2018/06/20/7:00 | ゲームレビュー

Bloodstained: Curse of the Moon【レビュー・評価】前日譚でありながらも幅広い層が楽しめる良質なファミコン風ゲーム!

2018年5月に配信されたPS4/PSVITA/Switch/3DS「Bloodstained: Curse of the Moon(ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン)」を今回はレビューします。

PS4/PSVITA/Switch/3DS「Bloodstained: Curse of the Moon」は8bit風のステージクリア型アクションゲームです。

開発はインティ・クリエイツが担当。

ダウンロード専売で、価格は約1,000円。2018年6月にはXboxOne版も配信。

良いところ

ファミコン時代を彷彿させる歯ごたえ

この難しさ、懐かしい!

本作はステージクリア型の2Dアクションゲームですが、「ベテラン」モードでプレイするとかなり難しいです!

キャラクターの攻撃はリーチが短く、ジャンプ時は急な方向転換が不可能。

落ちたら即ミスの穴も多く、敵にぶつかったら少しだけ飛ばされてしまいます。

それでいて回復アイテムの出現率は低く、残り人数が0になったらステージの最初からやり直し。

見た目通りファミコン時代のバランス調整となっていて、歯ごたえはかなりあります。

個人的にはその点が気に入りました!

昔はこのような高難易度の2Dアクションゲームをよくプレイしていたので、本作をプレイしていると懐かしく感じます。

攻撃パターンを暗記しないと勝てないボス戦

本作最大の醍醐味となっているのが、ステージの最後に潜むボスとの戦闘!

ボスの攻撃は激しく、ゴリ押しをしていると大ダメージを受けてすぐに体力が0になってしまいます。

そのため戦いに勝つにはボスの攻撃パターンを覚えなければならず、ヒット&アウェイ戦法を取らないといけないんですね。

最初は苦戦するかも知れませんが、何度も負けながら攻撃パターンを覚え、戦いに勝った時の達成感はかなりの物です。

多くのボスは倒したと思っても最後の力を振り絞って大技を放つから油断は禁物ですぞ!

武器を使い分ける楽しさ

操作キャラクターは大きく分けて2種類の攻撃技を持っています。

1つは通常攻撃。もう一つはポイントを消費しての特殊攻撃です。

ポイントを消費しての特殊攻撃はいずれも強力なんですが、使用出来る回数には限りがあります。

だからこそやりくりする楽しさがあってゲームをより面白くしていました。

雑魚キャラにも惜しみなく使用するか、ボス戦まで取っておくか!?

そんな選択をプレイヤーが選ぶ事になるんですね。

キャラクターを切り替えて戦う楽しさ

本作ならではだと思ったのが、キャラクターを切り替えて戦う楽しさ!

ゲームを進めると最大4人のキャラクターを切り替えながらプレイする事が出来ます。

それぞれに得意不得意が存在し、攻撃技や運動能力に性能差があるので、状況に応じて切り替える楽しさを感じられました。

あるキャラクターでボス戦に挑むと苦戦するかも知れませんが、別のキャラクターだとアッサリ勝ててしまうかも!?

また、各ステージには特定のキャラクターでしか進めないショートカットポイントが存在するので、沢山の仲間を生存させていればいるほど有利に進めることが出来ます。

新作のファミコンゲームと錯覚するほどの再現度

本作のグラフィックは8bit調で、まるでファミコン時代のゲームみたいです。

その再現度の高さは並大抵の物ではなく、本当に「Bloodstained: Curse of the Moon」という新作のファミコンソフトが存在するかのよう。

そう感じるのはグラフィックだけではなく、BGMも8bit調だからです。

当時のゲームを彷彿させるようなメロディアスな曲が多く、つい口ずさみたくなってしまうほど。

どうやらFC「悪魔城伝説」を意識して作っているようですが、開発がインティ・クリエイツという事もあって個人的には「ロックマン」シリーズを彷彿しました。

ボスの攻撃パターンを読み取って戦うところはもちろん、大量の落とし穴や敵が配置されたステージ構成がいかにも「ロックマン」っぽいんです。

例えば終盤のステージで見られた時間経過で足場の位置が切り替わる仕掛け。

これってまんま「ロックマン」じゃないですか!w

よく考えたらステージの構成が分かるワールドマップも「ロックマン」シリーズのワイリーステージっぽいですし、インティ・クリエイツの色はかなり強く出ていると思います。

幅広い難易度調整

難しいゲームは苦手なんだよなぁ・・・。

そんな方に向けて本作は幅広い難易度調整がなされています!

実は、ここまで触れていた難易度って「ベテラン」モードでの話なんですよ。

それとは別に難易度「カジュアル」が存在して、そちらでプレイすると別ゲーと言っても良いくらい印象が変わります。

難易度「カジュアル」の主な特徴は以下の通り。

・残り人数が無限になり、倒れても近くのチェックポイントから再開出来る。
・攻撃を受けても吹っ飛ばなくなる。
・回復アイテムの出現率がアップする。
・WEAPONの最大値が倍増する。

特に大きな変更が、攻撃を受けても吹っ飛ばなくなる事です。

本作は落下するとミスになる穴が非常に多いんですが、そんな場所に限って敵が嫌らしい攻撃をしてきます。

そのため敵の攻撃を受けてのミスよりも落下によるミスの方が多いので、攻撃を受けても吹っ飛ばなくなると難易度が大幅に低下するんですね。

難易度の変更はゲーム開始時、セーブデータのロード時、ゲームオーバー時に可能。

「ベテラン」モードでクリアしたからと言ってトロフィーや実績が貰える訳ではないので、普通の人は「カジュアル」がおすすめです(個人的には「ベテラン」の方が好きですが)。

リプレイ性が高い

1周クリアまでのプレイタイムは2時間程度で、最近のゲームにしてはかなり短いです。

ですが、様々な要素によって周回プレイ前提の作りになっていました!

