2014/09/09/20:00 | ゲームレビュー

大乱闘スマッシュブラザーズX【レビュー・評価】やり過ぎなくらい詰め込まれた作品

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大乱闘スマッシュブラザーズX/Wii

2008年1月に発売されたWii「大乱闘スマッシュブラザーズX」を今回はレビューします。
Wii「大乱闘スマッシュブラザーズX」は、
任天堂の人気キャラが集結する対戦アクションゲームの3作目です。

良いところ

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やり過ぎなくらい肥大化したボリューム感

相手プレイヤーを場外に吹っ飛ばして行く対戦アクションのスマブラ。
1作目こそはコンパクトな内容でしたが、
2作目でプレイアブルキャラクター数は倍増。ステージ数は3倍。
そして数多くの新モード、新要素を搭載して、タイトル通りDXな内容でした。

今回レビューする「大乱闘スマッシュブラザーズX」はそのさらに上を行く大ボリュームで、
プレイアブルキャラクターはさらに14体増えて39体に。
対戦ステージは41種類に(そのうち30種類以上は新作)。
アイテムの種類、モンスターボールから出現するポケモンの種類はさらに増量。
当然ながらもカービィのコピー能力も大幅に増えており、
ステージを作成できる機能も追加されて、前作のさらに上を行く大ボリュームとなりました。

ここでポイントなのが、既存のキャラクター、アイテムも、
すべてデザインや技、効果などが前作に続いて刷新されている事。
この手のゲームって前作から引き継いだ要素はプログラムを流用するもんなんですが、
スマブラの場合はほとんど1から作り直しています。
対戦ステージの中にはサービスとして前作で好評だったステージを少し持ってきていますけどね。

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まさかの他社からゲストキャラクターが登場

なんと、今作には任天堂の枠から出て、他社からのゲストキャラクターも参戦します。
参戦するのは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」からソニック。
「メタルギアソリッド」からスネーク。しかも各キャラクターの専用ステージやBGM、
フィギュアも用意されており、各シリーズのファンも必見だったりします。
まさかマリオとスネークが一緒に並ぶ日が来るとは・・・。
会社の垣根を越えた戦いが楽しめるのもスマブラXの良いところだと思います。

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待望のオンライン対戦を実装!

今作から待望のオンライン対戦機能が追加されました。
全く知らない人と対戦出来るのはもちろん、フレンドと最大4人で対戦する事も可能。
みんなと顔を合わせてプレイするのが楽しいスマブラですが、
遠く離れた人と気軽に対戦出来るのもまた良いもんです。
マッチング中はサンドバックでアクションの練習が出来るのも嬉しい!
実は、個人的なプレイ時間の大半がオンライン対戦だったりする。
※WiiのWi-Fiサービス終了のため、現在は利用できません。

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よりニンテンドーコンピレーションアルバム的な内容に

前作から任天堂の資料集的な側面が増して来たスマブラですが、
今作ではさらに強まって資料要素だけで買いな一本になっています。
数百文字のテキストと3Dモデルが用意されたフィギュアは前作からさらに増えて500種類以上に。
集めたフィギュアをすべて並べられるだけではなく、
好きな背景で、好きなように設置して写真を取る事が可能になりました。

また、今作からは新たに700種類もの歴代任天堂キャラが描かれたシールが追加され、
ノートに好きなように貼る事が可能に。バーチャルコンソール登場の流れで、
14作品もの懐かしゲームの体験版をプレイする事も出来るようになりました。
アイテムではアシストフィギュアが追加されて、
マイナーキャラクターが助けてくれるようにもなっています。

歴代任天堂作品の年表も用意されていますし、相変わらずサウンドテストも用意されていて、
任天堂好きにはたまらないほどの作品になっています。
任天堂がゲーム事業に参入してからの30年間が、
このゲームに凝縮されていると言っても過言ではありません。

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1人でもさらに長く遊べる内容に

どうしてもスマブラって対戦メインの作品に感じてしまうと思います。
一応、過去作品でも様々なやり込み要素があったんですけどね。
今作ではそんなイメージを大きく覆す「亜空の使者」と呼ばれる大型モードが追加されました!

