もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング/DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2005年12月に発売されたDS「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」のレビューをしていきます。
本作は脳の活性化ソフトになりますが、その名の通りもっと脳を鍛えたい人向けに感じました。
2005年5月に発売されたDS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」。
同作は確かに脳の活性化には良いゲームだったんですが、ボリューム不足だったんですよ。
そんな中で発売されたのが今回レビューするDS「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」になります。
本作は前作と比べてボリュームが倍増し、ようやくDSソフトの基準値に達しました。
ここからはDS「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」について詳しく書いていきます。
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- 様々な問題を連続で解いていく能力トレーニングゲーム。
- 「脳年齢チェック」で自身の脳年齢を測定できる。
- 収録されているトレーニングは15種類以上。
初リリース日 | 2005年12月29日 |
対応ハード | DS |
ジャンル | 知育・教育 |
売上 | 初週41.6万本/累計509万本 |
推定クリア時間 | 1プレイ2~3分 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
トレーニングのバリエーションが大幅に増量
いくら脳を鍛えられるからと言って毎日同じようなトレーニングを繰り返しているだけでは飽きてしまいます。
その点、本作は最終的に15種類ものトレーニングをプレイできるようになるのだから素晴らしい!
前作の場合は9種類しか無かったので倍近く増えています。
しかも収録されているトレーニングは一新されているので、本作を購入したからと言って前作が用済みになることはありません。
それでいて価格は前作と同等なので、色んな意味でユーザーに優しい作品に感じました。
ぼくが本作で最も気に入ったトレーニングは「釣り銭渡し」。
このトレーニングではお金をタッチして指定された釣り銭を渡すことになるんですが、暗算しないといけないんですよ。
レジ業務のウォーミングアップにもなるので、その手の仕事をされている方は是非やってみましょう!
ためになるトレーニングが満載!
それ以外にも本作にはためになるトレーニングが沢山収録されています。
例えば「漢字書取」。
指定された漢字を手書きで書いていくだけですが、これが現代社会にはとてもためになるのです。
近年はパソコンやスマホで文字を入力するのが当たり前になってしまい、手書きで漢字を書くことは少なくなりました。
そのせいで簡単な漢字でも書けなくて恥をかくこともしばしばあるので、本作に収録されている「漢字書取」は日課にするべきトレーニングに感じます。
それ以外にも前作の「計算20」を難しくしたような「算術記号」など、前作以上に脳を活性化させるトレーニングが多く感じました。
通信プレイが大幅に強化!
本作でも1枚のDSカードで最大16人対戦が出来ます。
素晴らしいのが、
- 対戦お絵かき
- 対戦漢字合成
- 対戦5×5記憶
- 対戦釣銭渡し
といった4種類のトレーニングで対戦できること。
前作は「計算30」しか通信プレイが出来なかったので、これは大きな進化です。
通信プレイで特にハマったのが、「対戦お絵かき」。
このトレーニングではお題に沿った絵を描いてその後の投票で得票数を競うことになります。
想像してみてください、最大16人で同じテーマの絵を描いて誰が一番上手く描けているのか競っているところを。
以前、10数人集めてオフ会を開催した時に「対戦お絵かき」も行ったんですが、それはもう盛り上がりましたよ!
ただ、
- 消しゴム機能が無い
- やり直したい場合は全消しをしないといけない
- 16人対戦をしたら表示される絵が小さくなる
といった感じで完成度は低く、通信プレイはあくまでおまけ的な要素に感じます。
出来れば通信プレイを改善させた新作を出してほしかったけど、16人も集めて「対戦お絵かき」をするなんて機会は少ないから無理か(泣)
ドクターマリオにそっくりな細菌撲滅を収録!
「勉強ばかりは苦手!」
そんな人に向けた気休めとして本作には「ドクターマリオ」にそっくりな「細菌撲滅」というミニゲームを楽しむことが出来ます。
ミニゲームと書きましたが、これがめちゃくちゃ面白い!
ルール自体は「ドクターマリオ」と同じくビンの中に潜むウイルスにカプセルをくっつける落ち物パズルになります。
が、タッチ&スライドでカプセルを直感的に動かせるうえ、カプセル落下時もキャッチして動かすことができるんです!
