作はイラナイツのみでの攻略などの縛りプレイが最もやりやすいFEだったりします。外伝条件にさえ目をつぶれば、今作よりもがっかりリメイクといえるゲームは山ほどあると思うので、スマブラのマルスの活躍が見たいと思ったユーザーさんは旧作の暗黒竜や紋章の謎よりもDSの新暗黒竜から新紋章をプレイするのが断然おすすめです。
ラスアス2は
いつかゆっくりと評価を見直す時代が来ると思ってます
見直せば見直すほど気づく開発者のメッセージが
徐々に理解してく奥深いゲームだと思いますからね!
こんな凄いゲームを発売日をずーっと待って
ようやく当日遊べた喜びの時代に生きられたことを感謝しています
ラスアス2はゲームシステムに限れば今世代最高なんですけどねぇ。
いかんせん日本語版は規制が……
ラスアスは変に政治的メッセージをゴリ押しさせたのが最大の失敗だと思いますね…
ゲーム以外のどんなコンテンツでも言える事なんですが、
政治、宗教、民族ネタは余計な「敵」を作るので基本的に極力避けるべきだと個人的に思ってます