Gears of War 4/Xbox One (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2)です!
今回は2017年5月に発売されたXbox One「Gears of War 4(ギアーズ オブ ウォー 4)」のレビューをしていきます。
本作は海外で人気が高いアクションシューティングシリーズのナンバリング4作目ですが、少々水増し感はあるもののキングオブTPSの座はまだ揺るがない良作でした!
三人称アクションシューティング(以下、TPS)の金字塔を打ち立てた「ギアーズ オブ ウォー」シリーズ。
しかし、それは2000年代後半のXbox 360が現役だった頃の話です。
Xbox One時代になるとブランクによってやや影を潜めてしまい、TPSユーザーは「ディビジョン」などに関心が移ってしまいます。
そんな中で発売されたのが今回レビューするXbox One「ギアーズ オブ ウォー 4」。
開発会社がEpic Games(エピックゲームズ)からThe Coalition(コアリーション)に変更され、新たなスタートを切った作品になります。
場合によっては大コケもありえましたが、シリーズの良さを引き継いだ良作でした!
ここからはそんなXbox One「ギアーズ オブ ウォー 4」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ストーリーに沿って敵を倒していく三人称アクションシューティングゲーム。
- 前作から登場人物や舞台が一新された。
- 先に進むことで定期的にミニゲームやタワーディフェンスゲームが挿入される。
初リリース日 | 2017年5月25日 |
対応ハード | Xbox One |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 15~20時間 |
売上 | 初週0.1万本以下 |
発売元 | マイクロソフト |
目次
良いところ
シリーズファン必見のストーリー
Xbox 360向けに多数の作品が発売された「ギアーズ オブ ウォー」シリーズ。
特にナンバリングの3タイトルはマーカス・フェニックス率いるデルタ部隊と地底からの侵略者「ローカスト」の壮大な戦いを描いた傑作として知られています。
いずれもローカストを巡る人間ドラマが熱く、特に「2」や「3」には感動的なシーンも目立ちました。
そんな「ギアーズ オブ ウォー」シリーズですが、「3」をもってストーリーは完結します。
そのうえシリーズの代表者であるクリフBはエピックゲームズを退社。
ナンバリング3タイトルを手掛けたエピックゲームズも「ギアーズ」のIPを手放してしまいます。
「このまま『ギアーズ オブ ウォー』は終了してしまうのか?」
なんて思ったところ、Xboxのハードメーカーであるマイクロソフトが「ギアーズ」のIPを獲得。
子会社であるコアリーションが開発を担当する新たなシリーズ作品として再始動します。
しかし、「ギアーズ オブ ウォー」シリーズはストーリー的にも「3」で一区切りが付いてしまいました。
なので「4」はどうなるのかと思っていたんですが、プロローグから凄いことになっています!
具体的には書きませんが、お馴染みのキャラクターや敵が一気に登場するんです!
「クリフBが引退して開発元も変更になったことでどうなるんだろう?」
なんて懸念はプロローグをプレイした時点で吹っ飛びましたw
というか、のっけからリーバーやブルマック、コープサーなどボスクラスの敵が何体も登場して「Xbox OneはXbox 360よりもパワフルなんだぞ!」とアピールしまくってきますw
プロローグとは言えいきなり本気の展開でビックリしますよ。
もちろん、プロローグ以外にも見どころは沢山用意されています。
特に印象的だったのが、お馴染みのキャラクターたちが成長した(年老いた?)姿で登場すること。
しかも登場するだけではなく活躍もするので、過去にシリーズ作品をプレイした人ほど感動出来ます。
過去のトリロジーで戦った仲間たちはどのように変わったのか?
そのギャップを楽しめるのも本作の大きな魅力となっています。
ですので、今作は過去に発売された三部作をプレイしている人こそ感慨深いものがあるんですよ。
5年のブランクは大きく感じますが、「ギアーズ オブ ウォー」の伝統はしっかりと引き継がれています。
ユニークな武器や敵
「ギアーズ オブ ウォー」は戦争ものではありますが、決してリアルなゲームではありません。
登場キャラクターは人間離れしていますし、登場する武器もぶっ飛んでいますからw
そういう意味で今作から新たに追加された武器や敵はいずれもぶっ飛んでいました!
