【レビュー】タッチ!カービィ スーパーレインボー [評価・感想] ミドルプライスという縛りの中で無難に作られた作品

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タッチ! カービィ スーパーレインボー/Wii U

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

2015年1月に発売されたWii U「タッチ!カービィ スーパーレインボー」を今回はレビューします。

Wii U「タッチ!カービィ スーパーレインボー」はタッチペンを使って虹を描き、カービィを導いていくアクションゲームです。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
  • タッチペンで虹を描いてカービィを導いていく。
  • 最大4人の協力プレイに対応。
初リリース日 2015年1月22日
対応ハード Wii U
ジャンル 2Dアクション
売上 初週3.2万本/累計7.2万本
推定クリア時間 6~8時間
発売元 任天堂

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良いところ

プレイヤーが成長できるタッチペンアクション

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本作はカービィを直接操作することは出来ません。

タッチペンで描くと出現する虹に乗せる事で勝手に移動してくれるので、移動するには虹で導かなければなりません。

思い通りにカービィを導くには様々なテクニックが存在して、例えば

  • 反対方向に進ませるには縦に描いて壁を作る
  • 虹を消すには交差する虹を描く必要がある

などタッチペンのみの操作ながらもできるアクションは多いです。

独特な操作で最初は戸惑うかもしれませんが、本作に用意されているテクニックをマスターすることで最初の方に感じたもどかしさが徐々に薄れていきました。

この感覚、DSのタッチペン操作を活かしたゲームを初めてプレイした時を思わせます。

(元々本作は2005年にDSで発売された「タッチ!カービィ」の続編という事で当然ではありますが)

使いどころに迷うスターダッシュ

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スターを100個集めるとスターダッシュというものが使えます。

これを使用することで敵に大ダメージを与えられたり通常では壊せない壁を壊すことができるので非常に便利です。

しかし、使用できる回数が限られているためどのタイミングで使用するのか悩ましく、ちょっとした戦略性が生まれています。

スターダッシュはボス戦でも使えますので、地道にダメージを与えるか、地道にスターを集めて華麗に決めるのかを考える必要があって本家にはない楽しさがありました。

最大4人での協力プレイに対応

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本作は最大4人での協力プレイに対応しています。

それも単なる協力プレイではなく、Wiiリモコンを使って1Pをアシストしていくスタイルだったりします。

1P側はゲームパッドの画面でタッチ操作。

2~4PはTV画面を見てWiiリモコンでキャラクター(ワドルディ)を直接操作していく非対称ゲームプレイはWii Uならではでした。

本作をWii Uで発売した動機は協力プレイの存在が大きいようですね。

リプレイ性の高さ

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各ステージには5つの宝箱が隠されています。

なかなか難しい場所に隠されているので、すべて集めるのは大変です。

また、ゴールゲームでは収集アイテムが景品として用意されており、各ステージで入手したスターの数によってランクが付けられるシステムもあるので、リプレイ性は高く感じます。

プレイすればするほどスムーズにカービィを操作できるようになるので、自分の成長がわかるランクシステムは本作と相性が良いですね。

おまけ要素が満載

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カービィシリーズといえばおまけ要素が充実している事で有名ですが、本作も例に漏れず充実しています。

ここからはおまけ要素を簡単に紹介!

フィギュアルーム
⇒入手したフィギュアを眺めることが可能。

「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズほどではないものの、ユニークな説明文が書かれているキャラクターもいて読んでいると面白いです。

気になるフィギュアの種類は70以上。 大規模なゲームではないので、そこまで多くありませんね。

サウンドルーム
⇒本作に収録されている曲はもちろん、なんと歴代シリーズのBGMがアレンジされて収録されています。

カービィシリーズは名曲が多いだけに、シリーズファンはこれだけで買いだと思います。

収録されている曲はなんと120以上!ゲームの容量はほとんどここに割いていそうw

ひみつノート
⇒妖精のエリーヌによる日記を読む事ができます。

各ステージの絵日記で、思い出を振り返るには良いおまけです。

「ひみつのノート」は各ステージのゴールゲームで入手することが可能。

入手できるのはランダムではなく、各ステージで決まっているので、失敗したらもう一度ステージをクリアしなければなりません。こういうの苦手w

チャレンジモード
⇒15秒以内に仕掛けを解いて宝箱を入手していくミニゲーム。

1ステージにつき4問用意されているので、すべての宝箱をミスなく入手するのは大変。

全部で40ステージ以上用意されていますが、序盤の時点で難しいです。これをすべてゴールドクリアするのは骨が折れますよー。

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惜しいところ

ステージが長い

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最近のカービィシリーズと同じく、全体的にステージが長いです。

