2013年7月に発売されたPS3/Xbox 360「デッドアイランド リップタイド」を今回はレビューします。
PS3/Xbox 360「デッドアイランド リップタイド」はゾンビだらけの
「パラナイ島」を舞台にした一人称視点のアクションRPGです。
観光気分を味わえるロケーション
本作の舞台となるのは、自然がいっぱいの観光地「パラナイ島」。
一部浸水しているエリアもありますが、緑がいっぱいのジャングル。
水辺の集落。滝に覆われた洞窟など自然がいっぱいで、
さすが観光地と言われるだけあって歩いていると観光気分を味わうことができます。
プレイに疲れた時は、辺りの背景を眺めると良いでしょうね!
グラフィックのクオリティに関しては、背景はそれなりに高いものの、
キャラクターや銃に関してはちょっとイマイチ。オープンワールド系の
ゲームと考えたら頑張っている方だと思いますが。
ちなみに天候はランダムで変化して、時々雷雨になる事もあります。
爽快感がある!
「パラナイ島」には数え切れないほどのゾンビがウロついています。
本作ではそいつらを倒す事が大きな目的となっており、
主に鈍器や凶器で倒して行く事になるんですが、部位破損や出血描写が
しっかりとされているため、爽快感はしっかりとありました!
強い武器で大量のゾンビを倒して行くのは、かなり気持ち良かったです。
その代わりグロさは凄いし、一人称視点独自の操作感覚には慣れが必要ですが。
武器は鈍器や凶器以外にも一人称視点のゲームではお馴染みの銃も存在。
銃はハンドガンからショットガン、スナイパーライフルまで様々な種類が存在するし、
車やボートに乗ってブッ飛ばす事も可能なので、ゾンビの倒し方は本当に様々です。
自由度が高い
本作のマップはオープンワールドとなっていて、一部を除いてシームレスに移動できます。
また、メインクエストの他にサブクエスト、収集アイテム、
チャレンジといったサブ要素もあり、寄り道をする楽しさも色々と用意。
複数存在するキャラクター。レベルアップ時のスキル割り振りといった
最近の海外産アクションRPGでは常識と言える要素も一通り揃えており、
飛びぬけて凄い訳ではありませんが、自由度はしっかりとあります。
武器の種類が豊富!
武器はゴルフクラブから刀、シャベル、ピストル、チェーンソーなど本当に色々と存在します。
さらに各武器は強化させたり、改造して新しい追加効果を加える事も可能。
RPGらしくカスタマイズ性は豊富なので、スキルと組み合わせて
様々な戦闘スタイルを生み出すことができます。
この辺に拘り出すと、奥が深くなって来ますね。
オンラインでの協力プレイが可能
オンラインに接続すると、最大4人のプレイヤーと協力してゲームを楽しむことができます!
単に協力して敵を倒すだけではなく、回復アイテムがあれば
仲間が倒れても助けられたり、アイテムの交換も出来ますので、
協力プレイをすることで魅力が大きく増すゲームと言っても過言ではないでしょう。
まだまだオープンワールドで協力プレイを楽しめるゲームは貴重なので、有難いですね。
ちなみに今作から意思疎通できる機能が追加されました。
これを使えばお互いアイテムの位置を教え合ったり、
次に向かう場所を教え合う事が可能で、ボイスチャットが無くても
ある程度はコミュニケーションを取ることができるようになっています。
※注意!日本版と海外版でのマルチプレイはサーバーが異なるため出来ません。
常に緊張感を味わえるバランス調整
このゲームにはレベルの概念が存在して、経験値を溜めるとどんどん強くなっていきます。
でも、それに合わせてゾンビのレベルが調整されるようになっているし、
プレイヤーの数が増えても調整されるので、常に緊張感のある戦いができるんです。
そのためオンラインで強い味方を呼んでも圧勝するほど楽にはなりません。
「じゃあレベルを上げる意味が無くね?」となりますが、
レベルアップ時に割り振りができる「スキル」がそれを補ってくれます。
スキルがあれば、今まで使えなかった特殊効果を発揮出来ますからね。
このバランス調整が絶妙で、マルチプレイによるバランス崩壊が起きにくくなっているのが嬉しいです。
全体的に単調
ゾンビを戦う時間の比率が圧倒的に高く、それ以外は各地の探索が中心なので、
全体的に単調な気がしました。ゾンビは倒しても倒してもどんどん出て来るし、
色んな倒し方があるとは言え、キック&近距離攻撃など
戦法がワンパターン化しがちなんですよね。また、クエストの大半が
「○○を集めろ!」みたいなお使い系中心なのも単調さに拍車をかけています。
もっとミニゲーム的なクエストを用意したり、強力なボスキャラクターとの戦闘が
楽しめるクエストを用意するなどしてバリエーションを増やし、
謎解き的な仕掛けがあったら良かったのですが・・・。
メインクエストではタワーディフェンス的なイベントが楽しめたり、
罠を利用して強い敵を倒したり、ダンジョンに潜入したりと少しは頑張っていましたが、
それでも単調な印象が強いので、もっと頑張って欲しかった。
処理落ちが多い
浸水したエリアでゾンビに攻撃を加えると水しぶきが出て来ますが、
その時によく処理落ちしました。また、協力プレイをしている時も
ちょくちょく画面が一瞬止まります。オープンワールドで一定のクオリティを保ちつつ、
協力プレイができるのは凄い事ですが、もう少し何とかしてほしかった。
似たような構造のエリアが多い
各地を歩いていると、何度か既視感を味わいました。
オープンワールドと言う訳あってマップの広さはそれなりにありますが、
「これ、コピー&ペーストしているな」と感じるエリアが屋内外問わずそこそこあるんですよね。
そういうエリアがあると手抜き感が出て来るので、もう少し頑張って欲しかった。
よくあるオープンワールド系タイトルの敵をゾンビに置き換えたような作品。
AAA級タイトルと比較したらいくつかB級感のある箇所も見受けられますが、
フレンドと爽快な戦闘を楽しみたい場合は良い作品に感じます。
こんな人には特におススメ。
・協力プレイ好き。
・ゾンビ好き。
・観光好き。
こんな人にはおススメできない。
・グロいゲームが苦手な人。
・3D酔いが激しい人。
デッドアイランド リップタイド/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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前から気になっていて、先日のGEOのセールで買いましたw
グラフィックは気にならないんですが、カクツキが頻発してて、許容できない部分がありますねー
当たり判定もざっくりしていて、洗練さを感じないのでB級アクションとして、オープンワールドを楽しめればいいのかな?って感じです
今だとダイイングライトが完成度も含めて完全上位互換してそうですね
歴史を感じるゲームですよ
おお!4年前の記事にコメントありがとうございます!
そうですね、AAA級タイトルでは決してなくて、B級タイトルと言えます。
ダイイングライトは未プレイですが、完成度はこちらの方が高そう。
パルクールアクションも出来るみたいですし。