2019/06/05/12:00 | ゲームレビュー

【レビュー】RAGE(レイジ) [評価・感想] クエスト要素が足枷にもなってしまったアグレッシヴなバランスのFPS!


RAGE/PS3 / Xbox360 (Z指定)

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2011年10月に発売されたPS3/Xbox360「RAGE(レイジ)」のレビューをしていきます。

本作は荒廃した世界が舞台のFPSですが、クエスト要素が足枷にもなってしまったアグレッシヴなバランスのFPSでした!

ストーリーはクエストを受注して進む形になっているんですが、この要素によって本作の評価は大きく分かれるものになってしまったんです。

一体、クエスト要素を盛り込んだことで何がどうなったのか?

ここからはその辺りを含めてPS3/Xbox360「RAGE(レイジ)」の良いところと個人的に合わない&気になったところをまとめていきます。

▼このゲームを3行で説明すると?

・荒廃した世界の中でクエストを受注してストーリーを進めていく。
・戦闘はオーソドックスな一人称視点のアクションシューティング。
・移動は主に車両を使って行う。

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良いところ

荒廃した広大な世界で寄り道が出来る

小惑星が衝突した後、地球はどうなっているのか?

本作はそんな「もしも」の世界を描いているため各地が荒廃しています。

特徴的なのが、PS3/Xbox360「フォールアウト3」のように各地を自由に行き来出来ること。

各地は壁によって仕切られているのでオープンワールドってほどではありませんが、メインストーリーそっちのけて寄り道をすることが出来ます。

どんなゲームにも言えることですが、自分の好きなように寄り道が出来るのって楽しいですよね♪

本作でもメインストーリーそっちのけて寄り道をしている時の方が楽しく感じました。

車両を使った移動やレース要素

本作の世界はとても広大なので、徒歩で移動していたら目的地まで行くのに時間が掛かってしまいます。

そこで重要になってくるのが車両!

街から街へ行き来するには車両が主な移動手段になってくるんですが、単に走るだけではありません。

ブースト機能を使って荒野を爆走したり、タレットを使って敵車両を爆破させることも出来るんです!

この要素がとても爽快で、本作のアグレッシヴな作風を強調してくれます。

嬉しいのが、これらの要素を活用したレースやバトルがサブイベントとして用意されていること。

なんと、特定のコースでレーサーと一緒に走ったり、タレットなどを使ってバトルすることも出来るんです!

上手く行けばゲームクリアに役立つ賞金が手に入るので、メインストーリーそっちのけて楽しんでしまいました。

※ちなみに車両乗車時は三人称視点になります。

ミニゲームが満載!

さらに本作、レース以外にも様々なミニゲームが用意されているんです!

3ラウンド以内に敵を倒せるのか賞金を賭ける「トゥームストーン」。

手を広げて指と指の間にナイフを上手く突き刺していく「フィンガーフィレット」。

奏でるメロディーを正確に当てる「ストラム」。

さらに本格的なカードゲームも用意されているので驚きました!

カードゲームは簡単なデッキを組んで戦うターン制バトルになるんですが、カードは各地で集める必要があります。

ゲームクリアに直接関係がないとはいえ、収集アイテムをミニゲームで活かせるのは嬉しいです。

没入感を高めてくれるクエスト要素


本作のストーリーを進めるには人々からクエストを受注しなくてはなりません。

このようなクエスト要素は本作にとって足枷にもなっているんですが、没入感を高めるうえでは良いなと思いました。

というのもクエスト要素によって操作出来ないムービーシーンがほとんど存在しないからです。

ストーリーはキャラクターに話をかけることで展開されるんですが、会話中も自由に移動することが出来るんですよ(しかもキャラクターは日本語吹き替えで喋る)。

おかげでリアルタイム性が増してその場で会話しているような感覚を味わえました。

ぶっ飛んだゲームバランス

ここまでRPG的な要素を中心に語っていきましたが、本作の核となるのはFPS(一人称視点のアクションシューティング)要素だったりします。

というのもメインミッションの多くは敵基地に侵入して大量の敵をぶっ放すのが目的だからです。

しかし、このFPS要素が色々とぶっ飛んでいるので笑いましたw

例えば弾薬や回復アイテムをあり得ないくらい持参して挑むことが出来るんですよ。

グレネード爆弾×99、回復アイテム×99、アサルトライフルの弾×999。

ある程度FPSをプレイされている方であればこの数字が如何に狂っているのかよく分かるでしょう。

いずれのアイテムも街のショップで安く買えるので、狂ったようにグレネード爆弾を投げたり回復アイテムをガブガブ使えますw

え?こんなに沢山のアイテムを持参出来たらゲームが簡単にならないかって?

ぼくも最初はそう思ったんですが、敵の多くは耐久力が高く、何も考えずに突っ込んでくるなど容赦ないので大量のアイテムを持参出来ても難易度が高く感じました。

というか本作、チェックポイントが少なすぎです!

