【レビュー】プレイステーション オールスター・バトルロイヤル(PSオールスター) [評価・感想] スマブラのパクリと片付けたら勿体無いくらい対戦が熱いゲーム!

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プレイステーション オールスター・バトルロイヤル/PS3 / PSVITA

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2013年1月に発売されたPS3/PSVITA「プレイステーション オールスター・バトルロイヤル」のレビューをしていきます。

本作はプレイステーションの様々なキャラクターが登場する対戦アクションゲームですが、スマブラのパクリ!

と一言で表現するのが勿体無いくらいバトルシステムに差別化を図っていました。

もちろん似ている部分もありますし、粗削りな部分もありますが、見どころがある作品なのは確かです。

まずは良いと思った点から書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • プレイステーションの人気キャラクターによる対戦アクションゲーム。
  • 通常攻撃を与えてゲージを溜めることで必殺技を放てる。
  • 相手を倒すのは必殺技を当てる必要がある(通常攻撃をいくら与えても倒せない)。
初リリース日 2013年1月31日
対応ハード PS3/PSVITA
ジャンル 対戦アクション
推定クリア時間 30分(1周)
売上 初週1.7万本
発売元 SCE(現SIE)

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良いところ

プレイステーションの様々なキャラクターが競演!

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まずは本作で使用できるプレイアブルキャラクターをご覧ください。

  • ビッグ・ダディ(バイオショック)
  • コール・マグラス(インファマス)
  • コール・マグラス(Evilバージョン)(インファマス)
  • ラデック大佐(キルゾーン)
  • ダンテ(デビル・メイ・クライ)
  • ぽっちゃりプリンセス(ぽっちゃり☆プリンセス)
  • 三島平八(鉄拳)
  • ジャック&ダクスター(ジャックxダクスター)
  • クレイトス(ゴッド・オブ・ウォー)
  • ナリコ(ヘブンリーソード)
  • ネイサン・ドレイク(アンチャーテッド)
  • パラッパ(パラッパラッパー)
  • 雷電(メタルギアライジング)
  • ラチェット&クランク(ラチェット&クランク)
  • リビッツ(リトルビッグプラネット)
  • 騎士ダニエル・フォーテスク(メディーバル)
  • スライクーパー(スライクーパー)
  • カケル(サルゲッチュ)
  • Sweet Tooth(ツイステッドメタル)
  • トロ(どこでもいっしょ)

際立って目立つようなキャラクターは居ませんが、よく見ると「おっ!」と思う顔ぶれじゃないですか?

SIEからはファミリー向けに「どこでもいっしょ」「パラッパラッパー」「サルゲッチュ」「ジャック×ダクスター」「ラチェット&クランク」「リトルビッグプラネット」などのキャラクターが。

大人向けには「ゴッド・オブ・ウォー」「アンチャーテッド」「インファマス」「キルゾーン」などのキャラクターが参戦しています。

さらにサードパーティからは「鉄拳」「メタルギア ライジング」「DmC デビルメイクライ」「バイオショック」のキャラクターがゲスト参戦しているんです!

ここで挙げたキャラクターが共演を果たすことはほとんどないだけに人によっては魅力的な集まりではないでしょうか?

ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)

共演が楽しいアーケードモードのストーリー展開

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連続でCPUと戦っていくアーケードモード。

連戦の合間には簡単なイベントシーンが挿入されますが、なんとボイス付きで展開されるんです!

しかもイベントシーンの内容は操作しているキャラクターによって変わるので、様々な共演を楽しめるんですね。

例えば「ヘブンリーソード」のナリコと「Dmc デビルメイクライ」のダンテという組み合わせのイベントシーンが用意されています。

何故この組み合わせなのかというと、開発会社が同じニンジャセオリーだからなんですね。

このようにアーケードモードのイベントシーンでは濃いファンほどニヤリとするネタが含まれています。

なので、個人的にアーケードモードはイベントシーン見たさでプレイしてしまいました。

スマブラと差別化を図ったバトルシステム

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一見すると「大乱闘スマッシュブラザーズ」(以下、スマブラ)のPS版に見える本作。

しかし、バトルシステムは全くの別物でした!

スマブラと言えば「相手を攻撃して吹っ飛び率を上げて場外へ吹っ飛ばすゲーム」ですよね?

ところが本作の場合、相手にいくら攻撃しても吹っ飛び率は上がらないんです!