新武器で印象的だったのが以下の2種類。
- ドロップショット → 発射すると壁を貫通する
- バズキル → 壁に当たると反射するノコギリを発射できる
ぶっ飛びすぎているので文字を読むだけでは理解が追いつかないのではないでしょうか?w
敵キャラクターで印象的だったのがロボット系。
従来のシリーズ作品は化け物系が目立っていましたが、今作はロボット系の敵が大量に増えてSF色が強まっています。
あと印象的だったのが、真っ白なタイプのローカスト。
奴はローカストホールから出てくるんですが、後ろから頭を見るとツルツルしていてとても可愛いんですよ!
この可愛さ、かつてぼくが飼っていたペットのさっく~を彷彿します。
ほら!似ていませんか?
ツルツルしていそうなので、つい触りたくなってきます←
急にローカストのフィギュアが欲しくなってきました。
良いアクセントになっているアトラクション要素
「ギアーズ オブ ウォー」のキャンペーンモードは単にドンパチを繰り広げていくだけではありません。
合間に乗り物を使ったミニゲームも挿入されましたが、その手の要素は今作にも引き継がれていました!
バイクでのレース、ワイヤーアクション、大迫力のロボバトル。
こんな感じでアトラクションチックなミニゲームが多数用意されているので、ゲーム展開が単調に感じません。
そういう意味で触れたいのが、これまで以上にバリエーションが増えたロケーション。
「ギアーズ オブ ウォー」シリーズと言えばどうしても灰色を基調にした廃墟的なロケーションがまずは頭に浮かびます。
一方、今作は従来の作品では見られなかったロケーションが目立っているんです!
自然がいっぱいの山脈地帯、近未来感溢れる市街、不気味な屋敷の庭 etc…
特に山脈地帯を初めて見た時は「『ホライゾン ゼロ ドーン』かよ!」と思ってしまいましたw
規制なしによって強化された爽快感
グロ表現も特徴的な「ギアーズ オブ ウォー」シリーズですが、実は国内版はいつも規制がありました。
一方、今作は規制が一切なく、海外版と同じ表現で楽しむことができるんです!
そのため日本人の視点から見ると敵を倒した時の演出が強化されたように感じます。
だって、体力を0にした途端に化け物が叫んで派手に爆発するんですよ?
思わず「お前の体には起爆装置が埋め込まれているのか!」と突っ込みたくなってしまいましたw
容赦なく砕け散る敵も居るので、人によっては目を背けてしまうかも知れません。
でも、個人的には戦う相手が人間ではなく架空のエイリアンやロボットなので罪悪感はありませんでした。むしろ、清々しいくらい。
過去作もそうでしたが、今作もそういう空気感を生み出すことに成功しています。
相変わらず面白いマルチプレイモード
オンラインで複数のプレイヤーと対戦・協力を行うマルチプレイ&HORDE(ホード)モードは順当な進化を遂げていました。
マルチプレイでは新ルールを含む全8種類のルールを用意。大会モードとしてランキングに反映されるルールも存在します。
ホードモードのシステムは「3」と「ジャッジメント」の要素を融合させたような感じになっていました。
今作のホードモードも最大5人のプレイヤーと協力してウェーブ戦をこなしていくんですが、通貨を通じて戦闘スタイルを変えることもできるんですよ。
加えてXbox One「Halo 5: Guardians」でも見られたカスタマイズや性能強化を行えるカード要素も追加。課金して購入することも出来ます。
惜しいところ
蛇足なタワーディフェンス要素
アトラクション的な要素が満載のキャンペーンモード。
しかし、何度か挿入されるタワーディフェンス的なシチュエーションは蛇足に感じました。
この手のシーンでは対象物を守るために押し寄せてくる敵を倒していくことになります。
これが数ウェーブ続くのでクドいんですよ。
キャンペーンモードでは一本道のフィールドを高速で駆け抜けていく感じが好きなので、同じ場所で延々と戦いが繰り広げられていると時間稼ぎをさせられているかのように感じてしまいます。
そういう遊びはホードモードでも楽しめるからわざわざキャンペーンモードに持ってこなくても良いのに・・・。
前日譚だったXbox 360「ギアーズ オブ ウォー ジャッジメント」のようにホードモードの楽しさをオフラインプレイヤーに伝えたかったのかな?
