どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年9月に配信されたSwitch「カービィファイターズ2」のレビューをしていきます。
本作は「星のカービィ」の対戦アクションゲームですが、コピー能力の魅力を堪能できるガチゲーでした!
「星のカービィ」と言えば初心者から上級者までが楽しめるゲームとして人気ですよね?
本作の場合、比較的上級者をターゲットにした作りになっていて、ストーリーモードをクリアすることさえも難しく感じます。
個人的には高難易度なゲームが好きなので、本編の隠しモード並みにハマりました!w
ここからはそんなSwitch「カービィファイターズ2」について詳しく語っていきます。
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- 「星のカービィ」の操作感覚で楽しめる対戦アクションゲーム。
- 最大4人でチームを組んで対戦できる。
- 「カービィファイターズ」シリーズ初となるオンライン対戦モードも搭載。
初リリース日 | 2020年9月24日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | 対戦アクション |
価格 | 1,980円(税込) |
推定クリア時間 | 5~6時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
コピー能力の奥深さを実感できる
「星のカービィ」シリーズには敵を吸い込んで能力をコピーする要素が存在します。
例えば
- 剣をブンブン振り回せる「ソード」
- 炎をまとって飛び回れる「バーニング」
- 弓矢で遠くの敵を狙い撃つ「スナイパー」
なんてコピー能力が存在するんですね。
これらのコピー能力は作品を重ねる毎に細かい技が追加され、1体のプレイアブルキャラクターとして成立するほど作り込まれていきました。
例えばソードの場合
- B・・・たてぎり
- B+B・・・ソード百れつぎり~きめぎり
- ダッシュ中にB・・・ドリルソード
- ダッシュ+空中でB・・・スピニングソード
- 空中でB・・・チョッピング~つきだし
- つきだし~空中で下+B・・・かぶとづき
- 空中で下+B・・・したづき
- 上+B・・・きり上げスラッシュ
- きり上げスラッシュの上しょう中に下+B・・・メテオエンド
- B長押し~離す・・・回てんぎり
- B長押し~離す+上・・・たつまきぎり
- 上長押し~離す+B・・・スカイエナジーソード
なんてテクニックが用意されているんですね。
しかし、「星のカービィ」シリーズはゲームクリアまでの難易度が低く、細かいテクニックを覚える必要がありません。
ボスラッシュモードなど、クリア後の高難易度モードをやり込めば話は別ですが、基本的には通常技を適切なタイミングを繰り出していけば問題ありませんでした。
ところが本作の場合、通常クリアでさえも細かいテクニックを覚えないとクリアできないように調整されているんです!
それだけストーリーモードの終盤は難易度が高く、何度もやられてしまいました。
ストーリーモードでは小部屋の中で敵と連続で戦うことになるんですが、本編と比べて敵の耐久力・攻撃力が高く、適当に戦っているといずれは勝てなくなります。
感覚的には格闘ゲームに近く、「星のカービィ」シリーズの新たな一面を垣間見れました。
パーティゲーム色を強めてくれるアイテムやギミック
格闘ゲームに近いと書きましたが、そこは万人向けの「星のカービィ」シリーズ関連作。
ランダムで出現するアイテムの存在によってパーティゲーム的な側面もあります。
出現するアイテムは回復系のほか、爆弾系、一発逆転系など様々。
出現位置・種類・タイミングは完全にランダムなので、常に新鮮なバトルを楽しめます。
また、
- 画面奥からロボットが襲ってくる
- 列車が突っ込んでくる
などのギミックが存在するステージもあるので、ランダムで出現するアイテムといい、「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズに近く感じます。
戦略性を高めてくれるストーリーアイテム
ストーリーモードでは10戦、20戦と連続で敵と戦うことになり、1戦毎にストーリーアイテムを入手できます。
それもアイテムルームにて3種類の中から選択できる形式になっているので、戦略性を高めているように感じました。
入手できるアイテムの効果は
- 攻撃力を永久に上げる
- 回復力を永久に上げる
- 削られた体力を回復する
- 味方の思考能力を上げる
など様々。
なので、
戦いによって削られた体力を回復するのか?我慢して攻撃力を永久に上げるのか?
といった選択を迫られるんですね。
これは本編のボスラッシュモードで
「マキシムトマト」を食べて回復するのか?それとも温存するのか?
といった選択を迫られるのに通ずる駆け引きに感じられました。
しかもストーリーアイテムはレア、スーパーレアといったレアリティが設定されています。
アイテムルームに並ぶストーリーアイテムはランダムなので、もし、レア、スーパーレアが並んでいた場合、例え今の自分には役に立たないものでも物珍しさで選んでしまうこともありましたw
中毒性を高めるファイターズランク
戦闘を終えるとファイターズポイントを入手できます。
これを一定数溜めるとファイターズランクが上がり、新要素がアンロックされるので、中毒性を高めているように感じました。
凄いのが、数十時間プレイしないとファイターズランクがカンストしないようになっていることです。
ぼくは15時間ほどプレイしましたが、ファイターズランクは60に留まっています。
ファイターズランクは高ランクであるほど上がりにくなるので、100まで行くのにどれだけのポイントが必要なのかw
アンロックされる新要素はストーリーアイテム、新プレイアブルキャラクター、新ステージ、裏曲、コスチューム(ぼうし)などなど。
1ランク上がることにアンロックされるので、常に高いモチベーションを保てました。
ガチガチな高難易度モード
オフラインの1人用モードとしては、ストーリーモード、ひとりでモードの大きく分けて2つがあります。
いずれも複数の難易度が用意されているんですが、実は、クリアすることでさらなる高難易度モードが解禁されるんですね。
そちらの難易度が狂っていて、何十回挑戦してもクリアできませんw
感覚的には本編の隠しモード以上に難しく感じられ、低難易度なイメージが強い「星のカービィ」とは思えないほどマゾ仕様となっています。
理不尽な部分は見受けられますが、コピー能力にもなるのでぼくは気に入りました!
