どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「プリンセスピーチ Showtime!」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください。
このゲーム、アトラクションみたいで楽しいです!
もう次から次へと色んな演出が挿入されるので、常にワクワクしながら遊ぶことができました!
操作も簡単で誰でも遊ぶことができるので、マリオファンはもちろん、ゲームを始めたばかりの方にもおすすめしたいです!
ただこのゲーム、100%楽しむにはちょっとコツが要りまして、その点を頭に入れておかないと厳しいところがあります。
特にマリオファンですとやってしまいがちな落とし穴が潜んでいるので、その辺りも含めて語っていきます。
本記事を閲覧することで「プリンセスピーチ Showtime!」についてよく分かると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- ピーチ姫が主人公のアクションアドベンチャーゲーム。
- 舞台の演目に合わせて世界観が変化する。
- キラメキ変身によって使えるアクションが変化する。
初リリース日 | 2024年3月22日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 7~10時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
プリンセスピーチ Showtime!とは?
まずは「プリンセスピーチ Showtime!」の概要を簡単に紹介します。
本作はマリオシリーズのヒロイン、ピーチが活躍するアクションアドベンチャーゲーム。
グレープ劇団に乗っ取られてしまったキラメキ劇場を取り戻すべく、妖精ステラと共に立ち向かいます。
舞台となるステージは奥行き感のあるスクロール形式を採用。
多少は手前と奥へ移動できますが、基本的には左から右へ進んでいくという2Dマリオのような形式になっています。
そんなステージの世界は演目に合わせて変化。
和風テイストの里やいばらだらけの城など、マリオシリーズとはまた違った世界を冒険していきます。
ゲームシステムで特徴的なのが、舞台の演目に合わせてピーチが色んな姿にキラメキ変身することです。
剣さばきが美しい剣士、デザートを作っていくパティシエ。
忍術を使って戦う忍者、ワイヤーやドローンを使って自由に移動できる怪盗 etc…
これまで見せなかった多彩な姿にキラメキ変身できるほか、操作形式も変化。
ボタンを連打して敵を華麗に倒したり、スティックを倒して氷の上を滑ったり。
衣装によって操作感覚が変化するので、色んなジャンルの要素を楽しむことができます。
そんな「プリンセスピーチ Showtime!」ですが、実際のところどうなのでしょうか?
ここからはプレイして感じたことを語っていきます。
良いところ
変化に富んだステージ構成
本作で特筆したいのが、変化に富んだステージ構成です。
クリアまでに何十ものステージを攻略していきますが、そのどれもが別物に仕上がっていて、次はどんな展開が待ち受けているのかワクワクしながら遊ぶことができました!
この点はマリオ本編にも言えることですが、今作はジャンルそのものが変わるので、変化の次元が違います!
例えば序盤のステージでは剣士になって敵を華麗に倒していくのかと思ったらパティシエになって美味しいお菓子を作ることになるんですよ。
戦いとクッキングをステージの攻略に盛り込むなんてことは流石のマリオ本編でもやってませんでしたから、このごった煮感は今作ならではだと思いました!
他にも
- カウガールになって悪役を投げ縄で捕まえる
- 忍者になって壁キックで高いところに登る
- カンフーになって師父と武術を繰り出す
- 怪盗になってワイヤーアクションで基地に潜入する
など、ジャンルや世界観の枠を飛び越えた体験が待ち受けているので、バリエーションが半端ないです!
でも、こんなにも変化に富んでいると、覚えることが多くて大変そうですよね?
本作の場合、簡単操作で楽しめるので、すぐに慣れました。
例えば剣士の場合、Bボタンとスティックを組み合わせることで色んな攻撃アクションを取ってくれます。
また、Aボタンを押すとジャンプしますが、攻撃が当たる瞬間にすると自動で回避して敵の近くまで回り込んでくれるので、誰でも気軽に華麗なアクションを体験できます。
本来、このようなアクションは3つ以上のボタンを押さないとできないものなので、シンプルにまとめていると思いました。
難易度も低く、体力がゼロになっても少し前のチェックポイントからすぐに再開できますし、残機の概念もないのでアクションゲームが苦手な方でも安心です。
ピーチの魅力を凝縮
今作はピーチが主役ということで女性の魅力にスポットを当てています。
みなさんはピーチと言えばどんな印象を持っていますか?
