【レビュー】ニンジャラ [評価・感想] スプラトゥーンとは似て非なる良質な対戦アクション!


ニンジャラ ゲームカードパッケージ/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年6月に配信されたSwitch「ニンジャラ」のレビューをしていきます。

本作はオンライン対戦型のアクションゲームですが、スプラトゥーンとは似て非なる良ゲーです!

2018年に発表された「ニンジャラ」。

グラフィック、ファッション、ゲームジャンルが「スプラトゥーン」と酷似していたので、当初はパクリゲーなんじゃないかと思っていました。

それから2年後の2020年。

基本プレイ無料のタイトルということで試しにプレイしてみたんですが、当初の印象から一変。

このゲーム、「スプラトゥーン」と似ている部分も多くありますが、本質は別ゲーです!

一体、「スプラトゥーン」とは何が違うのでしょうか?

ここからはSwitch「ニンジャラ」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ニンジャを題材にした対戦アクションゲーム。
  • 箱庭マップで最大8人での対戦を繰り広げていく。
  • 制限時間内に最も多くのポイントを稼いだプレイヤーが勝ち。
初リリース日 2020年6月25日
対応ハード Switch
ジャンル 対戦アクション
売上 初週1.2万本(パッケージ)
推定クリア時間 1プレイ10分~
発売元 ガンホー・オンライン・エンターテイメント

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良いところ

ポイント稼ぎの戦略性が高い

本作はオンライン対戦型のアクションゲームで、制限時間内にポイントを最も多く稼いだプレイヤーが勝ちとなります。

面白いのが、どのタイミングで敵を倒すのかどうかの駆け引きです。

制限時間内にポイントを稼ぐうえでは敵プレイヤーを倒すことも重要ですよ?

ですが、目に入った敵を倒せば良いのかと言うとそんなことはなく、返り討ちに遭う可能性があります。

というのもステージ内に設置されたドローンを破壊することでポイントを溜められるうえに特殊な技が使えるエネルギーも溜められるからです。

ですので、序盤はドローンの破壊に専念し、エネルギーを溜めた終盤からは戦闘を積極的に行うのがセオリーになってくるんですね。

かと言ってそれが絶対的な正解になる訳ではなく、あえてドローンを破壊せず、近くで待ち伏せして敵に大ダメージを与えるなんて戦法もアリだったりします。

そんな戦法を助長するのが変身能力。

各キャラクターはニンジャということで周辺のオブジェクトに一定時間だけ変身する能力を持っています。

正面から戦っても勝てない場合、変身しての不意打ちを狙うこともできるので、戦略性を高める要素に感じました。

先程、ぼくは「スプラトゥーン」とは似て非なるゲームと書きましたが、「単に敵を倒せば良い訳ではない点」に関しては共通しているように感じます。

近接武器による戦闘が熱い!

ドローンの破壊に専念するのか?

敵プレイヤーを倒すことに専念するのか?

こういった葛藤が生まれてくる要因の1つとして、近接武器メインであることも大きく感じます。

もし、本作が「スプラトゥーン」のように遠距離武器メインだった場合、遠くからドローン・敵プレイヤーをお構いなく狙い撃てたでしょうから。

近接武器での戦闘に関してなんですが、少ないボタンで熱い駆け引きを楽しめるのが良いと思いました。

大きな要因となっているのがソウサイという名のジャンケンです。

ソウサイは相手の攻撃をガードしたり、自身と敵の攻撃がぶつかることで発生します。

すると、特定の方向へスティックを倒すことで3すくみのジャンケン勝負となり、勝つと形勢逆転できるので燃えるんですよ。

縦横無尽のステージ構成

多くのステージは高低差が激しくなっています。

おかげでフィールドの奥深さが増しており、ステージの種類が少なくても飽きずに楽しめる印象です。

特に高層ビルが立ち並ぶ「イーグルシティ」の高低差は尋常ではなく、マップも入り組んでいるので、1回や2回程度のプレイでは構造を把握しきれません。

そんな高低差の面白さを引き立ててくれるのが、操作キャラの運動能力です。

操作キャラはニンジャということで運動能力が高く、壁を走れたり、宙に浮いての攻撃ができます。

その影響で縦横無尽な戦いを楽しめるので、ニンジャらしさが生まれている印象です。

ボーナスポイントによって生まれる逆転要素

時間切れになっても勝敗が決まった訳ではありません。

結果発表の画面では

  • 最も多くドローンを破壊したプレイヤー
  • 最も多く敵を倒したプレイヤー

に対してボーナスポイントが与えられます。

特に「最も多く敵を倒したプレイヤー」には1,000ポイントものボーナスが貰えるので、一発逆転を狙える場合があるんです!

ゲームが苦手な人でもボーナスポイントによって上位ランクインを果たせるかも!?

この手の対戦アクションゲームってバランスがイマイチになることも多くありますが、本作の場合、2020年10月時点では上手くまとまっている印象です。

任天堂ゲームのような手触り感

本作はガンホーが手掛けていますが、良い感じに任天堂ゲームの影響を受けて作られています。

特にそれを感じたのが、手触りの良さです。

フレームレートは60fpsを維持しているので滑らかに動きますし、何よりも攻撃を与えた時の心地良さが快感なんですよ。

敵に攻撃を与えると派手なエフェクトが挿入され、「ガンッガンッ」と気持ちの良い音が鳴ります。

ニンジャと言えばチャンバラなので、この音はミスマッチではありますが、爽快感があるという意味では良いチョイスではないでしょうか?

