レッド・デッド・リデンプション/PS3 / Xbox 360 (Z指定)
2010年10月に発売されたPS3/Xbox 360「レッド・デッド・リデンプション」。
西部劇を舞台にしたオープンワールドのアクションアドベンチャーゲームですが、1人でもみんなでもじっくり楽しめるボリューム満点のお買い得品でした!
本記事では本作のレビューをしていきます。
製作は「グランド・セフト・オート」シリーズで知られるロックスター・ゲームスが担当。
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- 西部開拓時代が舞台のTPS。
- 広大なフィールドを探索してミッションをクリアしていくのがメイン。
- 狩りやミニゲーム、チャレンジ、宝探しなどサブ要素も満載!
初リリース日 | 2010年10月7日 |
対応ハード | PS3/Xbox 360/Xbox One |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 30~40時間 |
売上 | 初週9.7万本 |
発売元 | テイクツー・インタラクティブ・ジャパン |
目次
良いところ
圧倒的なスケールのフィールド
本作はオープンワールドマップを採用しているのでフィールドは広大です。
ポイントなのが、西部劇を題材にしている事。
なので、西部開拓時代の名残があるアメリカを好きなように探索する事が可能なんですね。
もちろん、自分だけの馬に乗って荒野を駆け抜ける事も出来ます。
これがとにかくカッコイイんですよ!
特に黄昏時の乗馬は厨二心をくすぐるほどのカッコよさで、夕日に照らされた主人公をジッと眺めてしまう♪
しかも本作。ロケーションは荒野だけではないんです!
大部分は荒野ですが、一部のエリアは森・湖・崖・雪山・鉱山となっているので「同じ景色ばかりで見ていて飽きる」なんて事にはなりません。
さすが莫大な制作費をかけて作られているだけの事はありますね!
ゲームシステムは「グランド・セフト・オート」シリーズをベースにしています。
つまり、様々なミッションをクリアしていくTPS形式になっているんですね。
ハイクオリティなグラフィック
ベースとなっているのは「グランド・セフト・オート」ですが、受ける印象が全然違います!
世界観が全く異なるのもありますが、グラフィックやモーション周りがPS3/Xbox 360「グランド・セフト・オートIV」から大幅に進化しているのも大きいと思いました。
しかも見えない壁なんて無いし、屋根の上に登ったり、住人に攻撃ができるんだから凄いですね。
オブジェクトのリアクションもしっかり作られていて、サボテンの腕を撃つと壊れたり、ランプを撃つと爆発するから驚きました!
そして銃声!
荒野の虚無感を再現するためか銃弾を放つと良い感じに鳴り響くので、発射するだけで気持ち良いんです♪
なので、つい「バンバンバンバンッ!」と無駄撃ちをしてしまいましたw
ストーリーが面白い!
本作は自由度が高く、メインミッションのほかにも様々な要素があります。
でも、ごめんなさい。ストーリーが面白くてメインミッションを一気にプレイしてしまいました!
本作の主人公は元義賊のジョン・マーストン(イケメンです!)。
彼の家族が連邦政府によって誘拐されてしまったので、救うことになります。
特にお気に入りなのが、終盤の展開。
殺伐な展開ばかりではなく、時には平和なひと時をミッションとして楽しめるようになっていますが、だからこそ感情移入できるような作りになっていて引き込まれてしまいました。
意外な展開も待ち受けているので、未プレイの方もぜひ終盤の展開を自分の目で確かめてみてください!
様々な寄り道要素
オープンワールドゲームと言えば寄り道要素!
本作にはメインミッションの他にも以下のような要素が存在します。
- 賞金首の確保
- 夜警
- ミニゲーム
- 狩り
- 宝探し
- チャレンジ
- 隠れ家の制圧
- 出会いミッション
このように数多くのサブ要素が存在するので、やり込み度は非常に高く、完全クリアをしようと思ったらかなりの時間がかかると思います。
僕は先のストーリー見たさでついメインのストーリーを優先してプレイしてしまいましたが、サブ要素をやり込みつつちょっとずつメインのストーリーを攻略して行けば止め時を失ってさらに楽しめることでしょう。
さらに上記のサブ要素以外にもランダムでサブイベントが発生することもあります。
ランダム系サブイベントは「強盗退治」「馬泥棒退治」など色々ありますが、基本的には敵を倒すタイプが中心。
見慣れたエリアでもランダムで思わぬサブイベントが発生するかも!?
自動照準機能付き
TPSって難しそう・・・
本作はそんな方でも楽しめるようなシステムが満載です!
まず、紹介したいのがデッドアイモード。
これを使用すると辺りが時間の流れが遅くなり、敵を狙いやすくなります。
初心者への救済措置ではなく、ゲームを攻略するうえで必要になる機能ではありますが、アクセントにもなっていてお気に入りです♪
さらに自動照準機能も付いていますので、これらの機能を活用すればTPS初心者でもある程度は戦えると思います。
TPS部分自体の出来はロックスター・ゲームスの前作となるPS3/Xbox 360「グランド・セフト・オートIV」よりも2~3ランクアップ!