手動セーブをしなければ余裕で10分前、20分前に戻されてしまうので、体力がなくなりかけた時の緊張感がヤバイのなんのw

一応、主人公は「ディフィブリレータ」という蘇生能力を持っていて数回の復活は出来ますが、それでもこまめにセーブをしなければ泣きを見ます(セーブ自体はいつでも可能)。

このように本作の核となるFPS要素はオーソドックスに見えて実はぶっ飛んだゲームバランスになっていましたw

見方によっては大味とも取れますが、本作の作風にはマッチしていると思います。

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個人的に合わない&気になったところ

クエスト要素によってフォールアウト3と比較されやすくなってしまった

前述の通り本作はRPG的なクエスト要素が存在します。

しかし、この要素は大きく分けて2つの問題点を生み出していました。

1つめは「フォールアウト3」などが比較対象になってしまい、ボリュームの面を比較されやすくなったこと。

元々、本作は「フォールアウト3」との共通点が多いと思うんですよ。

荒廃した世界観、広大なマップ、一人称視点メイン、ベセスダ・ソフトワークス製タイトル。

そのうえでクエスト要素なんて加えたら「フォールアウト」シリーズの姉妹作とみなす人が現れてもおかしくはありません。

しかし、これらのタイトルは実際には全くの別ジャンルなんですよ。

「フォールアウト」シリーズはRPGベースで、「RAGE」はアクションシューティングゲームベースなんです。

「フォールアウト」シリーズは広大な世界で物語を進めていくRPGをFPSのシステムに置き換えたような作品になります。

一方、「RAGE」はアクションシューティングゲームにRPG的なクエスト要素を加えたような作品になるんです。

何故かと言うと成長システムがほぼ存在せず、ゲームをクリアするにはプレイヤースキルが鍵を握るから。

その観点から見るとクリアまでのプレイタイムが約10時間であることは決して短く感じませんでした。

だって、「コールオブデューティ」や「バトルフィールド」シリーズのキャンペーンモードは6時間前後でクリア出来てしまいますから(むしろFPSのキャンペーンモードとしては長いくらい)。

しかし、変にクエスト要素を加えたせいで100時間以上楽しめる「フォールアウト3」が比較対象になってしまい、ボリュームが不足しているように見られやすくなってしまいました。

まあ、ボリューム不足に見られやすいのはエンディングが中途半端なところで挿入されることも大きかったりしますが・・・。

欧米のストーリーものではよく見かけますが、本作のエンディングはクリフハンガーなんですよ。

クエスト要素によってリプレイ性が低下してしまった

クエスト要素が足枷に感じるもう1つの理由としてはリプレイ性の低下が挙げられます。

クエスト要素とは言ってもお使いになる訳で、プレイヤーは目的を達成するためにあっちこっちへ行き来しなければなりません(しかも同じ街とダンジョンを行き来することもある)。

このような移動時間は2周目以降になると退屈に感じやすく、リプレイ性を下げているように感じます。

中途半端なナビゲートシステム

クエストを受注するとナビゲートモードが起動し、ミニマップに目的地までの行き先が表示されます。

しかし、街中ではなんのナビゲートもありません。

「○○へ行け!」みたいなガイドはメニュー画面から確認出来ますが、マーカー、行き先、ミニマップは表示されません。

一人称視点だと見通しが悪く、街中は入り組んでいるのでどうせなら街中でもナビゲートはあった方が良かったような?

何度か同じところをグルグル回って3D酔いを起こしそうになりましたから・・・。

全体のまとめ

「コールオブデューティ」や「バトルフィールド」などのオーソドックスなFPSにクエスト要素を加えたような作品。

おかげで寄り道を楽しめるようになりましたが、様々な共通点によって「フォールアウト3」と比較されやすくなってしまいました。

そのうえ中途半端なところで終わってしまうので、ボリューム不足の未完成品と言われがちな作品だったりします。

個人的にはFPSのキャンペーンモードとしてみたら基準値を少し超えるくらいのボリュームに感じました。

ぶっ飛んだゲームバランスはともかく、比較対象によってボリュームに対する印象が大きく変わる作品に感じます。

クエスト要素が足枷にもなってしまったアグレッシヴなバランスのFPS!

こんな人には特におススメ。
・荒廃した世界が好きな人。
・FPS好き。

こんな人にはおススメできない。
・3D酔いしやすい人。
・FPSが苦手な人。

RAGE(レイジ)/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約10時間

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コメント広場の住人(4)

  1. ズースカ より:

    懐かしい!
    そうか2が出るのか。

    1は発売直後に買ってレビュー書いた記憶があったので過去ログあさって読み直してみました。

    ゲームシステムやグラフィックは良くできているけど、キャンペーンのシナリオがそれに追いついてきていないなと言う感じです。

    と書いていましたw

    首が吹っ飛ぶとか残虐表示は当時の日本発売ゲームの中では尖っていたきがします。(規制されるのが多かったですしね) 今じゃ規制も少なくなってきたし、普通ですかねー

    2からから興味持った人は2の前に予習する必要もないかと思いますw

    • kentworld より:

      はい!いよいよ明日発売されます!

      ズースカさんのレビューも当時拝見させていただきましたので何だか懐かしい気持ちでしたw

      本作はFPSにクエスト要素を付け加えたような感じなので、フォールアウトなどと比べたら取ってつけたような感じはします。

      ゴア表現はベセスダ・ソフトワークスの専売特許みたいになっていますねw

      今、XboxOneのGame Passに加入しているので、その流れでプレイしました♪

  2. むぐお より:

    なんだか記事みてたら気になってスチームで買ってみました笑
    かなりグラがよくてびっくりしました!
    でも3D酔いは確かにします汗
    なにげに19ギガもあってワイファイだと4日もかかるようなので漫喫で2時間かけてダウンロードしました笑
    2はカードゲームはないんですかね?

    • kentworld より:

      おお!この記事で興味を持ちましたか!?

      Xbox360版はディスク3枚組だったので容量は凄いんですよw

      グラフィックは今でも耐えられるクオリティです。動きは旧世代的ですが、60fpsで滑らかに動くから感動しました。

      2はカードゲーム要素、今の所見当たりません。いろいろ変わりすぎて別ゲーとなっていますが、個人的には2の方がハマっています♪

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