魅力的なキャラクターデザイン

キャラクターは多くの人に愛されるようなデザインをしています。

カートゥーンネットワーク調の絵柄はワールドワイドで受け入れやすく、現代風のファッションもオシャレに感じられ、積極的に着せかえを楽しみたくなりました。

本作は基本プレイ無料のタイトルで、課金要素は見た目の変更に重点が置かれているので、この点が優れているのは大きなポイントに感じます。

特に良いと思ったのが、倒された時に挿入される「IPPON」のデコレート要素です。

敵に倒された時には「IPPON」の文字が挿入されるんですが、設定を変更することで好きなデザインにできるんですね。

その中には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」など他社キャラクターとコラボしたデザインも存在するので、自己アピールができます。

自己アピールと言えば、試合中、1位になると好きなBGMを流せる要素も良いですね。

「IPPON」のデコレート要素と相まって友達とプレイしている時に話の種になりそうで、課金をして集めたくなりました。

シノビカードによって高まるモチベーション

オンライン対戦型の対戦アクションゲームで重要になってくるのがモチベーションです。

今どき、ランクが上がる程度ではモチベーションを維持できませんよね?

本作の場合、「シノビカード」のカスタマイズ要素によってモチベーションを高めているように感じます。

「シノビカード」とは、武器に装備させるアイテムです。

装備させることでゲームを有利にする付与効果が与えられます。

イメージ的には「スプラトゥーン」のギアみたいなものでしょうか。

そんな「シノビカード」を装備するにはコストが掛かるうえ、枠を増やすには「ニンジャメダル」が必要になってくるので、ある程度はプレイしないと満足に装備できません。

装備させたからと言って激的な変化が現れる訳ではありませんが、やり込み要素にはなるので、ゲームプレイのモチベーションを高めているように感じます。

お楽しみ要素が満載

本作は基本プレイ無料のゲームなので、配信から期間が経ってからも様々な要素が追加されます。

新しい武器、コスチューム、ステージ、ルール。

さらには新機能、ストーリーが追加され、カートゥーンアニメも定期的に配信されるので、長く楽しめるように作られている印象です。

この辺りは「フォートナイト」などで良かった点を上手く取り入れているように感じます。

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惜しいところ

武器の見た目を変えられる回数に制限がある

本作には武器の見た目を変える要素が存在します。

しかし、多くの武器は見た目を変えられる回数に制限があるんです!

例えば黄色い見た目に変えられたとしても試合に1~2回参加するだけで変えられなくなってしまうんですね。

それもガチャで入手した場合でも回数制限が存在するのでケチ臭く感じました。

回数制限が存在するからこそガチャで同じ武器が出た時も回数が増えて喜べるようにはなりましたが、無限に変えられるものだと思っていたのでケチ臭い印象は拭えません。

幸いにも見た目を変えても能力差は出ませんが・・・。

有料のストーリーモードがイマイチ

本作のストーリーモードは有料ダウンロードコンテンツとして販売されています。

試しにストーリーモードの第一弾を購入しましたが、価格の割にはイマイチに感じました。

ストーリーモードはステージクリア形式のアクションゲームとなっていて、「スプラトゥーン」のヒーローモードに近くなっています。

が、僅か5ステージしか用意されていないうえ、使用されているマップは本編のステージを使い回しているんですね。

ゲームプレイも区切られた壁の中で敵を倒していくという単調なもので、中盤の尾行ミッションも作り込みが甘く、本編と比べて完成度が低く感じます。

価格は1,100円(税込)ですが、早期割引時の495円(税込)が妥当に感じました。

プレイすることでコスチュームなどの特典がもらえるとは言え、ストーリーモードの第一弾に関しては割引時に購入することをおすすめします。

ステルス要素が活きていない

本作ではオブジェクトに変身して不意打ちを仕掛けることができます。

が、この要素はイマイチ活きていません。

というのもオブジェクトに変身できる時間に限りがあるうえ、左下のアイコンを見ることで近くに敵が居るのか察知できからです。

仮に上手く隠れたとしてもジッとしている間に敵プレイヤーが得点を稼ぐ恐れもあるので、積極的に使いたくはなりませんでした。

上手く行けたら気持ち良いとは思いますが、制限時間が存在するからには上級者向けに感じられ、システムの面であまり活かせていません。

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ニンジャラ (Ninjala)のレビューまとめ

課金要素に疑問を感じる部分はありますが、対戦アクションとしての完成度は高く感じられます。

ゲームバランスが良いのはもちろん、手触り感、グラフィック、システム。

あらゆる部分が練り込まれており、さすが発表から発売までに時間を費やしただけのことはあります。

課金しないと楽しめないなんてことはないので、Switchで友達と一緒に楽しむゲームを探している場合、おすすめしたいIPPONです。

スプラトゥーンとは似て非なる良質な対戦アクション!

こんな人には特におススメ。
・対戦アクション好き。

こんな人にはおススメできない。
・ストーリーを進めていくゲームが好きな人。

お気に入り度【80/100%】

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1件のコメント

パクリという程じゃないですが、レビューを読んでみた感じでもかなりスプラを意識してるようなゲームですね(^^;;
ポケモンで例えるなら、デジモンレベルのオリジナリティーはあると思いました。

イマドキの小学生はこういうゲームをやったりしてるのかな?
今はこういうゲームが基本料無料で遊べちゃうから将来、めちゃくちゃジェネレーションギャップを受けそうwww