2015/08/11/20:00 | ゲームレビュー

ヨッシーウールワールド【レビュー・評価】久しぶりに現れた万人が楽しめるヨッシーの良作!

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ヨッシー ウールワールド/Wii U(通常版) / (amiiboセット) / (ダウンロード版)

2015年7月に発売されたWii U「ヨッシーウールワールド」を今回はレビューします。

Wii U「ヨッシーウールワールド」は「スーパーマリオ」の人気キャラクター、「ヨッシー」が主人公の2Dアクションゲームです。

開発は「がんばれゴエモン」シリーズのスタッフをメインに構成されたグッドフィールが担当。

良いところ

毛糸の世界観

WiiU_screenshot_TV_0131F

本作をプレイしてまず目に入るのが、毛糸のグラフィックです。

同社のWii「毛糸のカービィ」でも手触り感のあるグラフィックを再現していましたが、HD機であるWii Uソフトとして発売された本作はさらにパワーアップして細かい糸がくっきりと見えます。

また、炎や水の表現も毛糸で再現しており、芸術と言っても良いくらい。

紙で出来た世界が舞台の「ペーパーマリオ」シリーズといい、こういったいかにも作り物の世界観は温かみがあって良いですね。

「ヨッシー」シリーズでは定評のあるBGMは、生演奏が印象的でした。

でも、メロディ自体は大人し目でSFC「ヨッシーアイランド」やN64「ヨッシーストーリー」のように強烈な個性は感じられないな。

これまで以上にカラフルな世界観

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原色の毛糸がベースになっているという事で、これまで以上にグラフィックがカラフルに感じました。

暗い色がベースになったフォトリアル系のゲームが増えているだけに、ここまで原色が目立つゲームは新鮮です。

ヨッシーの柄はamiiboとの連動を含めて100種類以上用意されているので、「今日はどんな柄のヨッシーを選択しようかな?」とファッション感覚で操作するヨッシーを選択するとより楽しめますよ~。

探索要素が強い

WiiU_screenshot_TV_0131F

「ヨッシー」シリーズは探索要素が強い事が特徴となっています。今作も例に漏れず、探索要素はかなり強いです。

収集アイテムとしては各ステージごとにハッピーフラワー5個、ハンコワッペン20個、クラフトウール5個を用意。

さらに完全クリアするためにはハートを集めて体力を最大の状態にしなければならず、初見でパーフェクトクリアは至難の技となっています。

探索はかなり積極的にやりましたが、1-1ですら初見ではすべての収集アイテムを見つける事が出来ず、探索難易度としては「ヨッシーアイランド」を上回るレベルです。

収集アイテムが隠されて居る場所としては、毛糸の結び目があるところ。

近づくと中が透けて見える隠し通路。何も無いところに出現するハテナ雲の中など。特に多いのが、何も無いところに出現するハテナ雲。

シリーズではお馴染みの隠し方法ですが、今作ではこれが異常なくらい多く、少しでも怪しいと思った場所はジャンプなどをして探す必要があります。

わき道の数は、近年の任天堂製2Dアクションゲームらしく半端ないくらいありました。

真っ直ぐ進む場合はそんなに時間はかからないんだけど、収集アイテムが隠されたわき道を探しているとかなりの数があるからクリアに時間がかかってしまいます。

誰でも遊べるバランス調整

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序盤は難易度がかなり低く、ゲームに慣れていない人でも安心してプレイ出来ます。

救済措置も色々あって、例えばいつでも空飛ぶヨッシーを操作出来る「エンジョイモード」に切り替えれたり、ビーズを使っての「パワーアップバッジ」を購入してアイテムを使い放題に出来たり、体力が減りにくくなったり、amiiboを使ってお助けキャラを召喚したりと、いくらでも難易度は下げることが可能です。

その一方ですべての収集アイテムを見つけようと思ったら前述の通り歯ごたえを感じられ、条件を満たすと出現する隠しステージの場合はクリアするだけでも困難な難易度調整なので、上級者でも満足に楽しめます。

隠しステージは過去作品と同じくチェックポイントが無いためミスをすると最初からやり直しという絶望感を味わえますし、何より登場するギミックが敵キャラクターの特性を応用した捻ったものだったりと、「ヨッシーアイランド」に通じる歯ごたえを感じるんですよね。

この歯ごたえがまた絶妙で、「こんなの無理か!」、「理不尽だ!」とまでは言えないところが素晴らしい!

「ヨッシーアイランドDS」の場合は高難易度と理不尽をはき違えていたので。

最近の任天堂ゲームに多いパターンなんですが、救済措置があるからこそ難しいところは難しく出来ているんですよね。

ヨッシーアイランドのオマージュが満載!