クッパにさらわれるお姫様?それとも、天真爛漫で容姿端麗な美女?
色んなイメージがあると思いますが、本作ではそんなピーチが持つ魅力を凝縮しています。
美味しいお菓子を作ったり、フィギュアスケートで抜群の運動神経を披露したり。
過去作で見られた美しさはもちろん、女性としてのカッコよさも堪能することができます。
個人的に惹かれたのが怪盗ピーチです。
怪盗に変身するとワイヤーアクションで縦横無尽に飛び回れるほか、動きも軽快になり、ヒラヒラと宙を舞うかのような振る舞いを見せてくれます。
ピーチはこれまでに数多くの作品に出演しましたが、こんなにもスタイリッシュな姿は見たことがないです。
いやぁピーチってこんなにもかっこよかったんですねぇ。
あとはカンフーの武術にも惚れました!
強烈な蹴りはもちろん、棒に掴まっての回転技やバック転をしながらの蹴りなど、春麗もビックリするほどの蹴り技を見せてくれます。
いやぁピーチさん、もうあなたマリオの助けは必要ないんじゃないでしょうか?w
注意点
ゲーマー向けではない
本作はゲーマー向けではありません。
基本的にはゲームを始めたてのお子さん。もしくはアクションゲームが苦手な方に向けて作られている印象なので、手応えを求めると温く感じる恐れがあります。
もちろんやり込み要素は存在して、キラメキストーンという収集アイテムを集めたり、アクションリハーサルでスコアアタックを楽しんだり。
ゲーマーの方でも手応えを感じられる要素は存在します。
特にアクションリハーサルは一回でも敵に当たると最初からやり直しになるというシビアなバランスになっているので、ハイスコアを更新する楽しさを感じられました。
クリア後も色んな要素が解禁されますし、長く遊んでもらおうという気概は感じられます。
ただそれを加味してもクリアまで10時間。
やり込みを含めても15時間というボリュームはガッツリゲームを遊ばれる方に向けられたものではありませんので、どちらかというとライトユーザー向けに作られています。
それも小さいお子さんを意識していると言いますか、変に大人の方に向けた要素を取り入れていない印象です。
例えば胸やお尻を強調したポーズを取るとか。
そういう露骨な表現は控えめになっているので、セクシーさを求めていると刺激に欠けるかもしれません。
また、ストーリー要素もありますが、基本的にはご都合主義で、意外性や緻密な伏線などを求めると退屈に感じる恐れがあります。
総合的にはお子さんでも安心して楽しめる健全なゲームという印象で、難しいことを考えずに遊ぶのが良いと思いました。
収集アイテムのコンプリートが大変
2つめの注意点は、収集アイテムのコンプリートが大変であることです。
各ステージには「キラメキストーン」「ドレス」「リボン」といったアイテムが隠されています。
「キラメキストーン」は少ないステージですと5個。多いステージですと10個。
「ドレス」「リボン」はステージに隠れているリボンおじさんを助けると入手できます。
そんな収集アイテムですが、全部集めるのはめちゃくちゃ大変です。
ステージのわかりにくい場所に隠されているのはもちろん、ミニゲームで最高ランクに達しないといけなかったり、強制スクロールエリアの取りにくいところに設置されていたり。
初見で全てを集めるのは困難で、繰り返しプレイする必要があります。
個人的に苦戦したのがミニゲームで入手できる「キラメキストーン」です。
ステージの中にはミニゲームが挿入される場合があります。
このミニゲームが曲者で、最高ランクに達しないと入手できない「キラメキストーン」があるんですよ。
その判定がめちゃくちゃシビアで、特にパティシエのクッキングは何十回も繰り返しプレイしてやっと最高ランクに達しましたw
この感覚は「星のカービィ3」の道中で発生するミニゲームを繰り返しプレイしているかのようで、トラウマが蘇ってきましたw
何故かと言いますと、ミニゲームをやり込まないと収集アイテムがもらえないことに加え、多くのエリアが一方通行であることです。
AのエリアからBのエリアへ移動した場合、Aのエリアへ戻れないとか。
そんなステージが大半なので、例えば3個目の「キラメキストーン」を取り逃したと思ったら後戻りができない仕様になっているんですね。
これでステージが短ければ良かったんですが、長いと10分以上もかかるので、最初からやり直すのは骨が折れます。
幸いにもゲームをクリアするのに必要な「キラメキストーン」は半分以下。
「リボン」や「ドレス」に関しては飾りなので、無理にコンプリートを狙う必要はないと思いました。
