

タイタンフォール 2/PS4 / Xbox One
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2016年10月に発売されたPS4/Xbox One「タイタンフォール 2」のレビューをしていきます。
本作は戦闘ロボット「タイタン」のパイロットとして活躍するFPSシリーズの2作目になりますが、キャンペーンモードが最高過ぎました!
キャンペーンモードとは、マルチプレイ重視のFPS/TPSにおけるストーリー形式のゲームモードになります。
多くのFPS/TPSではマルチプレイの練習試合にストーリーを加えたような位置付けで、あまり重要視されていません。
その傾向はPS4/Xbox One時代に入ってからはさらに強まり、タイトルによってはキャンペーンモードを廃止するケースも見受けられました。
前作となるXbox One「タイタンフォール」もその1つで、オンラインマルチプレイ専用タイトルになってしまったんですよ。
一応、キャンペーンという名のモードもありますが、マルチプレイモードのマップにストーリー要素を加えただけのまがい物でしたw
なので今回レビューするPS4/Xbox One「タイタンフォール 2」のキャンペーンモードも期待していなかったんですよ。
ところが実際にプレイしてみると期待を遥かに上回る完成度だったんです!
どのくらい高い完成度なのかと言うと、過去10年に発売されたFPSの中では最高峰と言っても良いくらい。
「まさか、こんなにも素晴らしい出来だったとは!?」
ボリューム的には少なめですが、FPS好きであればプレイする価値がある作品です。
ここからはそんなPS4/Xbox One「タイタンフォール 2」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 戦闘ロボット「タイタン」を操縦して戦うFPS。
- ロボットから降りて戦うこともできる。
- パイロットはウォールランや2段ジャンプなど運動能力が優れている。
初リリース日 | 2016年10月28日 |
対応ハード | PS4/Xbox One |
ジャンル | FPS |
売上 | 初週2.1万本/累計4.9万本(PS4) |
推定クリア時間 | 5~6時間(キャンペーンモード) |
発売元 | エレクトロニック・アーツ |
目次
良いところ
ド派手なロボットバトル
「『タイタンフォール』は他のFPSと何が違うのか?」
そんな質問が飛び込んできた場合、ぼくはロボット(タイタン)に乗ってのド迫力バトルを挙げます。
本作で操縦できるロボットの戦闘力は生身の人間とは比べ物になりません。
ガトリングガンによる乱れ撃ち、ブーストによる高速移動、抜群の攻撃力を誇る様々な兵器 etc…
このようにロボットの戦闘能力はインフレ化しており、敵兵を無双することが出来ます。
これが非常に爽快で、同時にワクワクしました!
だって、大型ロボットらしく重量感があるうえにド派手な技を繰り広げられるんですよ?
あまりにもカッコいいので、心のなかで「必殺技○○!」と唱えたくなりました!
そんな興奮をさらに高めてくれるのがキャンペーンモードに登場するボスロボット。
ボスロボットはパイロットが操っているんですが、登場シーンではわざわざコックピットから顔を出して煽ってくるんですよ。
それがロボットアニメを彷彿とさせてくれてテンションを上げてくれるんです!
リアリティの追求という意味ではおかしな演出かもしれませんが、ぼくは好き。
縦横無尽に動き回れるパイロットのアクション
このように本作は戦闘ロボット「タイタン」のアクションが大きな特徴となっていますが、パイロットのアクションも見逃せません!
というのもパイロットは非常に便利な特殊能力を備えているからです。
壁を一定時間走り続けられるウォールラン、壁を蹴り上げてジャンプする壁キック、空中でもう一段飛べる2段ジャンプ。
さらには分身、半透明化なんて特殊能力もあるので、チートと言っても良いくらいw
キャンペーンモードではこれらのアクションを活かしたギミックが満載なので、まるでアスレチックをプレイしているかのようでした!