もう少し主人公の魅力が欲しい
今作で主人公を務めるJD。
これまで主人公だったマーカスが強烈だったのもありますが、没個性で魅力に欠けます。
他の仲間キャラは良い味を出していただけにもう少し魅力を打ち出してほしかった。
ストーリーに関してもこれまでと比べたら今一歩。
見どころあるシーンはあるんですが、中盤以降の動きが少なく、淡々と奥へ奥へと進んでいる印象が強かったです。
次回作へと続きそうなところで終わるので、新たなトリロジーにするため水増ししているんじゃないかと疑ってしまうレベル。
日本語吹き替えがなくなった
残念ながら今作には日本語吹き替えがありません。
「ギアーズ オブ ウォー」シリーズと言えば吹き替えも大きな魅力だったのに・・・。
ただ、シリーズの持ち味であるテキストのセンスは変わっていませんでした。
今作では「フラグ」に纏わる各キャラクター同士のやり取りが印象に残っていますw
全体のまとめ
様々な紆余曲折を経て発売された良作。
それ故に5年以上のブランクが空いてしまい、日本国内での存在感はスッカリ薄れてしまいましたが、新シリーズになっても面白さは引き継がれています。
日本語吹き替えはなくなってしまいましたが、翻訳の質は高く、規制もされていないのでシリーズファンやXbox Oneユーザーは買って損はありません。
ここから新たなスタートを切って再びゲーム史に名を刻むほどの傑作を生み出してほしいです。
少々水増し感はあるが、キングオブTPSの座はまだ揺るがない!
こんな人には特におススメ。
・アクションシューティング好き。
こんな人にはおススメできない。
・グロ耐性がない人。
・アクションシューティングが苦手な人。
ギアーズ オブ ウォー4/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約20時間
おまけ
チッキーとけんちゃんのギアーズ オブ ウォー 4対談!
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
まってました!ギアーズ4!
敵が人間だったらもっと罪悪感が出るんでしょうけど、エイリアン系だと遠慮なくぶった切れるのでいいですねw あと、内蔵が飛び出るとか最高じゃないですか! ギアーズ4買いたいな・・・。
確かに下手なローカライズ作品より日本語訳よさそうですね。ギアーズの翻訳のレベルの高さは何でしょうね?w 他のエキサイト翻訳並みの作品も見習ってもらいたいです。あんなんで日本版として出すってレベルが低いです。まあ、予算の関係とかあるんでしょうけど。それにしても海外版のみでも翻訳レベルが高いって、ギアーズの翻訳してる人はすごいです。
やはりゲームに革命をもたらしたシリーズはTPSのなかでもトップクラスですね。ギアーズはすごい! というか、いまだに操作性が変わらなさそうな感じですね。初代からクオリティが高すぎますねw
アンリアルエンジンのどこがアンリアルか分かりにくくなってきましたwww もちろんリアルじゃないといえばリアルじゃないんですけど、本当にきれいになりましたね。
そしてツルツルローカスト!なんというか触ってみたい頭ですねw
ようやく公開出来ました!