ヘタをしたら1ステージ20分はかかるんじゃないかというほどの長さ。

逆にボスステージや一部のステージは5分くらいで終わり、もう少し上手く分けても良かったんじゃ。

ちなみにステージ数はボス戦を含めて28と少なめ。

後半から息切れする

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後半から目新しいギミックが減っていき、しかもボスは使い回しになるので息切れ感がありました。

また、これは最初からなのですが、ストーリーがこれまで以上にアッサリで、ラストも本編に慣れていると拍子抜けするほどアッサリでした。

隠しステージも無いですし、ミドルプライスのタイトルなのかあまり気合を感じられません。

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タッチ!カービィ スーパーレインボーのレビューまとめ

全体的に丁寧な作りではあるんですが、後半の息切れや全体のアッサリ感が気になりました。

ウリとなっている粘土調のグラフィックも慣れてしまえば特別印象に残るものではなく、突き抜けた作品にはなれなかった印象です。

ミドルプライスという縛りの中で無難に作られた作品。

こんな人には特におススメ。
・カービィファン。
・タッチアクションが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・タッチアクションが苦手な人。
・ストーリーを重視する人。

タッチ!カービィ スーパーレインボー/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約8時間

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4件のコメント

実は何気に初HD化したカービィシリーズですよね(^^)(本編ではありませんが)
「タッチ!カービィ」は元のオリジナル版をやったこともありますが、どちらかというと本作はオリジナル版に気合いの入れようから負けてますね。
まず粘土調のグラフィックの必然性が感じませんでした。あの虹のラインのグラフィックは絶対、粘土調よりも普通のCGの方が綺麗だと思います。
あとスターをためたあとのスーパーダッシュも使い勝手が微妙に悪かったです。でもそれをマスターしないとボス戦で歯が立たないのでそこもストレスでした。弟と協力プレイで楽しみましたが、ステージが長いのも相まって一度クリアーしたらそれで十分なゲームでしたね。
でもコレクション要素の粘土フィギュアは完成度があって集め甲斐のある収集アイテムだと思いました。

久々の「タッチ!カービィ」の続編で嬉しかったのですが、(でもあの当時はWiiUで本編出せよと思った自分もいる(笑))前作よりも遊び要素や小ネタなどいろんな面でスケールダウンしちゃってましたね。決してクソゲーではなく☆4/10ぐらいなのですが、個人的にWiiUで遊ぶほどのゲームでもないなぁと思いました。

粘土調のグラフィック。雰囲気は良いと思うんですが、何を持ってあのグラフィックにしたのかよく分かりませんねw

まあ、Wii Uでドット絵をそのまま持ってくるとダウンロード専売タイトルみたいになってしまいそうですが。

内容に関しては隠しステージもないですし、おそらく、開発途中で発売することになったんじゃないかなーと思います。

Wii Uが不調だったので、テコ入れも兼ねて早く発売したかったんじゃないかと。

マリオテニス、どうぶつの森などもそんな感じがしました。Switchでステージが追加された完全版が発売されたりしてw

前作は慣れてくると(間接的にしかキャラを操作できないゲームとは思えないほど)素早くステージを駆け抜けられるようになっていくのが面白く、スピードの速いメタナイトボールやステージの一部を使ったタイムアタックなどもあったのですが、今回そういった要素がバッサリ斬り捨てられてましたね。
なんというか決まったテンポで進行することをゲーム側に強いられるというか。強制スクロールの場面も随分と多かったですし。
本編と外伝でジャンルは違えども、高性能な自機を縦横無尽に動かす爽快感がシリーズの魅力のひとつと思っているだけに、なにかと窮屈さをおぼえるスーパーレインボーは少々残念な出来でした。

レビューでは触れられていませんが、ひとりプレイならゲームの性質上テレビを点けなくても全く不自由なく遊べるのは面白いトコロですね。

その辺りは協力プレイの要素が足かせになったんだと思います。

協力プレイで楽しくなるゲームも多いけど、1人用の足を引っ張ることもあるんですよね。

シングルとマルチを一緒にするとこういった弊害が生まれるから大変です。