このモードは前作にあった「アドベンチャーモード」を強化したような内容で、
よりストーリー性が強まり、ボリュームが増えてワールド選択式になっています。
戦闘メインかと言われるとそうでもなく、
ギミック満載なアクションステージを先に進んで行くシーンも多く、
終盤ではスマブラとは思えないくらい入り組んだ大迷宮を探索するので驚きました。
全体のボリュームも10時間弱と、このモードだけで一本分のボリュームがありますよ。

また、1人用モードでは連続して戦闘ステージをクリアしていく「シンプル」、
60以上の様々なシチュエーションのステージを選択肢クリアしていく「イベント戦」、
ステージに設置された10個のターゲットを出来るだけ早く壊して行く「ターゲットを壊せ!」、
様々なルールで雑魚を大量に倒して行く「組み手」も相変わらず用意されています。
隠しモードもありますので、1人だけでも相当長く遊べます。

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桜井テイストが満載!

スマブラシリーズは「星のカービィ」シリーズなどで知られる桜井正博さんが関わっています。
彼が作る作品は個性的なシステムやネーミングが詰め込まれているんですが、
今作ではそれがより強まっているなと思いました。

例えば各ステージで流れるBGMの確率を調整できる「オレ曲セレクト」。
「亜空の使者」で用意されたシールを使ってキャラクターを強化するシステム。
条件をクリアしていくとマスが埋められ、ご褒美を入手出来る「クリアチェッカー」。
手に入れたコインを使ってシューティングゲームをプレイして、
フィギュアをゲットして行く「コインシューター」など。
いずれもゲームユーザー目線から考えられたシステムで、ネーミングも面白いですね。

「亜空の使者」のアクションステージは彼が関わった
SFC「星のカービィ スーパーデラックス」のオマージュが満載ですし、
このゲームは桜井ゲーの集大成と言って良いかもしれません。

個人的に合わない&気になったところ

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メニュー画面のテンポが悪い

これだけ内容が詰め込まれているという事で、当然弊害もあったりします。
本作はWiiの2層ディスクを採用しているためか、全体的にロード時間が長いです。
タイトル画面に行くまで35秒。懐かしゲームを遊んだ後に通常メニューへ行くまで30秒。
ステージ選択後に発生する数秒間の画面停止。
テンポを重視する任天堂タイトルとしては異常なくらい待ち時間があります。

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前作よりも操作してストレスが溜まる

間口を広めるため、今作では前作から削られたテクニックが数多く存在します。
そのせいで前作に慣れてしまうと、もどかしさを感じられる事も。
ゲームスピードも少し遅くなっていますしね。
個人的にダメだと思ったのが、64分の1の確率でスリップしてしまう仕様。
スリップするとイライラするので、なんでこんな仕様を入れたのか謎。
全体的にキャラクターを動かす楽しさが前作からダウンしています。

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各キャラクターのバランスが極端

プレイアブルキャラクターが増えて、アイテムも増量。
とにかく沢山の要素が詰め込まれているという事で、全体的にバランス調整が大雑把になっています。
前作以上に強いキャラクターが目立っていて、オンライン対戦では使用キャラが偏っていましたからね。
個人的にはドンキーコング使いを貫いていましたが・・・。

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オンラインの仕様がイマイチ

まだ任天堂にオンラインのノウハウが無かった時期なので仕方が無いですが、
全体的に痒いところに手が届いていません。
レートシステムが無いので実力差がある人と当たってしまう事もありましたし、
コミュニケーションの手段も少なく、全体的にラグが気になります。
無いよりはあった方が良いので、オンライン対戦が実装されたのは嬉しかったですが。

