【レビュー】カービィボウル [評価・感想] 「パターゴルフ+カービィ」の計算式で生まれた意欲作!


カービィボウル/SFC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は1994年9月に発売されたSFC「カービィボウル」のレビューをしていきます。

本作はカービィを転がしていくテーブルゲームですが、「パターゴルフ + カービィ」の計算式で生まれた意欲作です!

まん丸で可愛いカービィ。

本作ではそんなカービィの体型を活かしたテーブルゲームとなっています。

イメージ的にはパターゴルフに「星のカービィ」のルールを加えたような感じでしょうか。

高難易度なゲームですが、個人的にはゴルフゲームが大好きなのでハマりました。

ここからはそんなSFC「カービィボウル」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • カービィを転がして穴に入れていくゲーム。
  • 敵を全滅させることで穴が出現する。
  • 少ない打数でクリアするのが目的。
初リリース日 1994年9月21日
対応ハード SFC
ジャンル テーブルゲーム
推定クリア時間 5~10時間
売上 不明
発売元 任天堂

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良いところ

少ない打数でステージをクリアする楽しさ

本作のルールは簡単!

ステージ内の敵を全滅させて出現した穴に入るだけ!

しかし、「星のカービィ」本編とは違って自由に動かすことはできません。

ではどうするのかというと、

  • ビリヤードのキューみたいなもので突く
  • ゴルフクラブのようなもので高く飛ばす

といったことを行い、決められた打数以内に穴へ入れないといけません。

さもないとカービィの残り人数が減ってしまい、0になったら最初からやり直しになってしまいます。

「いかに少ない打数で敵を全滅させて穴に入るのか!?」

そこに楽しさを感じられました。

カービィの軌道を予測する楽しさ

舞台となるステージは複雑な形の仕切り板や坂道が設置されていることもあります。

そうなるとカービィがまっすぐ転がるとは限らず、穴へ入れるのが難しくなりそうですよね?

ぼくはその点に楽しさを感じられました!

斜めに曲がった壁があるぞ!あそこにぶつけたら軌道が90度に変わるかな?
よっしゃ!予測通り!その先に居る敵を倒せたぞ!

なんて予測が当たった時はアドレナリンがドバドバ出ますw

このような楽しさはパターゴルフやビリヤードに通ずるものがあるので、その手の遊びが好きな人はハマるかも!?

カービィならではのギミック

本作は「星のカービィ」が題材なので、“ならでは”のギミックも数多く存在します。

代表的なのがコピー能力です。

カービィは特定の敵を倒すことでコピー能力を覚えます。

コピー能力は移動中であれば好きなタイミングで使えますが、その多くはパターゴルフとしては常識外れなんですよw

一定時間自由に空中移動できる「UFO」、使った瞬間に高く飛ぶ「ハイジャンプ」 etc…

どうでしょう?普通のパターゴルフではあり得ませんよね?w

コピー能力は全11種類。1回しか使えませんが、いずれも状況を大きく変えるほどの効果があります。

このように本作はコピー能力によってオリジナリティを生み出していますが、ステージのギミックもユニークだったりします。

バンカー、池といったゴルフでお馴染みのギミックはもちろん、

  • 乗ると指定の方向にダッシュする「ダッシュ板」
  • 乗ると高く跳ぶ「トランポリン」
  • 乗ると進行方向がズレる「回転床」

などの「星のカービィ」らしいユニークなギミックも用意されていので、普通のパターゴルフにはない駆け引きを味わえました。

リプレイ性の高さ

各ステージを少ない打数でクリアすると金や銀のメダルが貰えます。

全てのステージで金や銀のメダルを手に入れると良いことがあるので、そこがリプレイ性の向上に繋がっていると思いました。

いかに少ない打数でクリアするのかはゴルフゲームにありがちなやり込み要素ですが、ご褒美があるのとないのではモチベーションが全然変わります。

1周クリアは2~3時間程度で可能ですが、やり込みをしたらプレイタイムは数十倍になることでしょう。

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惜しいところ

クォータービュー形式なので軌道が分かりにくい

本作のグラフィックはクォータービュー形式となっています。

つまり、斜め上方向からの視点で描かれているんですが、坂道の軌道がわかりにくく感じました。

慣れないうちは微妙にズレてしまい、穴に上手く入れられずに苦汁を飲んだものです。

タイルの模様によって軸が分かるような配慮は感じられましたが、やはり、視点が固定だとわかりにくく感じます。

まあ、スーパーファミコンソフトで3Dゲームを作るのは並大抵のことではないので難しいとは思いますがw

むしろ2Dドットのゲームでここまでの立体感を生み出すとは凄いぞ

面倒なステージがある

「うわぁ・・・メンドクサ」

後半のワールドには面倒なステージが含まれています。

個人的に面倒なステージ。

それは、大きな崖が存在するステージです。

大きな崖が存在するステージって高く飛ばすことが必須のうえに高さが足りなくて跳ね返されることも多いんですよ。

そのせいで必要以上に打数が増えてしまい、調子が狂ったこともしばしばあります。

難易度は「星のカービィ」関連作にしては高めに調整されているので、初心者向けのイメージで手を出すと面を喰らうかも。

カービィの派生作品はなぜ鬼畜ゲーばかりなんだ

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カービィボウルのレビューまとめ

カービィの体型を活かしたユニークなゲーム。

単なるパターゴルフではなく、カービィならではの要素を盛り込んだ独自性のあるゲームとなっています。

「星のカービィ」の関連作にしては難易度が高いので本編ほど取っつきやすくは感じられませんが、ぼくはゴルフゲームが好きなのでハマりました。

GBC「コロコロカービィ」といい、カービィの体型を活かした玉転がしゲームは大好きです。

「パターゴルフ + カービィ」の計算式で生まれた意欲作!

こんな人には特におススメ。
・パターゴルフ好き。
・ビリヤード好き。
・玉転がし好き。

こんな人にはおススメできない。
・カービィを自由に動かしたい人。

お気に入り度【80/100%】

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8件のコメント

昔スーファミでやったけど難しかったですね。
でもいまだにこのゲームの研究を続ける人もいるらしく、それだけ奥深い名作ということなんでしょうね。

このゲーム、物理計算が何気に凄いんですよね。今でも研究が続いているのはなんか分かる気がします。

個人的に本作はイマイチでした。ゴルフ系ゲームは慣れないなぁ。
コロコロカービィやブロックボールなどよりはいいと思いますけどね。
でもGCCXのカービィボウルは編集の手際の良さもあって、とても楽しめました!
有野さんはこういう系のゲームが得意なので尊敬しますよ。

このゲームは他のカービィゲーとは真逆の難易度調整ですもんねw

有野さんも最初は苦戦したんじゃないかな~?

カービィボウルとスーファミ版のきらきらきっぐはbgmが素晴らしいので、CD聴く感覚でゲームをプレイすることが多々あります。

カービィの変身でボールがあることからそうきたかと納得させられたソフトだな。
ゴルフ系で多いパワーメーターでのパターショットやその効果音も見事で名作だな。
意外にも3D化されていない為、新作に期待してしまう所かね。
小さい画面では見辛い為、携帯機でもプレイしやすい様に移植してくれると面白いやも知れんな。

そう言えばこの頃のカービィはまだ駆け出しで派生作品がなかった頃でしたっけ。

ゲームシステム、効果音共にピッタリとハマっていましたね。

確かに3D化して再発売してほしいゲームです。