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今回はグラフィックが毛糸調になっているという事で、これまでの「ヨッシー」シリーズとはゲーム性が異なるように感じると思います。

実際には「ヨッシーアイランド」から大きく変わっておらず、ふんばりジャンプ、タマゴ投げ、ヒップドロップといったお馴染みのアクションは登場して敵キャラクターもヘイホー、カチカチくん、つむじくん、ドンブリなど、見たことあるのが目立っています。

アイテム、ギミックも「ヨッシーアイランド」で見られたものが多く、同作品をプレイした人は懐かしさを感じられる事でしょう!

僕もおサルさんがあらゆる手段で邪魔してくるステージや、最終ステージでは20年以上前にプレイした「ヨッシーアイランド」を思い出して懐かしくなりました。

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個人的に合わない&気になったところ

ややマンネリ感が強い

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良いところでも挙げたように、本作は「ヨッシーアイランド」を踏襲している部分が多いです。

それは同作品をプレイした人からしたら懐かしさを感じられるのですが、同時にマンネリ感を持ってしまう事もありました。

巨大化して大暴れしたり、変身して2Dシューティング風のゲームが楽しめたり、傘に変身してブラブラしたり、毛糸のタマゴを使った謎解きが用意されていたりと本作ならではのギミックもありますが、半分以上は「ヨッシーアイランド」から持ってきているだけに、どうしても同作品の焼き直し感はあります。

しかも、本作が発売される1年前には3DS「ヨッシーNewアイランド」が。8年前にはDS「ヨッシーアイランドDS」が発売されているので尚更。

これらの作品とは違ってグラフィックが毛糸調になり、ゲームシステムも少し変化しているので、マンネリ度はそこまで高くはないんですけどね。

ビーズを集めるモチベーションが弱い

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ステージの至る所に転がっている「ビーズ」。これの使い道がパワーアップバッジしかないのは疑問に感じています。

パワーアップバッジって初心者向けの救済措置な訳で、「ビーズ」を積極的に集める上級者にとってはほとんど必要ないと思うんですよ。

もし「ヨッシーウールワールド」が成長要素の強い作品で使わなければ敵に勝てないバランスだったら分かるんですが、そうではないだけに「ビーズ」を集めるモチベーションがイマイチ出てこないんですよね。

この辺は疑問に思いました。本作は残機制を廃止しているのでその代替えなんでしょうが、
アイテムを集める事で挑戦出来る回数が増えるのと、公式チートアイテムで楽が出来るようになるのでは似ているようで全然違いますから。

出来れば「パワーアップバッジ」以外にも「ビーズ」の使い道が欲しかった。例えばおまけ要素を解禁させるようにするとか。

振り返ってみるとグッドフィールはユーザーのモチベーションを高めるやり込み要素を作るのは下手で、Wii「毛糸のカービィ」でもご褒美が女の子しか喜ばないような部屋に飾れる布だったり、Wii「ワリオランドシェイク」でもステージの収集アイテムコンプリートのご褒美がサウンドテストのBGM1曲だけだったりと、毎回、ご褒美がショボイんですよ。

色んな柄のヨッシーが存在する意義が薄い

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良いところでも挙げたようにヨッシーの柄はamiiboとの連動を含めて100種類以上用意されています。それぞれ選択出来るのは良いのですが、あまり意味を感じられませんでした。

もし、本作がオンライン対応ゲームで色んな人とコミュニケーションを取れるのであればまだ分かるんですけどね。

また、別売りのあみぐるみヨッシーを使った連動も微妙でした。

あみぐるみヨッシーを連動させる事でヨッシーを2体同時に操作出来るという擬似的な協力プレイが可能になるのですが、2体とも同じ動きをするのでややこしく、確かに難易度は下がりますが、同時にストレスを感じられて積極的に使いたいとは思いませんでした。

観賞用としては良いけど、ゲームの特典は微妙だなぁ。この辺りもグッドフィールらしいというか。

全体のまとめ

まだ「ヨッシーアイランド」と比べたら劣るところ(BGM等)はありますが、歴代シリーズ作品の中では上位に入る水準の作品で、ようやく「ヨッシー」シリーズも持ち直してきたと思いました。

久しぶりに現れた万人が楽しめるヨッシーの良作!

こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・癒されたい人。

こんな人にはおススメできない。
・完璧主義すぎる人。

ヨッシーウールワールド/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆ 星8個
プレイした時間・・・約16時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

 

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