ターゲットをこわせ!のステージ数が大幅減少

10個のターゲットを素早く壊して行く競技場の「ターゲットをこわせ!」。
今までは使用キャラクターごとにステージが異なっていましたが、
今作では統一されており、5ステージのみとなっています。
各キャラクターのチュートリアルにもなっただけに、ちょっと残念。
これだけ大ボリュームになったので、こんな事を書いたら怒られそうですけどねw


任天堂史上最大のゲーム規模といっても過言ではないほど大ボリュームな作品。
それ故にテンポが悪く、また、スマブラにマッチしたコントローラが標準搭載されていないWiiでの発売。
前作で使用出来たテクニックが使えなくなっていたりとより好みが分かれる内容になっていますが、
オンライン対戦は面白く、サービス精神旺盛なので、Wiiでは一番プレイしました。

こんな人には特におススメ。
・対戦アクション好き。
・任天堂の資料集が欲しい人。

こんな人にはおススメできない。
・テンポを重視する人。

大乱闘スマッシュブラザーズX/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約200時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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コメント広場の住人(12)

  1. 二本のしっぽきゅうだん より:

    スネークとソニック参戦はビックリしました。
    ロードが長いのはほぼ亜空使者が悪いですね。ムービーで2層ディスクになったんでしょうし。
    でもストーリーは良かったですよ。
    私は悪いところは転倒システムですね、あれはいらないシステムでした。
    初心者を助けるシステムだったようですが、初心者にもなるのであまり意味ないですし、なら最初から入れないか、オンオフ機能は欲しかったところですね。
    スマッシュボールを取ると必殺技が出せるシステムはいいとは思いました。
    ただフォックス達が一緒だったり、一部キャラは使えない必殺技だったりとありましたけど。
    オンラインはねぇ…おきらくが酷かったですよ。
    やっぱりある程度勝ち数などステータスもないとダメなんだなぁと思った例ですね。
    ステージ作りやサウンドが豪華などいいところもありますけど、対戦バランスはDX、64以下でしたね。
    それでもカービィ達は可愛いですが。

  2. kentworld より:

    >二本のしっぽきゅうだんさん
    当時は他社キャラの参戦なんて夢にも思いませんでしたからね。
    「え!?出るの!?」って感じでした。
    2層ディスクは困ったもんです・・・
    読みこめない時もあったりしますし。
    転倒システムは本当に要りませんでした。
    なんであんなシステムを入れたのか。
    色々詰め込んだボリューム満点の作品ですが、
    少々蛇足感のある作品だと思いますね。
    おきらくは発売からしばらくしてあまりの酷さに驚きましたよ。
    今回は重厚長大過ぎて上手くまとめられていないところがありましたね。

  3. ブング より:

    1作目と2作目はほんと、
    一人でもみんなでも、たくさん遊ばせてもらいました。
    ほんと思い出深いゲームです。
    僕は当時、スマブラが出る前、
    カプコンの格闘ゲームも結構好きだったのですが、
    マリオの格闘ゲームって出ないのかな?っと
    ずっと思ってました。懇願してましたね(´Д`;)
    任天堂キャラとして殴り合いはまずいのかなぁ~、
    でもカートやゴルフがあるなら、格闘だってアリだろと、
    「波動拳」の代わりに「ファイヤーボール」だ!っと(^-^)
    だから初めて、スマブラのことを知った時は、
    感激と「これだ!!」感の渦に巻き込まれ、一人興奮してました。
    任天堂テイストに噛み砕いた格闘ゲームでしたから、
    尚更スゴイ!! 桜井さんを再認識した瞬間でもありました。
    (確かキャラ達は、人形やフィギア的扱いでしたっけ?)
    でも、正直タイトルを聞いたときは「は?え?どゆこと?」
    となったことも強烈に覚えていますが(๑≧౪≦)
    ネット対戦は環境のせいか、
    全然マッチングしないし、してもラグが致命的で、
    イイ印象はあまりないですね。
    今では当たり前で、むしろ隠しキャラ!ですが、
    何も知らずに隠しキャラが出てきて、
    勝負に負けて「ハイおしまい」となった時も、
    シビレましたね(´∀`)  
    ちなみにファルコ、ネスをよく使ってました。
    今回もでてほしいなぁ♪