充実の対戦モード
対戦に特化したゲームだけあって、友達との対戦モードは充実しています。
最大4人で楽しめる通常の対戦モードはもちろん、ローカルモード、オンラインモードも用意。
さらにオンラインモードではフレンドとの対戦、協力プレイにも対応しています。
これは「カービィファイターズ」シリーズでは初の要素になるので、ファン待望と言っても良いのではないでしょうか?
遠く離れた友達とカービィのガチガチな対戦アクションゲームを楽しめる日が来るとは感慨深いですね・・・。
もちろん、野良のプレイヤーと対戦することもできるので、友達が居ない人でも安心です。
マッチングに時間が掛かる場合もありますが、待ち時間中はトレーニングルームにて技の練習ができるので、何もせずコントローラを床に置かなくても済むようになっています。
お馴染みのファンサービス
「星のカービィ」シリーズと言えばファンサービスにも定評がありますが、今作でもバッチリ用意されています。
まず、舞台となるステージが歴代シリーズのオマージュなのが良いと思いました。
特に良いと思ったのが、「夢の泉の物語」のオマージュです。
「夢の泉の物語」関連のステージでは、当時としては凄かった塔の外周をまわるスクロール演出、ドット絵で描かれた夢の泉が見受けられます。
今は3Dポリゴン全盛ですが、こんな感じでドット絵の演出も含めてくれると多様性が生まれて良いですね。
また、デデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディなど、カービィ以外のキャラクターを使えるのも嬉しく感じます。
使用できるコピー能力も初登場のレスラーを含めて17種類と多く、それぞれのスコアが記録されるので、全てを極めようと思ったら100時間は楽しめるのではないでしょうか?
惜しいところ
理不尽な部分がチラホラある
高難易度なのは良いんですが、理不尽な部分がチラホラあります。
一番気になったのが、ストーリーモードの終盤に戦う敵の耐久力が高すぎることです。
そのためストーリーアイテムを使って攻撃力を上げていなかった場合、全くダメージを与えられず、時間切れになる可能性が高くなってしまいます。
ぼくの場合、ストーリーアイテムの選択は耐久力の最大値を上昇することを重視してしまい、攻撃力の強化を怠っていた頃がありました。
それ故に終盤の敵には全くダメージを与えられず、どんなに頑張っても時間切れになって負けになってしまったんですね。
こうなってくると最初からやり直さないといけなくなるので理不尽に感じます。
ストーリーモードの終盤は30以上も連戦をすることになるだけに、最初からやり直すハメになった時はショックでしたよw
せめて制限時間がなかったら良かったんですが、スコアにも絡んでくる要素なので廃止できなかったのでしょうか?
簡素過ぎるストーリー
ストーリーモードと言いますが、「ストーリー」と題するには中身が薄く感じました。
イベントシーンは挿絵と簡素ですし、そもそも、量が少なすぎます。
基本的には淡々とバトルを繰り返すだけなので、もう少しイベントシーンを増やしてほしかった。
おそらく、1,980円(税込)と低価格だから控えめにしているんでしょうけどね。
近年はこの価格帯のゲームでもストーリー要素に力を入れているケースもあるだけにもう少し頑張ってほしかった。
カービィファイターズ2のレビューまとめ
コピー能力の魅力を堪能できるよう上級者向けに作られた作品。
元々は3DS「星のカービィ トリプルデラックス」のサブゲームとして収録されていたものを肉付けしたゲームですが、長く楽しめるよう工夫して作られています。
価格は1,980円(税込)と3DSで配信された「カービィファイターズZ」から倍増していますが、割高には全く感じませんでした。
「星のカービィ」シリーズで本編のボスラッシュモードが好きな人は買って損のない作品です。
コピー能力の魅力を堪能できるカービィのガチゲー!
こんな人には特におススメ。
・対戦アクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・優しいカービィが好きな人。
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今作のカービィファイターズ2は、どうしてもスタアラの素材を流用してるので去年のハンターズと同じく来年か再来年の中継ぎ作という印象は否めませんが、前作のファイターズZと比べてかなり進化したなぁと思いました。
流用といえどもカービィの操作感は完成されてるので動かしてるだけでも非常に楽しいのですよね(^^)!
正直、長時間やると飽きる内容なので、私は息抜きでやるか弟と協力プレイするかのゆるいノリで遊んでます。
大乱闘スマッシュブラザーズのように、オンラインで1v1があったらより面白くなるはず…
あと、アイテムがあるとなんか理不尽です。(アイテムに触れてガード不可、敵の目の前にトマトドリンクキャンディーなど、ハプニングスターによるhp1)
最強のコピー能力を決める的な事を公式が言ってた気がするけど(あんま覚えてない)
実際はアイテムによる理不尽な仕様や通信切断とか仲間がゲームを放置するとかで実力は全然関係なしと思いました。もちろん、これらはオンラインの話でストーリーモードは、ちゃんと面白いのでプレイする価値はもの凄くあると思いました。
5000円のプリペイドカードで買おうかな?