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【レビュー】エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~ [評価・感想] 品質は高いものの、中毒性がやや低い

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エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~/PS3(通常版) / プレミアムボックス

2013年6月に発売されたPS3「エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~」を今回はレビューします。PS3「エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~」は人気錬金術RPG「~アトリエ」シリーズのPS3用5作目となる作品です。

良いところ

完成度が高いグラフィック

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シリーズを重ねるごとにブラッシュアップされているグラフィックは、今回もしっかりとパワーアップしていました!

今作では「無双」シリーズのエンジンを使用しているため動きの部分も作り込まれており、動きのあるイベントシーンも違和感ないレベルまでパワーアップしています。

さすがに海外産のゲームと比較したら勝てませんが、立体化したTVアニメのキャラクターといっても文句は付けられないレベルになっています。

快適性の高さ

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アトリエシリーズは作業感の強いゲームです。

アイテムを収集し、モンスターを倒し、調合する。基本的にはこれを繰り返し、各地を行ったり来たりするだけに快適性の高さは重要なんですが、その点は今作でもしっかりしていました。便利な機能を箇条書きで書かせていただくと・・・。

・街では瞬時に各施設へワープ出来る。
・フィールドではいつでもワールドマップに戻る事が出来る。
・2周目以降はイベントシーンをスキップ可能。
・ロード時間が早い。
・どのエリアでイベントが発生するのか分かるようになった!

今作から追加された便利機能で有難いのが、どのエリアでイベントが発生するのか分かるようになった事。

おかげでイベントシーンを見るため街を歩き回る手間が省けたし、何よりある程度自分の好きなタイミングでイベントシーンを見られるようになったのが嬉しいです。

「アトリエ」シリーズってイベントシーンの数が非常に多く、連続でイベントシーンを見させられる事も珍しくありません。

それが「これから色々調合して、強い敵と戦うんだ!」なんて時に連続でイベントが発生したら”ブツ切り感“が半端なくて、一点集中型の僕は凄く困っていたんです。

今作ではお知らせ機能によって、そんな状況をある程度回避できるようになったのが嬉しいです!

やっぱり気分によってシミュレーションやRPGの要素を楽しみたい!って思う時と、世界観やストーリーを楽しみたい!って思う時がありますからね。

その辺のワガママに答えてくれたので、有難いですね(イベント発生マークが付いていないエリアに行ってもたまにイベントが発生する事があったけど)。

戦闘が面白い!

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戦闘は、今回もオーソドックスなコマンドバトルです。

ですが、今回は前衛と後衛。合わせて6人のキャラクターが戦闘に参加する事が可能で、ゲージを溜めたら6人によるアシストアタックが出来たり、後衛のキャラが前衛のキャラを守ったりとより戦略性が高まっており、戦闘がさらに楽しくなっていました!

特に後半のバトルは派手な映像と相まって面白かったですね。

戦闘アイテムのチャージが有難い!

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今作では戦闘アイテムをスロットにセットするシステムが採用されています。

そのためこれまでよりも持っていける戦闘アイテムが制限されていますが、代わりに拠点へ戻ると消費したアイテムがチャージされるため、強くてレアなアイテムも惜しみなく使えるようになったのが嬉しいです!

そういうアイテムって調合で作るのが大変だから、どうしても「ここぞ!」という時にしか使えませんでしたからね・・・。

雰囲気が出ているボーカル付きBGM

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オープニングなど、本作では重要なシーンではボーカル付きのBGMが流れます。それがゲームの雰囲気を上手く醸し出していて、とても良かったです。

個人的に好きなのが、チリヌルヲワカさんの「ミルク色の峠」といとうかなこさんの「Sky of Twilight」。「ミルク色の峠」はスローテンポなロックナンバーなんですが、昔の椎名林檎さんみたいな雰囲気で、本当に本人が歌っているのかと思ってしまいました。

Sky of Twilight」はサビ部分で一気にスピード感が上がってくるところと、全体の神秘的な雰囲気が好き。いとうかなこさんと言えば「シュタインズ・ゲート」のイメージが僕の中では強いんですが、そのイメージを大きく変えてくれる楽曲に感じました。

