【レビュー】テト字ス(Switch) [評価・感想] 落ちものパズルと漢字のルールを上手く組み合わせた良作！

どうも！KENT(＠kentworld2 )です！

今回は2018年8月に配信されたSwitch「テト字ス」のレビューをしていきます。

本作は落ちものパズルゲームですが、自分が子供の頃に発売されなかったことが悔しくなるくらい良く出来ています。

というのも本作をプレイすることで漢字の作りを学べるからです。

世の中には沢山の難しい漢字が存在します。

しかし、その多くは複数の漢字（部首）を組み合わせることで出来ているのですよ。

本作はそんな漢字のルールを落ちものパズルに上手く落とし込んでいるので感心してしまいました。

パズルゲームとしての中毒性も高く、楽しく学べる理想的な学習ソフトとして多くの人に布教したい作品です。

ここからはそんなSwitch「テト字ス」について詳しく書いていきます。

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良いところ

漢字合成で新たな漢字を作るのが楽しい

本作は「テトリス」のような落ちものパズルゲームになります。

しかし、落ちてくるのはブロックの集合体ではありません。

漢字が描かれたブロックだけなんです。

しかし、この漢字ブロック。ボタンを押すことで

と言った感じで3種類の大きさに変えることが出来ます。

その後、大きさを変えた漢字同士を組み合わせてみましょう。

すると、組み合わせ次第で新たな漢字が完成するんです！

例えば「木」を縦半分にして2つ組み合わせたら「林」になり、「糸」と「工」を縦半分にして組み合わせたら「紅」になるんですよ。

このように本作は合成した漢字を作成していき、できる限りまとめて消していくのが攻略の鍵となっています。

何故かと言うと合成した漢字を消すことで制限時間が加算されてスコアも多めに貰えるからです。

上手く合成した漢字を消していけば制限時間をグーンと伸ばせるので、高得点を獲得しやすくなります。

「教科書」モードで少しずつルールを覚えていける

教科書モードでは課題に沿ってルールを覚えていけるようになっています。

最初は「林」や「森」を作るだけでクリア出来てしまうので難しくありません。

が、先のステージになると1分以内に一定のスコアを超えることが目標になるので大苦戦しましたｗ

制限時間以内に高得点を獲得するには

を把握しなければならず、戦略性が高く感じます。

「まさか、勉強にゲーム性や戦略性を持たせることでこんなにも面白くなるとは！？」

ぼくの場合、何度もゲームオーバーになりながらも悔しくてリベンジしてしまいましたｗ

すると、1時間や2時間があっという間に過ぎ去ってしまいます。

スコアアタックが熱い「全国テスト」モード

ゲームモードとしては「全国テスト」も収録されています。

こちらはスコアアタックモードですが、戦略性が高く感じました。

なんと、出現する5種類の漢字を好きなように選択できるんです！

自分が得意な漢字を組み合わせたらハイスコアを更新しやすくなるので、これは燃えます！

しかも本モードのスコアは全世界のプレイヤーやフレンドと比較することができるんですよ。

価格も安いので、フレンドに布教して漢字バトルを楽しむのも面白いと思います。

「テト字典」を埋めるのが楽しい

一度作成した漢字は「テト字典」に埋められていきます。

ここでは作成した漢字の

が掲載されているので、RPGのモンスター集めみたいな楽しさを感じました。

もし、アナタがRPGのモンスター収集が好きな場合、本作にハマる素質があると思います。

漢字が分からない人への配慮が満載！

オラ、バカだから漢字分からない

本作はそんな人でも楽しめるように配慮して作られています。

複数の漢字を組み合わせて新しい漢字を作る場合、完成図を思い浮かべていないと生み出せませんよね？

例えば語は「言」「口」「五」を組み合わせて出来ていますが、漢字を知らなければ完成させるのは困難でしょう。

ところが本作の場合、あらかじめ「言」「口」を組み合わせた状態で「五」が落下してきたら緑色の枠が表示されるんです！

このヒント機能によってどんな漢字が出来上がるのかイメージしやすく感じます。

さらに有り難いのが、お手本機能。

この機能を使用すれば各ステージでどんな漢字を作成できるのかリスト表示されるので、漢字が知らない方でも楽しめます。

本作をプレイすれば新しい漢字を覚えること間違いなし！

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惜しいところ

もう少し使い勝手を良くしてほしかった「テト字典」

「テト字典」は作成した漢字が単に並んでいるだけです。

ソート機能は存在しないので、どの漢字を組み合わせたら新しい漢字を生み出せるのか分かりにくく感じました。

例えば糸偏だけの漢字を呼び出す機能があればよりスムーズに新しい漢字を作り出せたと思うのですが・・・。

いくらお手本機能があるとは言え、「テト辞典」も使いやすくしてほしかった。

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全体のまとめ

タイトルこそ「テトリス」をもじっていますが、上手く独自のルールを盛り込んで差別化を図っています。

それでいて「テトリス」の戦略性や中毒性を継承しているのでやられましたｗ

このゲームで漢字を学んでいける小学生が羨ましい・・・。

落ちものパズルと漢字のルールを上手く組み合わせた良作！

こんな人には特におススメ。
・漢字好き。
・勉強好き。
・スコアアタック好き。

こんな人にはおススメできない。
・勉強が苦手な人。

テト字ス/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約8時間

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