かと言って格闘ゲームのように通常攻撃を与えても倒すことはできないので、

じゃあどうすれば良いんだよ!

って感じですよね?

答えはゲージを溜めることで使える必殺技を相手にヒットさせることでした!

極端な話、相手に必殺技を1回でも当てたら倒せてしまうんです。

ただし、ゲージは相手に攻撃を当てなければ溜まりません(しかも必殺技使用後はゲージがレベル0になる)。

このように本作の勝利条件はスマブラとは全く異なるので最初は戸惑いましたw

イメージ的には「ディシディア ファイナルファンタジー」シリーズの方が近いので、そちらの感覚でプレイすることをおすすめします。

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必殺技を使った駆け引きが面白い

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先程、ゲージを溜めることで必殺技を放てると書きました。

この必殺技なんですが、実は3種類用意されているんです!

使える必殺技はゲージの量によって変わっていくので、どのタイミングで使用するべきなのか考える必要があるんですね。

以下、各キャラクターが持っている必殺技の傾向をまとめてみました。

レベル リーチの広さ
LV1 狭い
LV2 普通
LV3 広い

 
言ってしまえば溜めれば溜めるほど強い必殺技を放つことができるんですね。

しかし、最強状態の必殺技を使用するには相手にかなりの攻撃を与えないといけないので、外した時のリスクが高くなってしまいます。

少しだけゲージを溜めて頻繁に弱い必殺技を使うべきか?

それともゲージを溜め込んでここぞという時に強い必殺技を使うべきか?

このように本作はリスクとリターンがハッキリしているので、コツを掴むとかなり盛り上がります!

見た目や企画こそはスマブラっぽいですが、戦闘システムの作りは全く異なります。

もちろん、簡単操作、ガード&緊急回避、ダブルジャンプ、画面レイアウトなど参考にしている部分もありますけどね。

少なくともスマブラと同じ感覚でプレイすると大火傷します。

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対戦機能が充実

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スマブラと言えば対戦!

という訳で本作も対戦機能が充実しています(←またスマブラを例に使ってるw)。

嬉しいのが、ローカル4人同時プレイにも対応していること。

本作はDUALSHOCK 3を4個集めればスマブラのような感覚で4人同時プレイを楽しめてしまいます!

しかもPSVITA版を交えてのクロスプレイにも対応しているので、ローカルプレイのハードルをある程度下げることができるんですね。

試しに友達を4人集めてプレイしてみたところ、意外なくらい盛り上がりました!

キャラの性能差が激しかったりして大味な部分もありますが、ゲームの特性上、終盤は必殺技の嵐になるので派手なバトルになりやすいんです!w

ですので、個人的には4人同時プレイ対応のPS3向けパーティゲームとしては上位に位置付けています。

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惜しいところ

全体的に洋ゲー臭い

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なんだこの洋ゲー臭は!?

本作をプレイしていると洋ゲー独特の強烈な臭いを感じます。

まず大きいのが参戦キャラクター。

全体的に欧米人好みのラインナップで日本人には馴染みが薄く感じます。

日本でプレイステーションオールスターを名乗るのであればクラウド、レオン、スネークといったサードパーティのキャラクターが参戦してほしかった。

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続いて触れたいのが全体の雰囲気。

この手のゲームはワイワイ盛り上がるものなのにゲーム側が盛り上げようとしないんです。

攻撃を当てた時の音は主張が弱いですし、BGMもあまり賑やかなものではありません。

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また、メニュー画面はフォントやデザインが安っぽく、アーケードモードのロード時間も地味過ぎてセンスが悪いです。

こういうところはスマブラを見習ってほしかった。

ゲームバランスが大雑把

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全体的にゲームバランスは大味に感じます。

例えばリーチの大きさとコンボの繋がり。

トロやリビッツなどの可愛いキャラクターはリーチが短く使い勝手が良くない一方、クレイトスやダンテ、雷電など武器を持ったキャラクターはリーチが長くてコンボの繋がりも自然なんです。

そのうえ必殺技の使い勝手も良いので強すぎます。

キャラクターの設定上、避けられない問題もあるとは思いますが、それにしても性能差があり過ぎのような。

ぼくの場合、「ゴッド・オブ・ウォー」のクレイトスばかりを使ってしまいました。

プレイを続けたくなる要素が弱い

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全体的にモチベーションを保つ要素が弱く感じました。

各キャラクターにレベルの概念が存在するのは良いんですが、上げることでアンロックされる要素が地味なんです。

例えば新コスチューム、挑発、勝利時のBGM、プロフィールカードとか。

しかし、これらの要素はオンライン対戦をする人が主に喜ぶ要素。

そういうものに興味が無い人はあまり嬉しいものではありません。

この辺りは賛否が分かれるところですが、個人的には隠しキャラクターやステージの方が良かった。

トロフィー機能があったのがせめてもの救いです。

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全体のまとめ

スマブラに酷似したゲーム画面、欧米向けの参戦キャラクターなど何かとネガティブなイメージが強い本作。

ですが、実際に4人で対戦プレイをしてみると意外なくらい盛り上がりました!