  4. kentworld より:

    >ブングさん
    マリオの格闘ゲーム・・・
    そう言えば僕もスマブラ出る前に少し想像したような?
    ずっと前の事なので、曖昧なんですけどね。
    何にしても、マリオは格闘にまで手を出した事になりますね。
    守備範囲の広さには驚かされてしまいます。
    スマブラは桜井さん開発なのが恵まれていました。
    下手をしたら安易なキャラゲーになっているところでした。
    確かに1作目は人形という設定で、
    細かい設定を無視した作りになっていました。
    オンラインは次回作で反省を活かして欲しい。
    ラグにはなれましたが、やっぱりない方が良いので。
    ネスとファルコですか!?
    1作目や2作目では良く使っていましたよ。
    今のところ最新作には出ないようで・・・。

  5. より:

    次回作ではスリップシステムは、カットされましたよね。ストレスも減りました。ゲームスピードは今作より少し速くなっているようですね。
    今回新しく出た金髪の少年。元々GCでネスと後交代で出る予定で、原作発売中止の為ネス代用、次回作でいよいよ登場しネスとも共演、最新作で削られましたね。人気作の主役をどうして削ったのでしょうか?カスタマイズシステムの投入が理由でしょうか?
    今作もとても楽しめたので良かったです。僕はオンラインはやらず、普通の対戦を色々なキャラを組み合わせて遊んでいました。

  6. kentworld より:

    >星さん
    はい、スリップは無くなったのでそれだけでも満足ですw
    あれは本当に必要なかったからなー。
    リュカが出演しないのは、知名度の差なんでしょうね。
    ネスはスマブラで株を上げましたし、
    少し前にバーチャルコンソールでも配信されましたから。
    その影響でリュカの存在感が薄れています。
    僕が逆にコンピュータとの対戦をほとんどやらなかったなぁ。

  7. より:

    GBAタイトルの配信が始まっていますのでリュカのゲーム、そして初代MOTHERは欲しい所です。

  8. kentworld より:

    >星さん
    MOTHER3、1+2の配信は期待したいですね。
    MOTHER2が出るなら期待出来そうなんですが。

  9. シロマ より:

    グラフィックを一新してキャラクターとステージが大幅に増えるなんて対戦格闘ゲームとしてみれば考えられないような事だしそれに一人用のやり込みも膨大で凄かったですね。
    スネークとソニックの参戦も驚きました。
    だだゲームバランスは言わせてもらうとかなり大味で強いキャラと弱いキャラに差があり過ぎるし、特にメタナイトは誰でもお手軽に使えるし全てのキャラと有利に戦えてる最強キャラでしたね。
    後、みんなが思っている事だと思いますけど転倒システムは数値上の確率は低く見えてもダッシュを良くやるから頻繁に転倒するし、上級者も初級者関係なく起こるから不快にしかならない最低のシステムでした。
    なんだかんだ言っても兄弟同士で楽しくプレイしましたしプレイ時間だけ見るならWiiで一番遊んだゲームです。

    • kentworld より:

      物量が大きくなり過ぎてゲームバランスの調整が大変そうでした。
      確かにやや破綻していたところがありましたよね。
      僕は維持でもドンキーを使い続けていましたよw

      転倒は本当に邪魔だった。なんであんな仕様を入れたのか。大不評ですよね。

      スマブラは兄弟としょっちゅうプレイしていましたよ。そう言う光景はそこら中の家庭で見かけたんでしょうね^^

  10. やだっち より:

    今まで発売してきたスマブラシリーズの中で、スマブラxは何番目に気にいっていますか?

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