カービィ3やマリオ本編の場合、収集アイテムをすべて集めると隠しステージやワールドが解禁されるので、こちらは全部集める必要性があると思ったんですけどね。
本作に関してはアルバムの写真や衣装・劇場の飾りといったおまけ程度に留まっているので、すべてを集めたからと言ってゲームの印象が変わるということはありません。
それだったら程よく集めて満足したら終わっても良いんじゃないかと思いました。
ちなみにゲームクリア後は新たな収集要素が解禁されるので、一度クリアしたステージを再びプレイする必要があります。
そういう意味でも1周目は無理にコンプリートを狙うのではなく、2周目以降に出来るだけ集めるスタンスの方が良い気がしますね。
惜しいところ
テンポがイマイチ
全体的にテンポがイマイチだと思いました。
ステージの奥へ進んだらイベントが発生して操作できなくなるとか。
そんなことが頻繁に起こるので、せっかちですと厳しいところがあります。
一部のシーンはスキップできますが、多くはジッと見ていないといけませんので、2周目以降はテンポの悪さが際立っています。
特にそう感じたのが探偵ピーチのステージです。
このステージでは事件の証拠を集めるために聞き込みをしたり、物を調べていきます。
そして、怪しい物に「おみとおしアタック」をするんですが、その演出が長いので、2回も3回も遊ぶ気にはなれませんでした。
ステージ開始時には30秒近いロード時間が発生しますし、もうちょっとテンポよくしてほしかったです。
全体的に繰り返しプレイすればするほど粗が気になってしまう作りなので、アップデートで
- スキップや早送りできる箇所を増やす
- 特定のエリアから再開できる機能を追加する
など、快適に遊べるようにしてくれると嬉しいですね。
もっと繰り返しプレイする楽しさが欲しい
先ほども触れたように、本作は収集アイテムが充実しているので繰り返しプレイする必要性はあります。
ただステージ自体はガチガチの一本道。
使えるアクションも限られているので、マリオやカービィのように同じステージを繰り返し遊ぶ楽しさは薄いと思いました。
せっかく収集アイテムが充実しているのですから、プレイする度に変化するランダム性があったら良かったですね。
一部の背景が変わったり、お菓子のデザインが変化したり。
攻略に支障のない範囲でランダム性があると繰り返しプレイしても新鮮味を維持できるので、そういう工夫が欲しかったです。
プリンセスピーチ Showtime!のレビューまとめ
ここまで「プリンセスピーチ Showtime!」について語っていきました。
簡単にまとめると
- 色とりどりの体験を味わえる良質なアクションアドベンチャーゲーム!
- やり込みをすると苦痛に感じるが、難しいことを考えずに遊ぶ分には楽しい!
といった感じです。
任天堂のゲームらしく手堅くまとまっているので、特にアトラクション的な体験を味わいたい人にはおすすめしたいです。
個人的に仕掛け満載のアクションゲームが好きなので、特に一周目はワクワクしながら遊ぶことができました!
一方で
- 一周目に重きをおいている
- 収集アイテムの隠し方がエグい
- テンポがゆったりしている
ことによって全てを極めるつもりでプレイすると苦痛に感じてしまう恐れがあるので、プレイスタイルによって評価が分かれる作品だと思いました。
この点は開発元の癖が出ている気がしますね。
本作を開発しているのはグッド・フィールという会社で、過去には「ヨッシークラフトワールド」や「毛糸のカービィ」。
最近ですと「豆狸のバケル」を展開しましたが、いずれも収集アイテムを必要以上に盛り込みすぎる癖があります。
ただその多くは着せ替えとか、インテリアとして機能するものなので、
「集めたい人は集めて、そうでない人は無理に集めなくても良いよ」
というスタンスなのかもしれません。
ですので本作もとりあえずアトラクション感覚で遊んで、気が向いた時に隠されたアイテムを集める感じで遊ぶのが良さそうですね。
という訳でちょっといつもよりも注意喚起的な側面が強いレビュー記事になってしまいましたが、基本的には楽しい作品なので、ゆるくアトラクションを体験したい方にはおすすめしたいです!
こんな人には特におススメ。
・ゆるくアトラクションを楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・完璧主義者。
・テンポを重視する人。
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