バイオハザードザマーセナリーズ 3D/3DS
2011年6月に発売された3DS「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」を今回はレビューします。
3DS「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」は「バイオハザード」シリーズのサブゲーム、「ザ・マーセナリーズ」に特化したサバイバルアクションゲームです。
目次
良いところ
スコアアタックの中毒性
「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」は制限時間以内に沢山のスコアを稼ぐスコアアタックゲームです。
高いスコアでクリアするコツは、一定時間以内に連続で敵を倒してコンボを稼ぐ。強い敵を倒す。ボーナススコアが貰えるアイテムを入手するなど色々用意されていて戦略性は高いです。
そのため制限時間以内にどのようにして沢山のスコアを稼ぐのか試行錯誤をするのが楽しく、ついつい何度もプレイしてしまいます。
この辺りは従来の「マーセナリーズ」と大体同じ。
ただし本作の場合はミッション形式になっており、それぞれ出現する敵やマップ、アイテム配置、ルールなどが異なるため長く楽しめるようになっています。
また、ミッションを順番にプレイして行けば徐々にシステムを理解できるように作られているため、これまでの作品よりも面白さが分かり易くなっていました。
スキルシステムによってリプレイ性がさらにアップ!
本作から新たに加わったスキルシステム。これを装備すると能力がアップするようになります。
終盤のミッションは難易度が非常に高いため、一般人は効果の高い「スキル」が無いとまずクリア出来ません。
スキルはミッションをクリアした時に貰える経験値を一定数稼ぐとレベルアップする(効果が強化される)ため、終盤のミッションはスキルを育ててから挑むがセオリーとなっています。
その結果RPGのような楽しさが生まれ、より長く楽しめるようになっていました。
3DSのデバイスによる快適性のアップ
武器の切り替え・リロードは主にタッチスクリーンを使って行いますが、予想以上に快適でした。
ボタン操作だとそれぞれの役割を覚えないといけないのに対し、タッチスクリーンの場合は表示されたアイコンをタッチするだけで良いですからね。
また、移動中に武器の切り替えが可能になっていたり、ダッシュがデフォルトになっているなど細かい部分が改良されているため本作の元となったPS3/Xbox 360「バイオハザード5」よりも快適にプレイできる印象です。
PS3/Xbox 360「バイオハザード5」はしばらくプレイしないでいると操作に戸惑ってしまいましたが、このゲームではそんな事はほとんどありません。
他のゲームと比べたらまだもどかしい部分はあるのですが、PS3/Xbox 360「バイオハザード5」の操作に慣れなくて投げた人もこのゲームだったらプレイできるかも。
3DSの中では高レベルなグラフィック
グラフィックは3DSソフトとしては非常にクオリティが高いです。
もちろん本作の元となったPS3/Xbox 360「バイオハザード5」と比較したら遠くの敵がカクカク動いたり、オブジェクトの数が減っていたり、一部オブジェクトの破壊表現が無くなっているなど劣化している点は多いのですが、それでも再現度はかなり高いと思います。
このクオリティを3DS発売初期に実現したのは評価したいですね。ちなみに3D映像にも対応していますが、3Dの度合いは弱め。
協力プレイに対応
本作はローカルプレイ、オンラインプレイに対応しており、2人で協力してミッションを攻略する事も可能です。
協力プレイでのポイントは、瀕死状態になると相棒の助けが無いと復活できないこと。
瀕死状態になると一定時間で復活出来なくなり、ミッション失敗になるので、常に相棒の近くに居るか、離れるのか非常に悩ましいです。
この点がより面白さをアップしている気がしましたね。
「バイオハザード リベレーションズ」の体験版を収録
本作にはおまけとしてニンテンドー3DSソフト「バイオハザード リベレーションズ」の体験版が収録されています。
すぐに終わってしまいますし、製品版が発売された今となってはほとんど価値が無いけど、当時は据え置き機クオリティの正当な「バイオハザード」が3DSで楽しめる事にワクワクしておりました。
