2018/07/28/7:00 | ゲームレビュー

【レビュー】ポリゴンスタジオ(64DD) [評価・感想] イチから3Dポリゴンを作成して元祖メイドインワリオも遊べる伝説のツールソフト!

2000年8月に発売された64DD「マリオアーティスト ポリゴンスタジオ」を今回はレビューします。

64DD「マリオアーティスト ポリゴンスタジオ」はポリゴンキャラクターを作って遊ぶツールソフトです。

良いところ

あのポリゴンを作成出来る!

皆さんが普段プレイされている3Dゲームはどのように作られていると思いますか?

あれらの多くは三角形の集合体であるポリゴンで作られています。

本作ではそんなポリゴンをイチから作る事が出来るんです!

え?どのように作るのかって?

基本的には立方体の面を引き出したり伸ばしたりする事で作りたい形にしていきます。

最初はなかなか上手く行きませんが、複数のパーツを組み合わせる事で写真のようなさっく~を作る事だって出来てしまうんです!

これまでにも3Dキャラクターを作成出来るゲームは何度か触ってきましたが、ほぼイチから作れるゲームは初めて見たので驚きました。

簡単に3Dモデルを作成出来る!

ポリゴンを作るのって難しそう・・・

そんな方に向けてあらかじめ着色されたパーツを組み合わせて作成出来るモードも用意されています。

こちらのモードではパーツの組み合わせや位置、大きさを調整するだけでオリジナルの3Dモデルを作れてしまうので初心者にはおすすめです。

もちろん、イチから作ったポリゴンモデルと組み合わせる事も可能ですよ♪

元祖メイドインワリオを収録!

そして本作には「メイド イン ワリオ」の元となったミニゲームが収録されているんです!

それがサウンドボンバー!

一瞬で終わるプチゲームを連続でこなしてスコアを競うミニゲームで、単純だけどめちゃくちゃ燃えます!

まず、素晴らしいと思ったのがノリの良いBGM。

プチゲーム開始時には「パパパパンパパンパパンパパン!」と打ち込み音が鳴り響き、一定のリズムで展開されるので、触っていて物凄く気持ち良いんです。

プチゲームは8種類収録。それぞれ3段階のレベルが存在し、1周する毎に上がっていきます。

それ以降はテンポがさらに早くなるので、50以上のスコアを叩き出すのは大変です。



↑参考に動画を作成してみました。

動画を見ても分かるようにこの時点で「メイド イン ワリオ」の基本が確立されていたんですね。

テンポ良く挿入されるプチゲーム。残機システム。スコアの概念など、基本的な要素は既に備わっています。

また、サウンドボンバーならではの特徴としてプレイヤーキャラクターは3Dモデルになるので、ここでクリエイトのモチベーションを生み出しているんですね。

↑こちらは僕のスコアBEST 3。持っている人がいたら目標にしてみてください!

まさか3年後にGBA「メイド イン ワリオ」として製品化されるとは思わなかった

箱庭マップを探索出来る

なんと本作、「じっけんワールド」という作った3Dモデルで箱庭マップを探索するモードが用意されています!

箱庭マップはいくつかのエリアに分かれており、草原から水中、遺跡、空など舞台が多彩なので走り回るだけでも楽しいです♪

しかも動力パーツを集める要素も存在し、それらを3Dモデルに取り付ける事で今まで行けなかったところにも行けるようになるという探索ゲームらしい要素も存在するから感激!

隠し通路も満載で、イメージとしては3Dモデルで遊ぶ「スーパーマリオ64」みたいな感じ。

この手のゲームに必要なストーリー性にしても到るところにある食パン型の看板に書かれたユニークなテキストを読む事である程度は感じられるので、一本のゲームとして成立させても良いくらい。

ゲームを始めて間もない頃はポリゴンモデルの作成そっちのけてこのモードばかり楽しんでおりましたw

実はこの「じっけんワールド」。発売中止になったN64「バギーブギー」という作品のコンセプトを引き継いでいるようです。

車で箱庭マップを探索して動力パーツを集めるのは面白いので、こちらも発売してほしかった。

タレントスタジオのムービーに登場させられる

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マリオアーティスト タレントスタジオ【レビュー・評価】kentworldの基礎を作り上げた人生歴代1位の作品

作ったポリゴンモデルは別売りの「タレントスタジオ」に持っていく事も出来ます。

なんと、「タレントスタジオ」のムービーに登場させる事が出来るんですね。

「タレントスタジオ」だけでは人形のキャラクターしかムービーに登場させられないので、「ポリゴンスタジオ」で作成した奇抜な形のキャラクターを持っていけるのは嬉しいです!

人形のキャラクターとはプログラムの構造が異なるのでムービー内で複雑な動きをさせる事は出来ませんが、それでも表現の幅は飛躍的に広がります。

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個人的に合わない&気になったところ

初心者にはハードルが高すぎるポリゴンの作成

3Dポリゴンをイチから作成するのはかなり大変です。

まず、ポリゴンの仕組みを理解しなければならず、理想的なモデルを完成させるには何度も試行錯誤をしないといけません。

一応、作り方ムービーのような物は収録されていますが、あまりにも高度なテクニックを使って作成するので初心者は口をポッカリ開けたまま見て終わるのがオチです。

粗いテクスチャしか貼れない

作成したポリゴンモデルには色を塗ることが出来ます。

もちろん、ポリゴンモデルに直接ペンで描く事も出来るのですが、N64の内部解像度が低いせいで綺麗に描けません。

例えば「パフパフ」「きんのたま」なんて書こうにもギザギザになってしまいます。

また、サンプルのスタンプも用意されていますが、そちらもポリゴンモデルに貼り付けようと思っても工夫しないと悲惨な事になりますw

全体のまとめ

普段、慣れ親しんでいるポリゴンモデルをイチから作成出来る貴重なツールソフト。

N64「スーパーマリオ64」で初めて本格的な3Dポリゴンを活用したゲームに触れてから僅か4年でこんな作品に出会えるとは!?

おかげで3Dポリゴンに対する知識はある程度身に付き、少しは作り手側の目線に立てるようになりました。

それだけでも有り難いのに「メイド イン ワリオ」の元となった中毒性抜群のミニゲームや箱庭マップを探索出来るモードも収録されていて盛り沢山な内容です。

イチから3Dポリゴンを作成して元祖メイドインワリオも遊べる伝説のツールソフト!

こんな人には特におススメ。
・ポリゴンをゲームで作成したい人。
・3Dの探索ゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・めんどくさがり屋。

マリオアーティスト ポリゴンスタジオ/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約200時間

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コメント広場の住人(4)

  1. 匿名 より:

    64dd良いですね。
    私も小学生の頃、興味があったのですが、余りにも購入の敷居が高かったので断念しました。
    斬新なアイデアが色々と提案されていて魅力的なハードだったと思います。

    • kentworld より:

      64DDはあまりにも購入敷居が高かったんですが、親に頼んで買ってもらえた僕は幸せものです。

      本当に時代の先を行くハードでした。

  2. より:

    64DDではもっと色々ゲーム出る筈だったんですよね。例えば唯一の箱庭ドンキーもそうでしたし、同じ会社が作ったリスのアクションアドベンチャーも、バイオレンスになる以前はそうでしたし、紙マリオの初代も。

    • kentworld より:

      はい・・・64DDの構想はとても夢があるもので、当時は新情報が公開される度にワクワクしておりました。こじんまりとしてしまいましたが、こういった夢のあるゲームが発売されて嬉しかったです。

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