お祭りタイトルならではの楽しげな雰囲気や爽快感が弱く、ゲームバランスも大雑把ですが、リスクとリターンの駆け引きが熱いバトルシステムはもっと評価されても良いと思います。

スマブラのパクリと片付けたら勿体無いくらい対戦が熱いゲーム!

こんな人には特におススメ。
・プレイステーションファン。

こんな人にはおススメできない。
・爽快感を重視する人。

プレイステーション オールスター・バトルロイヤル/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約20時間

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8件のコメント

僕は任天堂以外のハードは買わないんでこれはプレイしてませんが、スマブラに似ているような気がしました。何でもスマブラXを開発現場に持ち込んで研究しながら作ったらしいですね。
僕が気に入ったのはトロ、パラッパ、リビッツとスマブラと比べるとかなり少ないです。他社のハードってリアルキャラ多いですね。
Wii Uのスマブラ待ち遠しいです。初代から皆勤の12キャラとDXから登場しているキャラは何としてもみんな登場して欲しいです。Xから入った新キャラからは、何人か消してもいいですけど。
マリオカートシリーズと違ってそんなに数は多くないので、キャラの厳選は慎重にやって欲しいですね。

>星さん
明らかにスマブラを意識した作りなんですが、
根本部分を変えているからやってみると
結構別物として楽しめます。
まあ、本家のほうがずっと面白いんですがw
Wii Uのスマブラ、早く情報がほしいですね。

良くも悪くもスマブラのような企画でユーザーもパクリゲーだと叩きつつもスマブラとは似て非なるものだからさらに叩かれる悲しい宿命を背負ったゲームでしたね。

僕はプレイしたことがまったくないので偉そうなことは言えないのですが、PSはファーストのキャラだけをとってもキャラクターIPが弱いなと思いました。全体的に地味です。
女性キャラがぽっちゃりのみというのもマニアック過ぎますし…(´・∀・`)

そこは本家スマブラのWiiフィットトレーナーやパックンフラワーなどを見習って、「森川くん2号」、「チョコボ」、「ぼくくん」などもっとめちゃくちゃなキャラを入れる必要があったと思います。

スマブラのパクリと言われつつもそれは企画のみでUIやライトユーザーの入り込みやすさなどの本質的な桜井イズムをうまくマネすれば、現在だとPS4の定番タイトルになってたのかもしれないと思うと惜しい作品です。

はい・・・悲しい運命のタイトルです(泣)

キャラクターチョイスは欧米人好みにより過ぎましたね。中には日本ではほとんど展開していないシリーズのキャラクターもいますからw

本作をプレイしていると「ぼくがかんがえたプレイステーションオールスターバトルロイヤル」を作りたくなってきますね。

対戦ゲームとしては意外と盛り上がるのでとにかく色々と悔やまれる作品です。

キャラクターもそうだが全体的にコントラストが暗いのが日本の子ども向けにならなかった箇所だろうな。
ゲームの対戦要素は良いのだが何か薄暗く、パラッパ達だけビビッドなので統一性がないのもな。
どうせならば女性キャラをセガやコンパイル等から参戦してもらうと言うのもあればオールスターになった気はする。

そうそう、コントラストも暗いんです。

この辺りも欧米人の好みが出てしまっています。

今度はJAPANスタジオがPSオールスターを作ってほしいですね!

クラッシュとココ、コルテックス辺りは欲しかった所です。アクアクはアイテムとして出て、木箱壊したら「オルタガ!」とお馴染みの掛け声と共にプレイヤーに同行し、その状態である程度ダメージを受けると、「パリパリゴリラ」の掛け声と共に消滅する仕様なんて面白そうです(笑)

そうですね、クラッシュはこういう時にこそ参戦してほしかった!

権利関係で色々と難しいんですけどねぇ・・・