2019/05/29/7:00 | ゲームレビュー

【レビュー】The Gardens Between(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン) [評価・感想] 時間操作によるパズル要素と心地良い世界観が秀逸なアート!

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2018年9月に配信されたPS4/Switch「The Gardens Between(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン)」のレビューをしていきます。

本作は時間を操作していくパズルアドベンチャーゲームですが、時間操作によるパズル要素と心地良い世界観が秀逸なアートでした!

ゲームデザインと世界観が融合したゲームはアート性が高まるので評論家から高く評価される傾向にあります。

本作の場合はまさにそんな感じのゲームで、プレイしていて感心させられました!

「他にはない面白さ」を求めている場合、プレイする価値がある作品です。

そんなPS4/Switch「ザ・ガーデンズ・ビトウィーン」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※本作は約2,200円のダウンロード専売タイトルになります。

▼このゲームを3行で説明すると?

・時間を操作してArinaとFrendtをゴールまで導いていく。
・Arinaが持っているランタンを点灯させた状態でゴールの台座に収めたらステージクリア。
・Frendtだけが干渉出来る鐘を鳴らすと特定のオブジェクトのみ時間操作出来るようになる。

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良いところ

左右の入力と1つのボタンだけで成立したゲームデザイン

一見するとアクションアドベンチャーゲームのように見える「ザ・ガーデンズ・ビトウィーン」。

ですが、実際にはアクションゲーム的な要素は一切ありません。

というのも本作で動かすのは”キャラクター”ではなく”時間“だからです。

スティックを左に倒すと時間を戻すことが。右に倒すと時間を進めることが出来ます。

すると、画面内に映る人間からオブジェクトまですべてが一斉に動くんです!

どのようにして動くのかは動かしてみるまで分かりません。

だって、プレイヤーが動かしているのは”キャラクター”ではなく”時間”ですから。

しかもスティックを中央に戻すといつでも時間を止めることが可能なので、言ってしまえば動画の再生、逆再生、停止を繰り返しているようなものなんです。

しかし、特定のタイミングでボタンを押すことで一部のオブジェクトに干渉することも出来ます。

この要素がゲームの奥深さをグッと高めていて、左右の入力と1つのボタンだけでゲームデザインを成立させてきたんです!

まさか、たったこれだけの操作でここまでのパズル要素を盛り込めるとは!?

最後までプレイした時、そんな衝撃が走りました。

特定のオブジェクトだけ時間操作出来ることで生まれる奥深さ

主人公の1人であるFrendt。

彼と特定個所に吊るされている鐘が重なった時にボタンを押すと、特定のオブジェクトだけを時間操作出来るようになります。

すると、オブジェクト同士が干渉するタイミングがズレるようになるので、今までは起きなかったことが起こるようになるんです!

例えば磁石はS極とN極でくっつきますよね?

もし、S極とN極がくっつくシーンがあった場合、片方だけの時間を操作出来たらどうなるでしょうか?

タイミング次第ではS極とN極がくっつくのを避けられる運命に出来るかも知れません。

本作ではこのように複数の時間を操作出来ることで生まれるパズル要素が満載で、不思議な感覚を味わうことが出来ました。

スタートからゴールに向かうにはここで挙げたようなパズル要素をクリアしないと障害物によって行く手を阻まれるでしょう。

ランタンを使った謎解き要素

謎解き要素でもう1つ触れたいのが、もう1人の主人公であるArinaが持つランタンについて。

各ステージをクリアするにはArinaが持つランタンを点灯させた状態で台座に収めなければなりません。

しかし、ステージ上に潜む様々な障害物によってランタンを常に点灯させたまま移動することは出来ないようになっているんです。

普通に時間を操作しているだけではランタンを消灯させる闇にぶつかってしまうかも知れませんし、点灯したランタンを持ったまま進むと霧の足場が消えて進めなくなってしまうかも知れません。

そこで重要になってくるのが、各地点に設置された台座

この台座にはランタンを設置することが可能なうえ、時間を操作すると別のところに台座がジャンプすることもあるんです。

上手く活用すれば障害物を避けられるようになるかも!?