2段ジャンプ+壁キックを使って谷の奥へ進む。
2段ジャンプをしながら時空を切り替えて足場を作る。
こんな感じでビックリ仰天な仕掛けが息つく暇もなく次から次へと出て来るので、非常に刺激的な体験を味わえます。
FPSと言えば銃撃戦ばかりが前面に押し出されますが、本作はアスレチックアクションゲームとしても秀逸です。
広大なレールフィールドを目まぐるしく進んでいく気持ち良さ
このように本作で操作することになるロボット&パイロットは戦闘能力がインフレ化しています。
もはやリアル系FPSでは規格外と言えるくらいw
でも、戦闘能力がインフレ化しているとすぐにキャンペーンモードをクリア出来てしまいそうですよね?
そこが本作の凄いところで、操作することになるロボット&パイロットの戦闘能力に合わせてフィールドが規格外と言えるほどの広さを誇るんです!
進行ルートこそは一本道で道なりに進んでいくだけではあるんですよ。
でも、FPSのキャンペーンモードにありがちな壁に隠れてのドンパチをやるシーンがほとんどないので、非常にテンポ良く奥へ奥へと進むことが出来ます。
そのスピード感はまさにジェットコースターと言っても良いほど。
本作が発売されるまでの10年間、数多くのジェットコースター体験を味わえるFPS/TPSが発売になりました。
代表的なのが2007年に発売されたPS3/Xbox 360「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」。
同作のキャンペーンモードはスピード感のあるストーリー体験に全振りしており、アクション映画の主人公を一人称視点で体感できるゲームとして世界中で大ヒットを記録しました。
しかし、そんな凄い作品でも壁に隠れてのドンパチでテンポを崩しているシーンが散見されたんですよ。
それだけに「タイタンフォール 2」がその壁をぶち破ってさらなるスピード感を実現させたことに称賛を讃えたいです。
ゲームクリアは6時間程度で済みますが、用意されているフィールドのボリュームは半端無く、実際のプレイタイムを大きく上回る圧倒的な充実感を味わえます。
※あくまでも難易度ノーマルでの話です。
人間とロボットの絆を描いた感動的なストーリー
このように圧倒的なスピード感を誇る本作のキャンペーンモードですが、素晴らしいのはゲーム体験だけではありません。
そこで繰り広げられるストーリーも最高なんです!
テーマは人間とロボットの絆。
主人公のジャック・クーパーはひょんなことから戦闘用ロボット「BT-7274」(通称BT)の操縦権を入手して様々なミッションをこなすことになります。
SF系ではありがちなので、最初はなんとも思いませんでした。
でも、BTと共に困難を乗り越えていき、道中でコミュニケーションを取ることで次第に感情移入をするようになったんです。
BTは意志があり、移動時などには様々な会話を繰り広げてくれます。
時には選択肢が挿入されて自分の意志を伝えることができるので、よりBTへ感情移入ができるようになっているんですよ。
そんなジャックとBTですが、時には離れ離れになり、単独行動を余儀なくされます。
これがとても良いアクセントになっていて、BTの大切さを痛感出来ました。
極めつけはエンディング!
具体的には書きませんが、きっと、最初から最後まで通してプレイしたからこその感動が待ち受けていることでしょう。
正直なところ、本作にここまで凄いキャンペーンモードが収録されているとは思いませんでした。
前述の通り前作のキャンペーンモードはマルチプレイモードのマップ&ルールで試合をしながらストーリーが展開されるだけでしたから。
その流れからこのような濃密で大迫力なゲーム体験を味わえるキャンペーンモードを持ってくるとは驚きました。
独自要素が満載なマルチプレイモード
ここまでキャンペーンモードを中心に語ってみましたが、マルチプレイモードも魅力的な内容となっています。
基本は「コール オブ デューティ」シリーズのマルチプレイみたいに小規模なマップでのバトルではあるんですよ。
しかし、前述の通り本作はパイロット、ロボット共に能力がインフレ化しているので、従来のFPSとは比べ物にならないくらい派手なバトルを楽しめるんです。
個人的にお気に入りのルールは消耗戦と賞金稼ぎ。
消耗戦は基本的なゲームルールで、敵を多く倒したら勝ちとなります。
面白いのが、ポイントを溜めることでロボットを呼び出して戦えるシステム。
ロボットの方が戦闘能力が高いので、いち早くポイントを溜めることに面白さを感じられました。
賞金稼ぎは敵を倒して賞金を稼いでいくというルール。
なんですが、
- 賞金首を倒すとより多くの賞金が手に入る
- 特定の場所に設置されているバンクにアップロードしないと賞金はポイント化されない
といった追加ルールによって独特な面白さを生み出しています。
このようにユニークなルールを用意しているうえでカスタマイズやレベルの概念も存在するので、人によってはキャンペーンモードそっちのけで楽しんでしまうことでしょう。
タイ・タン・フォール!!!