当初は昨年の12月に公開する予定でしたからねーw
そう、ギアーズ全般に言えるんですが、敵がエイリアン系だからこそ遠慮なくぶっ倒す事が出来て、罪悪感がないんです。
グロ描写に関してはシリーズの中で最大級なので、y.crashさんも楽しめそう。
エキサイト翻訳・・・最近だとシャンティが頭に浮かんできますw
色んなTPSをやっているけど、ギアーズになれていると物足りなく感じるんですよー。
アンリアルはゴツゴツした感じがリアルじゃないとか?w
ツルツルローカストはちゃっかり貼らせていただきましたw
y.crashさんも虜になっているなぁ。
色んなロケーションがあって良いですよね。特にホライゾン:ゼロドーンを思わせる集落が好きです。
>もう少し主人公の魅力が欲しい
これは僕も思ってました。
JDはハンサムだけどデルタ部隊の面々に比べると個性が弱いルックスですよね。
巨大エレベーターシャフトから脱出する場面では「そんなこと思い付いても普通やるか⁉︎」って感じのぶっ飛んだ発想でピンチを切り抜けるのが良かったです。
でもそういう破天荒なキャラってアクション映画の主人公でよくいるからステレオタイプに見えてしまってJDならではの個性を感じられないんですよ。
新トリロジーを引っ張る主役なんだから今後はもっと魅力を押し出して欲しいです。
旧トリロジーのマーカスは偉大でしたねぇ。
ケイトはキャラが立ってたし、帽子が可愛いですよね。
そういえばJDもケイトもアーマーを着る前の私服はオシャレだったなぁ。
黒人の兄ちゃんは「フラグを立てるな!」の印象しか無いw
ストーリーは中盤から動きが少なくて延々と戦闘が続きましたね。ウェーブ形式の戦闘と相まって水増し感が強かったなぁ。
最後は「えっ⁉︎これで終わり?」って感じでブツ切りだったし、キャラ描写とストーリーに関しては続編で改善すべき課題ですね。
ギアーズ3も終盤に自然がいっぱいのステージが出て来ましたが、
今作は序盤から出て来て華やかでしたねー。
JDは見た目の時点で没個性的だからこそ中身で勝負してほしかったなぁ。
そうそう、破天荒なキャラは今時珍しくないので、
そこにもっとスパイスを盛り込んでほしかった。
例えば僕のように天然要素を加えるとか。
マーカスは声がカッコいいですし、何よりも男らしさが詰まっていて、憧れるんですよね。あとはニット帽!w
このゲームで一番良かったのはケイトですね!
しかも僕がプレイしていた時は中の人がチッキーだったので、
ムービーシーンではケイトの顔と融合して変な感じでしたからw
チャプター3の後半辺りから動きが少ないんですよねぇ。
合間にマーカスの描写があったら深みが増すんだけど。
最後は切なかったけど、続きそうな感じでしたね。
Xbox Oneを買っておいてこのゲームをプレイしない訳にはいかないですよね。
TPSは「アンチャーテッド」や「ラスト オブ アス」等、去年プレイしまくって好きなジャンルになったから今年中にはプレイしたい。
これはXboxOneを持っていたらやるしかありません!
TPSの歴史を作り上げた伝説のシリーズ最新作ですから!
改めてコメントします。
規制が無いのって今までのシリーズと違って内蔵表現が実は結構違うからなんじゃ?って思うときがあるんですよね。
もちろん頭が吹っ飛ぶとかはちゃんとあるんですが、内蔵・・・というか内臓が肉のかたまりにしか見えないんですよね敵も味方も死んだとき(ロボット除く)
過去作だと内蔵表現は骨も見えてたりしてたんですよね。
今作はますます異星の話なんだなぁって感じましたね。
あと、前にも言いましたけど途中の古いエレベーターの辺りだったかなぁ。
口調がJDとケイト(デルももしかしたら一部)が逆になってるんですよね日本語字幕が。
JDが女言葉を使ったり、ケイトの一人称が俺になってたりwww
文章自体が目立った文法間違いとか無いだけにめっちゃ笑えましたねwww
個人的に好きなシーンはマーカスが繭からでて死んでる!?ってシーンですwww
あの時のJDの取り乱し方がホント好きw
仲は悪くても親子だなぁって思うシーンであると同時に、多分ホントに死んでたらプレイヤー全員がJDとまったく同じ行動するんだろうなぁって感じ、あとデルが「親父さんは死んだんだ・・・」って勝手に殺すし、すっげぇ好きなシーンですwww
実は内蔵、よく見たことがないんですよねw 部位が派手に吹っ飛ぶとか、細かく砕け散っているなぁとは過去作品と比較して感じました。
翻訳ミスで一人称の入れ違いは許してはいけないのに笑ってしまうw
y.crashさんが好きなシーンはぼくも好きですよ。あそこはJDに感情移入してしまいました。