ファンサービスを感じるおまけ

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これまでのシリーズ作品と同じく、クリア後には様々なおまけが追加されます。

どれもファンには嬉しい内容で、本作をより好きになる事でしょう。また、ゲーム内のBGMを過去作品のものに変更出来るシステムも相変わらずありました。

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個人的に合わない&気になったところ

淡々とした展開でだらけがち

ゲームの流れを大まかに説明すると、4ヵ月以内に大きな課題と小さな課題をこなす事です。

最優先でこなす必要があるのは、大きな課題。小さな課題もやっておくと良い事があるけど、無理してやる必要はありません。

だからまずは大きな課題を優先してやる事になるんですが、大抵は1.2ヵ月で終わるから、小さな課題をやらない限りは時間が有り余るんですよね。

でも、4ヵ月経過しない限りは次の課題が出て来ません。そのため渋々と小さな課題をこなしていくんですが、絶対に達成しなくてはならない脅迫観念のようなものが無いので、ついだらだらとやってしまうんです。

こんな展開を10回も繰り返されるので、特に中盤辺りはだらけてしまいました。

明確な目的が分かりにくい

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ゲームクリアの鍵を握る明確な目的は、かなり先まで進まないと明らかになりません。

これまでの作品では序盤から明確な目的があったんですが、今作では終盤まで与えられた課題を淡々とこなして行くだけ。そういうのもあってプレイ意欲がなかなか上がりませんでした。

2人主人公にあまり意味を感じない

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本作の主人公は、少女とエスカと、青年のロジー。ゲーム開始時にどちらをプレイヤーキャラにするのか選択する事になるんですが、2人は同行している事が多いためどちらを選んでも大差はありません。

発売前の広告ではエスカ編は「ゆるふわ系イベントが多め」、ロジー編は「シリアスなイベントが多め」みたいなアピールをしていましたが、そこまでテイストの違いを感じられず、2人の主人公にした意味はあまり感じませんでした。

一応専用のイベントがあったり、共通イベントでも心の声が聞こえたりと変化を持たせているところはあるんですけどね。あくまで2周目の気分転換みたいな位置付けとなっていました。

世界観が地味

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キャラクターはTVアニメチックですが、世界観は地味な気がします。

時間が夕方のエリアの場所ばかりなので辺りは薄暗く、夕焼けが綺麗なロケーションはほとんどなし。強烈なキャラクターも少ないし、展開が淡々としているので、本作は全体的に地味な印象が強いですね。

ただ、逆に言えばオタクっぽい要素は薄れているので、これまでのシリーズよりも一般層が手を出しやすい内容にはなっていると思います。

戦闘が長引きがち

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戦闘は確かに面白くなっていますが、その分だけ長引きがちになっています。最大の要因は、6人パーティになった分敵の体力が高くなっているから。

ゲーム中盤以降は強力なボスが増えて行きますが、1つ1つの戦闘に沢山のパワーが必要になったので、その度に沢山の気力を使います。

アシストアタックのアニメーションをもっと短くしたら、もう少しテンポが良くなった気がするのですが・・・。

戦闘で敵を倒した時の効果音が弱い!

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これ、何気に重要な事だと思うんですが、戦闘で敵を倒した時の効果音が弱いんですよー!

そうなると倒したのか倒していないのか分かりにくくて、爽快感に欠けるんです。過去作品ではもう少し効果音が大きかった気がするのですが・・・。武器の大きな効果音によってかき消されているのかも。

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全体のまとめ


全体的には丁寧に作られているのですが、プレイの意欲を高める要素がやや弱く、これまでの作品と比較して中毒性がやや低く感じました。ブラッシュアップしている点が多く、PS3ソフトとして恥のない品質にはなってきているだけに惜しい・・・。

こんな人には特におススメ。
・シリーズファン。
・女性キャラが多くてアトリエシリーズになかなか手を出せなかった人。

こんな人にはおススメできない。
・中毒性を求める人。
・作業ゲーが苦手な人。

エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約27時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

 

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