ロード時間が早い
グラフィックが描き込まれたフォトリアル系のゲームはロード時間が長い傾向にあります。
ところが本作の場合、全体的にロード時間が短いので驚きました!
多くのゲームではキャンペーンモード再開時、リトライ時、ミッション選択時に長いロード時間が発生しますよね?
本作の場合はほとんど待ちませんし、マルチプレイモードで復活にかかる待ち時間もほとんどないのでサクサク楽しめます。
マッチングも人が多いサーバーだったら比較的すぐにヒットするので、特に気になりませんでした(※2016年末時点での話です)。
この辺りは当たり前のようで出来ていないタイトルも多いだけに素晴らしい!
※あくまでもPS4 Proでプレイしたうえでの話です。
惜しいところ
全体的にアッサリ
濃密な体験ができるキャンペーンモードですが、全体的にアッサリしているのは否めません。
特に気になったのがボス戦。
せっかく魅力的なキャラクターなのにいざバトルになったら割とあっけなく倒せてしまったので、それぞれの印象が残りにくく感じました。
欧米人が嫌いそうな手法ですが、ここは多少冗長にしてある程度ダメージを与えたら短いイベントシーンを挿入して第二形態になるなどの演出が欲しかった。
日本のアニメをリスペクトしているのだったら尚更。
全体のまとめ
独自のアクションやロボットバトルによってFPSのキャンペーンモードを次のステージに持ち込んだ歴史的に残る作品。
マンネリが進んでいたFPSがPS4/Xbox One世代になったことで次から次へと新境地を開拓した作品が現れていますが、本作はその中の1つとして挙げても良い作品です。
正直、ここまで素晴らしい作品だとは思わなかったので発売日の購入はスルーしてしまいましたから。
そもそも、本作の発売日前後には「バトルフィールド1」「コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア」といったPS4/Xbox One向けのFPSが発売になっていたので、ぼくはそちらを選択しました。
ところが発売から少し経ってから周りの友人が「今作のキャンペーンモードは最高だ!」と大絶賛していたので、彼らを信じて手を出してみたんです。
するとまあ面白いこと!
マルチプレイも良いですが、かつてないほどのジェットコースター体験を味わえるキャンペーンモードだけでもプレイする価値があります。
FPSのキャンペーンモードを次のステージに持ち込んだ歴史に残る作品!
こんな人には特におススメ。
・ロボット好き。
・FPS好き。
・濃密な体験が好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・3Dアクションが苦手な人。
・3D酔い耐性がない人。
タイタンフォール 2/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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タイタンフォール1はオンライン専用だからちょっと最初の部分をやったくらいで終わらせちゃいましたけど、タイタンフォール2はキャンペーンあるんですね。ならまだ敷居は低いかな。
マルチプレイをするにはXboxゴールドメンバーシップを買わないといけないし、今自分は無線でつなげてるので優先にした方がいいかもしれないとちょっと面倒なんですよね。
でも、いつかマルチプレイもやるかもしれないですね。いつになるやらwww
そういえば、タイタンフォール2はPS4版を買ったんですね。