この操作感覚によって「ドクターマリオ」とは似て非なるゲーム性を実現しました。
流れてくるBGMは心地良いですし、一時期はトレーニングそっちのけてプレイしてしまいましたよw
まあ、「細菌撲滅」をプレイするには最低でも1日に1種類のトレーニングを終えないといけませんがw
パワーアップした遊び心
見た目はお堅いイメージの「脳トレ」シリーズですが、今作も任天堂製品ならではの遊びココロが詰まっています。
例えばタイトル画面では川島教授と声で遊ぶことができるんですよ。
このような遊びココロは前作にも存在しましたが、今作ではさらにパワーアップして教授が声に反応するリアクションのパターンが倍増しました。
前述の「細菌撲滅」といい、随所で任天堂のエッセンスが詰まっています。
惜しいところ
テンポの良さがややダウン
前作は驚くほどレスポンスが良かったけど、今作は僅かに悪化しています。
もちろん、同時期に発売されたゲームと比べたら本作の方が圧倒的にサクサク動きますが、前作をプレイした直後は「あれ?」と思ってしまいました。
些細なことではありますが、超が付くほどせっかち人間にとっては気になることなのです。
相変わらず文字・音声認識の精度に課題がある
前作同様、文字・音声をたまに誤認識することがあります。
特に気になったのが文字認識。
今作には漢字問題があるのですが、少しでも似た漢字を書けば誤認識して正解と判断されるので、漢字を細かく覚えることができません。
ぼくの場合、「漢字書取」を特にプレイしていたので残念に感じます。
もっと脳トレのレビューまとめ
前作の物足りなさを解消させた決定版!
やや玄人向けになってしまい、お手軽さはやや劣りますが、前作をプレイしてハマった人は買って損はありません。
このように本作は前作に満足できない人向けに発売された作品ですが、発売時期が良かったのか売上の方は前作よりも100万本以上多く売れました。
まさか、国内だけで500万本以上も売れるメガヒットタイトルになるとは思いませんでしたよw
本作のメガヒットを受けて2006年から2008年にかけてサードパーティからフォロワータイトルが山のように発売されました。
それ故にDSのゲーム棚は知育・教育関連で溢れてしまい、従来型ゲームが埋もれるようになったのは残念ですが、本作の内容自体は素晴らしく感じます。
普遍的な面白さがあるので、発売から時間が経過した今でも楽しめることでしょう。
やや玄人向けながらも500万本以上を売り上げた伝説のDSソフト!
こんな人には特におススメ。
・脳を活性化したい人(眠気覚ましにもなります)。
こんな人にはおススメできない。
・シンプルな見た目が嫌な人。
もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
両方持っていますよ♪
気が向くとやっています。 (^^;;
面白いですし、頭の運動には最適ですね~
僕も発売から3年経っていますが、気が向いたら未だにやっています(^O^)
最近は母もやり始めました。
脳トレって凄いですよね!
これが8でドグマ7か
期待にこたえてるかこたえてないかの差なのね
纏まったものより先の展開が分からない物語を作る難しさに気づくべきじゃねーかな
それは絶対に万人に受け入れられるものじゃないこともね
何が言いたいかっつーと飽きる時間と値段も評価に入れるべきだろ
当時はゲームショップの店員をしてましたが、このシリーズは、飛ぶように売れていきましたね♪
自分は、そこまでハマれなかったんですがね…
私は一月半ぐらいでやり尽くして止めましたが、ウチの母親は何がそんなに楽しいんだと思うぐらいやり続けてましたね、2年くらい
丸一日ずっと細菌撲滅やってたりとか
そういう意味ではコストパフォーマンスは最高というか、実際2~3万円分くらいの元は取ってます
モチロンそんな値段じゃ買いませんが
我が家の母親も、MMB.さんと同じように「細菌撲滅」ばかり遊んでいました。(笑)勿論、普通の脳トレでも遊んでいますよ~。
今回の鬼トレは、DLして手に入れようかなと思ってます。
(特典のドンキーコングAC版がちょっと興味有ります。)
やわらかあたま塾と一緒に、今でも結構やってますw
一日10~20分と手軽なのが良いですよね。実際の脳への影響というのは分かりませんが、計算や漢字や四字熟語に強くなったのは確かですねw。
鬼トレはそういった知識的なものより、より脳の能力を意識した作りになっているようで、非常に楽しみです。
>あさん
評価に関してなんですが、
価格に対してのコストパフォーマンス。
発売された時期も考慮に入れてやっています。
でも、結局は終わった後の
個人的な感覚で決める事が多いかな。
これが僕の正直な評価なんですよ。
他人にどうこう言われても困ってしまいますね。
人にはそれぞれ価値観と言う物があるのです。
それを押しつけられても困ります。
>マージさん
そうだったんですか!