周回プレイである要因を箇条書きで挙げさせて頂きますと・・・

・マルチエンディングを採用。
・ステージ毎に細かい分岐が存在する。
・新ストーリーを楽しめる隠しモードが存在する。

こんな感じですね。

ストーリーはプレイヤーの行動次第で変化していき、ステージにも細かい分岐が存在するので、周回プレイをしてもある程度は新鮮に楽しめるんです。

さらにストーリーや使用出来るキャラクターが変更された隠しモードも存在するので、僕は合計で5周もプレイしてしまいました!

ここまでプレイするとさすがに飽きてしまいますが、久しぶりに同じゲームを何周もプレイしてしまいましたね。

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個人的に合わない&気になったところ

頻繁に落下ミスが発生する

難易度ベテラン限定ですが、このゲーム、落下ミス率があまりにも多いです!

前述の通り本作は落ちると即ミスになる穴が多いんですが、そういうエリアに限って敵が積極的に攻撃してくるんですよね。

難易度ベテランだとダメージを受けた時に吹っ飛んでしまうので、何度落下ミスをした事か。

この手の現象は「ロックマン」シリーズでも見られますが、今作はあまりにも多く、理不尽に感じる事がありました。

だったら大人しくカジュアルモードでプレイしろよ!

 
なんて言われそうですが、ベテランモードの高い難易度が好きだから変えたくないんですよ!w

アンバランスなパーティシステム

特定のキャラクターが倒れてしまうとチェックポイントに戻され、残りのキャラクターで進めていく事になります。

そして全員のキャラクターが倒れる事で初めて残り人数が1人減るようになっているんですが、アンバランスな調整だと思いました。

ステージによっては仲間が1人居なくなるだけで致命傷を負ってしまうので、特にボス戦前ではわざと残りの仲間も倒れてもらって全員が復活した状態でチェックポイントからやり直すようにしていましたから。

難易度カジュアルだと残り人数が無制限になるので、特定のキャラクターだけが倒れても全員生存した状態でチェックポイントから再開出来る仕様にした方がテンポは良くなったような?

全体のまとめ

ファミコンゲームの醍醐味を持たせつつ、現代のゲームに慣れきった方でも楽しめるような配慮が満載で、価格以上の満足感を味わえました。

本作は「Bloodstained: Ritual of the Night(ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト)」の前日譚になりますが、そちらの期待度も高まるほどの完成度です。

これは本編も買うしかありません!

前日譚でありながらも幅広い層が楽しめる良質なファミコン風ゲーム!

こんな人には特におススメ。
・レトロゲーム好き。
・ステージクリア型2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームが苦手な人。

Bloodstained: Curse of the Moon/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約7時間


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コメント広場の住人(6)

  1. むぐお より:

    これは相当楽しめました!
    一回目は普通にプレイして2週目はカジュアルにしちゃいましたね
    なんかロックマン臭ありましたね
    悪魔城なのにロックマン感
    エンディングにロックマンかよってとこありましたし
    昔風なのに簡単になるような攻略法があったりしてすごくユーザーフレンドリーな作りでもあり理不尽な落下などもあったり強制スクロールはわりとシビアだったり
    とても、良かったですね
    本編が楽しみです

    • kentworld より:

      むぐおさんが以前楽しそうに話されていて気になっていましたが、ようやくプレイしてレビュー記事を公開出来ました!

      本作は妙にロックマンの匂いがしますよねw

      狙ってやっているのかそれとも癖で入れてしまっているのかどっちなんだろう?

      様々な趣向を持った方が楽しめるように作られているのは最近のゲームらしいと思いました。本編はどうなるかな?

  2. ズースカ より:

    自分も買いました!値段以上に楽しめましたー。
    まだ1つエンディング残して力尽きてますがw

    FCでめちゃくちゃハマった悪魔城伝説に見た目がそっくりですねー
    本編作る傍ら、こんなサービスしてくれるとかありがたいですね。
    これもクラウドファウンディングで出資してくれた皆さんおかげやね。

    本編も期待大!あのエンディングの謎がわかるのかしら・・・

    • kentworld より:

      購入されましたか!8bit風のゲームで1000円はどうなのかと思いましたが、リプレイ性の高さで値段分以上は楽しめるようになっていますよね。

      本作は悪魔城伝説をかなり意識して作ったようなので、ズースカさんにとってはドンピシャじゃないですかw

      本作はクラウドファンディングでの投資があってこそ生まれたので本当に感謝したいです。これが前日譚とは・・・

  3. ナスタ より:

    この手のゲームでマルチエンディングって諸刃の剣の印象ですが、ステージ毎の分岐が多いなら良さそうですね。高難易度2Dアクションはハードル高く感じる人も多いと思うのでカジュアルモード搭載も良いですね。

    自分も近いうちに購入しようと思います!

    • kentworld より:

      以前のステージに戻る事も可能で1周も短いので、マルチエンディングは遊びを拡張していると思いました。

      これは2Dアクションゲームマイスターのナスタさんに是非、プレイしてもらいたい作品です!

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