ユニークなギミックの数々

特定のオブジェクト”だけ”を時間操作することで変化する運命。

ランタンの点灯と消灯によって変化する仕掛け。

本作ではこれらの要素を組み合わせたギミックが数多く用意されていますが、中には「おぉ!」と感じるようなものがありました。

個人的に印象的だったのが、「スーパーマリオブラザーズ」を彷彿させるゲーム的な演出。

とあるステージではランタンを収められる台座がゲームの世界に入ってしまうんですが、そこでも時間を操作することが出来るんです!

上手く操作すればクリボー(のような敵)を倒せるかも知れませんし、逆に倒されてしまうかも知れません。

それ以外にもトリックアート的な仕掛けやカップ&ボール的な仕掛けなどゲームの特性を活かしたギミックが満載で、プレイしていて感心してしまいました。

ノスタルジックな世界観

本作の舞台となっているのは、異世界の島。

ここには主人公のArinaとFrendtの記憶の断片が浮かんでいます。

その多くは日常生活で見られる家具が中心なので、ノスタルジックな感じがしました。

ノスタルジックな印象をさらに強調させるのが、色使いと環境音。

基調となっている色は緑と青を融合させたような感じで、環境音は心を包み込んでくれるような優しさに溢れています。

おかげでプレイしている時はどこかで心地良い印象が残りました。

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個人的に合わない&気になったところ

パズルゲームならではのもどかしさ

パズルゲームといえば解法が分からない時にイライラしますよね?

本作もその辺りは例外ではなく、同じところに5~10分も足止めさせられてイライラすることがありました。

その分、謎が解けた時は気持ち良いんですが、解法は基本的には1種類なので時には窮屈さを感じるかも知れません。

全体のまとめ

時間の操作にちょっとした干渉要素を加えたパズルアドベンチャーゲーム。

簡単な操作形式からは想像も付かないほど多彩なパズル要素が満載で、イノベーション大賞を挙げたくなる作品。

世界観もゲームデザインとよくハマっていて、アート的な側面が強いことから何かしらの賞を受賞してもおかしくないほどのポテンシャルを感じます(※)。

※実際、東京ゲームショウ2018 センス・オブ・ワンダーナイト 「Best Technological Award」などを受賞している。

グラフィックに力を入れすぎたのか価格の割にボリュームは控えめですが、雰囲気ゲー的な部分を考慮に入れたら価格相応に感じます。

個人的に凄く楽しめたので、クリアした時は「もっとプレイしたい!」って思いました。

時間操作によるパズル要素と心地良い世界観が秀逸なアート!

こんな人には特におススメ。
・パズル好き。
・ノスタルジック好き。

こんな人にはおススメできない。
・パズルが苦手な人。

The Gardens Between(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン)/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約5時間

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PS Nintendo
Xbox その他

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コメント広場の住人(4)

  1. ホンマ?トモフミ より:

    こういうゲームってまたキャラを動かして探索して、不思議な世界観を堪能するもんでしょと思いがちですが、時間を動画のように操作するという点が光る一作ですね。

    トレーラー映像を見るといろんな賞をいただいてるみたいでびっくりしました。

    • kentworld より:

      個人的に時間を操作するゲームが好きなので、本作ではその部分を存分に堪能出来るのが嬉しかったです♪

      このゲーム、何気に高く評価されていて、これからジワジワ広まるかも!?

  2. 匿名 より:

    これ買いました!
    なんか変なゲームだぞ、というのでやってみたら確かに変なゲームw
    謎解きがメインですが自分が操作できないので行動が読めないのは新鮮でした
    一方でアクションの種類が限定的で謎解きのバリエーションがどうしても限られてくるため、ある程度進めてしまうと解き方が比較的類推しやすくややマンネリ化してしまうのが気になりました
    謎解きのカタルシスが低下するのでちょっと作業的になっちゃうんですよね
    ストーリーてぐいぐい引っ張るタイプでもないので、合わない人もいると思います
    雰囲気ゲーが好きな人には良いかも?

    • kentworld より:

      購入されましたか!?

      個人的には単調になる前に終わってしまった感があるので、むしろ、もうちょっとステージ数があっても良いかなと思いました。

      ただ、ストーリーが文字で語られることはなく、淡々とステージをクリアしていく形式なので、合わない人はいるでしょうねぇ。

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