僕は毎日数十分やっていました♪
眠気さましにはなりました。
>MMB.さん
僕は途切れ途切れですが、
印は180個くらいは押していた記憶があります。
割と続いた方だと思いますねw
漢字を覚えるのが苦手なので、助かりました。
限定版ラッシュの被害wによりウチには幸い複数台の3DSがありますので、1台を母親用にして鬼トレをDLしようかと考えたんですが、これって特典のドンキーコングもその本体でDLしないといけないってことなんでしょうか?
それはやだなぁ
3DSって確かソフト単位の引越はできませんでしたよね
>龍鬼さん
細菌撲滅はついついやり続けてしまいます。
BGMもリラックスできますし、
当時は寝る前に良くやっていました。
僕も鬼トレはDL版を購入予定。
>mpさん
脳への影響に関しては色々言われていますが、
少なくとも僕はこのゲームによって
漢字書き取り能力がアップしたし、
眠気さましとしても重宝しました。
あと、何よりもやっていて楽しかったです。
この後沢山の、粗悪なフォロワーが
発売された事によって一部ではイメージの悪い作品かもしれませんが、
本家の出来はぴかいちでしたね。
>MMB.さん
こう言うときにアカウント制だったら。って思ってしまいます。
もちろんアカウント制になると
弊害も生まれてきますが。
脳トレ2作は無視してきたどころか、なぜかゲームじゃなさそうという偏見まで持ってましたが、ちょっとづつ見る目が変わってきて、鬼トレは購入予定に入ってます。
>W・Dさん
そういう方は多いのかもしれませんね。
実際には画面がシンプルでうんちくが入った、
眠気さましになるミニゲーム集って感じです。
ゲーム性に関しては、演出過剰のゲームよりも十分にあります。
所詮、子どものお遊びで、どちらかといったらない方がいい物で、いつかは卒業する存在でしかなかった「ゲーム」という垣根を突き崩して裾野を広げたというだけでも、高く評価されるべきゲームソフト。
>totomaruさん
確かに、ゲーム業界に多大な影響を与えたゲームだと思います。
僕の周りでも一時的にゲームの社会的地位が上がって、
仕事場のおばさんとゲームの話が出来ましたし、
このゲームには感謝していますよ。
「もっと〜」は前作以上に楽しめました♫
確かに「細菌撲滅」はついついやってしまう魅力がありますよねwww
僕も漢字書取りと細菌撲滅ばかり、毎日やってた思い出がありますよ。
ごくたまにアンロックされたトレーニングや別のトレーニングをやってみるというスタイルでしたwww
「もっと〜」が前作よりも国内でヒットしたのは、ちょうど脳トレブームが始まったときに間を開け過ぎずに出したからでしょうね。
これは後のレベルファイブがレイトン1 → 2や妖怪1 → 2(元祖/本家のみ)でうまく模倣してると思います!
その後は仕方がないけど、尻すぼみしちゃいますけどね?
脳トレシリーズは確かに良かったし、楽しめましたけど、DS=優等生ハードなイメージがついちゃったのと知育ソフトが目立ってしまったのは当時ティーンエイジャーの自分にはキツかったですよ?
だからこそPSPやPS2に目を向けるきっかけができたんだけどね〜
何気に楽しめている!?
細菌撲滅だけではなく漢字書取もやっていたのですね。
本作が発売された当時よりも手書きで文字を書く頻度が減っているので、今こそ漢字書取の習慣を付けたいですw
本作はDSが大ブレイクした2005年12月に発売されたので最高のタイミングでした。やはり、発売時期って重要ですね。
良くも悪くも多大な影響を与えた作品ですw
確かに。漢字書き取りの時に似た字を書くだけで正解になるから細かく漢字を覚えられない。
この辺は残念ですよね。技術的に難しかったとは思いますが。