

シャンティ:ハーフ・ジーニー ヒーロー アルティメット・エディション/PS4 / Switch
2018年5月に発売されたPS4/Xbox One/Switch「シャンティ ハーフジーニーヒーロー(Shantae: Half-Genie Hero)」を今回はレビューします。
PS4/Xbox One/Switch「シャンティ ハーフジーニーヒーロー(Shantae: Half-Genie Hero)」は探索型2Dアクションゲーム「シャンティ」シリーズの4作目です。
※Xbox One版はダウンロード専売。
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- 様々なステージをクリアしていく2Dアクションゲーム。
- アイテムを交換するため様々なステージを行き来していく。
- ゲームを進めていく毎に様々な生物に変身できるようになる。
初リリース日 | 2016年12月20日 |
対応ハード | PS4/PSVITA/Xbox One/Wii U/Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 初週0.5万本 |
発売元 | WayForward Technologies |
目次
良いところ
前作から大きくパワーアップしたアニメーショングラフィック
グラフィックは前作から大きくパワーアップしていました!
今作はシリーズ初となるHD機ベースで作られた作品なので、3DSベースだった前作(シャンティ -海賊の呪い-)とは比べ物にならないくらいアニメーションが滑らかなんです。
例えばこちらのアニメーションをご覧ください!
短いロード時間中に挿入されるものなんですが、髪から腰まで細かく動いているのが分かると思います。
Live2Dのようなアニメーション作成ソフトを使っているからか人物から背景まで細かく動くんですね。
さらに3Dポリゴンを使った立体的な演出も盛り込まれ、ステージによっては円状になるので2.5Dアクションの側面が増しました!
ゲーム自体は1990年代を彷彿とさせる2Dアクションゲームですが、アニメーション技術に関しては今の時代だからこそ表現できるものがあります。
キャラクターデザインは前作から少し変わりました。
前作の方が萌えキャラっぽく、日本人ウケは良さそうな感じですが、今作も海外産とは思えないくらい日本人向けのデザインに感じます(パッケージイラストは前作担当のKOUさん描き下ろし)。
お色気要素は今作にもバッチリ搭載!
相変わらずシャンティさんはスタイルの良さを強調したセクシーポーズを取ってくれますし、髪の毛を使ったツンツン攻撃も健在です。
あまりにもツンツンしているので、思わず自分のケツの穴にぶっ込んで欲しいと思ってしまいます←
アルティメット・エディションには限定の水着コスチュームも収録されていますし、お色気要素を求めている人も注目ですぞ!
キャラクター性を強調させる変身要素
今作で大きな特徴となっているのが、変身要素!
シャンティはダンスをする事で様々な生き物に変身をして今まで行けなかった場所へ行けるようになります。
変身をする事で通常では入れないような小さい隙間、水面、空などに行けて行動範囲はグッと広まりました。
注目したいのが、変身できるキャラクターが徐々に増えていく事。
そのため行動範囲も徐々に広がっていくようになっているんですね。
徐々に行動範囲が広がっていくレベルデザイン自体は前作と変わりませんが、変身して姿形を変えられるようになったのはキャラクター性を強調する役割を果たしていて「シャンティ」シリーズにマッチしていると思いました。
見飽きたステージだからこそ感じられる発見する楽しさ
今作でも同じステージに何度も訪れる事になります。
探索で迷ったのもありますが、僕の場合、ゲームクリアまでに10回は同じステージに訪れてしまいましたw
それだけ訪れると見飽きてしまいますが、だからこそ発見する楽しさ・驚きが増していたんです!
例えばさりげなく存在する小さい隙間。
変身できるキャラクターが少ない序盤は気にもしなかったけど、ある時に行けること知って奥に進んでみると未知の世界が広がっていて、「見飽きたステージなのにまだこんな部屋が隠されていたのか!?」と驚きました。
探索型ゲームではよくある事ですが、本作の場合は高解像度である事を活かして超ミクロな隙間にも伏線が張られているのでその時はさすがに驚きましたね。
まさかこんなところに秘密が隠されていたとは!?
初見だと信じられないと思いますが、どのステージも10以上の秘密が隠されていて何度もプレイして新しい能力をアンロックする事で徐々に秘密が明らかになっていきます。
BGMが最高!
今作のBGMも最高でした!
今作にもJake Kaufman(ジェイク・カウフマン)氏によるメロディアスでノリノリなBGMが多数収録されていてついゲームを止めて聴きこんでしまいます。
特に気に入っているのが「マーメイドの滝」。
ゴージャスなディスコ調のアレンジと1990年代を彷彿とさせるメロディアスなBGMの組み合わせが最高で、シャンティさんに釣られて腰振りダンスをしたくなってしまいました。
僕が「シャンティ ハーフジーニーヒーロー」を購入したのは2016年末に配信されたXbox One版なので、実に1年以上も「マーメイドの滝」を聴き続けています。
この曲を聴いていると元気が出てきて踊りたくなるんですよね♪
細かい動きのアニメーションと軽快なアクションと相まって第一印象は凄く良いです。
個人的に合わない&気になったところ
マップデザインが不満
個人的に今作のマップデザインは不満です。
今作は探索型2Dアクションゲームでありながらも横スクロールの一本道ステージが多く、それでいてお使いクエストが満載なので同じステージを行ったり来たりする事になります。
しかもステージの中には足場が少なくて落ちたら少し前からやり直しになる面倒なエリアも存在するだけにそんなところを何度もやらされるのはキツかった。
前作の場合は縦にも横にも広がった入り組んだ地形を探索していくステージ構造だったけど、今作ではそのようなステージが半減しています。
あったとしても分かれ道はほとんどなく、隠された脇道を探すような感じです。
ある程度ゲームを進めていくと入り組んだ地形のステージに隠し要素が集中していると分かってきますし、瞬時に次のエリアへ移動できる機能もあるんですが、前作よりも面倒な印象です。
世界観やBGMが個人的に好みだったのがせめてもの救い。
戦闘が大雑把に
戦闘は前作よりも大雑把に感じました。
前作よりも回復手段が多く、体力も多いので敵の攻撃に当たりまくっても致命傷にはならず、緊張感がないんですよね。
大抵のボスは初見で倒せてしまいました。
前作ではもう少し苦戦して「ロックマン」のボスバトルみたいな感覚を味わえただけに物足りなさを感じます。
しかし、これは歯ごたえを求めている人の意見なので、逆に2Dアクションゲームが苦手な人には有り難い難易度かも!?
体力の最大値がアップするアイテムは健在ですし、お店で回復アイテムを購入する事も出来ますので、可愛い見た目に惹かれて購入された方も探索を頑張れば最後までプレイできると思います。
全体のまとめ
前作よりも派手になり、第一印象が最高に良い作品でした。
個人的にはその後マップデザインに不満を持ちましたが、全体的に遊びやすくなっているのは確かなのでアクションゲームが苦手なキャラクター好きでもある程度は楽しめるようになっています。
インディーズの2Dアクションゲームは全体的に高難易度な事が多く、人を選びますが、今作はアクション面での難易度は低めなので比較的初心者向きです。
ライトな探索型2Dアクションゲームをプレイしたい人はどうぞ!
第一印象が最高に良い初心者向け探索型2Dアクションゲーム!
こんな人には特におススメ。
・探索型2Dアクションゲーム好き。
・キャラクターゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。
シャンティ ハーフジーニーヒーロー/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約7時間
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