本作を発売日に購入した動機の1つがこの体験版でしたからね。
※ダウンロード版には収録されていません。
惜しいところ
出し惜しみ感
全体的に出し惜しみしている感は否めません。
クリア時間こそは難易度の高さ、リプレイ性の高さによってそこそこかかってしまいますが、用意されている素材はほとんど過去作の”使いまわし”で、ストーリーらしい物も無いですからね。
ミニゲームにRPG要素を加えて長く楽しめるようにして、「リベレーションズ」の体験版を付けた3DS初期需要を狙った抱き合わせ商品なのは否めません。
いくら肉付けされているとは言え元はミニゲームなので、もう1,000円安くして売っても良かったかもしれませんね。
セーブ消去が不可能
本作はセーブデータの消去が不可能なので、ミッションをクリアした時のスコア、アンロックされた要素はすべて残ります。
そのため最初からやり直すことは不可能で、中古で売っていた場合は他人のデータが残っています。
続きからプレイしてもアンロックされたミッション・キャラクター・コスチューム・スキルが多くてスコアが残っているだけなので致命傷ってほどではありませんが、出来ればセーブデータを消せる仕様にしてほしかったです。
※ダウンロード版では可能。
全体のまとめ
本編のサブゲームを切りぬいた作品と言えばそれまでですが、一本のゲームとして楽しめるような調整はされているため元が「本編のサブゲーム」と思わなければ楽しめました。
PS3/Xbox 360「バイオハザード5」よりも操作が快適になっていますし、短時間で楽しめる携帯機と相性が良い作品なので、手抜きとは言え個人的には好きなゲーム。
3DS初期需要を狙って発売した良質な抱き合わせ商品。
こんな人には特におススメ。
・短時間で楽しめるゲームを求めている人。
・スコアアタックが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。
バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約16時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
たしかに不思議な中毒感がありますよね。
発売日に買いましたが、いまだにほぼ毎日
1プレイはしています。一応全ステージを
★クリアしましたが、まだまだ楽しめそうです。
個人的には買って大満足したタイトルです。
>あかみどりさん
難易度は高めなんですが、
悔しくてつい何度もやってしまうんですよねー。
様々なチューニングのおかげで
これまでの作品よりも中毒性は高めな印象です。
自分も買って満足してます。
現時点で3DSソフトのマイベストです!
1プレイ15分程度のゲームなのにプレイ時間は軽く3桁超えました。
当時は狂ったようにやってましたね〜
ベースになってる5マーセと違い、マーセの為だけにチューニングされたゲームなので主にアイテム管理面での快適性が段違いでした。
移動中のエイムやリロード、スキルシステム等ここからスタンダードになった仕様も地味に多いです。
一部スキルがややバランスを崩しているのだけが残念なところ。
ラッキー7といつでもリロードはなくてもよかったですね……
お気に入りのキャラクターはクリスでした。
装備も体術も貧弱でピーキーなボルトアクション式ライフルを攻略の軸に据えるしかない、という主人公らしからぬスペックの持ち主でしたが、その分プレイヤーの腕前がダイレクトに反映するキャラクターで練習のしがいがありました。
妹のクレアも合わせて、総プレイ時間の9割ぐらいはレッドフィールド兄妹を使ってた気がします。
これがマイベストゲームですか!w
まあ、中毒性は高い作品でしたよね。
僕は購入ラッシュでクリアしたら終えてしまいましたが、
マーセナリーズはまたやりたくなる魅力があります。
スコアアタックゲームは好きなんですよね~。
僕もマイキャラはクリスだったかな。
3DS発売してばかりの頃は、ゲーム離れをしてた時期なのでこれは知らなかったです。てっきりリベレーションズが3DS最初のバイオかと思ってました。DS版のバイオ1を体験した人からするとリベレーションズも今作も3DSとはいえグラフィックが綺麗ですね。
僕も「あ、こんなゲーム出ていたなぁ」とレビューしておきながら思いましたw
このゲームで3DSのマシンパワーを堪能しましたねー。