多少のモッサリはあるものの満足できる水準にまで達していました。
MMORPGのような感覚を味わえる放浪モード
本作にはマルチプレイモードも収録されていますが、これは凄い!
なんと、放浪モードでは本編のオープンワールドマップをオンラインプレイヤーと最大16人で自由に探索することができるんです!
さすがにメインミッションをプレイする事は出来ませんが、みんなと一緒にギャングの隠れ家を制圧したり、狩りを楽しむ事も出来ます。
もちろん、フレンドと一緒にプレイする事も可能。
複数人のフレンドとオープンワールドマップを自由に走り回る感覚はまるでMMORPGのようです。
様々なマルチプレイルール
とは言え放浪モードはフリーダムです。
あくまでもロビー的な役割なので、明確な対戦ルールが存在しません。
という訳で本作には明確なルールを持たせた様々なマルチプレイが楽しめるモードも存在します。
用意されているルールはフリー・フォー・オール、ギャングベースの大きく分けて2種類。
TPSのマルチプレイらしくドンパチが楽しめるようになっています。
もちろん、他のTPS/FPSと同じくレベル制を採用。
レベルが上がる毎に使える武器、参加できるルール、チャレンジなどが増えるので、継続してプレイするモチベーションは持てるようになっています。
さらに無料ダウンロードコンテンツとして協力プレイミッションも追加されました!
フレンドと協力してAIの敵を倒していく協力プレイミッションが6種類追加され、これだけで1~2時間は楽しめるようになっています。
しかもドンパチするだけではなく、馬に乗って進むシーンもあり、なかなか作り込まれていました。
惜しいところ
日本語音声に非対応
本作の音声は英語なので、ストーリーは日本語字幕を読んで理解する必要があります。
ムービーシーンだったらまだ良いのですが、馬を操作している時も字幕を読む必要があるから困った困った。
字幕を読むのに夢中で何度かコースアウトして池に突っ込んでしまったよw
膨大なテキスト量の関係で音声を日本語にするのは難しかったと思いますが、出来れば日本語音声でやりたかった。
淡白な部分がある
荒野を舞台にしている事もあり、淡白な部分がありました。
フィールドの密度は濃いとは言えず、成長要素は控えめで、ただひたすら馬に乗って進んでいく時間もあり、特に序盤は馬ゲーです。
アトラクション的な仕掛けはありますが、馬に乗って進んだり、ムービーシーンを眺めるだけの時間も長いので、やや淡白に感じる部分もありました。
リトライ時のロード時間も少々長く、短時間で濃い体験を味わえる作品かと言われると必ずしもそうではありません。
全体のまとめ
見どころ満載のストーリーが楽しめるシングルプレイ。
超広大なフィールドを大勢のフレンドと探索できる放浪モード。
みんなでドンパチが楽しめるマルチプレイ。
このように本作には様々な遊びが含まれていて一人でもみんなでも楽しめるコスパ抜群の作品です。
西部劇を題材にしているためか少々淡白な部分もありますが、当時のオープンワールドゲームとしては最高峰と言える水準の作品でした。
一人でもみんなでもじっくり楽しめる西部劇TPSお買いセット!
こんな人には特におススメ。
・西部劇好き。
・PS3/Xbox 360のフレンドが多い人。
こんな人にはおススメできない。
・一本道の濃い時間を味わえるゲームに慣れている人。
レッド・デッド・リデンプション /お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約35時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
おお!自分RDR大好きなんですよ〜、2の発売も近いからこのレビューでファンが増えたらいいなぁ!
そうですね。まもなく、「2」のトレイラー映像も公開されますし、未プレイの方も興味を持ってくれたらなーと思います♪
この作品は、ゾンビバージョンとのセットのを買いましたねぇ。
とにかく最高の作品です??
まぁ一騎打ちの操作が納得出来ませんが、とにかくハマりましたね?
ストーリーも最高ですし、サブクエストも最高でしたしね。崖から空翔びたがってるサブクエストなんかもう…(笑)。
今度出る2は、更に凄いんでしょうね?
アンデットナイトメアとのコンプリートパッケージ、良いなぁ♪
近い内にアンデットナイトメアに関しても再レビューしたいと思います!
このゲームはhanatakaさんのストライクですよね。とても雰囲気の良い作品で、オープンワールドゲームとしての価値を感じられます。
私の中の「興味はあるが、実際にやった事はないゲーム」のひとつですね。
西部劇を題材として、西部開拓時代の名残がある(Not 西部開拓時代!)アメリカを探索するのが面白そうです。
舞台となるのは20世紀です。なので、電話も自動車も既にあります(PVでしか見てませんが、作中に出てくるはず)。
でも、まだまだ「馬」が現役で活躍しているのが、舞台設定の上手さを感じさせます。
「同じ景色ばかりで見ていて飽きる」事がないのも、いいですねぇ。
というのは当時、オープンワールド(笑)を謳った某シリーズが似たような景色を連発してくれて、上っ面だけ真似た感が凄かったので。
気になっていますか!?
最新作も発売されますし、手を出す良いタイミングだと思います。
って途中から妄想ゲームコーナーが始まっているじゃないですかw
様々なロケーションが用意されているのはしっかりとお金をかけて制作している証拠ですね。